掲載日:2021年7月28日

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宮城県知事記者会見(令和3年7月26日)

知事定例記者会見

※【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています。

【知事発表項目】宮城県介護職働き方改革応援宣言プロジェクト事業の実施状況について

村井知事

本県では、介護職員のワーク・ライフ・バランスを改善し、介護職の魅力を向上するため、介護施設への週休3日制導入を推進しております。本日は、スタートから2年目を迎えた当事業について、現在の状況と今後の展開をお知らせいたします。
事業の初年度となる昨年度は、モデル事業者として5つの施設が導入に取り組みました。令和3年7月現在、全ての施設で週休3日制が本格的に導入・運用されています。手を挙げた5つの施設は全て週休3日制を導入することになったということであります。
今年度におきましても、新たに週休3日制の導入に取り組む意欲のある事業者を募集させていただき、資料にありますとおり、4つの施設を支援対象として選定をさせていただきました。
既に週休3日制を導入している昨年度のモデル事業者からは、「制度の導入により連休が取得しやすくなった」「残業が減少した」などのポジティブな成果が報告されております一方で、週休3日制の趣旨や事業効果が十分に理解されておらず、結果として事業が敬遠されてしまうといった課題も見えてまいりました。
そのため、今後は週休3日制導入済みの施設のスタッフを交えての意見交換会などを積極的に展開し、週休3日制をより身近なものとして捉えていただけるよう、県内の事業所に向けて働きかけてまいります。
なお、これらの情報交換会などを通して、週休3日制導入への興味が高まった事業者を対象に、今年の秋をめどに支援の希望を募る予定であります。
モデル事業者がそれぞれの施設にフィットする形で週休3日制の導入に成功できるよう、全力でサポートをさせていただくことは当然でありますが、これらの事業所で培われた業務改善のノウハウを、宮城県介護業界全体の財産として集約・活用できるよう事業を進めてまいりたいと考えております。
モデルを導入すると全員週休3日制にしなければいけないんじゃないかという誤解がまだあるんですよ。そうではなくて、週休3日制をしてもいいし、そのまま今までのように週休2日制を入れてもいいですよ、要はどちらも選択できるという形にするということです。そういったことをしますと当然いろいろなシフト、難しいシフト表になりますので、そういったシフト表を作るのをわれわれがしっかりお手伝いをするということでございますので、秋以降もぜひ多くの事業者に手を挙げていただきたいと思いますし、ぜひ、週休3日制を導入したらどういうメリットがあるかというようなことをですね、マスコミの皆さん、取材をぜひしていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。取材をしたいというところがあれば、私どものほうでいろいろ調整をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。1日8時間勤務を10時間勤務にして週40時間、そして、4日働いて、40時間働いて3日休むというシフト表になっているということですね。簡単に言うとそういうことです。ぜひ取材してください。

Q

2年目に入ると思うが、今年も新たなモデルとして施設を増やしてどんどん広めていきたいという考えだと思うが、最終的な目標としては、県内の事業所のうちどのくらいをこの3日制を導入したいかとか、知事の目標というのはあるのか。

村井知事

まだ皆さん、仕組みがよく分かっていないので、様子見をされていると思います。これがいいものであるということをある程度皆さん理解されれば、我々のお手伝いがなくても一気に広がるんじゃないかなと思っています。目標としては全ての事業所に導入をしていただきたいという思いを持っております。
特に介護職の職場というのは非常にハードでして、離職も多いんです。3日制を導入したところは離職が非常に少ないという特徴があります。離職を防ぐという意味でも、職場がよくなるという観点からもぜひ導入したいと思っているということであります。

Q

もともと先ほど知事おっしゃったようになかなか介護職の離職が多いということで、より魅力的な職場作りをするために導入されたと思うが、その他の業種、3日制を導入することでより魅力をアップさせるだとか、ほかの業種に広げるようなお考えはあるのか。

村井知事

今のところは、一番人手の足りない、これから高齢者が急激に増えていきますので、そういった意味では介護施設がますます人手が足りなくなる可能性がありますので、そういったことから重点的に介護施設に力を注ぎたいと思っております。いずれ介護施設が全て週休3日制を導入するという形になりましたならば、次の段階として他の業界、業種にということも十分考えられると思います。まずは介護事業所を重点的に対象にしてまいりたいと思っています。
そう簡単に給料を上げるわけにはいきませんので、そういったところでの処遇をやっぱりよくしていかないと。週休2日だと、1日働かなければいけないような、夜中まで働かなければいけないようなときは、休みの日に1日寝てなきゃいけないような日が出てきてしまいますので、実質的には週休2日といっても週休1日になっちゃうんですよね。実質的な休みがですね、遊びに行けるような休みが取れないということで若い人たちが定着してくださりません。週休3日になれば、10時間勤務になりますので1日の仕事はかなりきついんですが、その代わり、いつも残業している方が多いので、残業分がその2時間に充てられますから、結果として残業時間が短くなる。そして、3日休んで、1日家で寝ていたといたしましても2日休みが取れますので、非常に体が楽になって、自分の時間も取れる、子育てもやりやすくなるといったようなメリットが出てくるということですので、私はメリットが非常大きいと思いますので全ての施設に入れたいと思っておりますが、なかなか皆さんに理解してもらっていませんので、今日こうやって記者会見の場で発表したというのは、ぜひ皆さまにこういったような問題を積極的に取り上げていただきたい。いずれは皆さんも年を取って施設でお世話になることになるわけですから、そういうことから、ぜひこういったものは早め早めに宮城は導入していきたいと思っておりますので、取材をしていただきたいなとお願いをさせていただいた次第であります。

Q

まず、この数字に対する、導入状況に対する知事としての評価を伺いたいのと、あと、周知不足ということでなかなか理解が進んでいないとおっしゃったが、非常にいい事業であれば手を挙げるところはあると思うが、まだ二の足を踏んでいるところが多いというこの現状については、どういったところが要因にあるかと分析するか、この2点をお願いする。

村井知事

これは、われわれの体力もありましてたくさんの事業者を一遍にやるわけにいきませんので、九つの施設が手を挙げたんですけれども、昨年は五つに絞らせていただいたと。今年は五つの施設が手を挙げたんですけれども、四つということで、これはわれわれの体力の問題があってこのようにさせていただきました。目標どおりスムーズに進んでいると思います。
やはり先ほどお話ししたように、二の足を踏んでおられる最大の理由がこの制度のよさというものをなかなか皆さん周知をされていない、分かっていないと。今までやっているやり方でも何とか回っているのに、あえて新しいものを入れて混乱するのではないだろうか、週休3日とするとたくさん人を雇わなきゃいけないのではないか、かえって残業が増えるのではないか、そういったものが皆さん非常に二の足を踏む大きな要因になっているようでありますので、決してそうではないんです。結果として職場全体の残業時間も減るし、職員の負担も減るし、離職も減るし、悪いことはそれほどありません。また、家族の関係で週休2日のほうがいいんだという方は週休2日を選択することもできるんですよ、そういったことをしっかり周知していけばだんだん広がっていくのではないかなと思っています。

Q

施設の理解が進めば、いずれはかなりの数に達するであろうということか。

村井知事

と思いますけれどもね。一定数までいくと、パッと増えるんじゃないかなと思うんですけれども。ですから、皆さんがそのよさをぜひPRしていただきたいんですよね。

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東京五輪宮城県会場での競技を2日間終えて

Q

五輪のサッカーが有観客での試合が2日間の日程を終えたが、これまでの感染対策と、時短が始まって以降の試合日程ということになるが、懸念されていた人流などについて知事の分析あるいは受け止めをまず伺う。

村井知事

感染対策は組織委員会がしっかりとされておられました。手荷物検査をしっかり行った上で、しっかり消毒をし、熱を測った上で入場すると。また、席を離して、私も現場で観戦いたしましたし、またテレビのニュースなどでも見ましたけれども、拍手はしておりましたけれども、大きな声を出しての応援というものもなかったと思います。そういったようなことが徹底されておりました。また、救護所、シェルターを選手用と観客用のも分けて作っておりましたし、選手、大会関係者と観客の動線を全く別にして擦れ違うこともないように工夫をされておりました。そういったことから考えますと、感染対策は非常にしっかりなされていたものと思います。
また、県独自の策として、ボランティアの方たちが直行直帰を呼びかけるようなお願いもさせていただきました。おかげさまで、全員チェックしたわけではありませんけれども、多くの方がホテルに直接戻られたり、あるいはご自宅に直接戻られたり、直行直帰をしていただいたのではないかなと思います。
何かちょっと報道を見ると勘違いされているなと思ったのは、直行直帰というのはご飯も食べずに真っすぐ帰るということではなくて、どこかに会食に行ってみんなでどんちゃん騒ぎをするのはやめてくださいという意味の直行直帰ですから、帰りにコンビニに寄ってお弁当を買ったり、あるいはテイクアウトで何かを持って帰ってというのは、直行直帰というのと同意味だと捉えていただきたいと思います。
それから、人の流れですけれども、時短要請もしている中での人の流れをどう捉えているかということです。携帯電話によるビッグデータを、今日、企画部長から報告を受けましたけれども、オリンピック関係者の流れは全体として、これがオリンピック関係者だとはっきり分かるわけではありませんけれども、バスがそれぞれピックアップをするような場所ですよね、そういったところの人流を調べると、オリンピック前とほとんど変わらない、あるいは減っているというような逆の状況でありました。時短の影響もあって人の流れが逆に収まっているということでありますので、人の流れについてはオリンピックによって何らかの大きな影響が出たということはないと思います。皆さまご承知のとおり、観客自体がそんなにたくさんの人数ではありませんので、全体に及ぼす影響は軽微であるということであります。

Q

前の質問、また五輪の質問に戻ってしまって恐縮だが、先ほどおっしゃったように感染対策も抜群で、時短の効果もあって人流も抑えられているということは、あらためて知事としては、つまりいろいろ議論があった五輪による感染拡大というのは恐らく起こらないだろうというふうに、あらためて2日間日程終えられて自信も深められているような状況なのか。また、先ほど少し4連休もあって不安な要素はあるということもあって、おっしゃったようにほかのイベントも行われるので、その影響もあって、2週間後に、五輪の影響なのか、あるいは(他の影響なのか)、それの評価も難しいと思うが、そのあたりどのように分析されるつもりなのか、そのあたり2点伺う。

村井知事

これは、どこにどれだけ人が流れたかというところで考えるしかないだろうと思います。今回のオリンピックは、1万人と言っておりましたけれども、多い日で今7,000人ですよね。少ない日は2,000人、残念ながらあしたは2,000人しかチケットが売れていないんですね。これは、つまり2,000人ということは、一番最初、コロナの問題がないときからチケットを申し込んだときに2,000枚から3,000枚しか売れていなかったということなんですよね。少ない日で2,000人、多い日で7,000人。間違った。キャンセルして今2,000人、そうすると3,000人か。だから、明日は3,000人だったんですよね。違うの。

担当課

明日は、知事おっしゃるとおり2,000と組織委員会からは(聞いています)。キャンセルが続いて。

村井知事

2,000人。だから、コロナ前は3,000。

担当課

コロナ前の数は教えられておりませんが、1万人を超えての抽せんには当たっていないということで、1万未満だったとは思いますが、そこからまた時間がたってキャンセル可能になりましたので、皆さんキャンセルされて、最終的には2,000と。

村井知事

担当なので、組織委員会に言われたとおり言っていますけれども、私の言葉で言うと、1万人以下ならば申し込んだ人全員当たっているはずなので、それが3,000枚ということは3,000人しか申し込んでいないと私は思っているわけです。事実は分からないよ。組織委員会が何て言っているか分からないですけれども、私はそう思っているわけですね。それで、3,000人から1万人だったんですが、実質は今2,000人から7,000人ぐらいなんですよ。それに比べて、ほかのイベントではもっとたくさん人が入っているイベントがありますから、当然そちらのほうが影響は大きいと思いますし、場所もありますよね。仙台の中心部で人が集まるのか、仙台から離れたところで人が集まるのか。こういったようなこともあると思いますので、その辺はやっぱり総合的に判断をして、何の影響が一番大きかったのかということは考えていく必要があるだろうと思います。
何でもそうですけれども、影響がゼロであることはあり得ないと思います。何か今後、患者が急激に増えることがあれば、これはオリンピックの影響がゼロであったということは絶対言えません。ただ、オリンピックの影響が大きかったか小さかったかということは言えるのではないかなと思います。いずれにしても、患者の数を増やさないようにしながら、いろいろなイベント、オリンピックが終わった後は今度七夕がありますので、そういったイベントが粛々と行えるように県としては対策を取っていきたいなと思っています。

Q

観客の話だが、そうするとチケットを持っていて、実際には来れたけれども来なかった、キャンセルされた方も一定数というか相当数いらっしゃったと思う。そのことは知事はどう受け止めるか。

村井知事

そうですね。これは個々人のご判断ですので、私が何か申し上げることはできません。来たかったけれども、何らかの事情で来れなかったという方もおられるでしょうし、来たくなくなったという方もおられるかもしれません。これは一人一人確認取れておりませんので、分かりません。ただ、私としては、来てくださったお客さまによかったと。そして、来てコロナにかかったということのないようにしていただきたいなと思っております。

Q

今回、お客さんに来ていただいたことによって、復興五輪で目指してきたものが多少なりとも実現できたなと感じた部分があれば教えてほしい。

村井知事

仙台駅、仙台空港でブースを設けて、復興の語り部ボランティアの皆さま方がパネルを使って(お話いただくことで)われわれの気持ちを伝えることができましたし、メディアを通じて感謝の気持ちをメッセージとして発することができたと思っております。十分だったかと言われると決して十分ではなかったと思います。特に、海外の方に大勢の皆さまに来ていただいて、沿岸部を周遊していただきたいと考えておりましたし、海外のメディアの皆さまに沿岸部に足を運んでいただきたいということをずっと考えておりましたけれども、残念ながらそういったことはかないませんでした。そこは非常に残念なんですけれども、最低限のことはやれたのではないかなと思っております。
特に、お客さんを入れるということでほかの競技と差別化が図れたおかげで、かなり全国的には光が当たって、そこで復興五輪であるということを繰り返しメッセージとして発することができたということは、災い転じてではありませんけれども、よかったかもしれませんね。

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台風8号が東京五輪に与える影響について

Q

台風8号が東北地方に接近しているが、今おっしゃった五輪のサッカーの明日以降の試合についての対策に関して、組織委員会との連携も含めて現状を伺う。

村井知事

明日は非常に関心が高いなでしこの試合が組まれていて、私も心配しております。組織委員会からは、明日の朝10時の時点で実施方法も含め判断すると報告を受けております。県で行う都市ボランティアにつきましては、気象情報も十分注意しながら、縮小も含めた検討を現在しております。いずれにいたしましても、組織委員会と緊密に連携をいたしまして柔軟に対応したい、台風、風、雨によって被害が出ないようにしてまいりたいと考えております。

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営業時間短縮要請等について

Q

先ほどの1点目に少し戻ってしまうが、時短の効果については、かなりあると捉えていらっしゃるのか、それともこの程度だろうなという見方なのか、具体的な知事の受け止めをあらためて伺う。

村井知事

時短の効果が出るのは2週間後です。7月21日から10日間ぐらい過ぎた後から成果が出てくるのではないかなと思っています。幸い時短を決めた後に前の週よりも患者の発生が低く出てきているという特徴はありますが、今回4日間、4連休がありましたので、これでかなり人が動きました。従って、正直非常に不安に思っているのは事実でありますが、少なくとも時短の影響がどうなのかということについては、7月21日から10日から2週間過ぎてみないと分からないと思っております。

Q

現段階で協力金の決定状況みたいなものがまとまっている部分があったら教えてほしい。

村井知事

それはまだ固まっておりません。
皆さん関心があるから少しお話しすると、認証店が、協力金を受け取るか、そのまま営業するか選択できますよとお話ししたんですけれども、5日間、これは目視です、目視ですから正確ではありませんけれども、約9割のお店が時短に協力をし、1割程度のお店がお店を開けておられました。認証店ですね。認証店以外のお店、3,000店舗ありますけれども、5日間目視で確認したところ、国分町、中央、一番町の店舗の中で9時以降営業されていたお店は数%、1%か2%ぐらいのお店が開いていたという報告を受けております。従って、前回同様、多くのお店が協力をしてくださっておりますし、認証を受けたお店についても時短に協力をしてくださっているお店が多いと受け止めております。そういった恐らく効果は10日から2週間すると確実に出るだろうと思っております。
特に今回、7月31日までサッカーをやって、それが終わったら今度は七夕をやります。これは仙台のイベントなんですけれども、七夕のときに時短ということになりますので、この効果はかなり大きく出るんじゃないかなと思います。

Q

開けてもいい認証店の9割が閉めているということからすると、その認証店の皆さんのお考えというか思いというのはどうお考えか。

村井知事

やはり一番大きいのは、感染防止にほかの店と同じように協力をしたほうがいいのではないかという大局的な判断に立ったものが大きいと思います。また、もう一つの理由は、協力金というものが支給されますので、通常営業すると、間違いなくまちにお客さんがぐんと減っておりますので、それによっての利益、収益ですね、それの比較検討した結果、時短をしたほうがいいという判断された経営者もおられるのではないかなと思います。間違いなく、お店が開いていたとしてもまちに流れる人の流れはかなり抑えられると思いますので、ですからお店に入ってくるお客さまが少なくなるのは間違いないだろうと思いますから、その辺を比較検討されたのもあるんじゃないかなと思いますけれども。

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宮城県美術館の改修業者選定について

Q

県美術館の一般競争入札の件だが、先日、市民団体が県教委に対して、一般競争入札で来月にも公示されるのではないかということについて、なぜ一般競争入札の手法を選んだのかということについて疑義を持って質問状を出したという状況があると思う。価格競争をするのが一般的に一般競争入札のやり方だと思うが、この点についてご説明をお願いしたい。

村井知事

確認しましたら、これはただの価格だけの一般競争入札ではなくて、技術的要素も入れた総合評価落札方式を導入する(予定)ということです。単なる価格競争ではありません。大きなアウトラインが示されておりまして、上限の予算というものも示されているわけであります。その中でしっかりと設計できる人を選んでいくということでありますので、全く問題ないと思いますけれども。単なる価格競争ではありません。

Q

どのように直すかとか、その手法みたいなものについてもあらかじめ示させて、文化的価値がある建物ということは知事も認めていらっしゃることだと思うが、その手法についても検証するようなシステムが働くような状況になっているのか。

村井知事

どういうこと。

Q

直すに当たって、単に機能として直ればいいというところではなくて、文化的価値を維持するという観点について保持されているか、このリニューアル計画。それを検証する機能というのは働くのか。

村井知事

前川國男先生が設計した現在の美術館の文化的価値と宮城県美術館リニューアル基本方針を尊重しながら、県民の皆さんに喜んでいただけるような美術館にしていくと報告を受けております。大丈夫だと思います。そんな、出来上がったら全然形が変わったなんていうことにはならないと思います。

Q

検証するシステムがあるということか。

村井知事

検証するシステムというよりも、ご存じだと思いますけれども、美術館のリニューアル基本方針がありますので、それを読んでいただいて、そこから大きく逸脱するようなことはあり得ないわけですから、しかも専門家の設計者が全然違うものを出してくるわけがないと思いますし、仮にそういうものが出てきたら、当然そこはもう条件に合わないということで外すことになると思いますので、これはもうしっかりとした設計会社がリニューアル基本方針のコンセプトに基づいてしっかりと設計をされ、そして技術的な評価も加え、行いますので、心配されるようなことにはなり得ないと思いますけれども。

Q

県としては、あくまで数年前にあったリニューアル基本方針を踏襲するという形でよろしいのか。今回のリニューアルに当たって、新たに何か計画を練り直すということではなくて、リニューアル基本方針、これまでのを踏襲するというスタンスだということか。

村井知事

リニューアル基本方針があって、それをさらに見直しをして、30億円の範囲内でこういうふうにしますというのを皆さんにお示ししておりますので、それに基づいて行うということです。ですから、それから新たにさらに何かを見直すということではないです。

Q

今回あらためて質問状を出した団体の方々は、どちらかというとまた基本的なところも見直すというか、どちらかというと県民の意向をということを主張されている方もいらっしゃると思うが、その辺の県民との対話とか、リニューアルに対してあらためて県民の意見を聞くみたいな場というか機会というものは設けるのか。

村井知事

いえ、このことでまたあらためて県民の意見を聞く、県民の意見というよりは、結局一部の人たちの意見ですよね。そうではなくて、やはり広く県民の皆さんが使い勝手のいいようによく考えていきたいということであります。改めて整理したリニューアル基本方針について、これについて皆さん理解を示していただいていましたので、あらためてまたもう1回元に戻してというようなことにはなり得ないと思いますね。もうそれでいいですという話でスタートしていますので、また時を戻すということにはならないだろうと思います。重大な欠陥でも見つかれば別ですけれども、そういうことはないと思いますので、大丈夫です。

お問い合わせ先

広報課 

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

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