掲載日:2021年11月10日

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宮城県知事記者会見(令和3年11月8日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています。

【知事発表項目】みやぎ結婚支援センター「みやマリ!」マッチング開始について

村井知事

先日の知事選挙で公約の柱の一つに掲げました結婚・出産・子育て応援施策の充実について、早速始動いたしましたので、発表させていただきます。
9月1日からオープンいたしました「みやぎ結婚支援センター『みやマリ!』」では、9月20日から会員登録を開始し、先週11月1日からマッチングサービスをスタートいたしましたので、お知らせいたします。
11月7日時点の会員登録者数は、申込者数が1,377人、うち本登録者数が585人となっており、大変多くの方に会員のお申込みをいただいております。
登録のお申込みの後は、必ず本人確認のための面談を実施し、独身であることや収入の確認をいたしますので、安心して活動いただけます。本人確認面談後、登録料のお支払いやプロフィール項目の入力などを完了いたしますと本登録となり、マッチングサービスを利用開始することができます。
センターオープン以降、申込みが想定以上に多数となっていることから、センターでの面談・登録のほか、10月は仙台市内の公共施設で臨時の登録会を週末に計7日間開催し、10月23日には第1回目の出張登録会を東松島市で開催いたしました。今後も、市町村と連携した出張登録会を予定したいと考えております。
ここで、簡単に「みやマリ!」でのマッチングシステムご利用からご成婚までの流れをご説明いたします。
最初に、お見合いをしたい相手を見つける方法でありますが、一つは、年齢や年収などによる会員ご本人によるお相手検索となります。二つ方法があるんですけれども、一つ目はご自身で探す方法。二つ目は、AIによるお相手紹介であります。価値観診断テストの結果とご本人の希望条件に基づき、AIが相性のよいと思われるお相手を自動でご紹介いたします。毎週水曜日の配信で11月3日が初日でありましたが、紹介状配信件数は445件となっております。
この二つの方法ですね、自分で探す方法、もう一つはAIによって探してもらう方法、この二つの方法を活用し、システム上でお見合いを申し込み、お相手からイエスの回答が送信されるとお見合いが成立、ご両人の登録スケジュールを基に、お見合い日程候補日が自動的に提案されます。11月7日時点のお見合い申込件数は455件、お見合い成立件数は77件となっております。
なお、お見合い申込みへの回答期限はお申込みから7日間となっているため、スタートから1週間の本日時点では、まだお見合いへのお返事に迷っている方などもおられると思われます。今後、お見合い成立件数はさらに伸びてくるものと考えております。
お見合いは、対面で行うもののほか、システム上からオンラインで実施することも可能であります。お見合い後は、翌日中に交際の可否をシステムから回答していただき、交際期間を経て、晴れてご成婚となりましたならば、センターにご報告をいただき、成婚退会となります。成婚したので退会となります。
ただいまご説明したように、ご本人のパソコンやスマホのシステム上で簡単かつ細やかな手続ができる仕組みとなっております。
資料裏面をご覧ください。
会員登録料の半額キャンペーンは10月末で終了いたしましたが、今後も比較的安価な税込み1万1,000円でご登録いただけます。問合せなどは4に記載のとおりであります。
最後に、マッチングサービス開始に伴い、センターのロゴが新しくなりました。
こちらの画面をご覧ください。
キューピッドむすび丸が婚活を応援をするということで、真ん中にかわいいむすび丸のキューピッドちゃんが入ったということであります。宮城県で結婚を希望される方は、マッチングサービスを開始したこの機会に、ぜひみやぎ結婚支援センター「みやマリ!」をご活用いただきたいと思います。
県外の方でも、結婚していずれは宮城県で生活をしたい、そういう方はお申込みが可能でありますので、記者の皆さんも、独身の方、住所が住民票がここにないからということで気を遣うことは何一つありませんので、一度試しに申し込んでみたらいかがでしょうか。
ちなみに、この画面をご覧いただいている県職員の皆さん、県職員の職員の互助会からお金の支援もあるということでございますので、県職員の独身の方はこぞって申込みをいただければと思います。
プライバシーにはしっかりと注意をいたしますので、情報が外に漏れることはありませんので、遠慮なくお申込みをいただければと思います。

Q

これが始まるときに、令和6年度までに登録者数1,000人というのが目標だったかと思うが、それを超えるような反響である。このことについて知事はどのように受け止めているか。

村井知事

うれしい悲鳴であります。こんなに申込みが殺到するということは想定しておりませんでした。それだけこの、施策に期待をしていただいているということだと思いますので、できるだけ早く本登録になるようにお手伝いをして、一組でも二組でも幸せなカップルが生まれるように協力してまいりたいと思っております。

Q

目標は達成できそうだということで、次の目標みたいなものは具体的にあるか。

村井知事

次の目標まではまだ。もう少し様子を見ながら、次の目標を考えたいと思います。当面は一人でも二人でも多くの方にまずは登録をしていただくということが大切だと思っております。

Q

こうした結婚支援の取組というのは民間でもたくさんあると思うが、そういう中で行政がやる意義ということについてと、それから、うれしい悲鳴ということだったが、それだけの登録者が出ているその背景についてどのように考えているか。

村井知事

まず、われわれ役所がやる意義ですけれども、民間でもしっかりやっていただいているところもあると思っておりますが、まず、われわれ行政ですので、非常に信用力があります。いいかげんなことは一切やらずに、しっかりと書類を出してもらい、面談もして、そして独身であるということ、そして年収がどれくらいあるのかということをしっかり確認した上で行っています。行政というのは何よりも公平・中立で信頼が置けると、信用性があるということが最大の特徴でありますので、そういったところを最大に生かして、一組でも多くの方がカップルになるように努めてまいりたいと思います。
登録者数の背景ですが、恐らく、今コロナ禍でなかなか人と会う、そういう機会がない、そういった出会いの場がなかなかないというようなときに、われわれからこういうものがありますよというメッセージを発信して、それをメディアの皆さんが記事としてニュースとして載せていただいた、報道していただいたと、こういったようなことで関心を強く持っていただいたのではないかなと思っています。

記者発表資料1(PDF:229KB)

記者発表資料2(PDF:1,027KB)

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【知事発表項目】第二仙台北部中核工業団地松の平3丁目地区の再造成について

村井知事

次に、2点目ですね。それでは、次になります。
平成17年の知事就任以降、富県宮城の実現に向けて製造業の誘致に取り組んでまいりました結果、多くの企業の立地につながりました。その一方で、企業の進出が進んだ結果、近い将来、提案可能な工業用地が不足する事態が懸念されるようになってきました。
先日の知事選挙でも私の公約に掲げさせていただいた新しい工業団地の整備の一つとして、このたび第二仙台北部中核工業団地内の松の平3丁目地区を再造成することといたしましたので、お知らせをいたします。大衡インターチェンジを降りてすぐのところ、脇のところですね、非常にいい場所です。
第二仙台北部中核工業団地は、平成9年に開発がスタートし、平成13年に分譲を開始いたしました。しばらくは思うように立地が進みませんでしたが、平成19年にセントラル自動車株式会社の宮城県への移転が決定して以降、自動車関連サプライヤーをはじめとした製造業の立地が進んでおります。その結果、現在、大きな区画として確保できる地区は中央平地区のみとなっている状況であります。
今回再造成を行う松の平3丁目地区は、約30ヘクタールで、現況のほとんどが山林、原野等となっております。これまでは企業のオーダーに応じて造成工事を行い引き渡す、いわゆるオーダーメード用地として提案をしてまいりましたが、具体的な提案はなく、現在に至っております。
昨今の企業の動向を見ますと、立地決定から操業開始までのリードタイムを重視する傾向が強いことから、松の平3丁目地区をあらかじめ造成していくことで、企業の進出を加速させることを目的としております。造成工事は宮城県土地開発公社が行い、開発費用は28億円程度を見込んでおります。先月から造成事業に着手しており、令和7年4月の分譲開始を目指しております。
この件については以上でございます。もう既に入札も終わって、事業者も決まって、工事が始まっているということですね。

Q

この第二(仙台)北部工業団地はトヨタ東日本が近くにあって、車載向けが中心に既に集積しているところだと思うが、今後誘致するに当たり、何か想定している分野があるのかという点が1点と、改めてこの第二(仙台)北部工業団地の売りについてどのように考えているか教えてほしい。

村井知事

今後想定している分野ですが、まず輸送用機械、また高度電子機械産業のほか、これからはIT系であったり金融系であったり、そういったベンチャー企業が、そういったようなものも小さく生んで大きく育てる、こういったようなものも必要になってくるのではないかなと思っております。特に、今回のコロナ禍で、オンラインでいろいろ仕事をするような方が増えてまいりましたので、この機会にそういった方たちに宮城にぜひ来ていただけるようにするということは非常に重要ではないかなと考えております。
それから、第二(仙台)北部工業団地の売りですけれども、全てフルバージョンでインフラが整っている、ガスも電気も水も、ものづくりに最適の場所だと思います。また、インターチェンジがすぐ近くにございます。また、住まいも近くにいろいろな住宅地がたくさんありますので、近くに住みながら働きに行ける、そういった恵まれた環境にあると思います。

Q

ちょっと確認だが、先ほど最初の質問の回答でIT、金融、ベンチャーもとおっしゃっていたと思うが、この工業団地はものづくり以外にも研究開発拠点だったりとかにも対応するということか。

村井知事

ここはあくまでもものづくりの拠点です。逆に言うと、あの場所に物流倉庫なんかを結構希望される企業あるんですけれども、そこは一切お売りしないようにしています。非常にもったいないのでですね。全てのライフラインがそろっている、インフラがそろっていますので、そこに倉庫を建てるということは非常にもったいないので、ものづくりに限った企業しかお売りしないということにさせていただいています。たまにあるんです、太陽光パネルを敷きたいとか、土地が欲しいということで。でも、そういうところは一切お断りしているということです。

記者発表資料1(PDF:306KB)

記者発表資料2(PDF:1,041KB)

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【知事発表項目】宮城県誕生150周年記念ロゴマークの決定について

村井知事

次に、本日3点目、宮城県誕生150周年記念ロゴマークの決定についてであります。
県では、令和4年2月16日に迎える宮城県誕生150周年を記念し、県制150周年記念事業を実施することとしております。
この記念事業に向けた一体感を醸成し、県民の皆さまと共に盛り上げていくため、PRに使用するロゴマークについて、県内の高校生を対象に募集したところ、148点の応募をいただきました。高校生ならではの視点で宮城の魅力が表現されたよい作品が数多くありましたが、審査の結果、宮城県古川工業高等学校化学技術科3年生の佐々木七海さんの作品をロゴマークに採用することに決定いたしました。宮城の特性がよく表現されており、明るく温かく、バランスの取れた非常によい作品が選出されたと思っております。
このロゴマークは、令和4年度の観光キャンペーンをはじめ、記念事業に関連する様々なイベントのポスターやパンフレット、記念グッズなどのプロモーションに活用してまいります。
また、市町村、企業・団体、県民の皆さまにも、宮城県誕生150周年のPRに向け、様々なイベントや取組などの中で幅広く使用していただければと思っております。ロゴマークの使用につきましては、150周年のPRを目的に基本的にどなたでも使用することができますが、商品パッケージなど商用で利用する場合には事前に使用申請が必要となりますので、詳細につきましては企画総務課ホームページをご確認ください。
ロゴマーク採用作品を提供いただきました佐々木さん、また、今回優秀賞として選出されました宮城県宮城野高等学校2年生鹿野菜々子さん、仙台城南高等学校3年生恩田琉聖さんには、賞状と図書カードを贈呈いたします。さらに、受賞者を含めた最終審査の対象となった応募者5名全員に県産品を贈呈いたします。
なお、最優秀賞の授賞式につきましては、県制150周年の記念日に当たる来年2月16日に実施する方向で調整を進めたいと考えております。
このロゴマークを記念事業のシンボルとして、県民の皆さまと共に、地域社会・経済の活性化に向けて盛り上げてまいりたいと思っておりますので、周知についてよろしくお願いを申し上げます。
私からは以上でございます。

記者発表資料(PDF:279KB)

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コロナ下の忘年会について

Q

11月に入って忘年会のシーズンが近づいてきた。新型コロナの第6波到来が懸念される中ではあるが、忘年会の開催について、県民に対してどのように呼びかけるか伺う。

村井知事

週末、各紙新聞を見ておりましたところ、企業の忘年会、新年会の開催をしないというところが比較的多いと、東北は多いという記事がありました。その中で、東北の中では宮城県は開催に積極的なほうであったと認識をしております。
県職員には、私、忘年会は部署単位で感染対策をしっかりした上で開催をしてほしいですというお願いをいたしました。秘書課の忘年会も、旅館で1泊泊まりながらでやろうじゃないかということで今計画をしております。秘書課の有志が計画をしてくれております。感染対策をしっかり取れば、今の状況では開催はできるだろうと思っておりますので、県職員に関してはできる限り忘年会など積極的に参加をしてほしいというお願いをしているところであります。
県民の方に対して私が強要することは一切できないわけでありますが、感染状況が落ち着いている中においては、今は安心して忘年会も開催できるような環境になっているのではないかなと思いますので、3回目のワクチン接種などもしっかり進めてまいりますので、感染状況を見ながら、また感染対策をしっかり取りながら、また、優良店がありますので、そういった優良店を選んで、皆さん積極的に忘年会等をやっていただくと、飲食店の皆さまに喜んでいただけるのではないかなと思っております。

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防球ネット事故防止について

Q

4月に白石市の白石一小で、防球ネットの支柱が折れて児童2人が亡くなられたり大けがをされたりという事故があったと思うが、白石市の教育委員会が先週、再発防止策の内容を発表した。市内各校に学校安全委員会を設置したり、学校に設置される備品の耐久年数といった情報をまとめた台帳整備といったものだったが、学校安全というのは白石市だけではなくて全県共通の課題ではないかと思う。ここに教育委員会の方はいらっしゃらないかもしれないが、そういった問題に対して、今後、白石市以外にも県内でどう取り組まれていくべきだと思うか、知事の考えを聞かせてほしい。

村井知事

この問題は県教委としても重く受け止めているという教育長からのお話がありましたが、私がこうすればいいということは申し上げづらいのですが、白石市の取組というのは一つのモデルになり得るものだと思っておりまして、そういったようなものを横展開するべきなのかどうかということは、教育委員会の中でよくお考えをいただければと思っております。

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公共交通機関の安全対策について

Q

最近、新幹線とか電車内で火をつけたりとか人を刺したりとか、そういった凶悪な事件が増えている状況になっている。一次的には事業者が対応するものだと思うが、こういった密室、電車内は密室でもあるし、公共交通機関はいろいろな人が利用する乗り物だと思うが、そういったものに対する安全対策を強化していくような傾向にあるのかなと思うが、そのあたり知事としてはどのように考えるか。

村井知事

非常に口で言うのは簡単なんですけれども、安全対策、では具体的にそうすればいいのかとなってくると、飛行機のように一つ一つ手荷物検査をやるわけにもいかないと思うんですよね。簡単にはいかないと思いますが、安心して乗り物に乗れるような環境を作るということが重要なことだと思います。これはなかなか県単位で考えるというのは難しいと思います。人は宮城県だけで動くわけではありませんので、オールジャパンで考えていくべき問題ではないかなと思っております。

Q

公共交通機関だと、民間の事業者がやっているもののほかに自治体が運営している市の地下鉄だったりとかバスとか、そういうものもあると思うので、そのあたりは県の管轄でもあるとは思うが、そういう自治体が管轄している乗り物に関しての対策というのは県としてはどういうふうに促していくべきだと思うか。

村井知事

県が直接管轄しているような乗り物というのはございませんが、あえて言えば阿武急が県も関わっている鉄道ということになるかもしれませんけれども、それと、アクセス鉄道ですね。全然関係ないわけでは決してないと思います。仙台市の地下鉄で防犯カメラの設置などを考えているというような報道がございました。何かあったときに証拠が残るような形にするということまではできるかと思うんですけれども、未然に防ぐとなると非常に難しいと思いますね。

Q

先ほど手荷物検査とかは現実的ではないということだったと思うが、例えば巡回の警備員を配置するとか、いろいろと考えられると思うが、何か知事としてこうしたほうがいいのではないかということはあるか。

村井知事

警備員を増やす、警備を強化するということは一つの方法であるかもしれませんですけれどもね。ただ、これも人件費の問題があって、かなりお金がかかることですから。新幹線なんか、よく警備員の方が東京・仙台だと2往復か3往復ぐらいはされておりますので、そういったチェックはされているんだろうと思いますが、それでも警備員さんが常に常駐しているわけではありませんので、なかなか確信犯的に犯罪を犯そうとすると防ぐのは難しいだろうなとは思いますけれども。

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女川原発の硫化水素流出について

Q

東北電力が5日に、建屋内で硫化水素が漏れ出した件について、2013年から沈殿物、たまっていたものを掃除していなくて、結局それが排気が追いつかなくてずっと2号機のほうまで行ったというような調査結果を報告した。運転そのものに影響が出るものではないと思うが、このようなずさんな管理体制について、今後、知事としても再稼働を容認されている立場なので非常に看過できないことなのかなと思うが、どのように受け止めたか。

村井知事

どのような事故であっても大事故につながる可能性はあるわけでありますので、決して油断はできないと思います。早速県も中に入って、しっかりとした対応が取られているかどうかということは確認をし、指導すると報告は受けております。

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新型コロナ対策について

Q

新型コロナウイルスの水際対策が今日から一部緩和されると聞いている。ワクチンの状況によって対象を拡大したりとか隔離期間を短くするというような内容だったと思うが、所感や今後国に求めることなどがあれば教えてほしい。

村井知事

今、非常に落ち着いてきておりまして、拡大の兆候も見られないということでありますので、徐々にそういったものを見直していく、水際対策を見直していく、緩めていくというのは、私はあって当然のことだと思っております。ただ、国によってはまだ感染者が非常に増えている地域もありますので、どのような国から入ってくるのか、また、どういう国の方なのかということをしっかりチェックしていくということが非常に重要だろうなと思います。ウイルスはまた変異をしてくるでしょうから、水際対策については国が責任を持って統一した対策を取る必要が私はあるだろうと思っております。

Q

外国人の旅行客の方、インバウンドの回復にはまだ少し時間がかかるのかなと思うが、そのあたりの県として準備していくことだとか、外国人の方の今の状況に関して何か思うところがあれば教えてほしい。

村井知事

まずは先ほど言ったように、入国に関して何らかのしっかりとした基準が示されるかと思いますので、その後、入国してきた後に、宮城に入った後に感染が分かるということも十分考えられると思いますので、まずは薬ですね、経口薬、こういったようなものがだんだん出てくると思いますので、そういったようなものがしっかりと普及できるように努めてまいりたいと思います。

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令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

Q

先月、文部科学省が2020年度の児童生徒問題行動・不登校調査の結果を公表した。県では、東北6県、そして全国的に見ても不登校の児童生徒が多いと言われてきたわけだが、中学生は9年ぶりにその実数が減少して、小学生も、増加したがその幅は前年と比較してもちょっと小さいと。あくまで業績データだけではあるが、ちょっと不登校に関して動きが見られたということに、今回の結果について知事の受け止めを聞かせてほしい。

村井知事

教育委員会が一生懸命市町村の教育委員会などと取り組みまして、また、自治体も寄り添った対応をしてきた結果がこのような形でだんだん現れてきたのかなと私は喜んでおります。
ただ、不登校の児童生徒を持つ親の方に聞きますと、不登校が決して悪いことであるというようなそういう捉え方をしないでほしいということでありまして、それぞれの子どもさんがそれぞれ持った特性に応じた教育の在り方というのが必要だということであります。従って、今回は政策集の中に定時制とか通信制とか、そういったようなものを一緒にしたような学校を創ったらどうだろうかというようなことも盛り込みました。
不登校を減らすことだけを目的にするのではなくて、一番肝腎なのは、不登校になったとしても結果的にその子が大人になって社会に出て社会活動をしていく、そして社会に貢献できる、そういう人材を育てるということが最大の狙いですので、不登校イコール悪だというような見方は私はするべきではないと思っていまして、その子その子に合った対策を取っていきたい。
ただ、学校に行きたいのに行けないという子もいるわけですから、そういう学校に行きたいのに行けないという子が学校に行けるようにしていくということを考えますと、そういった数字の改善というものは決して悪いことでもないと。いいことだと受け止めるべきだと私は思っています。ちょっと言い方が難しいんですけれども。

Q

学校に行きたくても行けないとか、そういった子どもの行き場としてフリースクールという選択とかもあると思うし、知事が政策集に掲げている新しいタイプの学校というものもちょっと似たようなものだと思うが、県だけでなく全国的にだが、フリースクールという場に公的に支援をする、お金の面で支援をするとか、そういった議論も一部にあると思うが、知事はこちらの件に関してはどう思うか。

村井知事

フリースクールという選択肢も私はあっていいと思うんです。ただ、そのフリースクールにもいろいろなフリースクールがあって、はっきり申し上げて、望ましいフリースクールから、ただ子どもを預かっているだけのフリースクール、ゲームだけやっていればいいよというようなところもあるようなので、そこはやはりしっかりとわれわれが望ましいと思っているようなフリースクールのほうにできるだけ子どもさんに行っていただけるような、そういった誘導策というのも必要なのかなと個人的には思っています。

Q

その望ましいと思われるフリースクールというのは具体的に。

村井知事

つまり子どもさん方が立派な大人となって成長できるような教育というんでしょうか、その子に合った指導がしっかりできているところということです。ただ子どもさんがひきこもりでないような形にさえすればいいだろうというようなフリースクールであってはならないだろうなと思っていますけれども。

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