掲載日:2021年5月26日

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宮城県知事記者会見(令和3年5月24日)

知事定例記者会見

※【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています。

【知事発表項目】「水災・地震保険等トライアル補助金」の申請受付開始について

村井知事

それではまず、「水災・地震保険等トライアル補助金」の申請受付開始についてご説明いたします。
県では、大規模な自然災害が発生した場合でも、住宅等の再建に要する費用負担を軽減し、早期の再建を可能にする「自助」の取り組みを支援するため、水災火災または地震保険の新規加入世帯に対して最大4,000円を交付する本補助金の申請受付を本日より開始いたします。国に確認いたしましたが、このような補助事業は全国初の取り組みということでございました。
補助の対象は、水災補償もしくは地震補償付きの火災保険等に初めて加入された世帯、または既に加入している火災保険等に水災補償もしくは地震補償を新たに付帯した世帯としております。補助金の上限額は、住家に係る保険の場合は3,000円、家財に係る保険の場合は1,000円としており、双方を対象とする保険に加入した場合は4,000円の補助を受けることができます。受付期限は来年の2月28日までとしておりますが、今年度の予算額2,000万円に達し次第、終了させていただきます。
参考までに水災・地震保険の付帯率をグラフにまとめておりますが、本県は地震保険の付帯率は全国1位である一方、水災保険の付帯率は全国平均並み、かつ低下傾向にあります。
本事業を通じて、東日本大震災の教訓を踏まえた地震への備えと、近年増加しております台風等の水災への備えをしっかりと後押ししてまいりたいと考えております。

Q

先ほど知事は全国初の取り組みとおっしゃっていたが、改めてどの部分が全国初の事業という部分なのか。水災の保険の補助金というのが全国初ということか。

村井知事

水災、地震共に、火災保険に付加を付けるのに行政側が財政的な支援をするといったようなものが全国初だということであります。

Q

付加をするところに補助が出るというのが全国初の取り組みということか。

村井知事

そうです。水災は当然ですけれども、地域によっては水害がないところがありますので、それぞれ自分の住んでいる場所をハザードマップなどを見ながら、水害の可能性が高いところにお住まいの方はぜひ入ったほうがいいと思いますし、地震は宮城県どこに住んでいてもありますので、地震保険はできるだけ加入されたほうがいいと思います。

Q

改めて、この新制度を導入された知事のお考えと、地震の保険加入率は全国1位ということで、これに対しての所感を伺う。

村井知事

この制度を使って保険に加入した人がもし、地震や水害で被災された場合でも当然その他の方と同じように、行政として国としていろいろな各種支援は同じようにさせていただきますが、やはり何といいましても、自分の財産は自分で守るんだと。自助がベースにあった上に、公助というものがその上に乗るべきだと私は思っています。今後、人口が減っていく中で、税収はどんどん減ってまいりますので、今まで以上にいろいろな支援ができるという保証は何もないと思いますから、まずは自分の身は自分で守る、自分の財産は自分で守るというものがあって、その上にやはり行政の、国の公的な支援があるんだということが私の考えのベースにあるということでございます。
とはいえ、なかなか新たな保険に入るというのはお金の負担がかかりますので、まずは少し押す意味で、1年だけでありますけれども、こういう支援をさせていただきたいと考えたということであります。
それから、現在、宮城県が地震保険の加入率が全国1位であるということについての所感であります。見てのとおり、皆さんにお配りした資料の折れ線グラフの一番上の折れ線グラフが宮城県の地震の保険、そして一番下のバツがついております折れ線グラフが全国の平均ということでございますので、かなり宮城県は全国平均に比べると20%程度加入率が高いということになります。これは非常に望ましいことだと思います。それだけ地震が多い県であるということの裏返しでもあろうかと思います。ただ、まだ見てのとおり、令和元年度で87%ということで、13%の方が加入をされておりませんで、ぜひ1人でも多くの方に加入していただきたいと思います。
ただ、建物によっては地震で壊れない建物であったり、あるいは最近マンションなんかでも免震の建物が非常に増えてきていますので、そういった方には無理して入っていただく必要もないかなと思っています。

記者発表資料(「水災・地震保険等トライアル補助金」の申請受付開始について)(PDF:717KB)

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【知事発表項目】介護事業所を対象とした週休3日制導入支援事業について

村井知事

介護事業所を対象とした週休3日制導入支援事業についてであります。
本県では、介護職員のワーク・ライフ・バランスを改善し、介護職の魅力を向上するため、介護現場への週休3日制導入支援を進めております。令和3年度におきましても、5者程度の事業者を対象に導入支援を行うこととしており、本日より募集を開始いたしましたので、お知らせいたします。
募集の期間は、本日5月24日から6月18日までとなっており、7月上旬頃の事業者決定を予定しております。県の長寿社会政策課のホームページに専用の応募フォームを用意しておりますので、たくさんのご応募をお待ちしております。また、応募フォームと同じページに、昨年度支援を実施した施設へのインタビュー動画も掲載しております。ぜひ一度ご覧いただき、現場の生の声に触れていただきたいと思います。
本日はインタビュー動画を2分程度にまとめたダイジェスト版を用意いたしました。こちらのモニターをご覧いただきたいと思います。

(動画再生)
このようなポジティブな変化が、これからもたくさん続いていくことを期待しております。皆さまのご応募をお待ちしております。
既に、昨年度実験的にやりましたけれども、残業時間が相当減ったという効果がありました。その分、職員の皆さんの負担が軽くなっているということだと思いますし、続けて休みが取れるようになりましたので、非常に好評でございます。必ずしも、これ導入したから3日制にしなければならないということではなくて、3日制をやる人もいれば2日制にしてやる人もいるということで、事業所で働いている方の中で選択ができるようになりますので、決して強要するものではなく、非常にいい取り組みでございますから、ぜひ我こそはと思う事業所は応募していただきたいと思います。
私からは以上でございます。

記者発表資料(介護事業所を対象とした週休3日制導入支援事業について)(PDF:181KB)

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仙台市内における時間短縮営業解除の見通しについて

Q

5月31日までとなっている仙台市内の飲食店の時短営業要請について、先週の会見で知事はこの解除については、今後1週間様子をよく見ないと駄目だとおっしゃっていたが、1週間たって患者の数はそこまで大きく減っている状況ではない。解除の見通しはどのようにお考えか。

村井知事

正直申し上げて、まだ分かりません。おかげさまで重症者用のベッドの稼働率はステージ2になりました。しかしながら、一般病床の稼働率がいまだにステージ3の状態だということでございますので、もう少し様子を見たいと思っております。

Q

もう少し様子を見たいというが、31日までというと少なくとも今週中には判断すると思うが、どのタイミングか。

村井知事

今週末には対策本部会議を開催したいと思っていますので、それまでに意思決定をしなければなりません。昨日は10人ということで非常に少なくなりました。今日明日、あと二、三日ぎりぎりまで状況を見定めて、判断をしたいと思います。

Q

先ほど一般病床の稼働率の数字が一番大切ということだが、それ以外の数字も検討材料にしなければならないと思うが。

村井知事

ステージ指標というのは一つの大きなたたき台でありますけれども、当然そのほかにもワクチン接種が始まりましたので、そういったようなものの推移であったり、あるいは隣県、関東圏、こういったところの患者の出現率、こういったようなものの全体を見ながら、専門家の意見も聞いて判断をすることになります。

Q

先ほど昨日10人ということに言及されたが、昨日の10人というのは3月上旬以来の少ない数字になるかと思うが、感染者数の動向について現時点で知事はどのように捉えているか。

村井知事

高め安定だと思っています。決して落ち着いてきた、減ってきたというような余裕はなく、30人前後はずっと安定的に続いているということです。昨日はたまたま10人でしたけれども、土曜日の次の日ですので、毎回低く出る傾向にございますし、今日も恐らく日曜日明けですので比較的少なく出るだろうと思います。火曜日、水曜日あたりの数値までしっかり見て、よく考えたいと思います。

Q

ゴールデンウイークの影響については、今のところ知事はどのようにお考えか。

村井知事

ゴールデンウイークの影響はさほど出なかったと思います。やはりそれだけ県民の皆さんが行動を自粛してくださったんだと思います。関東圏から宮城に来て、仙台市中心部で会食をしたというのはビッグデータで捉えておりましたけれども、3月10日前後、11日前後の人よりもかなり落ち着いて少なかったということもあり、心配したような形にはなっておりません。今、高め安定と申し上げたのは、やはり変異株の影響が大きいのではないかと思っています。

Q

先ほど隣県や関東圏の患者の出具合も見ながらというお話があったが、まだ首都圏では緊急事態宣言が31日まででどのようになるか分からない状況ではある。今は首都圏が抑えられているから宮城県もまだ少ない状況が続いているという法則でもあるかと思う。首都圏での宣言がどうなるかについては、どの程度宮城県の時短を解除するに当たって、判断の割合としてどのくらいあるのか。

村井知事

これは何パーセントと言えるようなものではなくて、本当に全体的なことを見ながら、全体を俯瞰しながら個別の数字を見ていくということが重要だと思っています。特定の数字を捉えて、その割合を大きく見るというようなことはしないで、今後患者のトレンドとして、増えていく傾向になるのかどうか、減る傾向になるのかどうかということを見ながら、全体的に判断していきたいと思っています。
幸い気温が上がってきて、湿度も上がってきて、ワクチンを始めてということになりますので、傾向としてはよい傾向になるのではないかと思っていますけれども、もう少ししっかりと様子を見て、専門家の意見も聞きながら判断をしてまいりたいと思っています。

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ワクチン接種センターについて

Q

(本日午後に接種会場を)取材させていただくところ大変恐縮だが、今日大規模接種が始まったので、あらためて知事が期待することを伺えるか。

村井知事

基本的には市町村が当初計画されていた個別接種であったり、市町村が計画されていた集団接種、これで7月末までに高齢者の皆さまの接種を終えるというのが一番大切だと思っています。それを補完するために、大規模接種センターというものを東北大学さんなどの協力で設置することになったということであります。あくまでも補完的な役割だということであります。現時点においては申し込みも順調で大きな混乱もなく、今日も朝職員がいろいろ状況を見てきましたけれども、大きな混乱もなく接種がスタートしていて、予定していた人数の応募が全て終わっているということでございますので、今の段階では順調にいっていると捉えております。

Q

これは事務方さんに伺ったほうがいいと思うが、最大で(1日に)2,100(人)ということだが、本日24日の予定接種人数というのが分かればお示しいただきたい。

担当課

疾病・感染症対策課でございます。
本日1,500名程度です。

村井知事

これは2,100を予定していて1,500ではなくて、1,500を予定していて1,500ということです。最初は混乱することも想定されましたし、まず様子を見たいと。まだ皆さん、スタッフの皆さんもしっかり対応できないかもしれないということで、徐々に数を上げていくというのが仙台市の方針だと聞いています。

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仙台市長選挙について

Q

仙台市長選について、一昨日自民党県連からは自民党市議を推す声などが上がっていたが、現状知事は郡市長といろいろ連携を取られているが、この選挙戦についてどのようにご覧になっているか。それから、候補者を自民党で対応を決めることになるが、自民党県連の幹事長を務めた経験から、その候補者調整とか、選挙に対する対応等についてどのようにすべきとお考えか。

村井知事

今後の市長選挙、仙台市長選挙がどうなっていくのか、どう見ているかということですけれども、これは郡市長が出馬されるかどうかによって全然変わってくると思います。いまだ郡市長は出馬表明をされておられませんので、その状況によって変わってくるのではないかなと思っています。
それから、候補者調整をどうすべきかということですね。これは本当にケース・バイ・ケースで、そのときの状況によって全く変わってきますので、私からは特に何も申し上げることはございません。しっかりとよく組織の中で、仙台市は仙台市でありますので、県連と意見調整をしながら候補者をどうするのかということを決めていかれればよろしいのではないかと思います。

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東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレーについて

Q

県内の聖火リレーまで1か月を切ったが、改めて現状の聖火リレーの考え方について伺いたい。

村井知事

できるだけ開催したいという思いは持っておりますが、もう少し様子を見て、感染状況を見ながら考えたいと思います。開催するにしてもフルセットで開催するのか、一部変更してやるのか、いろいろ選択肢はあります。全部フルセットでやる、一部変更してやる、縮小してやる、あるいはもう全くやらない、あるいは沿道ではやらない、どこか安全な場所で人が見えないところでやる、いろいろな選択肢がありますので、組織委員会とも調整をしながら、今コロナの感染状況などを見ながら検討しているということであります。

Q

いつまでに県の方針を決めたいという目標の日時等はあるか。

村井知事

はい。当然開催する日にちはもう決まっておりますので、そこからある程度逆算して計算をする必要はあるだろうと思っていますが、今の段階ではいついつ決めるということまでまだ決定はしておりません。

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まん延防止等重点措置解除後の時間短縮営業協力要請について

Q

先日、まん延防止等重点措置が終わって、要請に従ってくれなかった飲食店に対して過料の支払いの話も出ているが、一方でまん延防止に基づく過料がかからなくなった現時点で要請に応じていない飲食店も散見されているが、そうした状況が感染拡大リバウンド防止徹底期間としているのにかかわらず、そうしたお店があることについて危機感とか、何かそういったものを感じられているのか。もしくはそういったお店があるということをそもそも認識されているのか。

村井知事

時々当然見回りをしておりますので、そういうお店が散見されるということは把握はしております。それに対して危機感は持っております。ただ、何度も申し上げますように、こういったお店もお客が減っているのは事実でありますので、犠牲者であるということ。何よりもやはりお店を問題なく営業する、経営するというのはこれは当然のことでありまして、それをわれわれはコロナ対策ということで主権をある程度侵害しているということもありますので、申し訳ないという気持ちも同時に私は持っているということであります。引き続き、時短をやっている間は協力をお願いをし続けなければならないと思っておりますが、法的には過料を科すといったような、そういう権限を与えられておりませんので、今の段階で何らかの対応をこれ以上するということは難しいと思っております。

Q

改めて仙台市長と知事とまた医師会の方と、皆さんに協力を呼びかけられたということは特にないのか。

村井知事

今のところはもう31日まで、患者は比較的高止まりではありますけれども、落ち着いているというのもありますので、今の段階で記者会見をしてというようなことは考えておりません。

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処理水の取扱いに関する宮城県連携会議について

Q

福島第一原発の処理水について、宮城県が連携会議を設置して、その中に水産部会というのがあって、現状水産部会は非公開なのだが、県議会の中で公開にしたほうがいいのではないかという意見もあるが、知事としてのお考えを聞かせてほしい。

村井知事

これは当然われわれが一方的に押しつけるものではなくて、その参加している皆さんがどう考えるかということが重要だと思っています。本音でいろいろな話をしたいというようなことでありましたので、特に私はこれでいいのではないかなと思っていますけれども。

Q

情報公開する代わりに、議事録は取っておいてそれを公表してほしいと求める方もいるということも考えられると思うが、議事録を取るか取らないかという点についてはいかがか。

担当課

水産林業政策室です。
議事録は作成しております。

村井知事

公開するかどうかは参加している方たちの意思で決まることであるということです。

Q

議事録を公表するかどうかも参加者の意思ということか。

村井知事

はい、そういうことです。ただ、全てをクローズにしているわけではなくて、そこで取りまとめたものは全体会議のときに部会の考え方として部長がしっかり発表することになっていますので、どういう経緯があったかというのは分かりませんけれども、しっかりまとまったものについては意思としてはしっかりと伝えることになりますので、水面下で全て調整をして考え方を全然外に出さないわけでは決してないということでご理解いただきたいと思います。

Q

国のワーキンググループとの合同開催、第2回会合の予定はどうか。

村井知事

なるべく早くと思っていますので、決まったらまたマスコミに報告します。それはフルオープンでやります。

お問い合わせ先

広報課企画報道班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2281

ファックス番号:022-263-3780

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