掲載日:2021年7月14日

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宮城県知事記者会見(令和3年7月12日)

知事定例記者会見

※【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています。

【知事発表項目】「スマートフォンアプリを活用した助け合い体験交流会」について

村井知事

それではまず、第1点目でございます。7月18日、日曜日でありますけれども、朝の午前9時30分から、JR仙台駅におきましてスマートフォンアプリを活用した助け合い体験交流会を開催したいと考えております。
車いすを使用する方、視覚や聴覚に障害のある方などと、地元大学生、元気な大学生の協力を得て、手助けを求める人と、近くにいて手助けができる人とをつなぐスマートフォンアプリ「May ii(メイアイ)」を実際に使ったサポート体験交流会を行おうとするものでございます。
助け合いアプリは、今年4月1日に施行となりました障害を理由とする差別を解消し「障害のある人もない人も共生する社会づくり条例」に基づき、障害のある人と障害のない人の相互理解を促進する取り組みとして実施するものであります。体験交流会での意見などを踏まえながら、宮城県内での本格実証に向けた準備を進めていく予定としております。休みの日で大変恐縮ですけれども、報道機関の方もぜひお越しいただきまして、PRにご協力をいただきたいと思います。

記者発表資料(「スマートフォンアプリを活用した助け合い体験交流会」について)(PDF:808KB)

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【知事発表項目】みやぎ新名物「せんぎゅう丼」の発売について

村井知事

次に、2点目でございます。牛政宗、マスクしています。立派なマスクですね。
それでは、次に、仙台牛を使ったみやぎの新名物「せんぎゅう丼」の発売についてご報告いたします。このせんぎゅう丼は、私が会長を務めます仙台牛銘柄推進協議会と仙台牛販売指定店が協力し、宮城が誇るブランド仙台牛を気軽に食べていただきたいという思いから誕生いたしました。
発売は今週土曜日の7月17日から、仙台市内の指定店8店舗で提供されます。1,000円台で、高級銘柄牛の仙台牛を気軽に食べられるせんぎゅう丼でございますが、こちらに表示されておりますとおり、店舗ごとに工夫を凝らしたバラエティーに富んだメニューとなっております。
また、せんぎゅう丼のデビューを記念してスタンプラリーを開催いたします。抽選で豪華景品も当たりますので、全店舗制覇を目指して食べ歩いていただきたいと思います。
なお、発売前日の7月16日金曜日には、メディアの皆様への試食会を開催いたしますので、ぜひ取材の上、番組や紙面で取り上げていただきますようによろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症の影響で、特に外食において牛肉消費が落ち込んでいることもあり、消費者の皆さまにおいては、この機会にぜひ宮城県が誇るブランド仙台牛を使ったせんぎゅう丼をご賞味いただきたいと思います。
それでは、私も早速1つ、肉のいとうさんのせんぎゅう丼を試食させていただきたいと思います。
それでは、せんぎゅう丼、これです。いただきます。カメラ、ずっと寄ってください。いいですか。いただきます。

(試食)

おいしい。こんなおいしいものを作っていただきましてセンギュウ。みんな食べに来てね。
どうでしょうか、もう1回言いますか。もういい。ごちそうさまでした。ということで終わりたいと思います。これ、私、後で食べます。
ちなみに、試食会するときは全種類食べれるの。

担当課

畜産課でございます。試食会のときは1つのお店のものに、試食は1つのお店でございますけれども、ほかのお店のものも紹介はさせていただきます。

村井知事

1つだけ、みんな食べられるのね。

担当課

事前にお申込みいただくような形になりますので、記者会見終了後にお申出いたただければ、申込書等をお出しいたします。

Q

先ほど拝見したのは牛丼のような感じだったんだが、実際にはどのようなメニューというか、丼スタイルということは記載があったが、どんなメニューなのか。

村井知事

こんなメニュー。これ後で皆さんに配って。配ってるの、もう今。

担当課

いや、まだちょっと。

村井知事

これ配ってくださいね。後で皆さんのところに会社の数だけお配りします。おいしそうですよ、どれもこれも。全部食べたら抽選の権利が発生するわけね。豪華景品が当たる。

担当課

畜産課です。スタンプラリーですけれども、8店舗ありますけれども、3店舗から申し込めるようなスタイルになってございます。でも、ぜひ全店舗食べていただければと思っております。

村井知事

ここに6店舗しかないよ。

担当課

その中で、3つの店舗でお出しするチェーン店の方がいらっしゃいますので。

村井知事

ああ、それで8店舗。

担当課

はい、そういう形になっています。

村井知事

おいしそうだよ。私、ちなみに今、これ食べたんです。おいしかった。後でお配りします。

記者発表資料(みやぎ新名物「せんぎゅう丼」の発売について)(PDF:193KB)

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東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会宮城県会場の観客について

Q

関連があるので、まとめて2件伺う。東京五輪の宮城のサッカー会場についてだが、昨日も知事会でいろいろやり取りがあったようだが、あらためて現時点で観客の有無についての県の方針とその理由を伺う。
2点目はそれに関連して、今そのような方針が変更になる、観客の有無が変更になる、あるいは夜間の試合や、あるいはその人数の増減など、方針の変更があるとすれば、どのようなことが判断基準となるか。2点まとめて伺いたい。

村井知事

まず、方針は皆さんご承知のとおり、1万人を上限とする観客数で予定どおり試合を行っていただきたいと考えております。理由ですけれども、現在宮城県はステージ2だということもあり、その他の大規模イベント、例えばプロ野球であったり、プロサッカーであったり、またコンサート、この土日もSexy Zoneが来られたようでありますし、来週はまた別の人気アイドルグループが利府グランディのほうにお越しになると聞いております。こういったようなところに来られる、楽しみにして来られるお客様はどうぞ入場くださいと。しかし、オリンピックのサッカーを楽しみにされているお客様は観戦できませんというのは、極めて不平等なことでありますので、県の立場といたしましては他のイベントと同じ扱いをする。言い換えると、ほかのイベントで制約を受けるような事態になれば、当然これはオリンピックのサッカーだけを特別扱いにすることはできませんので、同じように制約をかけていくということになるということであります。
現時点では、おかげさまで重症者が極めて少なく3名ということでございますので、これによって、コロナによって亡くなる可能性のある方が今非常に少なくなっているということもありますので、今の段階では予定どおり行えればよろしいのではないかと考えております。
なお、1万人という数が一人歩きしているようなんですけれども、詳細にお話をいたしますと、7月21日から31日までに、10日間のうちに6日間試合がございますが、そのうち6日間のうち2日間のみが1万人、3日間が6,000人から8,000人、そして残り1日が3,000人程度ということであります。もうチケットの販売がそうなっているということです。その中で1都3県から訪れる観客ですけれども、どの試合も大体10%前後ということでありますので、少ないときは300人程度、多いときでも1,000人程度ということであります。そうしますと、東京から通常いろいろな仕事などでお越しになっている人数を考えますと、それほど大きな人数ではございません。
ただ、心配なのは少しずつ今感染者が増えてきておりますので、若い人たちの感染者が増えております。高齢者の方は感染が抑えられていますけれども、感染者が増えているということがありますので、そこは非常に注意をしていかなければならないと思っております。プロスポーツあるいはコンサートなどと同じように、感染対策はしっかり取った上で、お客様に安心してご覧いただけるように、またお越しいただいたお客様には真っすぐにお帰りいただけるようなアナウンスもしてまいりたいと思いますし、入る際の消毒などもしっかりと丁寧に行っていきたいと思います。
あと変更になればということですけれども、今のところはまん延防止等重点措置等にならない限りは、このままの形で進めることができるのではないかと考えております。まん延防止等重点措置であったり、緊急事態宣言ということになれば、それはまた全然またフェーズが変わってくると思います。

Q

県としての立場とか、どうしてという判断基準は分かった。県民の方から、実際われわれも街頭でインタビューとか取材とかをさせてもらって賛否の分かれるところだが、県のほうに実際どのようなお声が入っているとか、抗議みたいな感じとか、そういったものはどれぐらい来ているかとか、そういう把握していればお願いしたい。

村井知事

何か分かります、どれくらい来ているか。

担当課

先週の時点で100数十件のお問合せがございました。あとメール等も多数寄せられております。

村井知事

当然賛否いろいろあると思います。

Q

そういった声に対して、一つ一つ返していくのは難しいと思うが、どういうところを見せれば受け入れてもらえるとお考えか。

村井知事

こういうものは結果で判断するしかないと思います。先ほども言いましたように、感染対策をしっかりいたしまして、少なくともオリンピックのサッカー会場からクラスターが発生したと言われることのないようにする、これが何よりも重要ではないかなと思います。特に1日2試合ある場合もありますし、夜遅くなる試合が終わるのが遅くなる日もありますので、こういったときも含めて感染対策はしっかり行っていきたいと思います。

Q

昨日の知事会でもいろいろな意見があった。感染が少ない県からすると、警戒をされるというお気持ちも分からなくはないが、知事会から一律無観客にする提言はしないでほしいとおっしゃっていたと思うが、今後知事会に対しての働きかけとか、警戒感を持つ他県、特に感染の少ない、東北も少ない県があるので、そういうところにはどういうふうに連携していく、呼びかけていかれるのか。

村井知事

昨日、知事会ここでウェブで参加したんですけれども、休みの日で、そんなマスコミに注目を浴びるような発言をする予定ではなかったので、皆さんに全然お知らせしなかったんですけれども、何か知事会の本部のほうで来られた記者さんがちょっと加工してニュースにされたようであります。
当然秋田県の知事さんのようなお声があっても、私は不思議ではないと思いますが、少なくとも宮城県が有観客で行うということがもう決まっておりますので、知事会としてそういう提言をするということは、私もそれに賛同しているということになりますので、そういったようなことを知事会として表明することは控えていただきたいというお願いをさせていただいたということであります。
今後の働きかけ、連携でありますけれども、特に何か宮城県として打ち出すというようなことは考えておりません。他のイベント、大規模イベントですね、と同じようにオリンピックのサッカー競技も同じように扱うということが何よりも重要だと思っておりますので、ほかの大規模イベントで他県に働きかけたり、他県と連携をするということがあれば同じようにいたしますが、今のところ特別その他のイベントで他県と連携をしたり、他県に働きかけるということはしておりませんので、繰り返しになりますけれども、オリンピックのサッカー競技だけが特別ではない。ほかのいろいろなイベントと同じ扱いをするというのが宮城県のスタンスだと捉えていただければいいと思います。

Q

先週の5者協議で方針が決まったときには、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が発令されているところ以外については、有観客が主だという認識の整理だったが、その後、北海道や福島等では知事の強い要望があって抜けたということだと思う。国民にしてみれば、そういう3つのすみわけで考えるのであれば分かりやすいと思うが、宣言が発令されているところ以外の地域でもそういった有観客と無観客のばらつきが出るというのは、理解が難しい部分があるので、その点は知事はどのように考えて判断されたのか。

村井知事

これはいろいろなイベント全て、主催者の考え方というのが一番重要です。主催者の感じ方によって適否が判断されます。コンサートを行っている会場もあれば、ロックのイベントでいろいろな意見があり中止をしたところもあります。同じようなコンサートであっても、やるところやらないところがある。これはもう主催者の判断ですね。
今回の主催者はやはり組織委員会であります。従って、組織委員会が各県の判断に任せるということであれば、それは一つの主催者としての考え方だと私は思います。

Q

今回の有観客の判断は、組織委のほうから知事にもお考えを聞かれて、宮城県としては利府町長からも強い要望があったし、現状としてそういうプロスポーツやコンサートも1万人上限としてやっているということで問題ないという判断だと思う。そういう考えが組織委のほうでは宮城の場合は尊重されて問題ないということか。

村井知事

はい、そうです。プロスポーツは50%か、または5,000人の多いほうですので、楽天なんかは3万人の会場に1万5,000人まで入ってますよね。

Q

では、北海道とか福島のほうでは結構組織委からの協議が結構急に来て、なかなか準備が不十分な部分があったのではないかというご発言もあったと聞いているが、今回の無観客、有観客を決める際の宮城も含めた自治体との組織委との協議の在り方については問題なかったとお考えか。

村井知事

そうですね。少なくとも宮城県においては、そんなに混乱はなかったと思っておりますけれども。もちろん当日の朝でしたかね、組織委員会の橋本会長からお電話をいただいて、宮城はどうですかと聞かれました。私としては、今までちゃんと準備は着々と進めてきて、ボランティアの方たちも準備が整っておりますので、ほかのイベントと差を設けるというのはかえってよろしくないと思いますという意見を申し上げました。ただ、私から有観客にしてくれということを強く申し上げたわけではなく、宮城はできると思いますという話をさせていただきました。あくまでも最終的な判断は組織委員会、5者会議、組織委員会であります。

Q

有観客ということが決まったということで、県としてどのような感染症対策に取り組んでいかれるのか。

村井知事

これはほかのイベントと同じように、しっかりと今回の場合は観戦者に全部チケットをお配りしておりますので、ご本人の名前と住所、連絡先、電話番号ですね、こういったものが掌握されていますので、症状が出ればすぐに濃厚接触者を追えるような状況になっております。従って、入場前にしっかりと消毒をしていただいて、マスクを付けているかどうかを確認した上で、サッカーの競技ですから盛り上がるとは思いますけれども、声を出さないで拍手をするだけという形で応援をしていただきたいということを繰り返しお願いする。また、終わりましたら、真っすぐにお帰りいただく。ホテルやご自宅のほうに真っすぐお帰りいただくということも呼びかけてまいりたいと思います。

Q

先ほど、見に来られる方は1都3県から10%前後というお話があったが、もう少し詳しくお聞きしたいのだが、1都3県10%程度で、あと東北がどれぐらい、県内がどれぐらいという内訳は把握されているか。

(担当課)
オリパラ課です。まず、全ての日にちにつきまして、半分程度が宮城県民でございます。
宮城県民を含めて東北エリアといたしますと、約7割から8割が東北。
先ほど知事からお話しいただいたとおり、1都3県につきましてはおおむね各地10%程度、残りがその他ということで情報をいただいております。

村井知事

これは組織委員会からいただいている情報ですので、これ以上は分からないです。名簿を持っておりませんので。恐らく皆さん心配されているだろうということで組織委員会に詳しくお聞きして、結果がここまでだということであります。

Q

感染症対策だが、直行直帰についてはもちろんお願いベースになると思うが、その実効性についてどのようにお考えになっているか。それから、2週間後に感染者がすごく増えたというような状況になった場合は、今回のオリンピックの因果関係ってなかなか見えにくい部分があると思うが、そういう結果に対してはどのような責任の取り方というとちょっと大きいが、どう受け止められるのか。仮定の話で申し訳ないが。

村井知事

まあ、これはですから、先ほども言ったように、オリンピックを見に来られた方の住所と名前と電話番号は分かりますから、その方が患者が出たとなるとサッカー競技でクラスターが発生したかどうかということが分かる。もし、サッカー競技場でクラスターが発生したということが分かれば、それは当然われわれはちゃんと考慮いたします。それに対しては、対策として失敗であったということになるんじゃないかと思います。
逆に、そういったことがなければ、ぜひ東北放送として大きく大成功だったとPRをしていただきたい。責任を持ってお願いしたいと思います。

Q

呼びかけの実効性について。

村井知事

それは分からないですね。個々人の判断ですので。これは利府の競技場終わってから、なかなか中心部にホテルを取っていたとしても、中心部の国分町に行ってというのは、なかなか簡単ではないと思います。私もコンサートなんかよく見に行ったり、コロナ前ですけれどもね、行ったり、サッカーを観戦に行った人とよく話をしたりしますけれども、やっぱりグランディは終わった後になかなか行きづらいんだという声を今まで、コロナ前聞いておりましたので、そういう意味では逆に今回、このコロナ禍においてはよかったのかもしれないですね。多分そんなにはたくさん行かれないと思いますよ。ゼロではないと思いますけれどもね。しかも、お帰りくださいということをお願いすると、皆さんしっかり守っていただけると思いますけれども。海外からお越しになる方はほとんどいないですからね。問題意識を皆さん持っておられますから。
同じようにほかのスポーツイベントでも、この間ありました、いっぱい。これはサッカーだけではなくて、オリンピックのサッカーだけじゃなく、いろいろなイベントでもなるべく真っすぐお帰りいただきたい、騒がないようにお願いしたいということは主催者にお願いしていかなければならないことだと思います。

Q

先ほどの話にあった責任の所在のことだが、今までの話とも少し重なってしまうが、今回の判断は北海道や福島の知事の意向で無観客になった例もあると思うので、宮城県の知事として有観客を判断したということなのか。最終的には組織委が決めることなので、組織委が最終的には責任を負うというお考えなのか、そのあたりは少しはっきりしたほうがいいと思う。

村井知事

これはやはりどんなものでも主催者というのが一番大きな責任を負います。従って、責任逃れではなくてですね、これは主催者として判断をされたものと私は思います。ただ、私の意見も大いに参考にされたということです。ただ、私も有観客でやれると思いますという発言をしたわけですから、国任せ、組織委員会任せでは駄目だと思いまして、しっかりと感染対策を取ろうということ、幹部会でもお話をさせていただいた次第であります。

Q

それから、北海道の知事と福島県知事の今回の動きというか、判断というのは、知事の目から見てどういうふうにご覧になったか。

村井知事

いや、それはもうそれぞれの知事さんのお考えでよろしいんじゃないでしょうか。特にコメントはありません。

Q

先ほど判断基準については伺ったが、その判断基準と前回の波の3月のような感染拡大のリスク、感染拡大のリスクというのは判断基準とは少しまた違ってくると思うが、そのリスクについてのお考えはいかがか。

村井知事

当然、今、また感染が増えてきておりますので、そういった意味では非常に危機感を持っているのは事実です。ただ、3月と違うのは、ワクチンを相当打ってきた。これはかなり違うと思います。実際、患者は出てますけれども、高齢者の患者が非常に少なくなってきて、そのおかげで重症者が今3人ということになっています。3人の方も、聞いたらどうやら、ちょっと正確にはお話しできない理由があるんですけれども、どうやらワクチンを3人とも打っておられない。つまりワクチンを打っている人は重症化なりづらいというのは間違いないということだと思います。今、高齢者はどんどん打ってますので、7月末までということですから、恐らく7月21日スタートする頃には、高齢者のワクチンは2回目が大分終わっている頃だと思いますから、そういうことを考えますと3月の状況とはかなり違うだろうと私は捉えていいと思います。
ただし、若い人がやっぱり変異株はかなり感染力が強い、強くて若い人にも感染が広がるということがありますので、感染者数はかなり高くなる可能性はあると思います。ですから、感染者数の数字だけではなくて、年齢構成であったり、あるいは重症化率であったり、あるいはホテル等ベッドの割合がどうなっているのかということ、やはり総合的に見ながら対策を早め早めに打っていきたいと思っています。実際、もう仙台市の副市長さんとうちの副知事と一緒になって、週に1、2回こまめに会合をやりまして、お互い情報交換しながら早め早めに手を打とうというようなことはさせていただいておりまして、現時点においては患者数25名前後出ておりますけれども、濃厚接触者については次の日にはちゃんと確認を取って追えているような状況になっていますので、今の段階ではまだ大丈夫だと思っていますが、油断をするとまた3月のようにドーンと跳ね返りが上がってきて、若い人たちに感染が爆発的に広がる可能性があると思っております。
ですから、お答えすると、3月の状況とは様子は変わってきていて、対応の仕方、判断の仕方というものも変わってくるだろうと思っております。

Q

前回3月の感染拡大のときは、東日本大震災から10年という人が集まるであろうタイミングで制限をかけなかったという反省点を上げられていたと思うが、今回このような判断になったということについては、感染対策を講じれば感染は広がらないという、それなりの知事の自信というものもあるのか。

村井知事

いや、自信とか、そういうのはないんですけれどもね。正直、非常に不安ですよ。不安が全くないわけではない。当然ですよね。当たり前なんですけれども。ただし、実際3月のときよりも人は増えています。もう今、リバウンド防止徹底期間でありますけれども、実際町中のデータなんかを見ると、3月11日前後の人出よりも、中心部は人が増えているんですよね。ですから、可能性は十分あると思っておりますので、県民の皆さまにさらなる協力をお願いしたいんですが、同時に飲食業やあるいは観光業の皆さん、今大変ですので、そういった人たちはまだ前年よりまだ戻っておられない、コロナ前より戻っておられないわけですから、全く行くなとも言えない。これ非常に難しいところなんです。その辺のバランスを取りながら、微調整しながら、とにかくワクチンを早く打っていただけるように、今調整をしているというところであります。もうワクチンのスピード次第で変わってくるだろうなと思っています。

Q

いろいろな意味で、今回有観客でやるということは注目を集めるということになると思うが、その際、知事も従来からおっしゃっているように、復興五輪というものはどういうふうに感謝の気持ちを伝えるかということでおっしゃっていたが、その機を捉えてどのように、有観客でやって注目を集めるところもあると思うが、被災地の様子であるとか、復興五輪という当初掲げられた理念というものをどう、映像を通じてであれば海外にも可能だと思うが、どのように発信されていくか、考えがあれば伺う。

村井知事

そうですね、このオリンピックは復興五輪という大命題がございます。サッカー競技、予選と準決勝ですので、それほどほかの競技に比べると注目度がなかったわけですが、今回このようなことになりましたので、非常に注目を浴びることになりました。もしかすると、宮城でサッカーを有観客で行うということが全世界に放映される可能性も出てきたわけですよね。やはりこういった場面を逆にうまく活用して、東日本大震災で大きな被害を受けた場所で復興五輪をやる。そして、宮城県は大きな被害を受けて、しかしここまで立ち直ったと。そして、県民は、多くの県民が、全ての県民が世界中の皆さまに感謝の気持ちを持っているということをメッセージとして発することが、私はできるチャンスにもなったのではないかと思っています。
世界中から、こういう時代になりましたので、記者の方もたくさんお越しになると思いますが、そういったメッセージをできるだけ伝えるように努力をしてまいりたいと思います。あ、ごめんなさい、準々決勝でした。準決勝ではなくて、予選と準々決勝でした。

Q

何か具体的にどういうふうに発信するとか、もし担当レベルでもし決まっていることがあるのであれば。

村井知事

そうですね、まずもうわれわれが幾らここで大きな声を出しても宮城県以外にそんなに広がらない。やはり海外から来たメディアの方にそういったメッセージが伝わるようにしていくということが重要なんじゃないかなと思いますけれども。ただ、残念なのは終わった後に、どうぞ沿岸部の様子を見ていってくださいということはなかなかご案内できないのが残念ではありますけれども。ただ、メッセージとして伝えることは可能なのではないかなと思います。ぜひ皆さまにご協力をお願いしたい。特に海外のメディアの皆さんに情報が流れるように、皆さん、ぜひご協力をいただきたいと思います。

Q

有観客でやることによって、観客や選手、あるいは地域、経済界、いろいろな影響があると思う。知事がお考えになる有観客で行うメリット、どんなことがあるか、もしあれば教えてほしい。

村井知事

そうですね。ここまで準備してきた地元の皆さんや、あるいはボランティアの皆さん、また試合を見ることを楽しみにしておられた、チケットを申し込まれた皆さん、そういった方のモチベーションがすごく上がったんじゃないかなと思います。宮城は困難を克服してサッカー競技を開催し、無事終わったということになれば、国際的な信頼にもつながると。国内の評価が高まることにもなるだろうと思います。
しかし一方で、リスクもありますよね。そこでクラスターが発生して大量の患者が発生したということになれば、失敗例ということになりますから、そこは非常にメリット、デメリット両方ありますけれども、私はしっかりと対応すれば成功のうちにオリンピックを終わらせることができるのではないかと。それによって、県民の意識が高揚する、これが非常に重要なことではないかなと思いますけれども。

Q

例えば、観客の方が交通利用、移動したり飲食したりすることによってもお金がある程度、あるいは宿泊で落ちる部分もあると思うが、経済的な効果というのは今回の有観客という判断には影響したのか。

村井知事

そうですね、もちろんゼロではないと思いますね。先ほどから言っているように、多い日で1,000人、関東圏から1,000人、少ないときは300人ということでありますけれども、そういった方がお泊まりになって、お酒は飲まなくても会食、食事はどこかでされるわけですから、そういった意味でのプラスはあると思いますけれども、あるとは思いますね。多少はあると思います。大きな経済効果というのはなかなかないかもしれないけれども。ただ、結果的にこれでうまく成功したということになれば、こういう困難を克服した、克服する県だという評価をいただけることになるかもしれない。それが長い目で見ると、宮城県にとってプラスになる可能性は十分あると思いますけれども。それだけにしっかりと対応したいと思います。あと10日後ですからね。

Q

リスクを減らすという話の中で、ワクチンの接種の進ちょくの話が出ていたが、進ちょくを図る上で必要な分母の部分、宮城県の中でどれくらいの人がワクチン接種の対象になるのかという、前回か前々回かの会見でも出たと思うが、その把握は済んだか。

村井知事

ワクチン接種の対象者、宮城県で何人ぐらいか。

担当課

ワクチンチームでございます。今、調査中でございまして、今月中にはそこの数字をしっかり確認したいと思います。

村井知事

しっかりとちゃんとした数字を把握して公表したいと思います。
大体、宮城の今進ちょく状況は他県よりちょっといいぐらいです。大都市を抱えているところは当然遅くなりますので、仙台市を抱えている割には頑張っているほうだと思っております。

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仙台市長選挙の応援について

Q

仙台市長選の告示まで1週間を切ったが、郡市長から応援要請はあったのか。

村井知事

応援要請ございました。初日参りまして、マイクを握りたいと思っております。

Q

いつ頃あったのか。

村井知事

6月下旬だったと思います。

Q

ご本人から。

村井知事

はい、メールがありました。(郡市長とは)こまめにメールのやり取りをしていますので。

お問い合わせ先

広報課企画報道班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2281

ファックス番号:022-263-3780

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