掲載日:2021年9月29日

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宮城県知事記者会見(令和3年9月27日)

知事定例記者会見

※【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています。

【知事発表項目】「第40回全国豊かな海づくり大会」への天皇陛下のオンラインによる行幸について

村井知事

1点目、10月3日に石巻市を主会場に開催を予定しております「第40回全国豊かな海づくり大会~食材王国みやぎ大会~」につきましては、天皇陛下にオンラインにて行幸賜ることになりましたので、ご報告申し上げます。また、皇后陛下のご体調に支障がなければ、天皇皇后両陛下でオンラインによる行幸啓となります。
この「全国豊かな海づくり大会」は、天皇皇后両陛下がご臨席される慣例の地方行幸啓の一つに位置づけられておりますが、今回の大会におきましては、現下の新型コロナウイルス感染症の感染状況等を考慮し、宮内庁等関係機関と調整した結果、オンラインによる行幸となりました。併せて、東日本大震災復興状況につきましても、オンラインでご視察いただくことになりました。このことにつきましては、本日、宮内庁からも同様の発表がなされております。また、天皇陛下をお迎えするに当たり、別紙のとおり知事謹話を発表いたします。
また、大会の詳細につきましては、本日午後1時30分から15階の企業局会議室で、報道関係者向けの事前説明会を開催いたします。本大会の開催に当たりましては、招待者の皆さまに安心してご参加いただけるよう、安全な大会運営に努めてまいりたいと考えております。おかげさまで、かなりコロナは収まっておりますので、しっかりと対策を取りながら予定どおり開催したいと思います。

Q

1件目の海づくり大会の件だが、台風の接近も示されているが、何か対策とか、規模の縮小とか、今のところ考えられていることはあるか。

村井知事

本大会は非常にコンパクトな大会になっておりますので、これ以上縮小するということは考えておりません。台風も予測されておりますけれども、恐らく日曜日には通過しているのではないかなと思いますので、今のところ大きな変更は考えておりません。

Q

皇后陛下につきましては、まだ行幸されるかどうか未定ということか。

村井知事

まだ未定です。ご体調次第ということで宮内庁から聞いております。詳しくは分かりません。

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【知事発表項目】「東北大学ワクチン接種センター」における接種促進について

村井知事

2点目でございます。東北大学ワクチン接種センターでは、現在10月15日金曜日までの新規予約受付を行っているところでありますが、本日の朝の8時の時点で合計2万2,000人以上の空きがあり、多い日では3,000人以上の空きがある日も出ております。全部で2万2,000人以上の空きがあり、多い日では1日3,000人以上の空きがある日も増えているということです。
また、先週23日木曜日、祝日に実施いたしました予約不要枠につきまして、本日からは日中は午前10時から最大500人、夜間は午後6時から最大300人受け付けることとしております。本日から日中、朝10時から最大500人、夜は午後6時から最大300人、予約なしで接種ができる体制を整えます。現在、県内の1回目の接種率は約74%に達しているところであります。例えば20歳から24歳の1回目の接種率は約56%であるなど、若い世代の方々の接種率はまだ60%に達しておらず、比較的遅れております。接種を希望される方、特に若い世代の方々には、東北大学ワクチン接種センターを活用し、なるべく早めに接種をしていただきたいと考えております。
ちなみに、対象者の全県民でありますけれども、接種対象者数が208万4,550人ですが、そのうち1回目を接種した人が74.2%、2回目の接種が終わった方は59.7%ということで、非常に順調に進んでおりまして、もう約6割の方が2回目の接種が終わっているということであります。そういったこともあって、ややワクチン接種に来られる方が少なくなっているようですが、とはいえ、まだまだ打ってない方がおられるわけでありますので、特に若い方、早く接種するように注意喚起をお願いしたいというふうに思います。以上です。

Q

先日23日、実際に予約不要枠をやってみて、準備していた枠よりも大分少ない数しか来なかったようだが、この辺の結果について伺う。

村井知事

そうですね、逆にたくさんお越しになって、せっかく来たのに打てなかったということになるのではないか、それを心配しておりましたので、逆に振れてちょっと安心をしたというのが本音です。できるだけ予約をしてお越しになったほうが、並ばずにスムーズに接種できるからよろしいかと思いますが、いろいろな都合があって今日は急に行ける、休みになったというような方がおられると思いますので、そういう方は予約なしでお越しいただければと思います。ちょっと何人お越しになるかが読めないもんですから、少し不安なんですけれども、前回の23日の例を見る限りにおいては、今後も来て接種ができなくて帰るというようなことはほとんどないと思いますので、安心してお越しいただきたいと思います。

Q

仙台市の集団接種は結構比較的予約好調だが、例えば大規模接種会場の対象年齢を12歳に引き下げるとか、そんなふうなことは考えておられるか。

村井知事

東北大学と調整をいたしましたけれども、東北大学のほうからはお子さんについては自治体の市町村が行っている接種会場で、あるいは個別接種で接種をしていただきたいということでありましたので、その考え方に沿って対応しているということであります。

Q

先週、若い方へのプレゼントキャンペーンというものも発表されたが、その効果は今のところどうか。

村井知事

そうですね、まだ始まったばかりなので分かりません。ただ、プレゼントが目当てという方はそんなにはいないと思います。あくまでもわれわれといたしましては、早く接種をしていただきたい。そのための少しのインセンティブになればというような思いでやっておりますので、プレゼントあるなしにかかわらず早く接種をしていただくようお願いしたいと思います。

Q

かなり接種率も上がってきて予約もいい意味で少なくなっているということだと思うが、今の大規模接種の体制をいつまで続けるべきだと考えているのか。あとは3回目の接種、ブースター接種の話も出てきていると思うのだが、それに備えてワクチン接種の体制、大規模接種を中心にどうすべきだと現時点でお考えか。

村井知事

今後どのような形で2回目までの接種の終期を迎えるか、これは今検討中です。やはり接種する方がだんだん少なくなってきておりますので、そうしたものを見越しながら検討していくことになります。ただし、1回目の接種が終わって、それから大体1か月近くで2回目の接種をしなければなりませんので、1回目の接種が終わってからさらに4週間かかるということになります。それは早めに告知をするようにしたいと思います。これはやはり東北大学が主体となってやっておりますワクチン接種センターですから、東北大学さんのご意向を確認したいと思います。かなりお医者さんも含め医療スタッフがこちらに取られておりますので、相当東北大学にはしわ寄せ来ておりますから、東北大学さんの負担を軽くする意味でも早め早めに結果を出して、県民の皆さんに告知するように努めたいと思っております。
それから、3回目のブースター接種については、詳しい話はまだ国から来ておりません。今日、朝、保健福祉部長に確認しましたけれども、まだ来ていないということです。仄聞するところによると、報道によると、同じワクチンをということであればモデルナということになりますので、その際にはまたどうすればいいのかということを東北大学さんとよく話をさせていただきたいと思います。

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県内の感染状況とまん延防止等重点措置の解除等について

Q

緊急事態宣言から(まん延防止等)重点措置に移行して2週間がたったが、県内の感染状況や病床の使用率をどう見ているか、教えてほしい。あわせて、30日が期限となっているが、解除できるかどうか見通しを教えてほしい。

村井知事

まず、新規感染者数、病床使用率ともに非常に落ち着いていると思います。今日も先ほど午前中の数を聞いたら1桁になったということで、本当に久しぶりに1桁になる、まだ今日固まってないですよ、これから増える可能性がありますので分かりませんが、少なくとも午前中は1桁であったということです。今日の数ではありませんので誤解しないようにしていただきたいと思いますが、そういうことで非常に落ち着いていると思います。
また、病床使用率につきましても今ステージ2の段階まで落ち着いております。従って、このまま順調にいけばまん延防止等重点措置からは外れると思いますが、完全な平常モードに戻せる状況なのかどうかということは慎重に考える必要があると、今でも思っております。

Q

関連して、県独自で時短要請をかけているが、仙台市内、それから仙台市以外、今後どうなるのか、現時点での考えを教えてほしい。

村井知事

これはまだ分かりません。最終的には対策本部会議を開催をし、そして専門家のご意見も聞きながらということになりますが、当然解除するということになれば、皆さんお店の準備をしなければいけませんので、ある程度意思が固まったならば早め早めにこういう状況になりそうだと、今こういう検討状況だということは報告をしたいと思いますが、メディアを通じてお伝えをしたいと思いますが、まだ国から基本的対処方針の案も示されておりませんので、今の段階では言葉が独り歩きしてしまう可能性がありますので、控えたいとに思います。国から基本的対処方針の案といったようなものが示されましたら、それに合わせて県の考え方というのを早めにお示しをしたいと思います。

Q

これまで長い期間緊急事態宣言、まん延防止等と続いてきたが、まずこの月末で解除されることについて、知事としては歓迎する気持ちなのかどうか。

村井知事

正直なところ、まだ大臣からお電話いただいてませんで、解除されるかどうか分かりません。ただ、この状況でいって、しかも報道によると緊急事態宣言を全て解除されるということでありますので、その方向に進んでいるのではないかなと思っております。仮にそうなればということでありますが、ここまでの県民の皆さんの努力が報われて形となって現れているという証左でありますから、本当に県民の皆さまに、そして協力してくださった飲食店の皆さまに感謝を申し上げたいと思います。うれしく思います。

Q

今、国や西村大臣から30日以降の話を打診された場合なんと答えるか。

村井知事

宮城県は非常に落ち着いております、そういうふうに答えます。ほとんどの指標がステージ2になっております。今のところ単発的にクラスターのようなものも発生はしておりますけれども、全ての患者を追えているような状況ですので、直ちに危機的な状況に陥るという状況にはなっておりません。そういうふうにお答えします。

Q

ちょっと細かい話になるが、今回10月1日以降の対策については、従来だと市町村会議を開いて、対策本部会議という流れだったと思うが、今回もそういう見通しになるのか。

村井知事

分かりません。まだ決めておりません。ただ、全体的に厳しくなる方向ではありませんので、市町村長さん方も何が何でもということにはならないのではないかなと思っております。

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認証店おうえん食事券等の開始時期について

Q

先の話になるかもしれないが、認証店の応援食事券や宿泊割などこれからやられると思うが、現時点で開始時期について考えがあれば教えてほしい。

村井知事

当然ですけれども、できるだけ早くしたいという思いはございますが、同時に、またそれがきっかけとなって感染拡大といったようなことになってもいけませんので、これについては丁寧に考えていく必要があるだろうと(考えています)。特に私の思いだけではできませんので、いろいろなご意見を聞きながら、専門家の意見を聞きながら判断をしていきたいと思っております。ほかの県では既に、徐々にそういった対応をしているんですが、まだ宮城県はまん延防止等重点措置中ですので、何もそういった規制がかかっていないところが徐々に緩めていっているようですが、宮城県の場合はまん延防止等重点措置から次のステップに行くということなので、一気に何もない県と同じレベルまで下げていいのかどうか。そこはよく考える必要があると思います。

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自民党総裁選挙について

Q

自民党総裁選について、先週知事は国民運動本部長として各候補者を回られたと思うが、そのときの印象的なことや、どこかの方が特に関心を持たれていたとかがあれば伺う。

村井知事

知事会として要望書、提言書を取りまとめまして、それに対して賛否あるいはコメントを出していただきたいということで、50項目以上書かせていただき提出をいたしました。それぞれ、それに対して、時間が15分でしたので細かいことは話せませんでしたけれども、特にコロナ対策を中心にお話をし、どの候補も前向きにお答えをいただいたという印象を受けました。ただ、候補によってはロックダウンに対して消極的な方がおられたり、こども庁に対してはやや消極的な方がおられる。また、都道府県と政令市の関係について踏み込んだ発言をされる方もおられましたので、そういった場面からして知事会の考え方というのもお伝えをいたしました。今、この辺は総裁選挙の最中でございますので、私からは個々の候補者とどういう話をしたのかということまではお話は控えたいと思います。

Q

それを踏まえて、改めて各候補者に期待されることを伺う。

村井知事

それほど大きな違いはないと思いますが、いずれにしてもわれわれが東京一極集中からやはり変わっていかなければならない。人口が減る中で地方が元気になっていく、そのための対策というものをしっかりと打っていく。ただただ税金をじゃぶじゃぶばらまいて、それによって景気をよくするといったことではなくて、やはりそれぞれの企業が自分の力で元気になっていくような、そういう仕組みを政府として作っていく。そのための後押しとして多少財源を使うというような形を考えていっていただきたいなと思いますね。

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ロックダウンの必要性について

Q

先ほどの話の中で出たが、ロックダウンの必要性について村井知事としては必要と考えているのかどうか。

村井知事

かなり国民の行動に制約を与えますので、難しい問題だと思いますけれども、こういった感染症に対する対策を考えますと、人流を抑える意味である程度都市封鎖というものが、私はあってもいいのではないかと思っております。いずれまた同じような感染症が起こる可能性がありますので、そう考えますと、平時のうちからこういったようなことをしっかりと議論をして、制度設計をしていく、法整備をしていくということが重要なことだと私は思います。
ただ、総裁選の候補もロックダウンに慎重な方がおられたんですけれども、よく話をすると、ロックダウンの定義が曖昧なので、そこをしっかり言わないと自分としては賛成も反対も言えないんだと(いうことでした)。例えばロックダウンをして、もし外に出た人がいればその人を逮捕する、刑事罰を科す、罰金を科す、そういったところまで踏み込むのか。外に出ないでくださいねという程度にとどめるのか。そこら辺の定義をしっかりしないと、この議論はできないというような言い方をされていました。ですから、ロックダウンに反対だといったことではないんだと。賛成か反対かではなくて、ロックダウンというものはどういうものなのかというところがしっかり議論をしていくべきだというのが、自分の考え方だというようなお話をされていました。なるほどなと思いました。

Q

せっかくお答えいただいたので質問したいのだが、知事としてはロックダウンする場合、罰則つきの、いわゆる強制力を伴う、罰則まで必要だとお考えなのか、それとも外に出ないでくださいというレベルにとどめるべきなのか、その辺はいかがか。

村井知事

ここは何とも申し上げられないですね。分からないですね。例えば、高速道路を封鎖しても、いろいろな道が山ほどあって、県境というものもあるわけですから、そこを一歩踏み込んでしまった、道に迷って踏み込んでしまったという人もいるでしょうから、ですからそれに対して懲罰していいのかというような問題も出てくるでしょう。ここら辺は慎重に考える必要があるかなと思いますね。今ここですぐ結論が出る問題ではないと思います。非常に難しい問題だと思いますね。これはやはり人の命を守るということがそこの中心にありますので、誰かを拘束をする、政治的な目的で拘束するというのとはまた全然違って、人の命を守るということを前提に物事を考えるわけですから、私は厳しい措置というものも検討する必要はあるだろうなとは思います。ただ、そうするべきだとは申し上げません。検討はするべきだと思いますね。

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宮城県知事選挙について

Q

知事選の関係だが、少なくとも選挙戦になることが確実な状況になっているが、まずその受け止めについて伺う。

村井知事

選挙は私にとっていい悪いではなくて、県民の皆さまにとって有権者にとっていいか悪いかで判断しなければならないと思います。私の考えている政策、4期16年間、やってきたこと、また、これからやろうとしていることに対して、県民の皆さんが是か非か、イエスかノーかという機会、一番の機会です。私も直接選挙で直接県民の皆さまに、私の考えに対する是非を問える唯一の機会です。ですから、しっかりとしたいい候補者が出てくださるということは、県民の皆さまにとっていいことだろうと思っておりました。出馬を表明されると言っております長さんは、私もお会いしたことありますけれども、地域医療に汗をかいてこられた方ですので、私は素晴らしい方が出馬をされたのではないかと期待をしているところであります。

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