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宮城県知事記者会見(令和3年1月4日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年1月5日更新

知事定例記者会見

※会見動画を試行的にYouTubeに掲載しています。

今年の漢字について

◆Q
 最初に、令和3年最初の会見ということで、今年の漢字、今年の抱負も踏まえてお願いしたい。

■村井知事
 今年は東日本大震災から丸10年を迎える大変大きな節目の年となります。また、4月からは新しい将来ビジョンがスタートいたします。新・将来ビジョンの理念は、「富県躍進!“PROGRESS Miyagi”」ということにしております。震災から10年の節目を迎え、新しく、新年度、飛躍する年にしたい、そういう思いを込めまして、「躍」、躍るという文字にさせていただきました。心躍らせ、皆さまが活躍できる社会を作り、宮城県が大きく飛躍する、そういう1年にしたいと思っています。飛沫ではなく飛躍、そういう年にしたいと思っています。

◆Q
 今回、飛躍の年の活躍の躍という漢字にしたが、中でも一番の柱というか、知事ご自身の中で躍進したいとお考えの分野があれば教えてほしい。

■村井知事
 コロナの状況次第でありますけれども、やはり何といいましても交流人口が非常に落ち込みましたので、交流人口を回復させなければならないと思っています。今年はオリンピック・パラリンピックもございますし、(全国)豊かな海づくり大会もあります。また、4月からは東北デスティネーションキャンペーンも始まる予定となっておりますので、今年、一気にコロナを落ち着かせて、交流人口を元に戻す、そこに注力をすることが一番重要じゃないかと思っております。

◆Q
 なかなか観光がこういう状況だと違う分野でも難しい局面があるかと思うが、対策等は考えているか。

■村井知事
 そうですね。まず、コロナを抑えなければなりませんので、ワクチンの接種をスムーズに行えるようにしていきたいと思っています。何といいましても百万人都市仙台市で患者がたくさん発生する、当然のことですので、仙台市内の発生を早く抑える意味でも、ワクチンの接種がスムーズに進むように、仙台市長とよく調整しながら進めていきたいと思います。先ほども仙台市長とご挨拶をいたしましたけれども、この点につきましては力を合わせて頑張りましょうと意見があったということであります。

◆Q
 先ほどの揮毫はいつされたのか。「躍」という字。

■村井知事
 去年の最終週に書きました。結構うまいでしょう、これ。

◆Q
 「躍」以外に何かアイデアが幾つかあった中で選ばれたという感じか。

■村井知事
 いや、もう何がいいでしょうかということで、飛躍する年にしたいなと、もう前々から、将来ビジョンがスタートする年ですので、将来ビジョンの文字から1字取りたいと思っていましたので、それほど迷うことなく、躍るという字にさせていただきました。

◆Q
 先ほど、4月から新・将来ビジョンが始まるということだが、その前に震災10年という節目がある。震災復興についての現在の捉え、考え方と、あと、この3月以降、震災11年目、ポスト復興についてどのようにお考えになるか、この2点を伺う。

■村井知事
 まず、10年の捉え方ですけれども、国の仕組みもありまして、まずハード優先で整備を進めてきたということであります。ほぼほぼ予定どおり、ハードについては順調に進んだと思います。まだ残された部分がありますので、まずそれをしっかりと完成させるようにするということが重要だと思いますが、ハードについては十分だろうと。ただ、何度も言いますけれども、10年たって皆さん10歳年を取ったわけでありますので、震災を知らない世代の人たちもだんだん増えてきている。また、お年を皆さん召されている。こういったようなことをしっかりと踏まえなければならないだろうと思っていまして、今後はソフト事業に軸足を置いていきたいと思っています。
 それから、ポスト復興ということですね、今後はソフト事業に軸足を置いていきたいと思いますし、また、新しいことにもどんどんチャレンジをしていって、県民の皆さんが希望を持てるような社会を作りたいと思います。また、同時に、今後急激に人口減少が進むということもありますので、行革については時に厳しい批判があってもやらなければならない場面が多々出てくるだろうと思います。行革を進めながら新しいことにチャレンジをしていく。そして、被災者の皆さん一人一人抱えている課題が顕在化してくると思いますので、それに対して市町村と、またNPO等の団体と協力しながら、しっかりとケアができる、そういう社会を作っていきたいと思います。

◆Q
 人口減少は全国的な課題ではあるが、そういった中で、特に、先ほど交流人口を増やすこともあったが、それ以外で重視する施策、取り組み、どういったことがあるか。

■村井知事
 将来ビジョンで今回大きな柱の一つに子ども・子育てというものを掲げました。4本柱の一つに据えました。やはり産み育てやすい宮城(県)を作らなければならないと思います。なかなか思ったとおり出生率も上がらないんですけれども、産めよ育てよではなかなか子どもを作っていただけないと思いますので、宮城(県)で子どもを作りたいと思ってもらえるような社会を早く作らなければならないと思っています。財政的に非常に縛りがある中で思い切ったことができませんけれども、優先順位をつけてしっかり対応していきたいと思います。

◆Q
 先ほどソフト事業で、今日の年頭の挨拶でもおっしゃっていたが、心のケアを重視して取り組んでいくということだが、ハード面は道路などが目に見える形である程度整備していくというのが事務的に評価できると思うが、心のケアというのはどこまでいったら成功なのかということがなかなか難しいと思う。また、これもおっしゃったと思うが、具体的にはやはり市町村がいろいろな具体的な施策をしていくのを県が支援していくというようなことになると思うが、一方で、阪神大震災のときもそうだったが、市町村間の連携であるとか、あるいは他機関との連携というのはなかなか難しいということが心のケアでも指摘されていたところではあると思う。その中での県の支援の在り方、あるいはそういう調整役としての在り方みたいなものは、心のケアの分野でどういうふうに考えられると思うか。

■村井知事
 まさに回答はそこにあると思っていまして、県が被災者の一人一人に寄り添ってと言いましても、限られた県職員が被災者の皆さんの家を一軒一軒歩いてというのは不可能です。県がやれることといえば、心のケアセンターをしっかり整備して、しっかりと人を配置できるようにする、離職を防止する、そして市町村間でいろいろ差が出てこないような調整をする、市町村間で協力できるような体制を作る、NPOと市町村とのつなぎ役をする、そういった間を取り持つような、そして全体的に地域差が出ないように、そういうことをするのが県の役割だと思います。

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年末年始の新型コロナ感染状況と時短要請について

◆Q
 国分町での時短要請などもあったが、この年末年始の感染状況を知事としてはどのように捉えているかを教えてほしい。

■村井知事
 まず、全体的な受け止めですけれども、年末年始、多くの県民の皆さまが協力をしてくださったと思います。12月28日に時短要請がスタートした時点で、県職員が国分町周辺をぐるっと歩いて調査をしたところ、約6割の店が閉店をして協力をしてくれておりました。感謝を申し上げます。また、時短要請に関するコールセンターの問い合わせは586件、600件弱ということでございました。比較的少ない数であったと思っております。そういう意味では、時短要請の協力を皆さんしていただき、効果はあったものと思っております。
 ただ、効果があったかどうかというのは、最終的にはこの年末年始の休暇明けの様子を見なければ分かりません。今後1週間程度様子を見て判断をしたいと思っております。

◆Q
 6割がだいたい協力した、目視だと思うが、この6割、逆に言うと4割はまだ協力ということができていないということだと思う。どのように評価するか。

■村井知事
 これは12月28日でありまして、それ以降はさらにお店を閉める、年末ですから、年末年始お店を閉めたところが多かったと思います。12月28日というのはちょうど書き入れ時、ピークの時点でありますので、そういった意味では、私は成果があったものと思います。
 また、協力してくださったところは6割ということでありますけれども、やっていたかどうか分からないという店も2割ぐらいあったそうでありまして、実際営業していたのが2割程度という報告が上がってきております。従って、全体としては時短要請には協力してもらえたものと思います。
 こういったようなものは結果がどう出るかということが肝心でして、国分町周辺を発信源とする患者がこの1週間程度でどの程度出るのかということに注目をしたいと思います。従って、現時点においてうまくいったかいかなかったかということを判断するのは難しいということであります。

◆Q
 今後だが、一応11日という期限があると思うが、その後については、効果があれば例えば延ばすとか、その辺の検討というのはどのような状況か。

■村井知事
 今日の幹部会で、1月11日以降、期間を延ばすのか、あるいは全県に範囲を広げるかどうかということをしっかりと見定めましょうと(話しをしました)。今週中にその判断をしなければならないだろうと指示をいたしております。まだ分かりません。幸い、後でまた質問があればお答えしようと思っておりますけれども、今のところ比較的穏やかな状況で患者の発生が収まっておりますので、もう少し様子を見なければならないと思っています。

◆Q
 判断の条件というのは、やはり感染者の数ということか。

■村井知事
 そうですね、広がり具合ですね。

◆Q
 確認みたいなものだが、問い合わせは586件あって、そういう意味では比較的少なくて、そういう意味で協力していただいた効果があったと思うと先ほどおっしゃられていたが、問い合わせが少ないことと協力していただいたということとどういうふうにつながっているのか。コールセンターに問い合わせが比較的少なかったとおっしゃっていたのだが、それが協力していただいているということにどうつながっているのか。

■村井知事
 直接な因果関係はないと思いますけれども、コールセンターは、休業要請に対してどういうサポートをしてくれるんだ、ケアをしてくれるんだ、あるいは協力できない、できるといったような問い合わせが、エリアは限られていますけれどもお店の数はかなりありますので、1,000件を超えるぐらい来るのではないかと思ってコールセンターの職員を準備していたということなんですけれども、実際は思ったよりも半分程度に収まったということです。それが多かったか少なかったかというのはちょっと分からないんですけれども、少なくともわれわれの思っていた見積もりよりもコールセンターの数が比較的少なかったということは、われわれの意図したことがしっかり伝わったのではないかなと考えたということです。ただ、それが、586という数字が伝わった(ことを表す)数字なのかどうかと言われると、はっきりとした根拠はないんですが、われわれが思っていたよりも問い合わせが少なかった。

◆Q
 問い合わせが少ないということは、混乱なく受け入れてもらっているという判断ということか。

■村井知事
 そうですね。

◆Q
 たくさん電話があったほうが皆さんが協力してくれているということではなくて。

■村井知事
 かなり、こんなの協力できるかと、とてもじゃないけど駄目だというような電話がかかってくるかなと思ったら、そういう感じではなかったということですね。協力金に対してのご質問とか、そういうのが比較的多かったということです。

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医療体制と宿泊療養施設の現状と今後について

◆Q
 病床に関することで二つお聞きしたい。まず、入院の病院の現状、足りている、足りていないというところについて、今の現状認識と今後の対策。関連して、宿泊療養について、こちらも200床のうちの100を超えている状況が続いているかと思うが、こちらについてどのように見ていて、今後どういった対策を考えているかを教えてほしい。

■村井知事
 それでは、順番に説明いたします。
 年末年始のまず医療提供体制がどうだったのかということです。まず、その前にコールセンター、県と仙台市で共同設置しておりますコールセンターの問い合わせですが、年末年始24時間で対応に当たりました。1日当たり300件程度の相談がございました。診療につきましては、県内の診療・検査医療機関に対応していただいたほか、検査につきましても、帰国者・接触者外来や各圏域の地域外来・検査センターに年末年始を通じて対応していただいたということであります。ただし、元旦だけは仙台市内の帰国者・接触者外来は検査がなかったということです。入院についてですけれども、12月28日時点、年末休暇がスタートした時点ですが、県内の医療機関で172床を入院のために確保していただきました。172床です。まず、これが入院・検査体制の状況です。
 そして、年末年始、12月29日から1月3日に新たに入院や宿泊施設での療養をされた方はどれくらいおられたかということであります。年末年始期間、12月29日から1月3日の検査結果の判明は788名。検査を受けられた方で788名の結果が分かったということです。そのうち陽性者の数は153名でございました。153名。年末年始期間に県内の医療機関に入院された方は延べ30名、宿泊施設での療養の方は延べ113名であります。なぜ延べと言ったかということですが、入院については転院も含んでおりますので延べ、宿泊療養につきましては、入院から宿泊療養施設、宿泊施設の療養に切り替わった方もおられますので延べにしているということであります。大きく数字は変わらないんですけれども、二つにカウントされているような方も中にはおられるということであります。
 それから、現在の県内の感染状況でございますが、入院中の方が78名、宿泊療養されている方が131名、個人の事情等により自宅療養されている方が18名、入院の方のうち重症の方は5名であります。また、亡くなった方は16名でございます。そういうような客観的な数字でございます。
 あと、ホテルにつきましては、皆さんにお話ししました東横イン仙台駅西口中央で200室規模のホテルを準備しておりますが、もう少し部屋数を増やすことができるということで現在調整中でございます。二、三十床増やせるということであります。
また、仙台市内の別のホテルを300床程度確保できるように今、調整中でございまして、1月の初旬から中旬にかけてプラス300床確保できそうだということでございますので、それが確保できましたら500床確保できますので、ホテルは当分の間、大丈夫だろうと思います。ホテル名の公表につきましては、先方の了承が得られれば公表したいと思います。まだお借りできると決まったわけではありません。今、交渉中ということであります。

◆Q
 市内の別のホテル300床というのは、これは1棟ということでよろしいか。

■村井知事
 そうです。

◆Q
 年末年始のこの宿泊療養および入院の数についての評価というか分析というのは、知事としてどのように考えるか。

■村井知事
 これも全て結果で見るしかないんですけれども、非常に心配をしておりましたけれども、医療崩壊に直接つながるようなところまではいかずに済んだろうと。決して安心できる状況ではありませんけれども、何とか踏ん張れたのではないかなと思います。これは医療関係者の皆さんの最大の努力であり、また、県民の皆さんが一人一人自覚を持って行動してくださったおかげだと思って感謝しております。
 私も三が日、車に乗って女房に運転してもらって、ぐるっといろいろなところを見て回ったんですけれども、車の中からですけれどもね。人出は非常に少なかったですね、今年は。

◆Q
 ホテル、別で300床ということだが、こちらは確保でき次第、今の東横インと並行してそちらも使っていくような考え方になるのか。それとも、ある程度、一定の人数までは東横ということなのか。

■村井知事
 まだそこまでは考えていないです。まずはホテルを確保するように、今、最大限努力しておりまして、500床ぐらいは確保したほうがいいだろうと思っていますので、もし借りれるとなりましたら、どういうバランスを取って埋めていくのかということを考えたいと思います。できるだけ環境のいいところで泊まっていただけるようにしたいと思っています。

◆Q
 合計500床というその数に、どういう根拠で500としたのか。

■村井知事
 明確な根拠というのはないんですけれども、ある程度の数を確保しなければならないということ。あとは、東京(都)、首都圏1都3県が非常に患者が増えておりますので、遅れてそのような数字が出てきますから、同じような率で増えていくだろうということも考えなければならないと。
 また、協力してくださるホテルというのはそんなに数があるわけでありませんので、協力してくださるホテルの中から、ある程度、われわれの希望と合うような部屋数というところで選択せざるを得ない。われわれがすぐその部屋が借りれるわけでありませんので、昨年の終わりからずっと調整をし続けてきて、やっと何とかめどが立ちつつあるというところなので、客観的な根拠に基づいて算出したわけでは決してないということですね。

◆Q
 ただ、現状の200床だと、いずれまた来るであろう感染者が増えたときに対応できないということか。

■村井知事
 可能性があると、そういうことで多めに余裕を持って準備をすることにしたということです。まずはワクチンを打ち始めて、患者がすっと下がってくると、寒い時期でも下がってくるという見込みが立ってくれば、ホテルの契約も減らしていくということになるかと思います。

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菅首相の緊急事態宣言の検討表明について

◆Q
 菅総理が午前中、1都3県緊急事態宣言の検討という話もあったが、それについて宮城県としてはどのように捉えて、場合によっては何か対策というところと、あと、宮城県についての緊急事態宣言をどう考えるかというところをお願いしたい。

■村井知事
 まず、これ1都3県ということでお話しになったんですか、総理は。ちょっと私、テレビを見ていなかったので。

◆Q
 検討するとのこと。

■村井知事
 1都3県について緊急事態宣言ということですね。これは、1都3県に関わることでありますので、私がそれに対して是非を申し上げることは控えたいと思います。しかし、少なくとも宮城県は1都3県と非常につながりが強い、非常に人の往来がある場所でありますから、そういった意味では、1都3県で患者が激増いたしますと、間違いなくわれわれにも大きな影響が出てくるのは間違いないだろうと思いますので、早め早めの対応が必要ではないかと言われたらそのとおりだと思います。
 宮城県はどうするのかということでございますが、今のところ、先ほど申し上げたような状況ですので、現時点において宮城県が政府に対して緊急事態宣言を要請するというようなことは考えておりません。

◆Q
 緊急事態宣言と類似のものを県としてもし今後、この1都3県の状況というものは必ずいずれ遅れて宮城(県)のほうにも同じような症例が出てくると知事おっしゃったが、どういったものを目安として、県として何か類似のものを発令というか出す可能性があるのであれば、どういったところを目安にしようと考えているかを教えてほしい。

■村井知事
 今回の1都3県の状況を見ながら、そのほかにも、今厳しいと言われている愛知県であったり大阪(府)であったり北海道であったり、そういった地域がありますので、そういった患者が多く出ている地域の結果、首長の判断などの様子を見ながら、宮城県としても検討していくことになるだろうと思います。少なくともまだ宮城県はそこまで至っていないという認識です。少なくとも経済とコロナ対策を両立させるという方針に変わりはないということです。

◆Q
 知事の所感でいいのだが、今回の1都3県、もし緊急事態宣言を再発令することになれば、その影響というものは、宮城(県)も含めてどのように出てくると思うか。

■村井知事
 そうですね、これはなかなか予測できませんけれども、少なくとも人の流れが止まることは間違いないだろうと思いますので、景気にはいい影響は与えないだろうと思います。

◆Q
 宮城(県)にも少なからず影響は出てくるということか。

■村井知事
 間違いなく出るでしょうね。

◆Q
 人の流れの話だが、先ほど菅首相も会見で、緊急事態宣言が出されればGo Toトラベルは難しいというお話をされた。宮城県でも独自にGo Toトラベルと連動させて取り組みをされているが、その県独自の施策、今後どのように考えるか。

■村井知事
 これは今の段階では何とも申し上げられないんですが、Go Toトラベルを全国規模で止めるということになれば、県独自の施策を行うということは非常に難しくなるだろうと思います。

◆Q
 非常に難しくなるだろうということは、現在11日まで止めているが、それ以降も県の絆(絆の宿キャンペーン)とすずめ(すずめのお宿キャンペーン)のほうも、また停止期間を延長させる可能性もあるということか。

■村井知事
 そう、可能性はあると思います。

◆Q
 年末年始、宮城県は比較的落ち着いた状況というご認識だが、やはり今後また増えていくと、なかなか停止の期間というのも延びる可能性がある。

■村井知事
 そうですね。

◆Q
 それに対する観光事業者への支援とか、そういう県の独自の施策というものを考えているか。

■村井知事
 今回、28日から1月11日まで、Go Toトラベルを止めて、そして絆の宿とすずめのお宿キャンペーンもその期間はやめさせていただいている。Go Toイートもチケットの販売は停止させていただいたということです。そういうことから、少なからず影響は出ているものと思います。
 今回、宿泊関係事業者に対する影響というのは、まだ年末年始休暇が終わったばかりですので結果が出ておりませんから、そういったようなものの結果を見ながら、また1月11日以降どうするのかということを考えながら、次の対策を打ちたいと思います。今日はそういうことを幹部会で指示をさせていただいたということであります。

◆Q
 あともう1点、対策本部会議を開く予定はあるか。

■村井知事
 1月11日以降、何らかの変更が出るということであれば、対策本部会議を開催して、専門のドクターあるいは医師会などの判断も、意見も聞きながら、最終的には判断をしてまいりたいと思います。

◆Q
 Go Toの関連で、12日以降だが、感染が拡大している地域は引き続き停止をして、感染が落ち着いている地域に関しては再開をすべきと考えるか、それとも全国一律という形は、緊急事態宣言がもし出た場合というのは継続していくべき、どういうふうに考えるか。

■村井知事
 まだ分からないですね、これは。緊急事態宣言が発出されるのかどうか、それがどういうエリアなのか、1都3県だけなのか、もっと広げるのか、政府としてGo Toキャンペーンをどういうふうな考え方で対応するのか、そこを見ながら宮城県としてオリジナルの対策というのが必要なのかどうかということを考えていきたいと思います。
 もう間もなく、今日4日ですので、あと1週間もすれば11日になりますので、いずれにしても今週中にどうするのかということを判断しなければならないと思っています。しかも周知期間はある程度必要だと思いますので、なるべく早く考えたいと思っていますが、難しいのは、年末年始でどれだけ患者が広がったかというのが結果が出てくるのがしばらく、1週間ぐらいたってしまうということで、その結果が出る前にある程度判断をしなければならない。従って、政府の判断などを見ながら、よく考えたいと思います。

◆Q
 感染が比較的落ち着いている宮城(県)のような地域からしてみると、Go Toを止め続けるということに関する愚かさというか、そういうところというのは持っているか。

■村井知事
 そうですね、それはあります。ただ、県の独自のキャンペーンをやることによって、今現在、ほかの県でやっているところはあるんですよね、県独自のものをね。しかし、それをスタートさせるかどうかということも含めて、よく慎重に考えたいと思います。まずは、やはり患者をある程度抑えるということも非常に重要だと思いますので、それと経済を回すということですね。その折衷を図るという判断、難しい判断ですけれども、よく考えたいと思います。

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知事の任期満了について

◆Q
 年内に任期が来ると思うが、ご意向だったりとか、もし今話せる範囲で教えてほしい。

■村井知事
 私の任期は今年の11月21日(訂正:11月20日)までということですが、現時点においては、任期いっぱい、まず仕事をするということしか考えておりません。当面はこのコロナ対策、そして震災から10年を迎える節目でありますので、しっかりと復興を完遂できるようにしていく。また、先ほど言ったように少子化対策をしながら、人口減少というのを見据えたいろいろ行革なども進めていかなければならない。また、震災の後、積み残した課題、例えば放射性廃棄物の処理、こういったようなことはしっかり片づけなければいけないと思っていますので、それを任期中にできるだけ片づけられるように努力をしていきたいと思います。その先のことについてはまだ未定です。

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菅首相との会食について

◆Q
 12月28日に菅総理と会食をされていたと思うが、そのいきさつとか、どういうお話をされたとか、可能な範囲で教えてほしい。

■村井知事
 広島県の知事といろいろ仲がいいので話をしている中で、分権の話にもなりまして、いろいろ地方が抱えている課題、自分たちでなかなかできないといったような課題があるので、そういった話を直接総理に聞いてもらえる機会があっていいのではないかということになりました。じゃあ、私、総理の連絡先を知っているので、1回聞いてみましょうと。11月の中頃ぐらいだったと思いますけれども、そういう話になって、駄目もとで連絡を取ったところ、12月28日ならば1時間、時間が取れますよということになったということです。ただ、人数の制約もありますので、4人以内ということで、浜松(市)の市長が国会議員時代、隣同士の席に座っていたということ、それで私の政経塾の先輩でもあるということなので、じゃあご一緒にということで、それで4人で朝食を食べて、1時間でしたけれどもお話をさせていただきました。
 話した内容は、コロナの対策であったり、あるいは分権、そもそもそこがテーマでしたので、話のきっかけでしたので、お願いするきっかけでしたので、分権について、われわれの考えている分権の進め方、総理が考えている分権に対する考え方、こういったようなことについて率直に意見交換をさせていただいたということです。特に何か結果を求めてというようなことではなくて、率直にフランクにいろいろお話をさせていただきました。
 非常にすごいなと思ったのは、会食するときは黙って食べて、会食終わったらマスクをして、もう徹底されていました。総理がですね。ですから、われわれも右に倣えして、そういう食べ方をさせていただきました。

◆Q
 村井知事の地方分権の考え方はどういうもので、どういうように伝えて、それを菅総理はどういう反応で受け止めたのか。

■村井知事
 あまり詳しい内容はお話ししないほうがいいかなと思うんですけれども、私としては、やはりできるだけ地方に権限を与えて、そして地方が自分でいろいろなことを決められるような、例えば今回のこのコロナ対策につきましても、国が決めた仕組みどおりにやらざるを得ない。患者が多いところ、少ないところ、差があるにもかかわらず、同一の対応しか取れない。こういったようなことで、結果として国のお金をたくさん使うことになってしまうんじゃないでしょうかというような問題意識を言いました。
 それに対して総理は、総理はもともと地方議員出身ですので地方分権に対しては非常に関心がある方ですから、ああ、なるほどねということで、黙って話を聞いておられたということであります。特に総理からは、自分の何らかの考え方、意思というものは出されませんでした。黙ってなるほどねと聞いておられたということであります。われわれの話を聞いていただく場と捉えています。

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成人式の延期について

◆Q
 コロナの影響で成人式の延期を決定した自治体もあるが、予定どおり行おうという自治体もあって、それでもまだ現時点でも迷っているということだが、これに関して知事が何かをおっしゃる立場ではないことは重々分かっているのだが、お考えというか、何か一言お願いしたい。

■村井知事
 そうですね、これは非常に難しいですね。二十歳になられた方からすると、成人式というのは人生の一大イベントですし、離れ離れになった皆さんが1回故郷に戻ってみんなで顔を合わせる数少ない機会でもありますから、開催してあげたいというのがまさに親心だと思うんですよね。われわれ自治体のトップとしてはそういう考え方をするのが当然だと思いますが、併せて、コロナ対策も考えなければならないということで、開催するか延期というのは、それぞれの自治体で分かれるというのは当然のことだと思います。
 一律に良い悪いではなくて、やはり患者が出ているところ、出ていないところ、人口の多いところ、少ないところ、対象者の数、会場の広さ、そういったようなものも考えながら、お考えになればよろしいのではないかなと思います。

◆Q
 その感染の拡大している地域から戻ってくるようなことは避けてくれというような意見を出されている自治体もあるのだが、いかがか。

■村井知事
 そうですね、これもそれぞれ自治体の考え方次第だと思います。特に緊急事態宣言が今後出されるというようなことになれば、これは非常に議論が分かれるところになるんじゃないでしょうかね。緊急事態宣言まで出されれば、やはりそれはちょっと控えていただきたいというのは当然のことになるんじゃないかなと思います。

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