掲載日:2022年11月24日

ここから本文です。

宮城県知事記者会見(令和4年11月21日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)。

【知事発表項目】「東北大学ワクチン接種センター」の再開について

村井知事

初めに、東北大学ワクチン接種センターの再開について、詳細が決まりましたのでお知らせをいたします。

県では、新型コロナワクチンの接種促進を図るため、東北大学病院等と連携し、大規模接種会場「東北大学ワクチン接種センター」を再開することといたしました。場所は、仙台TRビル、仙台駅西口の南町通、ヤマダデンキさんが入居しているビルの1階となります。

期間は、12月1日木曜日から来年の1月31日火曜日までを予定し、日時は、毎週月曜日から土曜日までの午後5時15分から午後8時45分までとしております。なお、原則日曜日と年末年始はお休みとなります。1月9日は祝日なんですが、ここが休みになりますので、前の日の1月8日だけは開設ということになります。

接種対象となる方は、資料に記載のとおりでありますが、県内にお住まいの方に加えまして、県外から県内に通勤・通学している方なども接種を受けることができます。

使用するワクチンは、オミクロン株対応のワクチン、ファイザー社製のBA4月5日対応型となります。

接種規模は、当面は1日当たり280人程度を予定しておりますが、12月中旬からは、開設時間はそのままで、接種規模を1.5倍程度に拡大する予定としております。申込み状況などを見ながら増やしてまいります。

接種は完全予約制となりますが、明後日、11月23日祝日の水曜日の午前9時からインターネットと電話で予約受付を開始いたしますので、周知についてご協力をよろしくお願いいたします。以上です。

Q

ワクチン接種、大規模センターだが、まずこの1月31日までにした狙いというのを教えてほしい。

村井知事

とりあえず1月31日までに絞ったということで、それから申し込みが非常に盛況であればさらに延ばすことは可能だと思います。

Q

あともう1点、ちょっと波及するが他県では、インフルエンザとの同時流行を懸念して、都道府県によっては緊急事態みたいなことの宣言を発出されているが、宮城県の検討状況を教えてほしい。

村井知事

インフルエンザワクチンは有料なんですね。ですから、非常に対応が難しくなります。従って、インフルエンザワクチンについては、通常の5類でありますので、それぞれの病院等で、かかりつけ医等で接種していただきたいと考えたということであります。

Q

宣言など県の対策、発出などはいかがか。

村井知事

今のところ考えておりません。病床稼働率がほぼ50%なんです。今日の朝の段階で49%でした。50%を超えたら各都道府県の判断でいろいろなことを考えていただいて結構ですということになっていますけれども、非常に宮城県全体として落ち着いて皆さん行動されているということと、感染対策がしっかりなされるようになってきたということ、また、ワクチン接種等が進んでおりますし、不治の病というものではなくなってきて、かなり知見も集まってまいりましたので、今の段階で慌てて何か対策をということは考えておりません。

Q

知事、先週の会見では第8波の入り口という認識を示されているが、現在はもう第8波に入ったというご認識になっていらっしゃるのか。

村井知事

うーん、まあ私素人ですので、なかなか認識と言われてもはっきりしたことを申し上げられないんですが、今の感染状況、増え方を見ると、かなりぐうっと間違いなく右肩上がりになってきておりますから、第8波に入っていると考えてもおかしくはないだろうとは思います。

記者発表資料(PDF:270KB)

ページの先頭へ戻る

【知事発表項目】「みやぎ結婚応援パスポート」の開始について

村井知事

次に、2点目でございます。「みやぎ結婚応援パスポート」についてお知らせをいたします。

県では、結婚から子育てまでを切れ目なく応援するため、これまで実施していた「子育て支援パスポート」に加え、新婚夫婦や結婚予定のカップルを対象とした「結婚応援パスポート」を、明日11月22日「いい夫婦の日」から開始いたします。新婚の夫婦、それから結婚予定のカップルも対象といたします。

スマホから二次元コードで簡単に利用できますが、今回は使い方についてモニターを使って簡単にご説明いたします。

まず、「結婚&子育て応援パスポート」の総合案内画面から、「みやぎ結婚応援パスポート」ボタンをクリックします。

次に、「利用者登録はこちら」ボタンをクリックします。利用者登録画面でお名前やメールアドレス、婚姻の日または婚姻予定日など必要事項を記入し、パスポートを入手いたします。協賛店舗でパスポートを提示して割引や特典などのサービスを利用することができます。スマホ画面での表示でも、印刷した紙でも使うことができます。

次に、パスポートを提示して使えるお店の検索でありますが、このような感じで利用できるお店を検索することができます。

協賛店舗は、11月18日現在で約140店舗となっており、ブライダル、飲食店などに協賛店舗になっていただいております。特にブライダルにつきましては、来月設立予定の「みやぎブライダル協議会」さまのご協力を得て協賛店舗として登録をいただきました。

お配りしている資料にお戻りください。

協賛店舗のサービス内容でありますが、料金割引、ポイントサービス、ドリンクサービスなどであります。先ほどのブライダル関係では、会場費5%オフなどとなっております。

このパスポートを利用できる方は、2年以内に結婚を予定しているカップルまたは結婚して2年以内のご夫婦になります。

協賛店舗も引き続き募集をしております。このサイトから簡単に店舗登録ができますので、ぜひご協力をお願いいたします。

次に、資料の裏面になりますが、結婚応援パスポートスタートに合わせまして、「みやぎファミリー応援月間キャンペーン」を開始いたします。

11月22日から12月30日までの期間にパスポートに利用登録の上、専用フォームから応募いただいた方を対象に、抽選でチェキ、カメラですね、チェキやホットプレートなどの豪華グッズが当たります。このキャンペーンは、結婚応援パスポート、子育て支援パスポート、どちらかの利用登録で応募できますので、結婚予定のカップル、新婚、子育て家庭の皆さま、ぜひ利用登録して応募してください。

このほか、イオンスタイル仙台卸町店では、プロの絵師による似顔絵プレゼントイベントも実施いたします。

最後に、「みやぎ子育て支援パスポート」も引き続き実施しておりますので、結婚しお子さんを授かった暁には、こちらも上手にご活用の上、新婚生活・子育て生活を充実させる一助にしていただければと思います。

私からは以上です。

Q

確認だが、対象となる方の2年以内に結婚を予定しているカップルというのは、何か証明する手段があるのかということをお聞きしたかったのだが。

村井知事

ないです。自己申告です。

Q

じゃあそこは性善説ということか。

村井知事

そうです。結婚したいなと思ったら、もう申し込んでいただいて結構です。

Q

参考のところにある「みやぎ子育て支援パスポート」のところで、現在4万人が会員登録とあるが、ちょっと非常に少ないかなと思ったが、この辺はいかがか。

村井知事

そうですね、県民の人口から考えると決して多いとは言えないと思います。そういった意味からも、ぜひしっかり告知をいたしまして多くの方に登録をしていただき、ご利用いただけるようにしてまいりたいと考えまして、今日、あまり時間のない中で記者発表させていただいたということで、ぜひご協力をいただきたいと思います。

Q

細かいことで申し訳ないが、切れ目ない支援ということでおっしゃったのでお伺いしたいが、この結婚パスポートの利用者登録と子育て支援のパスポートの利用者登録というのは、子どもが生まれたとかで引き継げるのか。

(担当課)

子育て社会推進課です。

引継ぎという形ではないんですけれども、そのまま結婚のパスポートを登録していて2年後まではパスポートが使える。その間にお子さんが授かれば、子育て支援パスポートもダブルで使えるという形になります。

Q

その子どもさんが生まれたときには、アカウントをそのまま移行できるようにネット上でなっているのか。それとも、もう1回登録し直すのか。

(担当課)

アカウントはそのまま移行できなくて、お子さんの年齢を、生年月日を登録しなければいけないので、もう1回入れていただくことにはなります。

記者発表資料(PDF:975KB)

ページの先頭へ戻る

令和4年度11月補正予算案について

Q

先週、県の補正予算案が発表されたが、それについての位置づけや意義について知事からあらためてお話をお願いする。

村井知事

まず、この11月補正予算の規模は一般会計のみで約400億円ということになります。

位置づけ、意義でありますが、光熱費や物価高騰の影響を受けている県民、事業者への支援が一つ。二つ目は、今年3月に発生いたしました福島県沖を震源とする地震への対応。これを予算化したものでございます。最大の意義は、物価高騰、そして地震で被害を受けた皆さまの生活支援というところにあると考えております。

Q

仙台空港への経営支援というのを初めて乗り出したと思うが、その経緯、狙いも併せてお伺いする。

村井知事

これも同じでして、いろいろな物価が非常に高騰していて、仙台空港も、いよいよ具体的な運用が始まったわけでありますけれども、かなり経営が大変だという声を聞きましたので、インフラとして非常に社会性が高い施設でありますので、支援をするに値する施設と考えたということであります。

Q

これも基本的には光熱費がメインというか、そういった対応になるのか。

村井知事

そうですね。光熱費が中心ということになると思います。

ページの先頭へ戻る

みやぎお知らせコロナアプリ(MICA)の運用停止について

Q

県が運用していたコロナの通知システム「MICA」が先週運用を停止されたということで、一部報道によると特に通知もあまり数が少なかったようだが、これを運用しての成果と、あと、あったらぜひ次の新たな感染症に向けて何か得られた教訓などがあったら教えてほしい。

村井知事

これはゼロ予算で県職員が作ったアプリであります。COCOAというアプリが接触アプリでありますけれども、あれより前にうちが作ったアプリでありました。COCOAのように接触アプリではなくて、最初は、ライブハウスでクラスターが発生してはいけないということで、入場者にこのCOCOA(訂正:MICA)を入れていただいて、QRコードで登録をしていただきますと、そしてメールアドレスを入れていただくと、そのメールアドレスがわれわれのほうに届いて、そしてクラスターが発生して、ライブハウスのほうがどこの誰だか分からない、誰が来られたか分からないということであれば、そこから連絡をする、通知をするというシステムでありました。これを途中から、ライブハウスだけではなくて、カラオケ店や飲食店、県美術館、県図書館、県の歴史博物館といった県有施設にも対象を広げたということでございました。

先ほど言いましたように、どこの誰がクラスターの対象になったか分からないときにこのアプリを使うということであったんですけれども、幸いライブハウスではそういうことがなくて、そして飲食店については、クラスターが発生したとしてもお客さんが全部分かっておりましたので、このMICAを使わなくても、直接お客さんにクラスターが発生しましたよということは連絡をできるということでありましたので、そういったことから利用がほとんどなかったということであります。

しかし、こういうものがあることによって、お店なり施設なりが安心してお客さんをお迎えできたということでは意義があったと思います。予算的にはゼロ予算でございましたので、特に県民の税金を使ってということではありませんでしたから、問題はなかったと思っております。

今後ですけれども、また同じような状況になればMICAを使うこともあり得ると思いますし、また、現在、マイナンバーカードを使ってポケットサインを今どんどん使うように考えておりますので、そういったポケットサインを使えばもっと簡単にマイナンバーで登録できますので、直接通知もできますので、非常に便利になるのではないかなと思って、そういったようなことも今後検討してまいりたいなと思っております。今回は、メールアドレスを入れていただくことになっていますから、メールアドレスの入力ミスがあれば届かないということもありましたし、その方がどこにお住まいなのかも分からない。1か月ぐらいしたら全部消すということになっておりましたが、ポケットサインならばそういうことはありませんので、今後は、そういったポケットサインの通知機能なども使いながらやれることがあるのではないかと思いますので、そういう研究も進めてまいりたいと思っています。

ページの先頭へ戻る

衆議院小選挙区の区割り変更について

Q

先週、衆議院の区割りについて改正法が全部成立したが、6月からもしかしたらお考えが変わっていないかもしれないが、あらためて、被災地とか過疎地域とか声がなかなか反映されないのではという懸念もあるが、あらためて受け止めをお願いする。

村井知事

選挙区が広がるということは、それだけ有権者の声が届きづらくなるというのはそのとおりだと思いますが、一方で、現在の憲法においては1票の格差というものを最優先に考えなければなりませんので、どうしても都市部に人口が集中している以上は、都市部の定数が増えて、それ以外の地域の定数が減ってしまうというものが現実として起こらざるを得ないと思っています。

いずれにしても、そういう状況であったといたしましても、被災地の声であったり過疎地の声をしっかり拾い上げるように、当選される国会議員の皆さまにおかれましては、しっかりと有権者の元に自ら足を運んで声を拾い上げていただきたいと思います。

ページの先頭へ戻る

岸田政権について

Q

岸田政権の閣僚の辞任が相次いでいて、政権に対する批判もかなり強まっていると思うが、村井知事としては、今、この状況をどのように捉えているか。

村井知事

大臣になるような方は、と自分のことに関しましてはしっかりと自分で説明をする、そういう責任があろうかと思います。説明した内容が国民に理解されないということになれば、ご自身で退くか、あるいは総理のほうから更迭されるというようなことになってしまうのだろうと思います。

今回辞任されることになりました寺田総務大臣については、私はあまり面識もないわけでありまして、詳しいことは分かりません。ただ、このような結果になったということは、それなりに理由があったのだろうと思っています。大変残念に思います。新しい大臣におかれましては、襟を正してしっかりと対応していただきたいと思います。

Q

だいたい各社の報道機関での世論調査を見ると、30%とかだいたいそのあたりの水準になっていて、かなり支持率が下がってきているが、岸田政権にあらためて今申したいことというか、何か注文したことがあれば。

村井知事

非常に地方にも寄り添っていただいて、財政的な支援はしていただいているんですけれども、残念なことに、この国を30年後、50年後にどう導いていくのかというビジョンが全く見えていません。そういったところが私は残念に思います。やはり政治家ですので、特に国のリーダーですから、この国をどう導いていこうとしているのか、そこをしっかり示しながら、今ある課題に一つずつ対処していくということが必要なのではないかなと思います。今、国民に岸田政権はこの国をどう導こうと思っていると思いますかと聞いたら、恐らく皆さん分からないと。まず目の前にあるコロナ対策であったり、物価対策であったり、安全保障であったり、目の前のことに何かきゅうきゅうとしているような気がしますよね。そこが非常に残念だと思いますね。

ページの先頭へ戻る

核燃料税の引き上げについて

Q

核燃料税を宮城県として次の課税期間から引き上げるという方針を掲げられた。この狙いというのを伺いたい。

村井知事

今回の方針は、現行の核燃料税が来年の6月に失効するということを受けたものであります。税率の引上げは、原子力発電所の立地に伴い必要となる原子力安全環境対策等の各種事業の財政需要に従来の税率では核燃料税収入が満たないことから、他県並みの税率にさせていただきました。宮城県だけが突出して高いというわけではなくて、他県並みの足並みをそろえたということであります。

原子力発電所の再稼働時期が不透明でありますので、価額割については見込むことができない状況でありますけれども、出力割については年間で約5億円の税収が見込まれます。なお、東北電力では女川原発2号機の再稼働時期について令和6年2月を目指すとされておりますが、今回は失効に伴う更新でありまして、再稼働を見据えたというものでは決してございません。

Q

一方で、廃炉、今手続が進んでいる1号機のほうについては、廃炉割というものを新たに設けられた。この狙いも教えてほしい。

村井知事

当然、廃炉するということであったとしても、地元にかかる負担というものがなくなるわけでは決してありませんで、完全になくなるまでは地元の負担が当然残ります。従って、そこを見据えて改正をしたということでございます。

Q

核燃料引上げのほうのそもそもの背景として、原発を立地している道府県の中では水準としては低い水準であったと思うが、それを他の道府県並みに引き上げたということで、かねて引上げの前は電力会社に対してちょっと甘いんじゃないかというような声も取材の中で聞いていたが、そういうような電力会社に対する姿勢としては特にあまり気遣うことはなかったということでいいのか。

村井知事

実は、発展税、一番たくさん頂いているのは東北電力です。そういうのも全部足し合わせると、結構宮城県は東北電力には厳しいことを言っているんです。核燃料税一つ取ってみればそうですけれども、決して甘いわけではないと思います。逆に東北電力には厳しいお願いをいつもさせていただいているという認識であります。

ページの先頭へ戻る

お問い合わせ先

広報課企画報道班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2281

ファックス番号:022-263-3780

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

重要なお知らせ

こちらのページも読まれています

 

information retrieval

このページに知りたい情報がない場合は