掲載日:2021年6月16日

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宮城県知事記者会見(令和3年6月14日)

知事定例記者会見

※【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています。

【知事発表項目】「みやぎ宿泊割キャンペーン『買って応援!宿泊前売券プラン』」について

村井知事

昨年度実施しました「せんだい・みやぎ絆の宿キャンペーン」および「仙台・宮城すずめのお宿キャンペーン」に引き続き、みやぎ宿泊割キャンペーンの第1弾として「買って応援!宿泊前売券プラン」を実施することといたしましたので、お知らせいたします。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により旅行需要が落ち込んでいる中、地域的な感染の広がりを抑制しつつ、宿泊事業者への支援を早急に行う必要があるため、各宿泊施設で宿泊前売券を販売することになりました。デザインはこちらでございます。
販売期間は令和3年6月15日から令和3年7月31日までであります。利用期間は令和3年10月1日チェックイン分から令和4年3月31日チェックアウト分までとなっております。
宿泊前売券の内容でございますけれども、5,000円分の宿泊前売券を2,500円で購入できます。半額で購入できるというものであります。利用上限数については、1人1泊当たり1万円分までで、1人当たりの販売上限数については、1宿泊施設につき3万円分までといたします。つまり3連泊できるということですよね。1万5,000円で3万円分、3連泊できるということになります。
購入および利用対象者については、宮城県民を対象にしてまいります。宮城県民限定であります。
購入方法については、明日からキャンペーンに参加しております宿泊施設で直接販売を開始いたしますが、対象の宿泊施設については、明日オープンの特設サイトに掲載されますので、そちらをご覧ください。
なお、宿泊前売券を購入した宿泊施設でのみ利用可能であります。こちらに県庁旅館と書いていますけれども、この県庁旅館でのみ使える券ということになります。どこでも使える券ではなくて、県庁旅館でのみ使える、裏面にはんこを押してもらうということになります。
宿泊施設ごとの販売数に限りがありますので、お早めにお買い求めください。一つのお宿にたくさんお金が集まるということのないように、分散するように、ある程度販売数を決めております。
最後に、新型コロナウイルス感染拡大状況により、販売終了時期を変更することがございますので、あらかじめご了承ください。
今回のこのキャンペーンは、今、お金がない、資金ショートしているという声を聞いておりますので、早く現金を旅館にお渡しをしたいと考えているところであります。小さなお宿、あるいは民泊も対象にしていまして、少しでも早めに現金をお渡ししたいということが最大の狙いとなっております。非常にお得なものでありますので、ご利用いただきたいと思います。以上です。

Q

購入および利用対象者を宮城県民に限定した意図を伺いたい。

村井知事

やはり宮城県民の皆さんに協力をしていただいて、みんなで地域を盛り上げたいというのが最大の狙いです。

Q

この施策に限らずというふうに思うが、今後、県民以外の方も対象にしていくお考えはいかがか。

村井知事

ここにやっと踏み切れたのは、今のところステージ2になって非常に感染が落ち着いているということです。しかし、これを他県まで広げますと、関東、関西、北海道、沖縄、こういったところと鉄道や航空路線でつながっておりますので、そういったところからたくさんの人が流入する可能性もあるということです。従って、宮城県民に限定にさせていただいたということです。今後このキャンペーンについては、対象を広げることは今のところ考えておりません。

Q

2点あり、1点目は、利用期間を10月1日からと少し先にした理由、夏休みとかにも需要があるかと思うが、あえて秋からにした理由を伺う。

村井知事

今は少し落ち着いておりますけれども、今日(6月14日)の朝5時で時短を解除したばかりでありまして、今後感染がどのようになるか、まだしっかりとしたことが見込めない、もう少し様子を見なければならないということから期間を置いたということです。中にはまだこのようなキャンペーンは早いのではないかという声もあったんですけれども、そうしますとお金が全然回らなくなってしまう、宿泊・観光関係者に少しでも早く現金が渡るようにしたほうがいいだろうということで、まずは現金をお渡しいたしまして、そして期間を置いて実際お泊りいただくということを考えてございます。

Q

2点目は、ややちょっと中身の細かい話になって恐縮だが、1人当たりの販売上限額が1宿泊施設3万円ということで、これは1人当たりとなっているが、例えばご夫婦で予約をされた場合というのは2人が宿泊するわけだが、そういった場合は上限が6万円になるのか。あるいは、予約者数、代表者の名前で多分予約するので、あくまでそういった場合でも上限は3万という形になるのか、どういった形になるのか。

村井知事

宿泊人数当たりになります。従って、2人、3人泊まれば、掛ける2、掛ける3になるということです。ただし、日帰りの場合は1グループ当たりということにさせていただきます。日帰りの場合は1グループということにします。

Q

これは先ほど感染状況でもって期間が変更になるということをおっしゃっていたが、食事券と違って、宿泊なので、もう日にちをある程度決めてここに泊まるというふうにして買われる県民の方がほとんどだと思うが、その期間が例えば感染状況によって少し宿泊が難しいとかという場合、あるいは使用停止にせざるを得ないような場合になったとき、これはどういう扱いになるのか。

村井知事

そのときは当然柔軟に対応しなければならないと思っております。予約している期間にどうしても泊まれなくなってしまうと、感染状況によってですね。そういったような場合は、個人の責任ではありませんので、柔軟に対応させていただいて、お金をお返しするなり、あるいは宿泊期間を別な日に取っていただくなり、それはいろいろ対応させていただきたいと思っております。

Q

それは、当該の宿泊施設でなくて、県がある程度返金するような形になるのか。

村井知事

(返金については、販売した事業者が)考えなければならないと思います。ただ、今のところワクチンをすごいスピードで今どんどん打っていっていますので、だんだんリスクは下がっていっているのではないかと思っています。最大の狙いは、何度も言いますけれども、非常にお困りであります宿泊関係者、旅館、ホテル、こういった人に早く現金をお渡ししたいというのが目的ですので、多少いろいろな混乱やリスクはあろうかと思いますけれども、そこに主眼を置いてこのような仕組みを作りました。

Q

どこの旅館やホテルでやるかというのは明日発表だと思うが、全体的な数字と、あと、規模だが、すずめのお宿は小さい宿だったかと思うが、規模とそれから数字について教えてほしい。

村井知事

規模は関係ありません。どのような規模であってもですね、民泊でも対象にしますし、非常に小さな民宿でもその対象にさせていただきたいと思います。販売数については、20万セット100万枚を考えております。販売金額は10億円、うち県補助金が5億円ということで、10億円が県内の旅館やホテルにお金が還流されると、お宿に還流されるというような考え方であります。10万人泊を計画しています。従って、そこに到達した時点で終了ということになります。

Q

旅館の数、旅館・ホテルの施設数。

担当課

現時点では105施設となっていますけれども、まだ随時募集中でございますので、確定はまだしておりません。

村井知事

恐らくこの報道が、記事が、ニュースがあると、皆さん手を挙げてこられるんじゃないかなと思います。いろいろお声がけしているんですけれども、まだ手を挙げてこられないところがありました。

村井知事

6月18日までお宿のほうは募集しているということです。ですから、皆さんにぜひ手を挙げていただきたいと思います。

記者発表資料(PDF:372KB)

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2カ月ぶりの時間短縮営業解除について

Q

今日で時短が解除された。2カ月半に及ぶ長い期間であったが、解除に対する受け止めと、また県民への呼びかけなどあったらまずお願いする。

村井知事

まず受け止めですが、約2カ月半、時短に協力をいただきました。協力してくださった飲食店の皆さま、そして県民の皆さまに心から感謝を申し上げたいと思います。おかげさまで、全国的にはまだ高止まりのところもありますけれども、宮城県は非常に落ち着いてきております。本当にありがたいと思います。いろいろなところから宮城は一つのモデルだというふうな評価もいただいておりまして、ここにこれましたのは皆さんの協力があってこそだと心から感謝を申し上げます。
しかしながら、私はまだ波が、第5波、第6波と言われるものが来るだろうと思っております。決して油断はできないと思っておりまして、引き続き、時短は解除されますけれども、感染防止に常に留意をしながら、自重した行動をお願いしたいと思います。
また、同時に、ワクチン接種、間もなく65歳未満の方がスタートいたしますので、接種券が届いた方は一日も早く接種ができるように行動を起こしていただきたいと思います。

Q

時短の効果は一定程度あったというお話だが、財源もかなり必要だったと思う。費用対効果という面では知事はどうお考えか。

村井知事

時短の効果は確実にあったと思います。こういったような問題は命に関わる問題ですので、費用対効果というものは度外視するべきだと考えます。災害時、大きな災害があったときには、財源のことを考えずに、まず命を救うことを優先に考えます。同じ次元で今回のコロナ対策というのは考えるべきだろうと思っておりました。

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再度時間短縮営業を要請する場合の判断基準について

Q

関連する質問だが、また先ほどおっしゃったように5波、6波という可能性もあると思うが、再度時短の要請をしなければならないという判断をされる場合、いろいろ病床数とか確保率であるとか、そういうものをまた対策本部会議を開いて専門家の方の意見を聞くことになると思うが、現時点で再度時短を要請するというときの判断基準というのはどのようなイメージをお持ちでしょうか。

村井知事

まず一つは、いろいろなデータがそろってまいりました。ビッグデータを見てあらかじめ波が来ることが予測できるようになってきました。早め早めにビッグデータを見ながら予測をしていく、これがまず一つ大切なことだと思います。二つ目には、感染状況をしっかり見ていく、そして病床のひっ迫度合いを見ていくということが重要だと思います。さらに、ワクチンの接種状況、こういったようなものも、各年代別にどのような接種状況になっているのかということを推移を見ていく。こういったことを総合的に判断いたしまして、専門家の皆さんの意見を聞いて対応していきたいと思っております。
おかげさまで県と仙台市の保健所の連携も非常にうまくいっておりまして、仙台市が人手が足りないときは県が応援に行く、県が足りなくなったら仙台市が応援に出てくる、そういったようなものをですね、県の副知事と仙台市の副市長が定期的に会って意見交換して、これは危ないなということになりましたら、予兆が出てきましたならば、早めにそういった打ち合せをしてトップ同士で意思決定をして、早く、スムーズに応援体制に入るようにしてまいりたいと思います。やはり前回の失敗の大きな教訓は、こういったような問題を下のほうから積み上げでいろいろ対策を練ってきた。その結果、どうしても対策が遅れてしまって、1週間2週間と遅れたのが爆発的な感染につながってしまったということでありますので、早めにトップ同士で打ち合せをする。その状況によっては私と郡市長が打ち合せすることもあろうかと思いますけれども、そのような形で早く伝えたいと思っています。
また、リバウンド防止の柱、リバウンド対策の柱として、国のモニタリング検査であったり、高齢者施設の頻回検査であったり、変異株検査の体制の充実であったり、仙台市が行う飲食店従業員のPCR検査、こういったようなものはワクチン接種が一定程度落ち着くまでは継続をして行ってまいりたいと思います。

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宮城県内における東京2020オリンピック聖火リレーについて

Q

聖火リレーについて2点伺う。まず1点目だが、いよいよ次の週末に迫ってきたが、沿道の密集対策などは、当日どのような感染対策を県、県実行委員会として行うのか、まずその方針を教えてほしい。

村井知事

このような状況ですけれども、落ち着いてきたとはいえ、まだ油断はできません。そういったことから、できれば県民の皆さまに、直接現場に足を運ばず、インターネットで生中継・配信いたしますので、できればご自宅で観覧をしていただきたいと思います。沿道では、互いにソーシャルディスタンスを確認してもらって、声援を控え、拍手などの応援での観戦をお願いしてまいりたいと思います。呼びかけのためのスタッフも、注意喚起のプラカードなどを準備して沿道に配置をしたいと思います。県民の皆さまに、そういったスタッフのお願い、要請にしっかり従っていただければと思っております。
なお、物理的に観覧スペースがない、あるいは限られている場所もございますので、実行委員会事務局からの詳細な説明や広報、県、市、町のホームページなどでそういったようなものも確認をしていただければと思っております。また、新聞などでも、リレーが行われる前日には注意事項などを新聞に掲載するといったようなことも考えてまいりたいと思いますし、ホームページにも掲載したいと思っています。

Q

もう1点だが、先週ランナーの正式な発表というのがあり、宮城県は、震災からの復興と震災で亡くなった方、家族への思いなど、様々な強い思いを持って走られると思うが、知事として改めて、このリレーがどのようなものになってほしいか教えてほしい。

村井知事

今回の東京オリンピック・パラリンピックは復興五輪と銘打っております。東日本大震災からの復興に立ち上がった被災地の思いを聖火に託して、国民、そして全世界の皆さまに気持ちを伝えたいと思っております。そういう意味では、多くの国民の皆さまに、聖火、被災地を走っている聖火をできれば見ていただきたい。直接現場に足を運ばなくて結構でございますので、そうではなくて、インターネットやテレビあるいは新聞、そういったマスコミ報道を通じて感じ取っていただければと思っております。

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岩手・宮城内陸地震から13年を迎えて

Q

今日6月14日で2008年の岩手・宮城内陸地震から13年がたったが、復興はあらかた進んだとはいうものの、人口減であったり、いろんな経済的影響なんかも被災地のほうにはまだ残っていると言われている。内陸の復興について、どのようなお考えがあるか聞かせてほしい。

村井知事

私が知事になりまして、大きな災害、何回も経験しておりますけれども、そのうちの一つが岩手・宮城内陸地震でありました。大変大きな揺れを感じ、栗原(市)で亡くなった方もおられる。大きな地滑り、山体崩壊もあったわけであります。大変な大きな被害が出たわけでありますけれども、その後、栗原市を中心としてしっかりと対策ができたのではないかと思っています。特に被害が大きかった山間部、見違えるように変わってまいりまして、温泉宿なども再開ができております。亡くなった人のみ霊に報いるためにも、同じような災害が起こらないようにしっかりと体制を取りながら、併せて、被災地の復旧・復興、そして経済が上向くように、さらにお手伝いをしていかなければならないと思っております。

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女川原発2号機における避難計画について

Q

先週、女川町から国道398号線の整備を求めるような要望が出されたが、まず、知事、これについての受け止めと、あと、整備、国に財源を頼むことになるかと思うが、見通しとあとその実現可能性について教えてほしい。

村井知事

女川町にとっては非常に重要な道路だと思います。複合災害、原発災害だけではなくて、大雨、洪水、津波ということも考えられるかもしれません。そういったときに陸の孤島になってしまっては避難ができないわけでございます。そういった意味から、398号の整備というのは宮城県としても非常に大きな優先度の高い道路整備だと考えております。
ただ、安全に避難するためには、トンネル工事等、非常に高度な技術を要するような工事が必要になってまいりますので、現在国といろいろ調整をしております。現時点においていついつ整備ができるというようなことを申し上げることはできませんけれども、相当詰めた話をしていることは事実であります。一日も早く398号の開通ができるように、新しい道路としての開通ができ、住民の皆さんが安心できるように、これは原発被害じゃなくて大雨の被害のときにも同じですので、今後、どのような災害があっても安全に行動できるような形を取れるように対応してまいりたいと思っています。国も非常にわれわれに寄り添って検討していただいておりますので、私は可能ではないかと思っております。

Q

原発避難ということに絡むことに関して、優先度的には知事の中では上がったとか、398に限らず避難に使う道路ということの優先度というのはどういった状況にあるか。

村井知事

原発に限らず、先ほども言ったように398号はさきの大雨被害で陸の孤島になっているんですね。従って、原発のあるなしにかかわらず、原発が稼働していなくても、今は稼働していませんよね。そうであったとしても、398号はしっかりと整備をしなければならない、非常に優先順位の高い道路であるという認識であります。

Q

道路に関して未整備のままで再稼働の時期というのは近づいているわけで、これに関して避難計画に与える実効性とか影響というのはどのように受け止めているか。

村井知事

そういったようなことも勘案しながら整備計画を考えていっていることと、併せて、やはり現実に合わせなければなりませんので、そういった状態でもしっかりと住民の皆さんが避難できるように考えていくということは必要なことであります。一旦国が認めたのでもう大丈夫だではなくて、常に訓練などをしながら見直しをしていく、これが私は重要なことだと思っています。

Q

それで、その訓練だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響ということで、国も県も今のところ住民参加という形では開けていない。これに関して、時間的な猶予とか、いつまでに開きたいか、タイムリミット、知事のお考えがあったら教えてほしい。

村井知事

小泉大臣から、今年度中に政府主体の訓練をやりたいという記者会見は既に先日あったかと思います。ですから、今年度中、年内なのか年明けなのかまでは分かりませんけれども、今年度中に訓練を行います。

Q

最後にするが、避難計画に関して国の了承から1年、知事が地元として再稼働に容認するという形をご返答されてから半年以上がたった。この間にアップデートができたこと、まだ課題として残していること、現状の認識について聞かせてほしい。

村井知事

地元の同意をいたしましてから、原発建屋内の改修、こういったようなことがだんだん前に進んできています。私も中に入ったわけではないんですけれども、地元同意と言われるもの、皆さんが一般的におっしゃっている地元同意がなければ原発建屋内の改修はできなかったのが、今できるようになりましたので、(設工認の認可後に着工できるよう)少しずつ動いていると報告は受けております。課題としては、今のところ、当時、1年前と比べて何か大きく変わったようなものは特にないだろうと思っております。

Q

オンサイトはそうだが、オフサイトに関して、住民の方への影響に関してはいかがか。事故への備えの部分というのは、1年前、半年前と比べていかがか。

村井知事

(放射線防護施設の整備やガイドラインの作成などは進めているが、女川地域の緊急時対応や市町の避難計画の記載に変更ないという意味では)特に大きく変わっていないのではないかと思います。うん、変わっていないと思いますけれども。

Q

たしかこの(国道)398(号)については、小泉大臣がいらっしゃったときに、だいたい200億ぐらいかかるという話をされていたように記憶しているが、ルートについても現状まだ定まっていないという認識なのだが、その金額のところと、それから今後の、いつまでにというのはあれだろうけれども、整備の目安というか、時期、何年後とかということではなくて、いつまでにやりたいかという、原発の再稼働と考えたところで教えてほしい。

村井知事

まずルートはいろいろ考えられます。これこそまさに先ほどあったように費用対効果の問題で、どのようにすれば一番効率的に効果的に早く造れるか、安全に避難できる、行動できるということについて今検討をしているということであります。金額については、造り方によって変わってくるということですね。それから、原発の再稼働と整備の時期のタイミングなんですけれども、これは当然、インフラ整備ですから、できるだけ早く整備をしたいと思っておりますけれども、国も財政が厳しい中でいろいろな全国から要請が来ます。宮城県もあの道路以外にもいろいろな道路を要望しておりますので、そこを全体を見ながら、勘案をしながら、優先順位を決めておられると思います。
いずれにせよ、造りたいから、お金があるから造れるというものではなくて、しっかりとした手順を踏んでやらなければなりませんので、かなり慎重に国と調整をしているということであります。まだ今の段階では詳しいことを申し上げる段階にはまだ至っていないということであります。

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ワクチン大規模接種センターの予約枠の空きについて

Q

ワクチンの話に戻るが、全国的に大規模接種会場で特に予約の空きが結構あるということが話題になっているが、宮城県内の予約の空きに関する現状をどんなふうに認識をされているかということと、その空き枠の活用に関して市町村に特に求めたいことというのはあるか。

村井知事

幸い、宮城県の大規模接種センターについては空きはほとんどありません。ほぼゼロと言ってもいい状況だと思います。当初は仙台市の高齢者、65歳以上の高齢者に限定しておりまして、全く先が見通せませんでしたので、どれくらい空きが出るか分かりませんでした。しかし、ある程度空きが見通せた段階で、それ以外、65歳以上の仙台市以外の市町村の皆さんにお願いをしたり、あるいは、医療関係者等の人たち、県でいったら保健師であったり看護師であったり、あるいは特別支援学校の教員であったり、また、どうしてもいろいろな人と接する機会のある警察の交番所の人であったり警察官であったり、そういうような人たちを優先的にどんどん埋めていっておりますので、柔軟に対応しておりますので、今のところ全く、余裕が出て打ち手だけがぼーっと待っているというようなことはないということです。
今後、65歳未満にも枠を広げていきまして、65歳未満は(県)全体からですね。65歳未満になりますので、その際には予約のあった人たちからどんどん入れていく形になるということになります。従って、恐らく当面は空きが出るというようなことはないんじゃないかと思うんです。
なお、あそこは宮城県全体のための大規模接種センターでありますので、市町村に対しましてもですね、何を求めるかという質問ですけれども、遠慮なくいろいろな方に接種していただけるようにお声がけをいただきたいというお願いをしていきたいと思っています。現在は、民間にお願いをして、受け付けであったりコールセンターであったり誘導であったり、こういったようなものを仙台市がやっているんですけれども、これを近いうちに県のほうに引き取りまして、ほぼ同じメンバーで県のほうに引き取って、県のお金を使ってそういったことをやることによって、全県民を対象にできるよういしていきたいと思っております。
今のところ、空きがあって困るというようなことは聞いていないです。最後、あれ1バイアルなんですよ。1バイアル、1瓶、バイアルというんですけれども、最後、数を数えて無駄が出ないようにやっておりまして、最後の一人まで全員打ち終わった段階で、1バイアルの中に何人残っているか分からないんですね。それが分かるのが4時半頃に分かるんです。ですから、最大9人分残っちゃうんです。あれ10人分なんです、1バイアル。1バイアル10人分なので、最大残ると9人分残るんです。ちょうどなくなるゼロの場合の日もあれば9人残ることもあるので、そこはもったいないので、4時半から5時までの間に人が急遽集められませんので、県職員で穴埋めするようにしています。県職員で穴埋めをして、9人分も無駄にならない。ですから、今のところ宮城県は、大規模接種センターで無駄になって廃棄したというものは多分ないと思います。

Q

今のに関連して、6月上旬に空きが出ているというのもあった。それも含めて想定どおりで、かつ、今のところワクチンの予約状況に空きがないという現状にあるのか。

村井知事

はい。想定どおりとは言えないんですけれども、全く想定はできなかったので、前に言いましたけれども、走りながらやっていくと。とにかく、いろいろな問題はあるんですけれども、一日でも早く、一人でも多く接種をするということです。そして、無駄のないようにやっていくということです。最初は優先順位が65歳以上の方でしたので、65歳以上の方たちを優先してやりますけれども、それ以降は、各市町村が決められたルールどおり、早くどんどん接種していくということを考えております。

Q

ちなみに、余った場合に県職員の方というのは運営するスタッフか。

村井知事

運営するスタッフもですね、そこにいる人たちもどんどん打っていったんですけれども、打ち終わっているらしくて、もう打つ人がいなくなってきている。ということになると、余ったりすると処分しなければいけなくなりますから、それはもったいないだろうということで、絶対に余って廃棄がないように、ゼロになるように、4時半、前の日にですね、「次、君行ってくれるか」ということを9人分準備しておいて、そして「今日は君行ってくれ」と、「今日は行かなくていいから」ということでその後に調整をして全部打っているということであります。

Q

あの大規模センターは仙台市や東北大学も運営に関わっているけれども、補充要員としては県職員のみか。

村井知事

そうですね、はい。東北大学は今度学生も含めて別枠で、職域であの場所でどんどん打っていきますので、歯科医の先生方を使って打っていくということですので、それはそれで、また余りが出てきたときには県職員に打っていくということでやっていきたいと思います。

お問い合わせ先

広報課企画報道班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2281

ファックス番号:022-263-3780

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