掲載日:2023年2月22日

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宮城県知事記者会見(令和5年2月20日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)。

仙台医療圏の病院の再編に係る協議確認書の取り交わしについて

村井知事

仙台医療圏の病院の再編に係る協議確認書の取り交わしについてになります。

県では、政策医療の課題解決を図るため、仙台赤十字病院と県立がんセンターの統合及び東北労災病院と県立精神医療センターの合築について、これまで各病院の設置者である日本赤十字社及び独立行政法人労働者健康安全機構と協議を進めてまいりました。このたび各設置者と新病院整備の方向性に係る協議事項について確認書を取り交わしましたので、お知らせをいたします。

まず「1確認書の位置付け」についてですが、現時点で医療機能等に関する協議を通して共有できた認識のほか、今後、詳細を検討する必要がある協議事項を確認したものであります。

次に「2確認内容」についてでありますが、「(1)協議方針」では、今後は県立病院機構や各病院を協議に加えて、令和5年度中に具体的な病床規模や診療科などの新病院整備の方向性について合意を目指すことになりました。従いまして、今まで「基本合意」という表現を使っておりましたけれども、これは基本合意ではございません。今後、新病院の方向性について合意を目指すということを確認した文書ということになります。

次に、「(2)新病院の位置付け」についてでありますが、政策医療の課題解決を実現するため、他の医療機関との役割分担を踏まえながら、必要な機能を確保することを目指します。

次に、「(3)運営主体」についてでありますが、丸1の仙台赤十字病院と県立がんセンターの統合による新病院につきましては、診療機能を適切に提供できることなどを考慮し、協議を進めます。

また、丸2の東北労災病院と県立精神医療センターの移転・合築による新病院については、それぞれ従前のとおりとすることを前提といたします。

次に「(4)立地場所」についてでありますが、名取市及び富谷市からそれぞれ提案のあった候補地を最有力とし、協議を進めます。

なお、確認内容の詳細につきましては、別添の確認書の写しをご確認願います。

「3今後について」でありますが、協議事項について設置者同士で確認し、そのことを皆さまにお示しできたという点で、一定の成果が得られたものと考えております。

今後、確認書に掲げた内容を協議した上で、来年度中の合意を目指します。

引き続き、県民の利益につながる病院となるよう、鋭意協議を進めてまいりたいと考えております。

私からは以上でございます。

Q

まずお聞きしたいのは、いわゆる基本合意ということではないというふうに明言されたが、今回、目指していた基本合意に至らず、確認書という形で確認、協議についての進ちょくや今後について確認されたということの意図、それからこういう形になった理由について聞かせてほしい。

村井知事

令和3年9月の協議開始以来、様々な事項について協議を重ねてまいりましたが、現時点において、県から提案してきた医療機能等に係る協議を通して共有できた認識のほか、今後詳細を詰める必要がある協議事項を確認したということでございます。時間的にまだ足りなかったというのが最大の理由です。特に大きな弊害があったというわけではございませんけれども、お互いそれぞれ考えることがありますので、そこについてまだもう少し時間が必要だということです。

ただ、今まで、県民の皆さま、議会、マスコミの皆さんに対しまして、今年度中に基本合意を示したいということを言っておりましたので、今年度中、特に県議会の代表質問が始まる前にここまで話が進んでいたということを、まず皆さんにしっかりとお示しをしたいと考えたということでございます。来年度中の合意を目指して、さらに踏み込んで協議をしてまいりたいと思っております。

Q

知事はこの状況についてどうお受け止めになっていらっしゃるか。

村井知事

今まで私が一方的に、こういうことを考えている、こういう話合いをしていると言っておりましたけれども、日本赤十字社であったり労災機構さんがどういう考え方を持ってどうしようとしているのかということについては、私はこの場で一切議会でも県民の皆さんに対してもお話はできなかった。それは当たり前ですけれども、相手の考え方を私が言うわけにはいかないということでありましたけれども、少なくとも今日からは、日赤さんも労災さんもこういう考え方を持ってこういう協議をしようとしているということをはっきり言えるようになりましたので、これをもってだいたい考え方が皆さんにはっきりと、両病院もこう考えていますということをはっきり言えるようになりましたので、今日からは、ここからはいろいろな関係者の皆さんとこれを前提にお話合いができるような環境になったと思います。そういった意味では非常に大きな前進ではなかったかと思います。

Q

2点ほどご確認というものを含めてお伺いしたいが、来年度中の合意というのは、いわゆる知事はもう最終合意と、そういう意味合いでおっしゃっているのかどうかという点をまず確認したいのと、もう1点、ちょっと連携した質問になるが、基本合意というのは、先ほど確認書は基本合意ではないというふうにおっしゃったが、今年ぐらいからしたいと言っていた基本合意は事実上先送りする形となったという認識でまずよろしいのか、この2点。

村井知事

まず、この間まで私が言っていたのは、場所、それから病床数、診療科といったようなものを合意をして、こういう形の病院を造るということをお話をするということでありましたけれども、ここまでは至らなかったという意味では先送りということになると思います。

そして、来年度中の最終合意がどういうものなのかということについては、今の段階では明言は避けたいと思います。できるだけ細かいところを詰めて次のステップに進んでいると思いますが、今後、関係者の皆さんといろいろご意見を聞かなければいけませんので、そういった意味では、次の段階でどういう形の合意の形になるかということについては、そのタイミングになれば皆さまにお示しをしたいと思います。

Q

確認書の中身を拝見すると、契約書は法的拘束力を有さないとか、精神病院のほうには、令和5年度、合意に至らないときは、協議の上、確認書を解除できるというような、ちょっと含みを持ったような書きぶりがあるかと思う。ここまで書き込んだという理由を教えてほしい。

村井知事

これは私どもではなくて、両病院が、日赤さんと機構が非常にここは書き込むべきだという主張をされたということです。こういったようなものは何かあったときには最終的には訴訟問題にまで行きますので、しっかりと、これは法的拘束力はありませんよということです。今までずっと話し合ってきたのを文書にまとめたものでありますので、私としてはこれで問題ないだろうと判断いたしました。従って、前には進んではおりますけれども、立ち止まることも、あるいは元に戻ることも、なくなってしまうこともあるということだと認識していただきたいと思います。

Q

今年度一番最初の会見の時点で、今年度の当初予算で調査費のコンサル費を盛ったとかというところがあったので、今年度の一番最初の時点で、できるだけ今年度の早いうちに合意に至りたいというようなタイムスケジュールを示されていたかと思う。今年度だと、5月には用地、名取、富谷、それぞれ両市から候補地の提示みたいなこともあった。県とか市ベースだと物事は進んでいたように見受けられるが、民間の病院との協議の中の難しかった点というのは、今振り返るとどのように考えるか。

村井知事

いろいろな面があると思います。これは私が先方の代わりに言うのはちょっとはばかるんですけれども、客観的事実ではなくて、私どもが考えていることということで受け止めていただければと思いますが、例えば、資材費が今すごく上がっていますので、恐らく建設コストが相当上がっているということ。それから、当然両病院ともコンサルを入れて、宮城県も入れて調べていますけれども、いろいろ調べてもらって、課題等が抽出をされて、それをどう解決すればいいかということをお考えであるということ。また、当然どちらも職員を抱えておりますので、その職員の皆さんの考え方というものをさらに聞かなければならないというような、そういういろいろな事情があって、当然時間がかかっていたのではないかなと思っています。

私は選挙の公約でも掲げておりますので、できるだけ早く前へ進めたいと思っておりますけれども、今までいろいろなところから関係者の意見をもっとちゃんと聞きなさいと言われていたんですけれども、こういうものがない限りはなかなか、県の単独事業ならばどんどんいろいろな人のご意見を聞けるんですが、相手のあることなので、勝手に聞いてお話をすることもできなかったんですね。今回この確認書が出たおかげで、いろいろこれから、賛成している人も反対している人もいると思いますので、そうした人のご意見を聞くことができるようになりましたから、そういった意味でよかったのではないかなと思っています。

Q

そうすると、この確認書がなかったことによって、今までというのは意見を伺ってそれを反映しますということも言いづらかったということか。

村井知事

そういうことですね、はい。言えないということではないですけれども、言いづらかったということですね。

Q

まず幾つか確認したいことがあるが、今後の協議には、県立病院機構というのがあって、二つの病院が加わるということだが、県立病院機構のアンケートなんかだと知事のお考えに反対のほうが多かったりして、今後の協議がなかなか難しくなるのではないかと思うので、その点はどう見ていらっしゃるのかというところを確認したい。

村井知事

今後、精神医療センターについては県が合築ということでやりますのでお話を聞きますけれども、がんセンターと日赤さんについては、これから運営主体がどうなるのかといったようなことも協議をしていきますので、まずは、当然、大切な職員をどうするかということについては、具体的なものがだんだん見えてまいりましたので、ひざ詰めで今後話し合うことになると思います。

Q

確認書の中で、日赤との間には県から提案された精神科外来機能について協議を進めるという項目が入っていて、これは前からいろいろと話があったサテライト機能のことなのかなと思うが、これを県として強くやっぱりこういうのを設けてほしいと要望したということか。

村井知事

サテライトではなく、今度新しくできる日赤とがんセンターの、日赤とがんセンターの話ですよね。日赤とがんセンターが名取に造る新病院については、今まで日赤さんが持っていなかった精神科外来の機能を持っていただけることをお願いしてまいりまして、それについては協議の中に入れていいですよと今回なりましたので、文書ではっきりと組み込んだということでございます。

Q

確認だが、県立精神医療センターの移転に伴って、今通っていらっしゃる患者さんたちのケアの一環ということで理解していいのか。

村井知事

はい。今通っておられる患者さんだけではなくて、これから精神科の外来に通わなければならなくなる、そういう病気になる方もおられると思いますので、今おられる方、そしてこれからそういった病気になる方のために、精神医療センターが果たしていた役割を考えまして、外来機能があったほうがいいだろうと考え、日赤さんにお願いをしてまいりました。

ただ、外来機能があれば全てうまくいくかというと決してそうではなくて、例えば訪問看護であったりデイケアであったり、こういった役割も精神医療センターが担ってまいりましたので、全て日赤さんに丸投げするということでないと思っております。今後の話合い次第ですけれども、よく精神科の病を持っている方の思いというもの、健常者である私なんかはなかなか分かりづらいと思いますので、より寄り添ってしっかりご意見を聞いて、少しでも安心していただけるようにしていきたいと思います。

しかし、外来機能が近くなるということは非常に安心感につながるのではないかなと思います。ただ、これは決まったことじゃないですからね。これに向けて協議を進めるという、それが文書に出たということでございますので、これが実現するかどうかもこれからだということであります。

Q

日赤さんとの確認書の中では、先ほどの法的拘束力とかのところで、法的拘束力のある合意書が別途締結されない限りというふうな文言があり、来年度中を目指している最終的な合意というのは、何か法的拘束力のある文書というのをあらためて交わすという見通しということで理解していいのか。

村井知事

まあそういうことですね。来年度に向けては、かなり踏み込んだ合意書、これになるともうぐっと前に進み出す、具体的な設計といったような話になっていく可能性もあるということですね。その可能性があるということです。

Q

確認書を拝見させていただいて、設置場所のことについてお伺いしたいが、例えば労災病院と精神医療センターの話だと、富谷市の明石台地区を前提としてという表現になっていて、県立がんセンターと仙台赤十字病院のほうだと、最有力候補地としてという表現があるが、先ほど確認書があるということで今後は話ができるということだったが、この温度差について、先方がどれぐらい前向きなのかというところを含めてだが、この表現になったところについて教えてほしい。

村井知事

これ一つ取ってみて、ここまでどれだけわれわれが相互に意見交換をしたか、お互い苦労して作り上げたかというのが分かっていただけるかと思います。同じような意味なんですけれども、表現がそれぞれ筆が入ってこう変わったという。たたき台は、こんな感じでとわれわれが作ったのは同じ文章です。それが筆が入ってここまで変わったということです。ただ、言っていることはそんな大きく変わらないと私は受け止めております。

Q

もうひとつ確認させていただきたいが、この確認書の取り交わしについては、知事ご自身としてはというふうになるのかもしれないが、各病院さんそれぞれ詰めて、前向きなとにかく確認書というふうに受け止めていらっしゃるということでいいのか。

村井知事

はい、そのように受け止めております。やる気がなければ向こうで止まっていたと思いますので、こういう確認書を、しかも私と社長、私と理事長が交わした文書でありますので、非常に重い意味は持っているだろうと思います。ただし、これをもって必ずやらなければならないという、そういった拘束力はないですよということですよね。いつでも引き返すことができるという確認書という受け止めをしていただきたいと思います。

Q

今、引き返すことができますとおっしゃっていたが、知事、おととしの知事選でああいう形で公約に掲げて、かなりの得票率で当選なさっているわけで、みんなが賛成ではないかもしれないけれども、投票した方はそこについても支持されて知事を推したんだと思うが、そこら辺について、引き返すかもしれないというちょっと今まで聞いたことがなかったようなお話をされた。ちょっと驚いたが、どのような意味合いなのか。

村井知事

私は引き返すというつもりは全くないんです。ないんですよ。ただ、何度も言うように相手があることで、幾ら好きで結婚してくださいと言っても、相手が結婚したくありませんと言われてしまうと結婚できない、同じことです。私はぜひこの事業をご一緒に進めていきたいという思いは、県民に対する約束事ですから進めますけれども、日赤さん、労災さんがそういうつもりはないと、難しいということであれば、それは戻らなければいけない、立ち止まらなければいけないということです。ここまでやはり時間がかかって、基本合意まで至らずに確認書というところまでしか来れなかったというのは、まさにそういう意味ですよね。私のほうとしてはできるだけ前へ進めようとぐいぐいいったんですけれども、やっとここまで来たということです。

Q

繰り返しになるが、障壁になっているものというのは一番大きいものは何か。

村井知事

先ほど言ったことに尽きます。これが全て原因になっているということではないです。何といっても、両方、病院機構も労災さんも日赤さんも非常に大きな組織でして、病院の建て替えというのはここだけではなくてあちらこちらで考えていかなければいけませんので、その中で優先順位をどうするのか、全体を見ながら考えていかなければいけませんので、経営問題だけではなくて、日本全体のそれぞれの組織も、病院配置なども考えながら判断をされますので、宮城県だけのことだけで物事は判断できないんだろうなという気はしております。これが原因だというのではないと思います。

Q

今回、協議確認書ということだが、当初は基本合意とおっしゃっていたが、いろんな知恵を絞った形になっていると思うが、いつ頃からこの、基本合意じゃまずいだろう、確認書にいこうというふうになったのはいつ頃か。

村井知事

いや、これは……、言葉が決まったのは最近なんですけれども、年度内に私が目指していたような基本合意までは難しいだろうなというのは、去年の後半ぐらいからそういう感じはしておりました。だいぶ記者会見でも表現が変わってきていたでしょう。みんな薄々感じていたよね。

Q

ただ、年度内には何らかの文書は交わそうという方向性は維持していたということか。

村井知事

そうですね。県民の皆さんも、マスコミの皆さんも、議会の皆さんもですね、どこまで話が進んでいるのかということを全然今まで説明できなかったんですよね。ですから、どうしても疑心暗鬼になるし。住民の皆さんの意見を聞けと、病院に通っている精神科の患者さんの意見を聞けと言われても、まだ話が何もできないわけですよね。今回こういった形で、最有力候補地としてここだということをそれぞれの病院が示してくださったということなので、基本的にはこの話を前提に、労災さんも日赤さんも介した上で話が進んでいるんですよということを説明ができるようになりましたから、やっとちょっとこう話合いができると思います。

本来でしたら、これのもうちょっとぐらい前ぐらいに公表すればよかったんですけれども、私としては、やはり県民の命に係わる問題ですので、相当早めから、本当に入り口から、まだ3病院とか言っていた段階から、もう皆さんにオープンにして、いろいろなご意見を聞きながら話を進めておりました。決して聞かないわけではなくて、いろいろなマスコミの皆さんの取り上げ方なんかを見ながら、労災さんとか日赤さんと協議を進めてきたということであります。これからはなるべくオープンな場でそういった話ができるようなことを考えたいと思っています。

Q

関連して、24日、今週、県議会の代表質疑、一般質問が始まると思うが、議論になるとは思うが、どういうスタンスというか、臨むというか。

村井知事

これは先ほど言ったように公約で掲げたものでありまして、先ほど話がありましたように、これを見て投票した方もおられます。最大の選挙のこの間の争点でしたから、やはり公約で掲げた以上は実現できるように最大限努力はしていきたいと思います。あわせて、それによって影響が出る方もおられますので、そういった方のご意見をしっかり聞きながら対応していくということを、しっかりと議会の場でも議員の皆さんの前でお約束をしたいと思います。

ただ、ここまで話が進んでおりますので、もう1回リセット、労災さん、日赤さんがやめると言っていないこの段階で、リセットにするというようなことを申し上げることはできないと思っています。リセットも検討しますというようなことは申し上げるつもりはないということです。

Q

今のご発言の中にオープンな場で議論することも考えたいというお話もあったが、一つ、今回の確認書の事項というふうなことなどについては、仙台市のほうには知事のほうから連絡をしたのか。

村井知事

はい。今朝、郡市長のところに伺いまして、実はサインをする前だったんですけれども、この原案を郡さんにお渡しをして説明はさせていただきました。

Q

今後は、仙台市さんにも会議の進行を踏まえて、仙台市にはしっかり連絡というか密に報告というか、そういったことはやりたいというふうなお考えか。

村井知事

そうですね。仙台市さんも関係する自治体でありますので、仙台市さん等の意見を全く無視してというようなことのないように留意したいと思います。

Q

知事は年頭の会見でこの協議について5合目、6合目とおっしゃっていたが、これは何に対しての5合目、6合目だったのか。

村井知事

ああ、まさに基本合意。

Q

今回の確認書ではなく、来年度も含めた基本合意に対しての5合目、6合目か。

村井知事

はい、これが5合目、6合目ぐらいの位置づけです。

Q

じゃこの確認書時点が……

村井知事

そういうことです、はい。そうだよね、いろいろ書かれたんでしょう。

あんまりしゃべっていると、だんだんぼろが出てくるんだよね。あんまり聞かないでもらいたいんだよね。後で怒られる、職員に、一言多いといつも怒られるからね、あんまり聞かないでもらいたいんだよな。ついしゃっべちゃうから。

Q

有力候補地の確認だが、文書の片方では前提としてとあって、片方は最有力候補地としてとあるが、言葉は違うけれども、最有力としという理解でいいのか。

村井知事

私はそう受け止めていますけれども、別に有力な候補地があるということではないと思います。ただ、これは相手方が別の候補地を考えておられるかもしれないので、そうなるとこの文書どおりちょっと受け止めていただきたいんですけれども。

Q

あと、これからもう少し情報をオープンにできるというお話があって、これまでいろいろ団体とかの質問に対していろいろ話せないことが多いという回答だったと思うが、今度、この文書を見る限り、恐らくいろいろ意見を、県に対していろいろ反対とかをしている方は具体的な内容を知りたいという意味で言っていたかと思うが、現状では、これ去年の7月の県が示した病院の目指す具体像というような文書に多少は肉づけされたのかもしれないけれども、そこまで具体的になっていないのかなと思うが、その辺をめぐるご認識はどのようなものか。

村井知事

やっぱり一番大きいのは、私だけではなくて、今までは私がしゃべったことが全てだったんですけれども、日赤の社長さんと病院機構の理事長がサインをした、直筆でサインをしたということです。今まで幾ら私が言っても、本当に果たして二つの組織が、外の組織がそれに対してどこまで考え方が一緒なのかということが全然分からなかったわけですよね。私も、向こうの了承が得られていないのに、勝手にいろいろな人と話をするわけにもいかなかったということです。

とりあえずここまでは、ですから、新たに情報を公開してということは、ここから今後協議していくことをほとんど外に出すということではなくて、これをベースにいろいろお話を聞いていくということで、これ以上先のお話を出すということになるときには、また両病院と話をして、出していい悪いというのを聞いて、出していいというものについては出す、出しては駄目だというものは出せない。これはもう当たり前ですけれども、企業誘致などもそうですけれども、外の組織ですからご迷惑をおかけするわけにいきませんから、これは当然ご了承を得られたものを前提に話をしていくということになります。今後話し合うというのは、この今出した確認書をベースに、ここまでは話が行きましたので、今後はこういったことを前提に話を進めてまいります、従ってそれに対してご意見を聞かせてくださいということが言えるようになったと捉えていただきます。ですから、ペラペラしゃべれないということです。

Q

先ほど障壁となっているものは何かということで、それに関連する話だが、知事は先ほど発言の中で建設費の高騰というようなことをおっしゃっていたが、最大の原因という、今回の原因というのにはいろんな要素があって、時間が足りなかったというのは大きな要素だと思うが、その中で、先ほども建設費の高騰というのを発言されていたので、それが一つ挙げられたというのはどういうことなのかというのをもうちょっとお伺いしたい。物価の高騰とかいろいろあるが、それをお伺いしたかったのと、それ以外にそういう何か理由のめぼしいもの、理由といったのは何かあるかどうかというの伺う。

村井知事

病院機構がですね、日赤さんも全国でいろいろ病院の再編、建て替えを行っておられるわけです。従って、一つの病院だけではないんですよね。全体を考えなければならない。また、まして日赤さんとうちのがんセンターについては、どちらが運営主体になるかも決まっていないということです。そういったようなことをコンサルを入れて今総合的に判断していまして、建設コストをどうやって抑えていくのかということを当然お互い考えていかなければなりませんし、当然、メリット、デメリットがあるでしょうから、そこをどうやって財政的な穴埋めをするのかということについてもお互い話合いをしていく。これがこれからだということです。

もちろん、今から全部話し合うのではなくて、今もう既に話合いはしているんですけれども、話合いをしている中でここまでは今日出せるというところを出したということです。ですから、ここからせーのではないと。もうずっと話合いをしていて、ほかはそういったことはまだ出せないということで、今日はここまで出して、確認書という形でこういった形で出させていただいたということです。そういったようなことができれば、来年度中に決めて出せたらいいなとは思っていますけれども、それもまたどうなるか分からないということです。

Q

1点だけ伺いたい。僕のそもそもの認識が間違っていたかもしれないが、今年度中に目指していた基本合意というものが、そもそも議論のスタートになるのかなという認識で聞いたのだが、今の知事の話を聞くと、来年中に目指している基本合意というものがある意味ゴールというか、そこで統合・合築について双方の合意を得られるという認識でいると思っていたのだが、その議論のスタートやゴールについては、この確認書と基本合意という位置づけはそれぞれどういうふうにお考えか。

村井知事

スタートは両方、2つの組織との話合いのスタートはもう随分前から、3つの病院の統合といったようなところからスタート、始まっているわけで。スタートと同時に、もう皆さんにこういうことを話し合っているよというような公表をさせていただいたということです。

ゴールは、今度は議会で全部議決、条例や予算が全部議決した段階がゴールだと思っていまして、そこで、もうそうなると病院がどんどん動いていって、設計から建築ということになっていくんだろうと思いますので、そこがゴールかなと思っています。その途中に確認書と基本合意という表現になるかどうか分からないですけれども、そういうものが出てくるということです。

どの時点を取っても、やれるということになったわけではないわけですよね。やれるということになるわけではない。ないんですけれども、少なくとも今までは何も、宮城県の考え方は世に出していますけれども、2つの組織の考え方というのが全然外に出せなかった。出してはならなかった。ので、いろいろ話を聞けと言われても聞きようがないと言うしか言えなかったんですけれども、少なくとも基本合意であっても、この確認書であっても、少なくともそれぞれの病院の組織の考え方というものが示されましたので、それを前提に動き出すことができる、具体的なこういったようなことで話合いをしていますということを外に出せる場ということです。だから、質問に適切には答えてないです、何がスタートで何がゴールかと、なかなか説明はしづらいということですよね。

Q

その議会の了承とか様々な問題はあると思うが、お互いの、県と運営主体の議論が最終的にまとまるのが基本合意と考えればよろしいか。

村井知事

いや、そこはまだ分からないですね。まだ分からないです。基本合意というようなものに近いものを出したとしても、さらにまたこれとこれとこれを詰めなければなりませんという形になるかもしれないですね。

それ当然議会に諮られて否決とか、駄目だということになれば、ここにまたもう一回戻さなければいけないので、ここまでというのは難しいですよね。どこの自治体でも病院問題というのは非常に時間がかかっていますので、簡単にはいかないなということです。

Q

第6条、第7条、細かい話になるが、労災さんのほうには合意の解除のところに「令和5年度内に合意に至らないときは解除できるものとする」という書き方をしていて、日赤のほうは期限が書かれていない。ここら辺、政策文書の妙というか知恵の絞り方が出てくるのだと思うが、どういう意味があって。つまり労災のほうは退路を絶ったという見方なのか。あるいは令和5年度内に合意できるという見通しが非常に強いという見方なのか、一方、日赤のほうには書かれていないのは、なかなか先行きの見通しが立てていないという見方なのか。できるのか、そこら辺ニュアンスの違いについて。

村井知事

これはですね、大変申し訳ないんですけれども、労災さんと日赤さんがここはということで書き込まれたところなので、私が代弁をして誤った認識になってしまっては困りますので、ここは私からの答えはちょっと控えさせていただきたいと思います。人それぞれ取りようがあるかと思います。ただ、大前提としてはっきり申し上げたいのは、日赤さんも労災さんもわれわれも5年度中に何とか取りまとめをしたいと。なるべく早く取りまとめをしたいという強い意識は持っている。思いは持っているということだけは間違いない、間違いないということです。ただし、その先に労災さんがおっしゃっているように、やめる気があるのかと言われると、それについてちょっと、相手の本気度というのは、そこまではここでお伝えすることはできないということです。

Q

非常に基本的なことの確認になると思うが、赤十字病院とがんセンターは、統合すること自体には合意しているという理解でよろしいのか。同様に、労災病院と精神医療センターのほうは、移転・合築すること自体はもう合意したということでいいのかどうか。それすらも合意まだしていないという状態なのか。

村井知事

まず労災さんについては、第3条で「運営主体は、移転・合築後もそれぞれ従前のとおりとすることを前提とする」ということでありますので、それを前提に話を進めるということについては、表に出していいですということですよね。それから、日赤さんについては、第1条で「政策医療上の課題を踏まえまして、第4条までの内容その他必要な事項等に関して一層の検討を進め、令和5年度中に合意することを目指して真摯に協議を進める」ということでありますので、前向きに考えていると捉えていただいていいんじゃないかなと思います。

Q

前向きに考えているというのは、合意とはイコールと……

村井知事

いや、合意はしてないです、まだ。

Q

移転・合築は合意しているということ。

村井知事

移転・合築については、前提としていると。日赤についてはどちらが運営主体になるかということも含めて、今後考えると。ただ、どちらかが一緒になるということを含めて、前向きに考えていると。前向きに考えてないと、こんな文書は出さないですね。

そこは難しいんですよ。職員にくれぐれも誤解を与えないようにしてくださいと。合意と取られないようにしてくださいと、さっきさんざんレクを受けたので。そこを皆さん、何か突いてくる、つい言いたくなるんですね。合意ではないんです。あくまでも今まで話し合ってきたことを文書にして確認をした。さらにちょっと場所とかについて踏み込んで話をしたということですね。

Q

もう1点だけ。2つの病院が2つの話が今並行して進んでいるわけだが、例えば1つはうまく合意が成立して、一方は残念ながら破談になってしまうというようなケースもあり得なくはないというふうに、そういうことも可能性としてはあるのか。

村井知事

あると思います。今後は、今日みたいに同時に出すことになるのか、先に進めるやつだけ先に出してやるのか、これについては分からないです。で、途中でどこかで止まってしまう。どっちかが止まってしまうということもあるかもしれません。それは分からないです。その場合に法的な責任は負わないということを明確に書いているということです。

Q

仙台市との関係について1点お伺いしたい。基本合意には至らなかった理由、知事がさっきからおっしゃっている確認書ということで、もう文書の形で出たということで、計画としての核としたもの、方針というのはさらに強固になったと思う。その中で、仙台市のことは無視しないという言い方をされたが、仙台市はこの議論の中で、結構前提の段階で説明をもっとしてくださいというところで止まっている部分もある。無視しないという話になったときに、宮城県は市に対して何か協議とか何か提供できるものがほかにあるのか伺う。

村井知事

基本的にこの病院が富谷と名取に動くことに関して、仙台市さんにご意見を聞いてということはなかなかないかもしれませんけれども、影響を受けるのは仙台市の市民の皆さんでございますので、それの代弁者として仙台市としていろいろお考えはあるでしょうから、そこはやっぱり聞きながら話を進めていきたいということです。仙台市さん等の意見は一切聞かないではなく、聞きながら進めていきたいと思っています。

Q

バーターで提供できるものはきっとないんだろうなと思いながら……

村井知事

ああ、そうですね。県が、しかも仙台市内の2つの民間病院ですから、県立の病院じゃありませんから、県が何か代わって、財政的に何かするということはなかなか難しいかもしれませんけれども、今回の件で地域医療全体、仙台医療圏全体の問題になってきますから、これは仙台市を中心に仙台医療圏の問題でありますから、これを、今回この病院が外に出ていくことによって、仙台医療圏がどうなっていくのか。特に仙台市は救急医療、救急を担っていただいていますので、二次救急、三次救急の問題というのが出てくると思いますから、そういった点で地域医療計画等の考え方をする際には、当然仙台市の考え方を聞いていかなければいけない、そういう意味です。この病院が出ていくことに関して、仙台市のご了解を得なければいけないとか、仙台市が反対しているからできないとか、そういうことでは決してないんです。地域医療計画等の見直し等で仙台市の意見をしっかり聞いていきたいということですね。何かバーターで仙台市にしてあげるというようなことではない。

記者発表資料(PDF:753KB)

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北朝鮮によるミサイル発射について

Q

2点だけ。北朝鮮によるミサイル発射について所感を伺う。

村井知事

先週、18日土曜日にICBM級の弾道ミサイルが1発発射されました。そしてそのミサイルが我が国の排他的経済水域EEZ内に落下したという報道がございました。また、本日も弾道ミサイルと見られるものが2発発射されたという発表がありました。弾道ミサイルの発射というものは、海に落ちたとしても非常にその周辺に住んでいる人間として脅威に感じる。これは当然のことでありまして、平和と安全を脅かす重大な挑発行為であります。こういうことをやって何も得することはないと思います。まして北朝鮮は、これも報道によると餓死する人が出ているということでありますから、そういった国民が非常に苦しんでいるときに、そういったものにお金を注ぎ込むということに対しても甚だ疑問を感じる次第であります。

今回の発射はEEZ内への着弾でありまして、我が国の船舶の安全確保の観点からも極めて問題のある行為だと思います。日本政府には、国際社会と連携して北朝鮮に対して断固とした措置を取るように、強く要請してまいりたいと思います。

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県職員や県公共施設でのマスク着用方針について

Q

新型コロナの2類から5類への変更について、それに先んじて民間の企業などでは3月からマスクの着用をわざわざ任意ですと張り出すなど、そういった圧力の緩和みたいなものが出回っているが、新年度が近いということもあり、県職員や県の公有施設でマスク着用の方針などあれば伺いたい。

村井知事

3月13日以降は、国の方針に準拠して、基本的には県職員も個々の判断でマスクをつける、外すということをしていただきたいと思っています。ただし、対人業務、窓口であったり、自宅訪問ですね、こういったときには今後どうすればいいかということを早めに決めて、県職員には指示をしたいと思います。これは大事なことですので、しっかり考えたいと思っています。

また、県の公共施設でのマスクの着用については、各施設や利用される方の状況に応じてマスクを着用するかどうか決めていきたいと思います。まだ少し日にちがありますので、もう少し近くなってから公表したいと思います。

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丸森町でのメガソーラー建設計画について

Q

丸森町耕野地区で計画されているメガソーラーに関して、1点伺う。先週の金曜日に地元住民の方々が県にいらっしゃって、県に対して申入れ書を提出したということで会見をなさった。申し入れ書の内容は、県に対しては経産省に対してFIT認定の取消しを要請すること、昨年10月に施行された県の太陽光条例に基づいて指導なり勧告なりを事業者に行うこと、この2点を要望されているが、県としてはどのように対応するか。

村井知事

現在、要望を受けましたのは、しっかりと手続を取ってないんじゃないかと、登記の手続を取ってないんじゃないかといったようなことだと聞いておりまして、事実関係をしっかりと把握する必要があると考えております。そういうことから現在、土地の登記簿を入手するなどして、届出が必要な取引をなされたものなのかどうかというのも、事実関係を確認中ということでございます。

Q

それはどこの部署がどのように確認するのか。

村井知事

所管はどこですか。

(担当課)

企画部の地域振興課のほうで確認しております。

村井知事

そちらのほうで確認していると、詳細は。

Q

確認された後に、住民の方がおっしゃるように手続が行われていなかった場合は、どのようにされるのか。

(担当課)

ちょっと現時点ではまだ何とも申し上げられません。土地の状況とか届出の状況、その辺全部把握した上で、対応策のほうについては考えたいと思っています。

Q

もう1点は、昨年8月のことですが同じ案件をめぐって、また住民の方が県に対して要望書を出されて、林地開発許可のやり直しを求めていた。その際に担当の課長が内容を精査して対応するということで、回答していたと思うが、その後どのように経過がなったのか、教えてほしい。

(担当課)

自然保護課です。その後、内容については確認しましたが、特に問題ないという確認を取りました。

Q

河川協議の内容の粗度係数というものが事業者の使っているものが事実とは異なっていて、実際よりも水が流れやすく計算されているのではないかということでやり直しを命じていたのだが、その確認の結果、問題なかったということか。業者が提出した書類も問題がなかったということか。

(担当課)

そのとおりです。県の河川課あるいは地元の町と確認をした結果として、今お話ししております。

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有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)の検出について

Q

知事の受け止めを伺いたいのだが、先日、有機フッ素化合物のPFASが名取市で検出されたという動きを伺って、その物質が検出されていることについて、知事はどのように感じて、どのように見守りたいかというところを教えていただきたい。

村井知事

令和2年度に環境省が実施をいたしましたPFOS、PFOAの調査結果で、名取市内の井戸において暫定指針値を超過したことを受けまして、県においては令和3年度から令和4年度にかけて、県内全域の河川や地下水など約40カ所の実態調査を実施いたしました。その結果、当該井戸を除いては暫定指針値を超過した地点はなかった、超過していないですね。なお、農業用井戸水の分析測定については、国から農産物中の濃度への影響の知見が不十分であって、各省庁が知見を集積中と聞いておりましたので、現段階で調査することは難しいと考えております。

県としては引き続き、当該井戸の継続監視調査を実施するとともに、今後の国の専門家会議等の動きを注視しつつ、必要に応じて対応してまいりたいと思っております。

Q

国の動きを注視するということで、知事自身として国に何か求めたいことは現状特にはなかったか。

村井知事

これ法的に、担当誰かいますか。

(担当課)

PFOS、PFOAにつきましては、要監視項目ということになっておりまして、国のほうで知見を集積中ということで、県としては現時点では特にありません。

村井知事

特に何か明確な国としての環境基準みたいなものがないらしいんですよね。もしあったらそれを「あら、高い」ということなんですけれども、しかもこの場所はある程度原因が分かっているという報告を受けておりまして、ですから宮城県全体に大きな影響を及ぼしていくようなことではないのではないかと。ただし、環境基準が定まっていないので、それについて詳細に調べることはなかなか難しいという、大きく言うとそういう説明なんです。詳しくは担当のほうに聞いていただきたいと思います。そんな感じでいいんだよね。間違ってない、大丈夫?

Q

先ほどの答弁の中で、ある程度原因が分かっていると言われたが、先日開催された委員会のほうでは、原因は分からなかったという報告をされていた。原因がある程度分かっているというのは何なのか、また委員のほうから原因の特定をすべきだという意見も出ているが、その点を今後どのように追及していくのか、教えてほしい。

村井知事

ある程度ですから、詳細に分かっているわけではないということで、当然そういった公式の場では、正確に分かっていないというような表現をしたんだと思います。その土地の、昔何に使っていたのかとか、そういったことを捉えて言ったんですけれども、ある程度分かっていても、正確に分かっているわけではないので、そこについてはこの場でこれが原因だということについての言及は控えたいと思います。

今後どうするのかということなんですけれども、これは先ほど言ったように、国から明確な基準がまだ示されておりませんで、基準値を取れたときの対策等については示されましたならば、それに準じてしっかりと対応していきたいと思います。

Q

確認だが、汚染源の特定に関しては県として調査をして特定する努力をするのか、それともただただ汚染の値を計測続けていくのか、どちらなのか。

村井知事

そういう明確な基準を国が示されたならば、方針が示されたならば、それに基づいて行っていく。示されなければ、継続的に数値を追っていくということだと思います。

Q

特定はしないということか。

村井知事

特定はしないです。そういうふうに特定しなさいとなれば特定します。これが体にどれぐらい影響あるかというのは、まだはっきりとしたものが、科学的な根拠がないということだよね。詳しくは担当課に聞いてください。

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気球型飛行物体に関する防衛省の発表について

Q

宮城の上空等を飛んでいた飛行物体について、防衛省は中国の偵察用気球と強く推認されると発表した。今までと見解が変わったと思うが、安全保障上の問題とか、地方自治体のトップの立場でどのように受け止めているのか。

村井知事

その気球が中国由来のものであって、何らかの情報を取るための目的のものであったということであれば、非常に大きな問題だと私は思います。今後同じような事象が起こったときには、早めに国のほうに通報して対策を求めるということになると思います。

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トルコ・シリア地震に関する支援について

Q

先日、この会見の場でトルコとシリアの大地震の募金箱を設置するということで、この1週間または今後のスケジュールの中で地震に関連して動き、推移であったり、これからのものがあれば教えていただきたい。

村井知事

募金の額ですけれども、2月17日現在で84万7556円集まりました。まだ継続をしております。それから、県としてトルコ共和国に対しまして200万円の見舞金をお渡しすることに決めました。東京事務所長からトルコ大使館のほうに目録を手交する予定となっております。また、見舞金は同大使館指定口座に同日振り込むということで、2月22日にお渡ししたいと思っております。東日本大震災を超える被害ということでありますので、できるだけの支援をさせていただきたいと思います。

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広報課企画報道班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2281

ファックス番号:022-263-3780

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