掲載日:2023年2月7日

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宮城県知事記者会見(令和5年2月6日)

知事定例記者会見

 

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)。

 

新型コロナウイルスの県内の感染状況について

Q

昨日まで感染者数が19日連続で前の週を下回っていたが、現在の感染状況をどう見ているか。

村井知事

県民の皆さまのご協力、そして医療機関のご協力等によりまして、おかげさまで19日連続で前の週の同じ曜日を下回る感染者数ということになってございます。とはいえ、まだ第8波の前のような水準にはなっておりませんし、重症者の数も一定数いるということでございますので、決して安心できるような状況ではないと思っております。

Q

現在の感染状況を踏まえて、県民にはどのようなことを呼びかけたいか。

村井知事

決してまだ安心できるような状況にはございません。まだワクチンを打ち終わっていない方については早め早めにワクチン接種をしていただきたいと思いますし、引き続き感染防止対策、この徹底を図っていただきたいと思います。

Q

少し早いが、来週は一応、みやぎ医療ひっ迫危機宣言の延長した分の期限になるかと思うが、そのあたり、現時点で延長を含めての考えはいかがか。

村井知事

先ほども申し上げましたとおり、感染はかなり落ち着いてはきておりますけれども、安心できるようなレベルにまで至っていないと思っております。まだ1週間ございますので、今日、朝の幹部会で保健福祉部長に専門家の意見をしっかり聞くようにとお話をいたしました。もう少し様子を見ながら、来週以降、来週の月曜日以降どうするのかということを判断してまいりたいと思います。

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核燃料税等について

Q

来年度から引上げがあるが、今のUPZ、30キロ圏の自治体のほうから、立地市町だけでなく対象を拡大してほしいという声も上がっている。その点について県としてどのように受け入れていく考えか。

村井知事

原発立地県の中でUPZにまで核燃料税を配分しているところはまだ少ないわけです。確か3県ではなかったかなと。ちょっと正確な数字、もしかしたら間違っているかもしれませんので、はっきりしたことを申し上げませんけれども、全体としては原発立地県の中でUPZに核燃料税を配分しているところは少ないという認識でございます。ただ、原発避難訓練等でご協力をいただいておりますので、しっかり意見を聞きながら、どうすればいいのかということを考えていきたいと思っています。

ただ、まだ次の年度、令和5年度にはちょっとすぐに対応というのは難しいと思っておりますので、まず、やる、やらないも含めて、やる、やらないというのはUPZに配分するかしないかということも含めて、もう少しよく考えてみたいと思っています。

Q

東北電力が女川原発2号機の再稼働の時期として示しているのが来年の2月ということで、あと1年になるかと思う。目標どおりいくとすれば、1年の間に様々な準備等も進めなければならないこともあるかと思うが、その辺の受け止めと、それから県としての取組、この核燃料税も含めて、市町村も準備をしなければいけないということでもあるかと思うが、この辺どう受け止めるか。

村井知事

受け止めでいいんですか。

Q

はい。

村井知事

あと1年ということであります。大きなトラブルなく、しっかりと準備をしていただきたいと思います。非常に最近燃料が高騰していて電気代が上がっておりますので、産業界からは原発の再稼働によって電気代を早く抑えてほしいという声も出ているようであります。ただ、われわれといたしましては、安全を最優先に、しっかりと丁寧に準備をしていただきたいと思っております。

市町村の準備ということも今お話ありましたけれども、稼働ということになってくると当然事故等のリスクも考えなければならないわけでありますので、原発の再稼働に向けて、行政としてやれることをよく考えながら、市町村と対策を取っていきたいと思っております。

Q

今お話があった中で、県としてやるべきことという部分を含めて、もう1回教えていただきたいのだが、今どのように考えているか。

村井知事

やはりまずは事故があったときの対策ですよね。それと、あと小さなトラブルも見逃すことなく、見落とすことなく、しっかりと報告を受けたならばチェックをさせていただく、そこにまずは尽きると思います。

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アメリカ上空で確認された白い物体について

Q

アメリカの上空で白い球体が発見されて、中国からのスパイ風船ではないかということで、これまでに撃ち落されるという対処をされた。3年前にも宮城県内で白い物体が上空で発見されたというのも記憶に新しいかと思うが、あのときの対処としては、県としては正体不明というふうに結論づけたかと思うが、当時の調査とかの状況はどうだったのか、今回との関連というのを県としてはどのように受け止めているかを教えてほしい。

村井知事

あのときの報道のとおりでありまして、県としては調べようがないということで正体不明という形になりました。特にそれ以降も調査をしたということはございません。あれが中国由来のものなのかどうかということについては、今でも分からないということでございます。

ただ、今回アメリカでああいう事案がありましたので、今後同じような事案があったときには、速やかに国に連絡をいたしまして、対策を国に求めていきたいと思います。

Q

当時としては、防衛省だとか、調査を国側に依頼ということはしたのか。

村井知事

宮城県として防衛省に対して何らかの申入れをしたということはありません。

Q

今回は撃ち落してその中身をどういったものかというのを解析するというふうにアメリカ政府はだいぶ強気に出ているかと思うが、早い段階で中国のものというふうに断定というか推定をして事を進めているかと思うが、県としては、3年前の調査というのはあれが限界だったということか。

村井知事

そうですね。県としては限界だということです。

Q

3年前、知事はどのようにお話しなさったのかというのは私ちょっと準備していないが、もし危機管理の観点から看過できないような問題だと思っているという見解を示されて、一義的には国がこれはやるべき話だと思うが、アメリカとあまりに日本の対処が違うというか、いい、悪いという意味でなくて、全く違うというところがあって、何も、正体不明ということで結論づけているから、かの国も認めなかったという状況があるわけで、今コメントを出さざるを得ないという状況で、中国のほうの対応も変わってきている。そういう点で考えると、3年前の日本のその対応について、知事は今また今回この件を受けてどのように考えているか教えてほしい。

村井知事

やはりああいうものが安全なものかどうかということも不明なわけであります。もしかしたら放射能を含んでいるものなのかもしれないということを考えますと、やはりしっかりと追尾をして、正体不明であればしっかりとそれをどういうものであるかということを調べるということは、今後必要になるかもしれないですね。しかし、これを県の力でできるものなのか、そういう権限がありませんから、やはりこれは国のほうでしっかり考えていただきたいと思います。

Q

当時の対応についてはどのように思うか。適切だったと思うか。

村井知事

その後、特に大きなトラブルというのは起こっておりませんので、問題があったとは思っておりません。

Q

気球に関してだが、自衛隊ご出身ということで国防等の知見もあると思うが、3年前の気球に関しては知事としてはどういう見解というか見方をしているのか。

村井知事

全く正体不明の気球という認識は変わっておりません。

Q

先ほど話していた白い球体について1点だけお伺いしたいのだが、県として3年前に見つかったものと今回アメリカで見つかったものを、県としての見解としては、全く同じものなのか、似ているものなのか、そこら辺のどのように見られているのかという見解を教えてほしい。

村井知事

実際調べたわけではありませんので分かりませんけれども、似ていると言われれば確かに似ているなという気はいたします。

あれは全国的に宮城だけだっけ、あったの。

Q

青森も。

村井知事

青森、あの気球が青森に飛んでいったんだっけ。また別なの。

Q

いや、1年前ぐらいに。

村井知事

別なの。ほう。宮城で、でもそんな見られて困るようなものないんだけれどもね。

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県内4病院の再編について

Q

先週の金曜日に、4病院再編に関してだが、県立がんセンターの周辺の住民の方が、県立精神医療センターの移転に関して、がんセンター周辺の土地を候補地としてほしいという要望書が提出されている。その件に関して、知事としてはどのように受け止めているのかということを伺う。

村井知事

要望書を頂いたということですが、これは再編に関する地域の動きの一つと捉えております。県としては、精神医療センターの県全体における体制を構築できる立地であること、また、東北労災病院との合築による政策医療の課題解決を踏まえ、検討を進めていきたいと思っております。

Q

住民の方に話を聞くと、もう最初に県立病院機構ががんセンター周辺とすることを決めて何回か住民説明会をされて、地域としても精神医療センターが来ることにも理解を得ている場所であって、さらに地権者の件は、当時は交渉がうまくいかなかったわけだが代替わりして交渉が可能になっているということで、県立精神医療センターはかなり老朽化も進んでおり、急ぎ建て替えが必要な状況だと思うが、スピードという点で考えればそちらのほうも優位なのかなと思うがどうか。

村井知事

確かあそこの場所はアセスが必要になってくるので、われわれが今協議している場所というのは、もう既に土地の造成が終わっていますから、スピードという観点だけで考えたら、富谷のほうが当然相当早くできると思います。またあの山をアセスをかけてから造成をして平らにしてということになりますから、相当時間がかかると思いますね。今後、労災病院さんとさらに詰めていく中で、よくいろいろ考えて検討はさせていただきたいと思っています。

Q

その場合のアセスというのは、どういったものか。

村井知事

環境アセスになりますよね。担当いますか。

(担当課)

詳細についてはちょっと今手元に確認できる資料がございませんので、後で投げ込みで対処させていただきます。

村井知事

確認します。確かアセス必要だったんじゃないかと思いますけれども。(補足:環境アセス(環境影響評価)については、要望書をいただいた土地を開発する場合には不要なものだが、必要な手続きとしては開発許可、埋蔵文化財の調査などが挙げられる。)

Q

最初の移転の検討の中では、実施設計まで終わっていて、建物の設計、かなりそれなりに県の予算を使って設計案ができていると思うが、それをあの場所じゃなければ多分設計の変更も必要になるわけで、そうすると仕方ないのかもしれないが、県費を無駄にしてしまう可能性はあるのだが、その点はどうか。

村井知事

今もう労災病院さんと話を進めておりますので、また、1年ちょっと前の知事選挙で、私、富谷でということを公約に掲げて当選しておりますので、ここで時計の針を戻すことは基本的にはないだろうと。よほどのことがない限りないだろうと思っていただきたいと思います。

われわれも最初から名取以外ありきではなくて、名取市内で造れないかとか、知事になってからこれは非常に大きな最優先課題ということで土地を探し求めました。あの場所以外にも、土地区画整理地内も検討させていただき、かなりいいところまで行ったんですけれども、これもどうしても地権者の皆さんのご理解をいただけなかったということであります。そういった歴史的な経緯があって、いろいろなことがあって、今回、労災さんと一緒になって富谷でという話になっておりますので、これは基本的にはこの方向で話を進めていきたいと思っています。

また、ちょっとアセスちょっとよく、もう1回確認しますけれども、もしかしたら私の勘違いかもしれませんが、それにしても土地をもう1回造成をしなきゃいけませんので、山を崩してですね。これがかなり時間がかかることだと思います。造成をするとなると相当お金がかかりますから、基本設計のお金という先ほどお話ありましたけれども、そういうことを考えると、県が単独で土地を準備して造成をしてということよりも、かなりこのまま進めたほうが経費的には抑えられるのではないかと思いますけれども、という考えです。

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2022年(令和4年)の住民基本台帳人口移動報告について

Q

先週、(補足:国(総務省統計局)から)人口の移動調査の結果が発表されて、再び東京への転入超過というのが強まっていて、ちょっとコロナでダウンしていた東京一極集中がまた進むんじゃないかということになっているが、人口減少という点では知事としても関心があることなのではないかと思うが、どのような見方をしているか。

村井知事

今回の調査で、宮城は男性も女性も転入超過になりました。いろいろ今までやってきた施策、県内の市町村と一緒になってやってきた施策がプラスに働いているのではないかと、一番分かりやすい数字ですので、喜んでいるところであります。ただ、増え方が少ないと。関東圏に比べたら増え方は少ないということで、まだまだやるべきことがあるだろうと思っております。

やはりどうしても圧倒的に増えるのが東京を中心とした関東圏ということになります。大学などが集中しているということ、企業が東京を中心に関東圏に集中している、本社機能が集中している、こういったようなことが大きな要因となっていると思いますので、分散型の国土を造ってもらうということは非常に重要なことだと思いますから、引き続きしっかりと全国知事会等と連携しながら、そういった発信はしていきたいと思います。

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国道4号仙台拡幅箱堤交差点立体化について

Q

先週の木曜日から金曜日にかけて交差点の上に橋が架かる工事が行われた。それも含めてなのだが、この立体化工事に関して、まず交差点上にその橋ができたことに関してどう、この工事に関して期待していること、あと、ちょっと国の事業なのでどこまで県が絡むか分からないが、県として何かできることがあれば。その3点を伺う。

村井知事

立体化工事は順調に進んでいて、大変喜んでおります。特に箱堤交差点のあの付近から岩切に向かうところが大変いつも渋滞をする場所、朝夕渋滞をする場所でございまして、緊急車両等の通過にも問題があったり、あるいは非常に事故が多発化している場所でございましたから、県民の皆さんの安全性、安全な生活、快適な生活を考える意味で非常に重要なものでございました。土井亨国会議員に度々要望させていただいて、一生懸命汗を流していただいて、ここまでこぎ着けたと思っております。

私どもは、整備局また国交省のほうには、まずは今のその架け替えの道路を造っていただいて交通量をしっかり確保していただく、併せて、それが一段落いたしましたならば、今度東道路を造ってほしいと言っておりましたので、この事業が順調に進んでいるということは次のステップであります東道路に向けてまた一歩前進することができると思っております。非常に期待しているところであります。

県としてできることはということですが、今回のこの立体交差の部分については、県は特にないですよね。仙台市が応分の負担をしなきゃいけなくなります。ただ、この次の東道路については国と仙台市だけというわけにはいかないと思いますので、東道路の工事等になりましたら県も負担というのが発生するのではないかと思っております。ただ、負担が生じても、東道路という非常に優先順位の高い道路ですから、しっかりと取り組みたいと思います。

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広報課企画報道班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2281

ファックス番号:022-263-3780

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