掲載日:2021年10月13日

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宮城県知事記者会見(令和3年10月11日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています。

宮城県知事選挙に関する河北新報の記事について

村井知事

発表する前に1点、河北新報社に対しまして一言申し上げたいと思います。
知事選挙の日程に関しまして、衆議院選挙と同日選挙になりました。それに対しまして、金曜日の朝刊で「現職への配慮 いぶかる声」という記事がありました。その後、土曜日の「河北春秋」におきまして、1面の下に書いています「河北春秋」ですけれども、衆議院と同日選になるよう県選管は努力をと独立機関に越権とも取れる指示を発したと書いていました。そして、その「河北春秋」の最後に、「教育史の汚点と断言した市長」、これは梅原市長のことで詳しく後で調べてください。「あのとき村井知事は内容は別にして大いに結構といなした。共学化も県教委が考えるべき問題、言及は差し控えると大人の対応。単純比較はできないが、選管への注文は誰の目にも明らか」という記事が載りました。
河北新報社は、私が越権とも取れる指示をいつ出したのか、どこで出したのか、何を根拠にそのように書いたのかということを明確に教えていただきたいと思います。仮に8月2日の私の記者会見での発言をもっておっしゃっているとするならば、大いなる誤りであります。あのときの議事録を取り寄せました。8月2日の記者会見で仙台市長選挙に関連して、投票率を上げるためにはどうすればいいのかという質問に答えたものであります。細部は省略しますけれども、重要な部分だけ申し上げますと、「衆議院と知事選挙が重なれば投票率は上がるということになると思いますから、できる限り準備はあると思いますけれども、選挙管理委員会には柔軟に対応して、衆議院と知事選挙が同日になるならば、同日にするように最大限努力をしていただきたいと思いますし、もし同日にならないのであれば、有権者が混乱しないようになるべく日にちを離すということも重要になるかもしれません」と私はお話ししております。
一切この場から選挙管理委員会に指示を出したということはございません。これが根拠だということであれば、記者会見での私の自由な発言を封じるものであります。知事部局ではない、例えば県警察であったり教育委員会であったり、監査委員であったり人事委員会に対しても、同じように質問を受けましたら、できるだけ具体的に正直に私の気持ちを吐露するようにしております。これが全て越権とも取れる指示ということであれば、この記者会見でこのようなことを聞かれたときには、私は答えるべき立場にはありませんとしか言えなくなってしまうということであります。
私はこの記事は誤った情報操作だと、このように思います。県民に誤った情報を流すものだと非常に憤りを感じております。実際、SNSなどを見ましたならば、この記事を取って、どうやら「知事が元県議会議員である皆川委員長と」といったようなことが載っております。私だけではなくて県の選挙管理委員会の名誉を棄損するものでありまして、断じて許すことができません。ぜひ河北新報は紙面でこの件について明確に説明をする、釈明をする、訂正する、謝罪するなどしていただきたいと思います。こういうことができないということであれば、今後、河北新報社に対する私の考え方、取り組み方というものを全面的に見直してまいりたいと思います。以上です。
なお、この件につきましては、記者会見の最中に話したということでしっかりと議事録に残すように指示をしたいと思います。

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【知事発表項目】「認証店おうえん食事券」販売・利用開始について

村井知事

それでは、まず1点目、「認証店おうえん食事券」についてであります。
県内の飲食店における感染防止策を強化し、利用客の増加につなげることで、県内飲食業の振興を図ることを目的とする「みやぎ飲食店コロナ対策認証制度」と連動して、経済と感染対策の両立を図ろうと考えております。
新型コロナウイルス感染症につきましては、落ち着いた状況が続いていると認識しており、この状況を維持できれば、今週末の10月15日金曜日より販売及び利用を開始したいと考えております。
食事券の内容ですが、1冊に1,000円券が12枚つづりとなっており、1万2,000円分の食事券でございます。これを1万円で販売するもので、プレミアム率は20%であります。販売予定数は60万冊を予定しております。
販売期間なんですが、10月15日から11月15日までの1か月間の販売で、利用期間は10月15日から12月15日までとなっております。2か月間ということになります。なお、販売期間及び利用期間につきましては、全国知事会を通じて延長となるよう要請をしております。これはちょっと私が決めたことではありませんので、期間を延長するように今強く要請をしております。
利用可能店舗は、認証飲食店のうち、食事券事業への参加登録をした飲食店で、10月4日現在で1,428店舗となっております。食事券の販売窓口は県内約200か所となっており、詳しくは、資料に記載の食事券事業者が設置するホームページでご確認いただくか、コールセンターへお問い合わせください。
なお、食事券を利用される皆さまには、マスクの着用や少人数での飲食など感染防止に努めていただきますようお願い申し上げます。また、認証飲食店を経営する皆さまも、引き続き認証時に確認いたしました認証基準を遵守して、感染対策に万全を期していただきますようにお願いを申し上げます。

Q

これは宿泊キャンペーンのほうとも共通するが、今おっしゃったように感染が今後次の波が来たときなどに、これを今後停止、販売停止とか使用の停止ということはこれはあり得ると考えておいたほうがいいのか。

村井知事

はい、ございます。その辺は早めに停止するような形になると思います。

Q

これは事務方の方にお伺いした方がいいと思うが、おうえん食事券の利用可能店舗が認証飲食店の内数だと思うので、できれば同じ日付けでの認証店自体の数、実数を教えてほしい。

担当課

日付ずれてしまいますが、認証店そのものの数ですが、10月6日現在で見込みも含めて認証済みが2,070店舗です。

Q

じゃこの1,428と合わせるのであれば、約2,000店舗中というふうな感じで認識しておけばいいか。これ、当然全県でということか。

担当課

はい、全県です。

村井知事

もしかすると質問に答えていないのかもしれない、勘違いしているかもしれないけれども、認証店は2,000店舗ぐらいなんですけれども、食事券のこの事業に参加したいと手を挙げているところが1,428で、やっぱり現金で扱いたいので、こういうチケットをもらっても……もらいたくないというお店もあるんですよ。ですから、このチケットが使えるのは現時点では1,428ということになります。ですから、残りの500店舗強はもしやりたいと手を挙げていただければ登録することはできるような形になっているということなので、現在チケットを使えるのは1,428ということになります。

Q

2,000分のと考えればいいのか。

村井知事

そうですね、そういうことです。

Q

これも事務方さんへの質問になるかもしれないが、ということは、これは今後対象のお店の数が増やせるというか、増える可能性はあるということか。

担当課

認証店への申請の数そのものが増えてきておりますので、それに伴って参加登録店舗も増えてくるだろうと考えております。

Q

食事券にも宿泊割にも関わってくると思うが、リバウンド防止徹底期間は今月いっぱいにもかかわらず、この15日に始める理由というか、早めに経済を活性化したいということだと思うが、2週間早めたという部分に関して、早めたというか2週間早いということに対してはどう理解すればよろしいのか。

村井知事

逆に2週間遅らせたという認識です。10月1日からやろうと思えばできたわけですね。しかし、患者の出方というのが分からなかった、シルバーウイークからまだ2週間たっていなかったと、10月1日の段階でですね。ということで、2週間様子を見させていただいたということです。東北ではもう既にスタートしているところがありますので、宮城県はより慎重にしたという捉え方であります。

記者発表資料(PDF:166KB)

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【知事発表項目】みやぎ宿泊割キャンペーン『泊まって応援!宿泊割引&クーポン付きプラン』開始について

村井知事

次、2点目でございます。みやぎ宿泊割キャンペーン第2弾『泊まって応援!宿泊割引&クーポン付きプラン』を実施することとなりましたので、お知らせをいたします。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により落ち込んだ県内の観光・宿泊事業の早期回復を図るため、県民対象の県内宿泊商品を1人泊当たり最大5,000円割引すると共に、宿泊者に対して土産物店等で使用できる地域限定クーポンを配付いたします。
利用期間及び予約・販売期間は、令和3年10月15日金曜日チェックイン分から令和3年12月31日金曜日チェックアウト分までであります。
実施内容についてですが、上限を5,000円として、1人1泊当たりの宿泊代金の2分の1を1,000円単位で割引すると共に、割引額に応じて額面1,000円の地域限定クーポンを最大2枚まで配付いたします。連泊の場合は、割引上限額は1万円となります。
利用対象者については、宮城県民を対象とし、9月末現在での予約の対象となる旅行会社、宿泊施設の数につきましては、旅行会社が77、宿泊施設が294の合計371となっております。
予約方法については、10月15日の午前10時に開設する特設サイトをご確認いただき、参加している旅行会社または宿泊施設を確認の上、直接ご連絡ください。
9月末現在でのクーポン取扱店舗数は約1,800店舗となっております。地域限定クーポンの利用可能店舗についても特設サイトをご確認ください。
また、キャンペーン参加事業者については随時募集しております。
なお、8月末までに販売した宿泊前売券や県内市町村が行っている割増商品券等との併用はできません。
最後に、新型コロナウイルス感染拡大状況によりキャンペーンを中断したり終期を早めたりすることがございますので、ご理解をいただきたいと思います。
県の宿泊割キャンペーンより仙台市のほうがかなりお得ですので、先に仙台市のを使ったほうがよろしいかと思います。仙台市が使い終わったら県のほうに申し込まれたほうがいいかと思います。正直に申し上げておきます。

記者発表資料(PDF:186KB)

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【知事発表項目】みやぎ応援ポケモン「ラプラス」宮城巡りスタンプラリー開催について

村井知事

最後に、3点目、「泊まって応援!みやぎ宿泊割キャンペーン」の実施に併せて、日中の時間帯における県内周遊の促進を図るため、昨年度に続き、株式会社ポケモンさまの全面協力の下、みやぎ応援ポケモン「ラプラス」とタイアップしたスタンプラリーの実施が決定いたしましたので、お知らせいたします。
実施期間は10月15日から来年1月31日までの期間内で、スタンプの獲得個数に応じて、宮城県産品やラプラスのオリジナルグッズを抽せんでプレゼントいたします。スポットは、県内市町村各1か所ずつに「ポケモンセンタートウホク」を加えた全36か所です。
また、景品は昨年度に引き続き「こけしのしまぬき」さまに監修いただき、仙台箪笥の特性金具を使用した「仙台時計」をA賞として制作中でございます。これは本当に非売品でありまして極めてすごいと思います。私も欲しいぐらいです。その他の県産品やラプラスグッズの詰め合わせなど様々な商品が抽せんで当たりますので、ぜひ多くの方々にご参加いただければと思います。
観光需要の一日でも早い回復のため、メディアの皆さまにおかれましては引き続きのご協力をよろしくお願いいたします。
あらためまして、ようやくこのような事業をスタートできる状況になりました。9月末でまん延防止等重点措置が解除され、今月いっぱいをリバウンド防止徹底期間としておりますが、これまでのところ新規陽性者は一桁台に抑えられており、ワクチンの接種率も1回目の接種の方が昨日の10日現在で8割を超えました。1回目の接種が8割を超えました。県民の皆さま、事業者の皆さまのご協力に大変感謝をしております。しかしながら、ここで気を緩めて感染が拡大しては意味がなく、感染の抑止と社会経済活動をしっかり両立させていかなければなりません。リバウンドを防止し、これらの事業を実施することで皆さまの笑顔が続くよう、お一人お一人が引き続きこれまでのマスク着用などの感染防止を徹底すると共に、飲食店等をご利用の際には、事業者が求める感染防止策には積極的にご協力いただきますようにお願い申し上げます。
私からは以上でございます。

記者発表資料(PDF:1,270KB)

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宮城県知事選挙について

Q

宮城県知事選の告示が14日に迫っている。昨日、政策発表等はされているが、あらためて選挙への意気込みと、コロナ禍での選挙選ということで留意したいことなどあれば教えてほしい。

村井知事

私の場合は現職で5期目の選挙になりますので、今までの16年間やってきたことの通信簿的な意味合いがあると思いますので、まずは16年間やってきたことを申し上げた上で、今後4年間でやりたいこと、やるべきこと、これをしっかりとお話ししたいと思っております。かなり厳しい選挙になるのではないかという危機感を持ちながら選挙に臨みたいと思っています。急遽早まりましたので、相当ばたばたした選挙にはなっておりまして、まだ選挙事務所の中に運び込んだ荷物が山積みになっているような状態ではありますけれども、10月14日にはスタートしたいと思っております。
留意事項ですけれども、コロナを意識して選挙戦に臨もうと思います。今も自民党の県連で私を応援する県議の会、公明党の議員の方も来られていましたし無所属の方もおられましたけれども、そこでも、動員の選挙はやりませんので人集めは控えていただきたい、なるべく選挙の先導も控えていただきたいというお願いをさせていただきました。昨日の事務所開きも、十数人で非常に少ない人数で事務所開きをやりました。コロナを常に意識して、県民の皆さまに自重ある行動をということをお願いしている以上、私の選挙も自ら律して、コロナ対策を常に意識した選挙戦をしたいと思っております。

Q

知事選と衆院選が同日選になったことについて、率直にどう受け止めているか。

村井知事

結果として、県民の皆さんの投票行動が1回で済む、期日前投票が1回で済む、当日の投票日の投票が1回で済むということでありますので、有権者にとっては非常によかったのではないかなと思います。また、市町村それぞれいろいろなご意見があるようですけれども、市長会などからは、あるいは仙台市さんからは、まとめてやったほうがいいという声があったようであります。そのあたりは報道で知りました。そういうことを考えると市町村の負担も、増えたところもあるかもしれませんが、結果として楽になったところのほうが多いのではないかなと思っております。候補者といたしましても、投票率が上がることになるということですので、現職の知事としては、県民の皆さんが私の県政に対してどういう思いを持っておられるのか、そういったようなことをしっかりと見定めることができますので、非常にありがたい、よかったと思っております。

Q

本来、選挙日程は県選管と市町村選管同士でやり取りするものだと思うが、副知事さんのほうが首長さんに直接協力を求めていたと聞いている。そのあたりの考えはどうか。

村井知事

私も首長に電話をかけました。副知事も電話をかました。ただ、これはそうしてくれという電話ではなくて、「いかがでしょうか」と、「できるのでしょうか、できないのでしょうか」という確認の電話をして、何が何でも協力をしなければならないといったような、そういったような連絡ではありません。それは越権行為にならないように留意をいたしました。選挙管理委員会に連絡したわけではありません。独立した組織ですから。それぞれ市町村長さんに直接確認をさせていただいたということです。そういうふうに受け止めたというなら、どの市町村長なのかということを具体的に名前を教えていただけたら確認はさせていただきますけれども。そういうふうな受け止めだったのでしょうかというのは確認させていただきます。具体的にどこの市町村、どの市町村長かということをお話しいただければと思いますけれども。

Q

それから、直接的な指示でなくても、日程について言及すること自体が、自らの影響力について自覚がないというような専門家の見方もあるが、そのあたりは、こういった指摘はどう受け止めるか。

村井知事

その専門家の方に記者会見の資料を見せた上で聞いていただきたいと思います。先ほど申し上げたように、あの記者会見は、私が自分で発表項目として発表したのではなくて、記者からの質問に答えたわけですよね。恐らくそういう聞き方をされてないんじゃないでしょうかね。あの記者会見の記事を見せて、これについてどう思われますか、質問を受けたのでこう答えましたけれどもというふうな聞き方をすると、また違った回答になっていたと思いますけれども。

Q

今の質問の関連だが、やはり直接の指示ではなくても、ガバナンス上の問題だと思うが、実際、結局県の選管の方というのは市町村課の職員さんの方がされていて、そういう発言をされることによって、ある種、一時期はやったが、忖度というか、知事がこういうことをおっしゃっているんだったらなるべくそれに沿った方向でという考えを、これまでリーダーシップを発揮されてきた知事のことなので、そう考えるということを逆算するということもできたのではないかなと。なので、先ほどおっしゃったように、そういうことになると全て回答をそういうことは控えるということになるので、それは私たちとしてもあまり好ましいことではないが、その辺、そういう指摘も十分考えられるとは、ガバナンス上は、これは県選管でも教育委員会でも共通だが、やはり実態は県の職員の方が実務をされているという実態があるのは事実だと思うので、そのあたりはどう受け止めるか。

村井知事

そうですね、難しいですよね。ただ、記者会見でそういう答え方をしたほうがいいということならば、これから、知事部局以外は答えられませんと全て答えてもいいんですけれども、それで皆さんが納得されるならですね。私はそういうことを期待されていないだろうと思って、私の気持ちを正直にお話しするように、今までこの16年間やってきました。そういうことをもし批判されるということであれば、当選するかどうか分からないですけれども、私が知事をやっている間は、今後は知事部局以外についてはお答えは差し控えますと、県議会においてもそう言わざるを得なくなります。何か言うと、それを切り取られてどういうふうに加工されるか分かりませんので、それが皆さんにとって、県民にとっていいことかどうか。私の考えを聞きたいと思っておられるのに、何もしゃべれないということになってしまうと思うんですよね。
私はそこは決して圧力をかけるとかそういうつもりは全くなくて、皆さんに対して真摯に答えているつもりです。本音をお話ししたほうがいいんじゃないかなと。どうしても答えられないときは答えられませんと言うようにしているんですけれどもね。

Q

さっき聞き忘れたが、同日選の件で1点だけ事実確認したいが、知事と副知事が首長さんに電話をかけたというお話があったと思うが、その目的を教えてほしい。

村井知事

私も、同日選という話が出てきたので、できるのかなと、大変だろうなと思いまして、どうなんでしょうかねというふうな電話をかけたぐらいのお話ですね。だから、同日選にしなければならないとか同日選にするようにしてくれとか、そういう話はしていないですけれどもね。

Q

その得た情報は、基本的にはもう執行部のみでとどまっていたと。

村井知事

当然、当然そうですよ。

Q

あくまでも参考に参考情報を得たかったと。

村井知事

そういうことです。はい。

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県内4病院の再編について

Q

昨日の公約の発表の中で、4病院の再編について、北は富谷、南は名取ということで明言された。この真意についてあらためてお聞きしたい。

村井知事

これは誤解のないように言っておきますけれども、これで決まるわけでもないし、あくまでもこれは相手のあることで、仙台赤十字病院や東北労災病院さんの考え方もありますので、このとおりになるかどうか分かりませんが、少なくとも知事選挙ですので、私はここが一番いいと思っていますということを県民にはっきり伝えるということは重要だと思って、あえてお話をしたということであります。
まず、仙台赤十字病院さんとがんセンターであります。がんの患者さんが合併症を患って治療しなければならない、そういうことを考えると、総合病院と一つにするということは非常に重要だろうと考えました。結果的にがんセンターに仙台赤十字病院がくっつくのか、仙台赤十字病院に県がんセンターがくっつくのかという、これからの議論ですけれども、経営体を一つにするということのほうがいいのではないかと考え、合併という話を、表現の仕方をしているということであります。
県南は、今、県南中核病院が産婦人科を休止しておりまして、なかなか子供が産めない地域になっております。そういうこともあり、また、岩沼にありますスズキ記念病院さん、先生が非常にお年を召されていて、産婦人科がこれからどうなるのかというのが(訂正:岩沼にありますスズキ記念病院さんが仙南地域で大きな役割を担っていただいています。地域のお産を支えていただいている先生方にお年を召されている方もおられ、産婦人科がこれからどうなるのかというのが)非常に大きな問題になっております。周産期医療というのは、重いお産、母子共に重い状態のときに入院をする病院ですけれども、これが太白区の仙台赤十字病院とそして青葉区の東北大学病院、あとこども病院もございますけれども、こういった病院が仙台に集中しているということ。それから、救急搬送時間、これが名取や岩沼の患者さんを仙台に運ぶまで非常に時間がかかっております。そういうようなことを総合的に考えると、南のほうに一つにした病院を持っていく、名取、岩沼、こういったところに持っていくというのは非常に県民のためになるのではないかと考えたということです。
それから、労災病院と県立精神医療センターの件ですけれども、精神医療センター、名取にございます。24時間救急をやってきて非常に大きな役割を担っておりますが、老朽化が著しくて、すぐにでも建て替えてほしいと病院関係者の方に言われておりますが、なかなかいい場所が見つかりませんでした。また、名取だと南のほうに偏っておりますので、全県から24時間救急で患者を運ぶ場合に、北や沿岸部の方を運ぶのに時間がかかってしまうという問題もありました。そこで、富谷に持ってきましたならば、宮城県のちょうどへその部分になります。また、黒川郡は人口が今増えておりますけれども、黒川郡に総合病院がないといったような課題もありました。黒川郡やその周辺の方が何かあったときに、救急搬送が仙台に運ばなければならないという課題がございましたので、そういった意味では、黒川郡に総合病院を造る、そしていつでも24時間の精神病の救急患者が運び込める、そういったような形にすることが県民の利益につながると、このように考えたということであります。今後、仙台赤十字病院さんと労災病院さんとよく話合いをしていきたいと思います。

Q

南のほうに造る病院と、がんセンターと日赤だが、これも経営体については知事選においてはどちらにするかということは明言しないということか。

村井知事

分からないです。これからです。

Q

精神医療センターがこの再編の話に加わったことについて疑問を持たれている方が先週あたりも要望書を出したかと思うが、ご説明にあったように老朽化等の課題を抱えていたということでこの組合せになったということだが、長年解決できてこなかったということに関しては知事自身どのようにお考えか。

村井知事

実は非常に優先度が高い課題だったんです。私も何度もここがいいんじゃないかと話になって、東北大学さんや病院関係者、県立病院機構と話合いをしていたんですけれども、皆さんがここがいいと、そして地権者が大丈夫だという場所が見つからなかったんですね。非常に難しかったんです。そうしたときに、今回このような話になって話合いをしているうちに、ここだと病院機構、精神医療センターの関係者もいいのではないかという案が出てきた。それが富谷を含めて仙台医療圏北部ということになったということですけれども。

Q

そうすると、だいたいの場所のめどがついたということで、地権者とも話合いとかもあまり問題ない土地が利用できそうだという見込みがあって、再編に加わったと捉えていいのか。

村井知事

そこまではっきり言及はできません。あくまでも私は、名取、富谷、こういうところがいいと考えているということで、具体的な場所の調整をまだしているわけではないということです。あくまでも知事選挙に臨むに当たって私の考えを披歴をしたと捉えていただければと思います。

Q

あくまでもこれは県としての方針というよりは村井候補としてのお考えだと思うが、具体的に富谷市、名取市というお名前が出てきて、両市の市長さんにこの件についてお話をされたりとかご相談されたりとかということはあったのか。

村井知事

ありました。

Q

それはどういう会話を、どういう内容のやり取りをされたのか伺えるか。

村井知事

この間、記者会見でお話ししたように、ちょっと正確な日にちは覚えていないですけれども、議会で発表するときに、名取市さんと富谷市さんと、こういう話を明日するということをですね、あと、発表した当日だったですかね、こういう内容を議会で発表しましたということはお話ししました。前お話ししたとおりなんですけれども。

Q

そのときに、自分の知事選挙の公約としてこういう両市の名前を明言するみたいなお話合いもされたのか。

村井知事

していません。これはあくまでも知事選挙ですから、私がどう考えているかと、どう発表するかというのは私が決めていいことですから、あくまでも私の一存で発表しました。

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