掲載日:2021年10月6日

ここから本文です。

宮城県知事記者会見(令和3年10月4日)

知事定例記者会見

※【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています。

【知事発表項目】東北大学ワクチン接種センターの新規予約受け付け終了および2回目の接種の未接種者への対応について

村井知事

東北大学ワクチン接種センターにつきましては、令和3年5月24日の開設以降、これまで約42万回の接種を行い、1回目接種につきましては県全体の1回目接種の15%となる24万人に接種を行ってまいりました。
現在、県全体における1回目接種率が75%以上まで進むなど、県内のワクチン接種を加速化させることができました。その一方で、当センターの予約者数につきましては、9月下旬以降、大きく減少してきているのも事実でございます。
こうしたことから、現在募集中の10月15日金曜日の1回目接種日分をもちまして、東北大学ワクチン接種センターの新規予約受け付けを終了いたします。1回目の接種の受け付けを10月15日で締め切るということでございます。その後、2回目の接種を行いますから、ワクチン接種センターについては11月までは開設はしますが、1回目の接種が10月15日までということになります。
接種を受けていない方で接種を希望される方につきましては、まだ8,000人以上の空きがありますので、前日までに予約を行っていただくか、当日の予約不要受け付け分もございますので、早めに接種を受けていただきますようお願い申し上げます。
なお、2回目の接種が必要となりますことから、東北大学ワクチン接種センターの接種は11月12日まで継続する予定でありますが、これまで当センターの運営に多大なるご尽力をいただきました東北大学病院や看護協会、薬剤師会をはじめ関係者の皆さまには、この場をお借りいたしまして心から御礼を申し上げます。
当センターの終了に伴い、当然この会場での接種はできなくなりますので、1回目接種から28日経過後においてもまだ2回目の接種を受けていない方につきましては、コールセンターにおいて2回目接種の予約を受け付けます。
また、他の会場において武田/モデルナ社製のワクチンにより1回目接種のみを受けた方で、同一会場において接種が困難な方、いわゆるモデルナ難民と言われている方につきましても、県に所定の申請書を提出していただくことで、当センターで2回目の接種のみを受け入れることといたします。
いずれの方につきましても、11月10日水曜日までの受け付けとなりますので、こちらも早めに予約をお願いいたします。
大規模接種センターで1回目打ったけれども、まだ2回目打っていない、28日後の接種に間に合わなかった、また、ほかの会場で1回打ったけれども、まだ2回目打っていない人、28日経過したけれどもまだ打っていない人、そういう人につきましては、11月10日まで受け付けをいたしまして、2回目の接種をしていただきたいと思いますので、まだ1回も打っていない方については10月15日までに予約をしてください。1回打ったけれども、まだ2回目打っていない、打つ場所がまだ決まっていないという方につきましては、11月10日まで受け付けしますので、ご連絡くださいということでございます。間違えないようにお願いいたします。
私からは以上でございます。

Q

知事はセンターの設立に関してかなりご尽力されていたが、ワクチン接種の現状を踏まえて、このセンター設立の意義を改めて伺う。

村井知事

先ほども申し上げましたけれども、県全体の1回目接種の15%、24万人の接種を行いました。特に、この24万人、大半が仙台市なんですね。仙台市の何%ぐらい(かというと)。
つまり仙台市の接種者の中の東北大学ワクチン接種センターで打った割合。これは後でお示しします。
また、県全体の15%ということでありまして、相当大きな役割を果たしたと思います。これがなければ、今、全国平均よりも上回っているんですけれども、接種率が上がっておりますが、この接種センターがなければ全国平均よりも下回っていたと思いますので、非常に大きな役割を果たしたと思います。特に、仙台市の駅前で非常に分かりやすい場所、そして集まりやすい場所であったということが大きなポイントだったと思います。

担当課

仙台市分としましては約24%、だいたい4分の1弱ぐらいです。

村井知事

やはり多くが仙台市民の利用であって、25%ぐらいですね、4分の1ぐらいをあそこで賄ったということですので、非常に大きな役割を果たしたんではないかなと思いますね。やはり仙台市は指定都市で非常に人口が多いですし、働いている方も多いので、接種が難しかったと思いますので、大変大きな役割を果たしたと思います。

Q

かなり県全体の接種率の底上げにもつながったという認識だと思うが、これまで知事がずっと言っていた、若い世代の接種がなかなか進まないということを言っていて、改めてセンターを11月で閉鎖ということになると、この後の若い世代への働きかけの部分についてはどのように考えるか。

村井知事

いずれにせよ、どの市町村も11月中にはほぼ打ち終わるということを言っておりますので、若い方についてもいつまでも待っていられるということでなく、次、3回目の接種が始まりますので、早く打っていただくようにお声がけはしたいと思います。東北大学ワクチン接種センターについてはそういうことでありますが、市町村についてはまだもう少し時間があるようでありますので、市町村と協力してワクチンの接種を急いでいただくようにお願いしてまいりたいと思います。

Q

先ほど知事から言及があったブースター接種に関して、国からまだ方針などは示されていないと思うが、現時点ではどのように県として推進していく考えなのか。

村井知事

これも急がなければならないと思っていますが、まだ国から何の指示もございません。どのような形で調達するのか、また、形で入ってくるのか、同じワクチンを使わなければならないのか、別なワクチンを使ってもいいのか、8か月と言われておりますけれども、そこをどこまで厳守しなければならないのか、そういったようなこと、具体的な指示はございませんので、それを待っているような状況です。参りましたら、また東北大学さんとよく話し合いをしたいと思っています。モデルナにつきましては大部分はここで接種していますので、また同じような役割を果たさなければならないのではないかと個人的には今思っております。

記者発表資料(PDF:187KB)

ページの先頭へ戻る

岸田新内閣の発足について

Q

岸田新内閣が本日発足する。閣僚の顔ぶれが固まったが、新内閣の陣容に対する受け止めを伺う。また、復興大臣に西銘氏が就任する見通しとなっている。これに対する受け止めと、また、西銘氏に期待することについて伺う。

村井知事

まず、新内閣の顔ぶれでありますが、まだ正式に決まってはいないようでありますけれども、報道によると老壮青バランスよく配置された布陣であると受け止めをしております。初入閣が非常に多いようでありますけれども、それぞれ党で実績のあるような方が多いという受け止めであります。しっかり仕事をしていただけるのではないかと期待を申し上げます。
復興大臣、西銘大臣が内定をいたしました。それほど私、今まで面識がある方ではございませんので、これから早速お目にかかって、いろいろお話をさせていただきたいと思います。ハード整備についてはほぼ完了しておりますので、今後はソフト事業に軸足を移すことになりますので、復興庁の役割、復興局の役割、こういったようなものをしっかりと認識をしていただきまして、被災者に寄り添った対応をしていただきたいと考えております。

Q

西銘氏に関して伺いたいのだが、衆議院沖縄4区選出で沖縄担当大臣と兼務という形になる。この辺についての受け止めは何かあるか。

村井知事

復興が相当進んできておりまして、復興庁のやる仕事量というのも、当然ハード・ソフト両方あったものがハードがなくなってきてソフトが中心ということになりますので、そういった意味では兼務をされても十分やりこなせるだけの能力のある方だと判断をされたものと受け止めております。

Q

まだソフト面についてだいぶ課題が残っていると、知事も認識があるかと思うが、国として少し手落ちというか、今までよりも課題として捉える姿勢が弱まったんじゃないかという見方もできると思うが、この辺についての受け止めはいかがか。

村井知事

決してそんなことはないと思います。しっかり仕事をやっていただけると思いますが、先ほども言いましたように仕事量自体は、私自身も復興庁に足を運ぶ回数がずっと減ってきましたので、そういうことを考えると、無理なく仕事はしていただけるものと思っております。

Q

何か求めていくことが具体的にあれば伺う。

村井知事

これは当然、被災者に寄り添った、これからソフト事業が中心となってまいりますので、細かいところに目配りをしなければならなくなると思います。県だけではなくて、被災した市町村にしっかりと自ら足を運ぶような、そういう姿勢を望んでいきたいと思います。

ページの先頭へ戻る

時短要請終了後の週末について

Q

先週末は新型コロナの飲食店への時短要請が解除されてから最初の週末となった。県内各地の人出の状況について、把握していたら伺う。また、それに対する受け止めも併せて伺う。

村井知事

一番分かりやすい国分町に限って見てみましたならば、先週の2倍、この土曜日ですね、2倍でありました。また、時短をしておりませんので、結構遅くまで人がたくさん滞留していたという報告を受けております。私自身、土曜日に、国分町ではありませんですけれども、定禅寺通のお店で外食をいたしましたけれども、2人で外食いたしましたが、やはりかなり混んでいるなというイメージを受けました。
受け止めですけれども、これは時短を解除したわけですから、当然のことだと思います。大人数で大声で深夜までということは極力自制していただきたいというお願いをしております。今後、2週間ほどして患者がどのような形で出てくるのかということをしっかり見極めなければならないと思っております。

Q

時短要請、7月からだいたい2か月ちょっとくらい続けられたと思うが、時短要請が感染拡大防止に果たした役割をどういうふうに総括しているか。

村井知事

飛沫感染を防ぐという意味では、人流を防ぐ、人との接触を防ぐというのが最も効果的であるのは間違いないわけであります。そういった意味では、ワクチン接種と同じように、時短が大きく患者数を減らす要因になったことは間違いないだろうと考えております。

Q

またこれから感染が拡大することもあるかもしれないと思うが、その際に時短要請については今までと同じようにやるのか、それともワクチンの広がりなども考慮してちょっと違う形を考えるのか、そのあたりはどうか。

村井知事

基本的には、国からまた新たな対処方針などが示されると思いますので、それに呼応する形にはなりますが、早め早めに時短というようなことも考えなければならないかもしれません。患者の発生の伸び方ですよね、増え方。また、ワクチンがその時点でどこまで進んでいるのかということを総合的に勘案して、専門家の先生方にも相談しながら対処してまいりたいと考えております。

ページの先頭へ戻る

衆議院解散・総選挙について

Q

多分会見が始まってからの速報だと思うが、岸田総裁が10月19日公示、31日投開票で意向を固めたということで、各社一斉に報道しているようだ。まず、この日程、このようになっていく流れだと思うが、それをどのように感じるかということと、自身も臨む知事選についても、同日ということで考えていると思うが、その辺について考えを教えてほしい。

村井知事

私もこちらに来る直前にそういう報道を知りまして、少し驚き、戸惑っております。特に選挙実務は市町村が担いますので、市町村が混乱しなければいいなと思います。(選挙期日は11月)7日と(報道されており)皆さん準備していましたので、それを今から直前になって1週間早めるというのは大変だと思います。県選管としては、恐らく市町村の選管とよく話し合いをして、迷惑をかけないような形で進めるように努力をされるのではないかと思います。
知事選挙につきましても、同日選が望ましいと私は思います。そのほうが有権者にとっていいわけですが、(知事選挙は)さらに選挙(の告示)日が5日間ほど早くなりますので、対応できるのかどうか、それを注意深く見守りたいと思っています。私が決めることではありませんので。

Q

あくまでもその報道を前提にしてだが、選挙期日への影響もそうだが、有権者に政策をしっかり浸透させる、把握してもらうための時間がとても短いように感じるのだが、その辺、知事としてはいかがか。

村井知事

そうですね、あまりにも、(選挙期日は11月)7日と報道されていましたので、それに合わせてマスコミの皆さんも、要はいくら言ってもマスコミの皆さんを通じて県民の皆さんにお知らせをする、SNS等やネットを使ってというのもあるんですけれども、大半の国民の皆さんは、やはり新聞やテレビニュースを見て判断するわけですので、このタイミングで報道されていたよりさらに1週間早まるということは、十分な考え方が国民の皆さんに浸透するかどうかというのは不安ですよね。正直不安です。

Q

そういう中で、今の報道されている日程で当選されたりした場合に、それは国民とか有権者の信任を得たと果たしてなるのかどうかというちょっと疑問があるのだが。

村井知事

これは、選挙のルールを逸脱したわけではありませんので、ルールの中で行われるのであれば、それは当選した過半数を持った者が国民の信を得たということになるのではないかと思います。

Q

選挙の事務として、この10月31日の日程で行う場合、選挙事務として、これが実行し得るかどうかというところ、もし(知事の選挙も)同日選でやる場合、その辺の見通しを、知事としての考えを聞かせてほしい。

村井知事

かなり大変だと思います。1週間遅らせるなら対応可能かもしれませんけれども、1週間早めるということであれば相当大変だと思いますね。

Q

できなくはないということか。

村井知事

いや、分からないです。分からないですけれども、恐らく市町村としては混乱するのではないですが。(衆議院議員)選挙のスタートが19(日曜日)。今日が4日のため、あと2週間で選挙スタートですから。大変だと思いますね。

Q

知事は。

村井知事

(知事選挙は、)14(日スタート)になったら10日後。できるか、分からないです。選挙管理委員会が判断されることなので。

Q

それはできるだけ合わせていきたいけれども、難しければずらすのもやぶさかでないということか。

村井知事

これはもう私が決めることじゃないので、選管が決めたとおりにやるということですね。私のわがままは通らないと思います。

Q

超短期決戦になりそうだということだが、選挙に立候補される方として、短期決戦の難しさと、そこをどう戦うかというのはどのように考えるか。

村井知事

本当のことを申し上げると11月7日(に執行を想定し、)いろいろ準備は進めてきたつもりですけれども、これを早めるとなると相当大変ですけれども、選管が決めればそのとおりやりたいと思います。
難しさというのは、当然もう物理的な難しさですよね。事務所、人、スタッフ、そういった準備が必要になってきますので、そういった物理的な問題が発生すると思います。
それから、どう戦うかということですが、もうこれは淡々と粛々とやっていくしかないだろうと思っておりますけれども、私は5回目の選挙になりますので、過去4回と同じような戦い方をしていきたいと思います。
早まるとなると新人候補は大変かもしれない。ちょっと準備が間に合うかどうか。なるべく選挙というのはフェアにやったほうがいいと思いますので、私のほうがそうなると余計有利になると思いますので、そこはやっぱり考えなきゃいけないかもしれないですね。難しいですね。びっくりしました。

ページの先頭へ戻る

宮城県知事選挙への長氏出馬表明について

Q

知事選に立候補された長さんの主張の中で幾つかお聞きしたい。仙台圏4病院に再編について反対姿勢を示されている。特に精神医療センターを含めたところが許し難いということをおっしゃっている。その理由が、精神医療の患者さんはなかなか住居の課題が大きくて、なかなか簡単に、病院が移転しても移ることができない、なかなか声も上げづらい面がある、当事者の声もよく聞かなきゃいけないというようなことをおっしゃっていた。こうした指摘をどう受け止めるか。

村井知事

長さんはお医者さんですので、ぜひ精神医療センターのドクターや院長と意見交換をされればよろしいのではないかなと思いますけれども、精神医療センターとしては、早く、今の環境が非常に悪い、場所がまずなかなか見つからなくて、今までもずっと探していたんですけれどもいい場所がなくて、そして、合併症等の患者さんをケアするのが非常に難しいというようなお話があって、今回こういう話になりましたので、精神医療センターとしては、今のような形が望ましいと考えていますので、そういった意見をちゃんと聞いた上で発言をされたほうがよろしいかもしれないですね。

Q

それから、女川原発の再稼働の問題で、多分ご自身の石巻で勤務をされた経験から、私が診ているような方はなかなか避難するのが、今の避難計画では難しいと。だから、安全な避難計画がない以上はとても認められないというようなお話をされている。これも改めてになってしまうが、知事は避難計画の実効性についてはいかがか。

村井知事

どのようなものも完璧なものというのはありませんので、段階を追って精度の高いものにしていく、これはもうこれに限らず、当然のことだと思っています。これは私が決めたことではなくて、国が総理を入れて、総理が議長になって、大丈夫だとまず判断をされたと。その上で、国と一緒になってこの訓練をして、問題点が出てくればまたそれを改善していく。そういったことを繰り返ししながら、再稼働までに時間ございますので、熟度を上げていくということが重要なことではないかと思います。
再稼働をやめる、上工下水管理連携をやめる、病院をやめると。私がやろうとしていることをやめる、やめる、やめると。それで、やめれば県民が幸せになるかといえばそうでもないので、自分としてはこういう県土を作りたいということはやはりしっかりと主張されたほうが、私は県民の皆さんが検討する材料になるのではないかなと思います。

Q

やめるだけではなくて、やめてどうするのかということか。

村井知事

そうですよね。例えば精神医療センター、現地では建て替えできませんので、精神医療センターをではどうするんだと。合併症の患者さんをどうすればいいのか。そういったことまで、県の財政は今こういう状況なので、総合病院を造るということは簡単にできない。それならば私はこうするんだといったようなこと、あるいは、こういった事業を全部やめていってこうするんだといったようなことを、やっぱりはっきり言わなければならないのではないかなと思います。
ただやめればいいというものではなくて、今の精神医療センターも本当に一番優先順位が高い、建て替えをしなければいけない病院ですので、実際もう病院が個室があんまりなくて、患者さんにすごい迷惑かけていて、古くなっていて、お医者さんも、こういう病院ではなかなか勤められないという中を何とか、今24時間化していますので、救急も受け入れていますので、辞めないで残ってくださいと、新しく病院を建て替えたときにはいい環境で仕事をできるようにしますのでということでずっと我慢していただいていますので、非常に優先順位が高い。建て替えなきゃいけないんですよ。それをやめればいいと一言で言えばいいというものでは決してない。非常に優先順位が高いものだということもよく勉強された上で、では自分はどうすればいいのかということをお話しになったほうがいいんじゃないかなと思いますけれどもね。

ページの先頭へ戻る

新型コロナ第6波への備えについて

Q

今月1日付けで厚生労働省から各都道府県に、第5波の感染拡大を踏まえて冬までに医療提供体制とか保健所の体制に関して改めて計画を作ってくださいという通知が出されているようだが、この第5波の感染拡大を踏まえて、今現在、県の中で冬の感染再拡大までに強化をすべきと思っているポイントとか計画に盛り込みたい点があれば教えてほしい。

村井知事

現在、その計画を策定中でありますので、ここではっきりとしたことをなかなか申し上げられないんですが、少なくとも第5波までは、ホテルを柔軟に活用して、そしてしっかりと病院とホテルと連携をし、そして後方支援病院もしっかり作って、うまく回ってきた。そして、患者発生数、陽性者数に対する死亡者数も政令市や東京都を入れた都道府県の中では全国で一番低い状況になっておりますので、大きく何かを変えるということは私は必要ないと思っております。ホテルも増やすことができたり、減らしたりできたりするようになってきましたので、そこはある程度柔軟にできると思います。
ただ、今まではホテルは比較的空いていましたので、すぐに一棟借りができたんですけれども、今後はだんだん景気がよくなってきてホテルが埋まってくるようになりますので、その中でホテルをすぐに確保できるかできないか、これは非常に大きなポイントだと思いますので、そういった点に対してどう考えていくのかというようなことを計画に盛り込むべきではないかなとは思っております。
あと、抗体カクテル、あるいはいろいろな治療薬が出てきましたので、そういった薬の入手ですよね。こういったようなものも重要だと思います。

Q

ホテルの確保という点でいうと、例えば入院待機ステーションのようなものを造るというような考えというのは、今落ち着いているときに、次の再拡大に備えて入院待機ステーションのようなものを造るというような考えとかはあるか。

村井知事

それがまさに宮城県でいうホテルでして、ホテルの中にもランクづけがあって、抗体カクテル療法までする、あるいは病院と同じようにするホテルもあれば、無症状の方、ただ隔離をするというような形のホテルもあるということでありまして、そういった宮城県はホテルが比較的仙台を中心にたくさんあるということがあって、ホテルをうまく活用させていただきましたので、新たに何か箱を準備してというようなことは今のところ考えなくていいのではないかと思っています。
また、ワクチンがおかげさまで1回目が75%をもう超えておりますので、1か月以内に2回目の接種が75%を超えるということになりますので、そういった意味では、さらに3回目のワクチンを順調にやっていけば、今の体制を何とか維持すれば対応できるのではないかと思っております。ですから、大きく何かをメスを入れるといったような計画の変更、上積みということにはならないのではないかと思います。

ページの先頭へ戻る

9月県議会を振り返って

Q

知事選前の定例会がもうすぐ終わるが、改めて議員の方も4期16年の検証とか、これまでのコロナ対策、いろいろな角度から質疑していたが、知事としては、この定例会を振り返ってどのように総括しているか。

村井知事

知事与党、知事野党という立場の方おられますけれども、皆さんもやはり厳しい質問が多かったと受け止めております。当然県民の側に立って発言するわけですから、厳しい意見になるだろうと思っておりました。選挙を応援する、しないは別にして、県民目線でいくと、県のやっていること、足りない部分を厳しく指摘するというのは当然のことだと思います。いろいろ議会で指摘されたようなことを受け止めて、対応していきたいと思っています。

Q

与野党、会派問わず、結構多選に触れていた方も多かったと思うが、改めて知事としてはこの指摘についてはどのように捉えているか。

村井知事

多選の弊害というのはマンネリ化だと思うんですよね。ただ漫然と知事をやるということであってはならないと思います。そういうご指摘だと思いますので、やはりやるべきこと、考えていることをしっかりと前面に出して、当選したならば5期目も務めていく、これが重要じゃないかなと思います。中には、病院問題なんかは選挙が終わってから打ち出すべきじゃないかというお声もあったんですけれども、やはりこれは大きな県政の課題になりますので、選挙でしっかり信を問いたいんだということで、あえて選挙の前に公表して、選挙でも訴えたいと考えています。
このように、ただ知事を務めるのではなくて、5期目はこうやりたいんだということを前面に出して選挙をやりたい。決して知事を続けたいための選挙ではないんです。知事を続けたいための5期目ではなくて、やりたいことがあって、私じゃないとやれないと思うからやるんです。ちょうど対抗馬の方はそれをやめるとおっしゃっているので、非常に分かりやすいのではないかなと思います。

ページの先頭へ戻る

今年の漢字で掲げた目標について

Q

古い話になってしまうが、年始に今年の漢字で「躍」という字を出して、飛躍の躍だが、なぜかというと、コロナで交流人口が落ち込んでいるので回復させたいというお話だった。その中で、オリンピックと、それからデスティネーションキャンペーンと、昨日終了した(全国)豊かな海づくり大会というのがあるのでということで、交流人口と言っていた。オリンピックが終わった、デスティネーションキャンペーンも終わった、全国豊かな海づくり大会も終わったというところで、振り返って、交流人口、コロナのせいで難しかったが、今月からまたちょっと宿泊関係のキャンペーン、県民向けだが、というのもあるので、交流人口の関係で総括してほしい。

村井知事

ずっと時短をするような状況が続きましたので、残念ながらデスティネーションキャンペーンも目立ったイベントは何もできないまま終わってしまいました。非常に残念に思います。また、オリンピック・パラリンピックも豊かな海づくり大会も、最小限の規模に縮小する形での開催になってしまったということです。しかし、いろいろ準備をしたことは決して無駄にならないと思っていまして、こういった(状況下でも)開催をするトレーニングをしたと、私は前向きに捉えるべきだと思っています。
この秋以降、患者が落ち着いているような状況が続けば、いろいろなことをやっていって、一日も早く回復基調に乗せていきたいと思っております。まだ今年は終わったわけではありませんので、12月31日まで、私は11月20日までが任期ですので、まずそこまではしっかりやり通しまして、当選したら、(11月)21日以降、12月31日まで頑張りたいと思います。

Q

しばらく前の話だが、感染が落ち着いてきたら年末には忘年会とかもできるようになるんじゃないかというような発言もあった。(新型コロナウイルス感染症第)6波(への備え)と言われている中で、観光もそうだが、現時点での見通しはいかがか。

村井知事

いや、分からないですね。今の段階では何とも申し上げられないですけれども、できれば観光キャンペーンをスタートさせたり、あるいは各職場での忘年会ですよね、盛大なものが開催できるようにしたいなと願っています。

ページの先頭へ戻る

前回の知事選挙時に掲げた政策の達成状況について

Q

4年前の知事選、4期目出馬に当たって政策を示したと思う。多岐にわたる項目の中で、達成できたものもあれば、まだ達成できていないものもあると思うが、知事の中で特に積み残してしまっているなという部分があったら教えてほしい。

村井知事

当時はコロナなんていうのは全く考えていなかったんですよね。ちょうど復興丸10年ということで、復興の完遂というものをキャッチフレーズにして選挙を戦いました。復興の完遂まではなかなかいかなかったんですけれども、ハード事業はだいたいめどが立ったと。そして、ソフト事業もやるべきことはしっかり明確になって、国から財源を取り付けたという意味では、言ったことはだいたいできたのではないかと思っています。
しかし、コロナの影響で観光の目標であったり産業の振興、こういったようなものは、かなり影響が出てしまって、思ったとおりできなかったと思っています。
5期目に向けても、政策集、ほぼほぼ出来上がりました。こういったようなものをしっかり県民の皆さんにアピールしながら、目標達成に向けて努力していきたいと思います。

Q

例えば福祉とか子育ての分野については、4期目、自身の政策を振り返ってみて達成度合いはいかがか。

村井知事

ちょっと今、その具体的なデータとかいうのがここにないので、はっきりと申し上げられないんですけれども、例えば障害者の人の雇用なんかは少しずつよくなって、工賃なども上昇基調にあります。そういったことに対する今回新たな手も打つことができましたし、子どもさんの子育て分野でも、次にやるべきことがかなり明確に打ち出せていますので、すぐに成果として形としては出ていなくても、4期目で手はいろいろ打たせていただいたと思いますので、約束したことは着実に実行するように努力はしていると自分では思っております。それが数字となって現れるのが、こういったような問題はすぐではなくて、やはり5年後、10年後に出てきますので、今後、そういったようなものをしっかりとやって、村井を選んでよかったと思ってもらえるような形にできればと思っています。

Q

最後に1点だけ、今回の知事選の政策だが、これは選挙がかなり前倒しになる可能性もある中で、いつ頃、今回の選挙の政策は示す予定か。

村井知事

いや、どうしようかなと思っていますね。私もさっき(衆院選挙の期日を)聞いたので、選管が(知事の選挙も)10月31日投票日ということに決めたらどうしようかと。(11月を期日と想定し)スケジュールは組んでいたけれども、選管の結果が分からない、いずれ選挙の前には皆さんに質問への回答をする場を設けたいと思っています。

お問い合わせ先

広報課企画報道班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2281

ファックス番号:022-263-3780

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

重要なお知らせ

こちらのページも読まれています

 

information retrieval

このページに知りたい情報がない場合は