掲載日:2022年7月21日

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宮城県知事記者会見(令和4年7月19日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)。

【知事発表項目】新型コロナウイルス感染症「第7波」への警戒について

村井知事

新型コロナの「第7波」への警戒について、県民の皆さまにお願いがございます。

こちらをご覧ください。

県内の感染状況につきましては、先週の会見でご説明いたしましたが、先週12日以降の感染者数が急増しております。16日土曜日には958人と、第6波のピークを超えて過去最多を更新をいたしました。今まで1日の感染者数1,000人を超える、4桁になったことはないんですが、恐らく近いうちに4桁に届くだろうと見ております。17日日曜日までの1週間の合計でも、前の週より2,500人近く増加しており、週別で過去最大の増え幅となったわけであります。

全国的に第7波に入ったと言われており、多くの県において、連日、過去最多の感染者数となっておりますが、本県にも遂にこの第7波が到来したものと認識をしております。

今回の感染拡大の特徴は、その感染拡大のスピードと波の大きさであると推測され、大規模な感染拡大が数日のうちに起こり、感染者数が従来の波を大幅に超える可能性がございます。

先週もお伝えしたとおり、県民の皆さまには、ワクチンの接種、換気、不織布マスクの着用、手洗いなど、基本的な感染対策をより一層徹底していただきますようお願いを申し上げます。

特に、ワクチン接種は重症化を予防する効果があり、また、3回目接種は感染や発症を予防する効果も確認されております。まだ3回目、そして4回目の接種を終えていない方々につきましては、できるだけ早く接種を受けていただくようお願い申し上げます。

私も日曜日、4回目のワクチン接種をしてまいりました。東北大学ワクチン接種センターで接種を受けてまいりました。センターの開設は7月末までとなっておりますが、予約枠にはまだ空きがございますので、ワクチン接種がお済みでない方は、ぜひとも東北大学ワクチン接種センターもご利用いただければと思います。

第7波による感染拡大を抑え、医療提供体制を維持していくためには、基本的な感染対策の徹底について、重ねてお願いをしたいと考えております。

この件については以上でございます。

Q

知事は、第7波の対策に関して、ワクチン、換気、不織布マスクの着用ということをおっしゃったが、今後、夏休みに入って人流の動き、行動抑制等、繰り返し聞いていることではあるが、どのような対策とか、人の動きに関してどのような対策が必要かについて教えてほしい。

村井知事

特に何らかの対策を取るということは今のところ考えておりません。最大の理由は、感染者数は増えてはいるんですけれども、重症者の数が極めて少ないということ、それから亡くなる方がほとんどいないということ、感染する感染率は高いのですけれども、重症化リスクは非常に低いということです。従って、しっかりとしたこういった対策を取れば、十分経済活動は行えるものと、日常生活には問題なく、支障なく行えるものと考えております。

従って、夏休み、お盆が近づいておりますけれども、それに向けて特段の対策を取るということは今のところ考えておりません。ただただ、このような基本的な感染対策、特にワクチン接種をよろしくお願い申し上げたいと思います。

高齢者の方は、BA.5でも重症化する方がいるということでありますので、特に高齢の方については、早めに4回目接種を終えていただきたいなと思います。

Q

大規模接種センターだが、これは延長という考え方は今のところないということでよろしいか。

村井知事

今のところありません。

Q

今後、8月以降というのはどのように接種を進めてほしいと考えているか。

村井知事

これは各市町村が指定しております集団の接種センターであったり、あとは各個別の医療機関、こういったところで接種をしていただきたいなと思っております。

記者発表資料(PDF:835KB)

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名蓋川・出来川の堤防決壊等について

Q

大きな被害をもたらした大雨についての所感を伺いたいのと、あと、今、冠水状況に関しては排水ポンプなどで必死に作業をされているかと思うが、この修復のめどであったりとか、あと、県管理河川である名蓋川が決壊して、改めて復旧計画の策定のめど等を教えてほしい。

村井知事

まず、所感でございます。場所によってですけれども、大崎辺りでは7月の1か月の雨量がたった数時間で降ってしまったということでありまして、われわれの想定をはるかに超える大雨が降ったということでございます。それによって名蓋川、そして出来川も1か所決壊をいたしました。幸い亡くなる方がいなかったということはよかったと思っていますが、重傷者1名、軽傷者1名出ました。また、家屋の住家被害、床上・床下浸水の被害が出ているということでございますので、今後はこうした記録的な大雨というものも想定しながら、河川整備を進めていかなければならないと感じているところであります。

具体的な決壊箇所についてですけれども、名蓋川が3か所、出来川が1か所決壊をいたしました。名蓋川については、決壊している箇所以外にも、のり面の崩れなどの被害を受けている箇所がほかにも複数箇所あることを確認しておりまして、随時、応急工事を実施しております。

名蓋川の決壊箇所3か所につきましては、昨日までに2か所の応急工事が完了しております。残り1か所につきましては、本日朝に応急復旧に着手をしておりまして、本日中に応急復旧を完了させるということであります。

出来川につきましては、決壊箇所への進入路である町道が被災しておりまして、通行できない状況にございますので、本日午後、13時から町道の補修工事をまず実施をいたしまして、その後に応急復旧に着手したいと考えております。

完全な復旧工事のめどについてはまだ立っておりません。しかし、いずれにしても、私も現地を視察しましたけれども、名蓋川については、何ていうんでしょうね、土手なんですよね。昔造った土手でありまして、本川の支川のさらに支川ということで、支川の支川、雨が降っていなければ非常に小川といったような、そういう河川でございます。県管理河川でありますが、その土手がかなり土が、昔造った土手でありますので、土の質があまりよくなくて、どうしても雨が降ってしまいますとえぐれてしまう、そして破堤をしてしまう可能性が高いということでありました。今回破堤した左岸につきましては、実は今年度、もう既に工事を発注している場所だったんですね。そこが破堤をしてしまったということであります。恐らく、現地を見ますと、複数箇所、破堤してもおかしくないなという場所がありましたので、今のように対症療法的な工事をしておりますと、同じようなことが何度も起こってしまいますから、少し抜本的に名蓋川については対策を考えるべきであると考えまして、早速、今日、指示をいたしました。しっかりと、どういう工事をすればいいのか、どういう工法をすればいいのかということを検討してまいりたいと思っております。

Q

まず、名蓋川に関しては、対症療法的な工事ではなくて抜本的な工事が必要だということだが、今回は名蓋川が決壊したということで、県内で、ほかでもこういった対症療法でなく抜本的な対策をという河川等があれば教えてほしい。

村井知事

今のところ、今回のこの雨でも耐えましたので、恐らく大丈夫だと思います。吉田川が大きく決壊し、渋井川が大きく決壊したということがありまして、それに対してはしっかりとした工事をやって、今回のこれだけの雨でもしっかり耐えたわけでありますので、恐らく、今後対策を取ればこういったところはだんだんなくなっていくだろうと思っております。河川といっても、大小、大中小、河川全部入れますと相当な数ありますので、全てを一気にというわけにはいきませんが、どうしても被害が出る可能性の高いところから優先的に対策を取っていきたいと思っております。

Q

名蓋川の堤防の決壊について伺う。これまでも、7年前だったり3年前にも堤防が決壊していたということで、そのときにしっかり抜本的な対策を取っていれば今回は防げたんじゃないかという地元の声がある。こうした声については、知事はどのように受け止めているか。

村井知事

従って、先ほども言ったように今回決壊した場所ですね、今年度既に工事も発注していたわけなんですね。そこが工事が始まる前に決壊してしまったということでありますから、しっかりと問題意識を持って対策を取っていたことは間違いないです。ただ、残念ながら間に合わなかったということです。

しかし、今回、ずっと歩いてみて分かったんですけれども、あの場所は全体的に非常に土質が悪くて、今回、仮にきちんと整備したとしても、またほかのところが決壊する可能性があるだろうということをじかに確認しましたので、思い切って今回は、今後は全体を見直して、どのような工法にすればいいのかということを検討した上で、早急に検討して、すぐに工事に取りかかりたいと考えております。何もやらなかったわけでは決してないということはご理解いただきたいと思います。

Q

おとといだったか、知事が現場を視察した際に、3年から5年という数字を取材でおっしゃっていたかと思う。その見通しというのは、今日時点でもそのつもりでやっていくという理解でよろしいか。

村井知事

なるべく短くしたいと思っておりますが、財政的な面を考慮いたしまして、3年から5年という言い方をさせていただきました。正直申し上げて、ちゃんと設計をしたわけでもありませんので、工法を考えたわけでありませんので、私の勘といえば勘なんですけれども、それぐらいのスピード感を持って取り組みたいという私の意思表示をしたということであります。

Q

まだ農業関連の被害額が出ていないということで、結構被害も3,000ヘクタールと大きくて全貌は見えていないと思うが、それに関する補償だったり、今の段階で、その次の県で考えていることがあれば教えてほしい。

村井知事

基本的には、共済に加入されておられると思いますので、そちらのほうの対応ということになると思いますし、国の何らかの支援があれば、それに呼応するということも十分あると思いますが、まだその被害額が、被害がどの程度なのかということが決定しておりません。稲作、水稲に関しては、3日間ぐらいで水が引けば、それほど大きな被害はないと言われておりますが、畑作ですよね、特に大豆、こういったようなものが水に浸かってしまうと駄目になってしまいますので、これがどの程度の被害があったかというようなことを今、早急に調べているところであります。

Q

そのまとまる見通しみたいなものはあるか。

村井知事

しばらくかかるんじゃないでしょうかね。あれ全部歩いて確認しなきゃいけませんので。

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羽生結弦選手について

Q

羽生結弦さんが今日記者会見すると、一部報道では引退でということも報じられている。被災しながら、いろいろ被災地に行って、オリンピックで活躍して勇気を与えてくれた羽生選手に対して、知事の所感をお願いしたい。

村井知事

オリンピックで2回も金メダルを取っていただき、県民栄誉賞を2回受賞されました。東日本大震災の後に落ち込んでいた被災者の皆さん、県民の気持ちに光を与えてくれて、本当に心から喜びを与えてくださった方であります。まだまだお若い方でありますので、次のオリンピックまで頑張っていただきたいという思いを持っておりましたけれども、ご本人の意思でございますので、これは当然尊重しなければならないと思っています。

ただ、恐らく引退をしてもスケートから離れることはないでしょうし、これからもいろいろな場面でご活躍いただきたいと思います。また、後輩の育成、これからの若い人たちの育成などにもご尽力を賜りたいと思います。

非常に素晴らしい若者で、県の事業なんかにも無償で積極的に協力をしてくれています。これからもいろいろな県の事業に対してご支援をいただきたいなという思いも持っております。

Q

もし引退ということをご本人が発表された場合、その段階で、県としてさらに労をねぎらうとか何かたたえるとか、そのような計画は持っているか。

村井知事

今のところは特にそこは考えておりません。まだ引退ということを発表もされていないので、先んじてお話しするのは失礼かなと思います。その辺は控えたいと思います。

本当に羽生さん、これぐらいのちっちゃいときから、本当に大きな世界の大会に出てメダル取っておられて、よく私のところに表敬で来られたんですよね。本当におかっぱ頭でかわいい子だったんですよ。女の子みたいな顔していてね。こんなかわいい子がスケートでくるくるよく回れるなと思っていたんですけれども、あれよあれよという間に私より大きくなって、立派な青年になって、本当にうれしく思いますね。

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川崎町における風力発電計画について

Q

今日の午後、川崎町に続いて蔵王町が意見書を提出するという形になっているかと思う。これに関して知事の所感を伺う。

村井知事

当然、町の意見でございますので、しっかりと受け止めたいというふうに思っております。今後、県知事としても、事業者のほうに私の考え方をお示しをするということになります。その後に何らかの形でマスコミの皆さんに私がどういう意見を出したかということについてはお示しをしたいと思っています。

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