掲載日:2021年11月25日

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宮城県知事記者会見(令和3年11月22日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています。

はじめに

司会

初めに、本日から知事が記者会見で使用する演台を替えております。この演台は、先月行われた全国豊かな海づくり大会の式典行事で司会者台として使用したもので、農林中央金庫、宮城県森林組合連合会、宮城県漁業協同組合から寄贈いただいたものです。登米町森林組合が製作し、クヌギや栗の木材を使用し、雀の仙台箪笥手打ちの金具がついているなど、ご覧のとおり大変立派なものです。ぜひ取材のほうも併せてお願いいたします。
それでは、知事からの発表項目に移ります。

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【知事発表項目】宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)に係る水道施設運営等事業実施許可について

村井知事

正確には昨日からですけれども、5期目に入りました。5期目最初の記者会見ということになります。5期目もどうかよろしくお願い申し上げます。
それでは、私から4点皆さまに発表を行います。
まず1点目でございます。宮城県上工下水一体管理連携運営事業、いわゆる「みやぎ型管理運営方式」に係る水道施設運営事業の実施許可についてご説明をさせていただきます。
大崎広域水道事業と、仙南・仙塩広域水道事業の2つの水道用水供給事業につきまして、先週11月19日金曜日、水道法の規定に基づく厚生労働大臣の許可を取得しましたことをご報告申し上げます。なお、本許可の取得による水道施設運営等事業の実施は、全国初めてということになります。許可の概要ですが、PFI法に規定する公共施設等運営権を水道事業に設定する場合に、水道法の規定に基づき、あらかじめ厚生労働大臣の許可が必要になるものであります。今後の予定といたしましては、近日中に2つの水道用水供給事業を含む9つの上・工・下水道事業に運営権を設定しまして、特別目的会社「株式会社みずむすびマネジメントみやぎ」と実施契約を締結する予定となっておりますので、ご報告いたします。

Q

6月議会で本件については可決されて、本当は7月くらいに申請という話がずれ込んでの10月22日の申請だったかと思うが、それからおよそ1か月後の許可、このスケジュール感について、まずどのようにお考えになっているか。来年4月からの開始となると思うが、それに向けて今行われていることについて教えてほしい。

担当課

水道経営課から説明いたします。予定では9月くらいには許可を受けたいということでわれわれとしてはスケジューリングいたしましたけれども、やはり水道事業につきましては1号案件ということで、厚生労働省のほうと事前の確認・協議に時間を要したため、今のこの時期になってしまったというものでございます。
一方、現場の来年4月からの事業開始に向けての準備としましては、現場、書類等も含めた引継ぎ等は既に始まってございまして、10月から新しいSPCが各浄水場や下水処理場に仮設の事務所を設置しまして、既に引継ぎの要員が常駐している状況でございます。県といたしましては、既存事業者からの引継ぎもしっかり行いまして、4月からの事業開始に向けて万全を期した形で準備を進めているところでございます。

村井知事

機器の操作方法、設定、こういうものもありますので、そういったようなものについてはOJTを含む引継ぎを来年の1月から3月にかけて実施すると聞いております。順調に今、事業者の変更が進められていると受け止めております。

Q

国の申請(許可)が下りたということに対する受け止めと所感。あと実施契約の時期はいつぐらいを見込んでいるかということを伺う。

村井知事

まず、所感でありますけれども、ここに至るまで本当に長い時間をかけて準備をしてまいりました。法律の改正までしていただいたわけであります。全国で初めての案件ということで非常に注目をされておりますので、全国のモデルとなるような形でスムーズなスタートが切れた。そして、20年間終わった後に、やってよかったと皆さんに評価をしていただけるような形にしてまいりたいと考えております。

担当課

実施契約につきましては、おおむね1週間から10日ぐらいで締結できるだろうということで考えてございます。ですので、今月末か来月早々、来週中ぐらいには締結したいということで進めております。

記者発表資料(PDF:118KB)

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【知事発表項目】「認証店おうえん食事券」の販売・利用期限の延長について

村井知事

次に、2点目でございます。10月15日より販売及び利用が開始されております「認証店おうえん食事券」につきましては、全国知事会を通じて販売期限及び利用期限を延長するよう要請してきたところでありますが、今般国において正式に延長することが決定されました。
これまで、販売期限・利用期限ともに12月15日までとされておりましたが、販売期限は1月31日まで、利用期限は2月28日まで延長されました。年末年始に向け、忘年会、新年会、親族や親しい友人との会食などの機会も徐々に増えてくると予想されます。この機会に37項目もの対策をしっかりと講じた安心な認証店で食事券を利用いただき、積極的に飲食店の応援にもつなげていただきたいと思います。なお、食事券を利用される皆さまには、会話の際のマスクの着用など引き続き感染防止にご協力をいただきますとともに、認証店の皆さまも引き続き認証時に確認いたしました認証基準を遵守して、感染対策に万全を期していただきますようお願い申し上げます。また、既に販売は終了しておりますが、GoToイート食事券の利用期限につきましても、同じく2月28日まで延長されておりますので、ご購入された皆さまは期限内に忘れることなくご利用ください。
以前発売したGoToイートの食事券はもう販売は終了しています。もう買えません。ただし、利用が2月28日まで。これは以前発売したGoToイート券につきましては、認証店であろうがなかろうが使える券です。緑色の券ですね。あの券については2月28日まで使えるようになっております。また、今発売中であります新しい認証店おうえん食事券につきましては、販売が12月15日までとされておりましたけれども、販売は1月31日まで買えます。そして、利用は2月28日までということで、かなり延びました。これ以上延びることはありません。できないそうです。これ以上延びることはありませんので、この期限内に必ず使い切るようにお願い申し上げたいと思います。これ以上延びることは絶対にありませんので、間違えないようにお願いいたします。

記者発表資料(PDF:200KB)

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【知事発表項目】令和3年県民意識調査のお知らせ

村井知事

次に、3つ目であります。県では、「新・宮城の将来ビジョン」や「宮城県震災復興計画」に関する取組について、県民の皆さまの重視度や満足度などの思いをお聞きする「県民意識調査」を実施します。この調査は、宮城県に居住する選挙人名簿等から無作為で抽出した18歳以上の方4,000人を対象に毎年実施しているもので、今年は11月25日から12月20日までの26日間実施いたします。
これまで毎年震災復興計画に基づく取組についてお聞きしてまいりましたが、震災復興計画は昨年度で終了いたしましたので、今回は締めくくりの調査となります。この10年間で本県の復旧・復興がどれだけ進んだと感じておられるかなどについて、お聞きしたいと思います。また、今年度から新たに「新・宮城の将来ビジョン」がスタートしております。各取組の重視度や満足度などについて、県民の皆さまに率直な思いをご回答いただきたいと思います。また、今年度からはインターネットからも回答できるようにいたしました。パソコンやスマートフォンを使って回答していただきたいと思います。なお、記者の皆さまにお配りしている資料の裏面に、インターネット回答のイメージを載せましたのでご参照ください。調査結果は、統計的に処理した上で公表するとともに、今後の施策や県政運営に役立ててまいりたいと考えております。調査票がお手元に届いた方は、ぜひご回答をお願い申し上げます。
また、質問項目も以前すごく多かったんですね。去年が149問と非常に多くて、答えを途中で諦めたという方もおられましたので、今回は設問数を107問ということで約3分の2にしております。かなり減らしました。

記者発表資料1(PDF:1,034KB)
記者発表資料2(PDF:216KB)

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【知事発表項目】県公式ホームページのリニューアルについて

村井知事

次に、4点目です。県公式ホームページについて、ご利用される皆さまにとってこれまで以上に情報が探しやすいサイトとなるよう構成やデザインを見直すとともに、本県の魅力情報を集約したポータルサイトを開設するなど、より効果的かつ丁寧に情報を発信するため、リニューアルいたしましたのでお知らせをいたします。
リニューアル予定日は、令和3年11月23日、祝日です。明日リニューアルスタートです。ちょっと混乱して何かあったら困るということで、休みの日にさせていただきました。今回のリニューアルに当たっては、現行ホームページの課題の改善を図っております。例えば、行政情報につきましてはアイコンや画像の活用による視認性の向上や各種まとめページの開設による情報の整理などを、魅力情報についてはポータルサイトの開設による魅力情報の集約などを行いました。
それでは、こちらのリニューアルの主なポイントについて、前方の画面をご覧いただきながら説明をしたいと思います。トップページのデザインでありますけれども、左側の魅力情報エリアと右側の行政情報エリアの2つのエリアで構成をしております。左側の魅力情報エリアは、色とりどりの10枚の画像を縦にスライドさせる仕様としており、多彩な宮城の魅力を視覚的に訴求してまいります。次に、行政情報ページでありますが、分類メニューにアイコンや画像を活用することにより、検索のしやすさ、そして、たどり着きやすさを重視したデザインとしております。また、新たにPROGRESSMIYAGIページを開設し、新・宮城の将来ビジョンの内容を分かりやすく丁寧に伝えてまいります。次に、事業者向けの情報をまとめたページの新設であります。事業者の皆さまが必要な情報にたどり着きやすくなるよう、補助制度や入札などの情報を整理してまとめました。次に、動画チャンネルページであります。県公式のユーチューブチャンネルを集約し、各動画の認知度の向上と閲覧の増加を図ってまいります。また、ツイッター及びスマートニュースとの連携を開始し、SNSの特徴である情報の即時性と拡散性の高さを活用してまいります。なお、近年ではスマートフォンからアクセスが多くなっていることから、指でタップしやすい画面デザインや開閉式ボタンの採用など、スマートフォンからの閲覧がしやすい画面設計としております。
最後に、魅力情報ページの新設であります。これまでそれぞれのサイトに分散しておりました魅力情報コンテンツや魅力発信動画、魅力情報記事、インスタグラム、イベント情報などを集約し、いつ訪れても新しい発見を提供できるよう、効果的に宮城の魅力を発信してまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。まずは使ってみて、何か問題があったら教えてください。

記者発表資料(PDF:506KB)

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3回目の新型コロナワクチン接種について

Q

昨日、全国知事会で提言あったように、2回目からの経過期間とか、交差接種の考え方について意見が出た。知事としてどのようにお考えか。

村井知事

国は6か月過ぎたら接種をしてもいいという形にしておりますけれども、これは皆さん自由に選んでいいということではなく、基本的には2回目の接種が終わって8か月後から接種をスタートということであります。特例的に6か月から認められる場合もあるということであります。
今回知事会で問題になりましたのは、原則が8か月ということであり、どういう状態が例外なのかということをしっかりと明示をしてくださらなければ、早く打ちたいという方がおられると思いますので、それをしっかりと示していただきたいということを知事会で話し合ったということであります。
それから、交差接種なんですけれども、現在国は交差接種は交互接種という言い方をしているそうです。交互接種を認めるということは、国民の皆さまに対して、どちらがよいかということを選択をすることができますよというメッセージであります。国民の要望に応えるためには、やはり必要量をしっかり確保しておくということが非常に重要だろうと思いますし、交互接種することによって安全性や副反応、こういったようなことについての情報をしっかりと示すということが非常に重要なことではないかなと思います。
私は昨日発言したのは認証店の扱いでございまして、認証店が今までは時短要請になったときに、認証店の場合は時短に協力をして協力金をもらってもいいですし、そのまま営業してもいいですよというふうに選択できるようにしていたんですけれども、今回国から示されました内容が基本的に認証店については時短はしなくていいですと、そのままお店をやってくださいと、お店を時短に協力する代わりに協力金を払うという選択肢はありませんよという形になっておりました。それでは、協力金をもらうほうがいいということで認証店を返納する、うちは認証店でなくていいですというようなところが出てくれば、今まで積み上げてきた努力が水の泡になってしまう可能性もありますので、引き続き時短要請をするような事態になったときには選択制を取れるようにしていただきたいというお願いを私からいたしました。
いつもそうなんですけれども、土日なので皆さんお疲れかなと思って、マスコミの皆さんには言わずに一人でやりました。こちらに来てオンラインで参加したということであります。皆さんの体のことを考えてのことであります。

Q

接種券の発送とかも始まってきていると思うが、各自治体の接種券発送に関して、県として何か把握していることはあるか。

村井知事

12月1日からファイザーについては接種ができるような形で、ワクチンは滞りなく供給できるようにしております。それぞれの自治体が12月1日からスタートできるように、今準備を進めているものと認識しています。
また、大規模接種センターについては、2月に入ってからスタートしたいと思います。8か月という期間を考えますと、2月21日から接種がスタートなんですが、それより多少なり早められるということであれば、少しでも早めたいと考えているということであります。また、ファイザーワクチンを使うか、モデルナワクチンを使うか、これについても今いろいろ検討しているところであります。

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県内4病院の再編について

Q

先週、仙台市長から4病院の再編について反対の意見書の提出があったが、それについて所感を伺う。

村井知事

これは仙台市さんの考え方を取りまとめたものと受け止めております。県としては、広域的な視点で病院の配置をどうすればいいのかということ、それから病院経営という視点、経営面の視点で今後どうあるべきなのかという広い目で、広域的な目でこの問題は論じるべきだと考えております。そういったことから、仙台市さんのご意見だけではなくて、仙台医療圏の皆さんとしっかりとご意見を聴いて、そして病院の関係者のご意見を聴きながら話を丁寧に進めていきたいと考えているということであります。

Q

先週、知事は来年度中の基本的な枠組みで合意を目指したいと発言しておられたが、仙台市長からもあったように、議論を尽くしてほしいという発言もあった。今のお考えとしては、来年度中の基本合意というのは県としては変わらないという気持ちでよいか。

村井知事

はい、変わっておりません。

Q

今回の病院の件だが、どのような形で合意がなされたと認識して事を進めていこうと思われているか。例えば、原発のときに地元同意に至るまでには、県議会があって、市町村長会議があって、それで判断したというものがあったが、議案としてこれは例えば県議会の場でやるのか、それとも原発のときは請願書の採択をするかどうかということでやったが、これはどういう形で諮っていこうというお考えか。

村井知事

まだ分かりません。現時点においては分かりません。当然、この問題に関して予算が絡んでくるとか、条例が絡んでくるということになってくると、議会にお諮りするということになりますけれども、まだそういったところを論じる段階には至っていないということであります。皆さんよく、何も聞かされていないとか、急な話であったというんですけれども、いつでもどこかでスタートしているわけですよ。分かりますよね。スタートの前に何も言えませんよね。スタートしたということを皆さんにお知らせしたということですから、ここからいろいろ話が始まる。私はこう考えているんですよということを正確に申しましたということですから、これからいろいろなことを詰めていく。あくまでも県の考え方としては、来年度中に基本合意をしていく。基本合意というのも固まったものではありません。そこからさらに肉付けをしていくということで、非常に丁寧に県民の皆さまにお知らせをしながら、オープンにしながら話を進めていっているということはご理解をいただきたいと思います。

Q

今回の件に関して言うと、民間が絡んでいる話だ。政治や行政のみで決定するものではないというか、逆に主体はそちらの民側のほうにあると思う。そういうものと行政とか政治がどう融合させて合意形成に至るかというのは、なかなかイメージが湧かないのだが。

村井知事

そうですね。当然、民間が絡んでいることですから、われわれの思いだけでは進められないということはご理解いただきたいと思うんです。情報をどんどん出せと言われても、民間が、今回の水の問題、上工下水もそうですけれども、相手のあることですから、当然そこは相手のことも考えながら調整をしていく、話を進めていくということになります。しかし、当然県の税金を使ったり、県の条例システムを変える、県が持っている病院を民間と何らかの形で連携・統合するということになってくれば、これは条例を出さなければいけませんので、しっかりと県議会に説明をする。そして、県議会を通じて県民の皆さま、マスコミを通じて県議会の皆さまにお知らせをしていくという努力は当然していかなければならないと考えているということです。また、まさに緒についたばかりです。いかにも既に結論ありきのような形で言われているんですが、ここから話がスタートするということですけれども、話し合う前にまず私の考え方を選挙でしっかりとお伝えをさせていただいたと。ここからそこからスタートということですから、もしかしたら破談になるかもしれませんし、もしかしたらもっといい形、別の形、さらに別の形に進化するかもしれませんし、それはもうこれからだということでご理解をいただきたいと思います。ここからスタートということですね。正確に言うと、9月議会からスタートしているということでありますね。

Q

今回、民間が関わるということで、もう1点お聞きしたい。県の行政で動かせる部分だけで、県内の医療をよりよくするという考えはなかったのか。民間病院を巻き込む形ではなくて、県の持ち駒だけでという考えはなかったのか。

村井知事

ここに至るまでに県立がんセンターのあり方検討をやっていただきまして、東北大学の先生方に入っていただいて、座長になっていただいて話を進めて、そこで出てきた結論が民間の病院と連携……、正式な表現はちょっと忘れましたけれども、連携統合するということを目指すべきであるという、そういう結論が出てきて、それを受けて進み出して3病院にまずなって、それをさらに議論しているうちに今度4病院になったということで、このように話し合っているうちに内容が変わってくるわけですから、本来ならばがちっとした結論が出てから皆さんにお示しをすればよかったんですけれども、結論が出る前にプロセスをしっかり説明せよと言われたので、徐々に説明をしながら、ただし出せるものと出せないものがあるので、出せるところで出してきたということですから、私としては突然出てきたと言われるのは非常に不本意なんですよね。しっかりと議論をしてきて、それもちゃんと皆さんにマスコミにもちゃんと説明しています。委員会でも、議会でも説明していますので、精神医療センターについてもいろいろな総合病院と連携を取っていくということは非常に重要であるというようなものが、ちゃんと文書としても残っておりますので、残っていますよね。病院。精神医療センターの民間の病院と連携統合したほうがいいというのは、ちゃんと資料として残してあるんだね。

担当課

ちょっと今そこの表現の確認をしていたところでございます。

村井知事

たしかそういうのがあったと思います。ちょっと確認します。ですから、それをベースに話は進めてきたということなんですけれども。

Q

仙台市の意見書のほうでは、関係自治体や幅広い分野の有識者を交えた検討体制を設けてほしいということがあったと思うが、その点については、新しい検討体制を設けることについてはどうお考えか。

村井知事

今まで、先ほど言った有識者の皆さんにちゃんと議論いただいて、出てきた結論に基づいて県は次のステップにもう進んでいるわけですよね。そして、議会で説明をし、2プラス2で話合いを進めるということで、もうステップが進んでいますので、また時計の針を戻してくれと言われても、これはなかなか難しい問題だと私は思います。
あと朝日新聞さんでしたっけ、あのインタビュー、舟山院長先生のインタビュー記事、あれ非常によく、私も読んで、ああなるほどと思ったんですけれども、まさに病院経営という視点も非常に重要であるというようなこと、舟山院長先生がおっしゃっていましたけれども、それぞれ病院が組合せも見えてきて動き出していますので、ここでまたどうするんですかという形にはならないだろうと。宮城県としては仙台医療圏全体をどうするのかという視点で今動き出していますので、仙台市の病院をどうするのかではなくて、仙台医療圏の広域的な医療をどうするのかという視点から考え、またがんセンターや精神医療センターのあり方ということを専門家の意見も聴いてまとめて、それを土台に次のステップにどんどん進んでいっていますので、また時計の針を戻せと言われると、これはなかなか簡単にいかないと私は思います。
精神医療センターは民間病院という書き方でなくて、一般病院ということです。一般病院と連携を取るという書き方です。それは調べていただくと分かると思います。突然何か私が思いつきでやったわけじゃなくて、やはり専門家の意見を聴いて積み上げてきてここまで至っているということなので、それは当然マスコミを通じて公表されていますので、ここでいろいろこういうことを言われても非常に難しい。それこそ朝日新聞のインタビュー記事を読んだんですけれども、これは政治的な問題ではなくて、純粋に病院をどのようにするのかという政治的な課題として取り上げる問題ではないだろうと私は思っています。

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三陸沿岸道路全線開通について

Q

三陸沿岸道と宮城県北幹線道路が開通したが、改めてハード整備として象徴的な事業かと思うが、こちらの所感を。

村井知事

三陸縦貫自動車道が間もなく岩手県の久慈までつながります。一気通貫に南から北までつながることになるということです。また、県北高速幹線道路もいよいよ完成ということになります。現在、栗原のインターチェンジも建設を始めましたけれども、建設を始めたんだっけ、始めましたね。建設が始まりました。こうなりますと、北部道路だけではなくて、さらにその北側でも東と西がつながるという形になりまして、防災面でも観光面でも経済面でも救急医療の面でも非常に意味のある道路になるのではないかなと考えております。
ここに至るまで、国においてはわれわれを全力で支援をしてくださいました。心より感謝申し上げたいと思います。つながりましたならば、この道路ができたおかげで命が救われた、また多くのお客様が来るようになった、物が売れるようになったと言ってもらえるように、県としてもできるだけのサポートをしてまいりたいと思っております。

Q

メリットがある一方で、人口流出というか、そういった懸念というのも両方で持たなければならないと思うけれども、その辺についての懸念とそれに対する対策のお考えがあれば伺う。

村井知事

このストロー現象と言われるものは二律背反するもので、どうしても起こってくると思います。便利になるがゆえに、離れたところに住んでいてもまた戻れるということになってしまうということです。しかし、これは地元の皆さんの長年の念願、希望でありましたので、私は道路を整備したことは間違ってなかったろうと思います。経済が衰退する、人がいなくなるということにならないように、その地域のより魅力を高める、また観光面で多くの交流人口が増加すると、こういったようなお手伝いをしながら、それぞれの地域の衰退を少しでもなくしていくように協力をしてまいりたいと思います。

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ベガルタ仙台のJ2リーグ降格について

Q

ベガルタ仙台のJ2降格が決まった。知事としての受け止めと、今後の県としての支援の在り方のお考えがあれば伺う。

村井知事

J2に一度落ちてからJ1に上がって、その後、優勝争いに絡むこともあり、年間2位になったこともありました。地域のためにも非常に貢献をしてくれたサッカーチームだと思っております。今回残念ながらJ2への降格が決まりましたけれども、来年またJ1に上がれるように行政としてもサポートしていかなければならないと思っています。直接プロスポーツに税金を投入することはできませんので、早速みんなで手分けをしてスポンサー探しをしております。既に複数社、スポンサーに関心を持ってくださっている企業が見つかってまいりましたので、行政としてはそういったお手伝いを継続してまいりたいと思います。

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