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※会見動画を試行的にYouTubeに掲載しています。
まず、バックボードについてお知らせをいたします。
本日から、ポケモン「ラプラス」のオリジナルデザインマンホール「ポケモンふた」のデザインに変更いたしました。
12時半からこの建物(県庁)の1階の県民ロビーにおきまして、今年度の追加設置分20枚、マンホール20枚のお披露目会を開催をいたします。私も出席いたしましてご挨拶いたしますので、ぜひこの後取材に来ていただきたいと思います。なかなか20枚、もうはめ込んだら取れないので、20枚並ぶのはこれが最初で最後になります。もう既にはまったものは持ってこれないので、はまってないものだけ集めました。
2点目でございます。
国と宮城県、石巻市の3者が連携して、東日本大震災によりお亡くなりになられた方々の追悼、震災の記憶と教訓の後世への伝承、国内外に向けた復興に対する強い意志の発信を目的に整備を進めておりました「石巻南浜津波復興祈念公園」が、震災から10年となる来年3月28日に開園することとなりましたのでお知らせをいたします。
公園の核となる「みやぎ東日本大震災津波伝承館」では、県と国が震災伝承のための展示整備を進めております。この公園を拠点に、国や沿岸市町と連携して県内各地の震災遺構などとのネットワーク化を図り、震災の教訓などを国内外へ発信してまいります。ぜひ多くの方々にご来園いただきたいと思います。
なお、開園当日には開園式典を執り行う予定としておりますが、式典内容や開園時刻などにつきましては、決まり次第お知らせをいたします。
公園の概要につきましては、資料を添付しておりますので、後ほどご覧ください。また、詳しくは各担当にお問い合わせください。
記者発表資料(石巻南浜津波復興祈念公園の開園について)(PDF:1,032KB)
次に、3点目でございます。
12月3日の県議会の一般質問のほか、先週の定例記者会見でもお伝えいたしましたが、東京電力福島第一原子力発電所の視察日時が決まりましたので、ご報告いたします。
日時は、12月24日木曜日の午後2時からでございます。
具体的な視察内容等につきましては、この後、担当課である原子力安全対策課から皆さまに投げ込みをさせていただきますので、詳細につきましては、投げ込みの後、担当課に確認をしていただければと思います。
何度もお伺いしているが、今回の視察の意義と、今後、2022年度以降に女川原発も再稼働に向けてまだいろいろな課題があるところだが、今回の視察をどのように生かしていきたいかを伺う。
まず、視察の意義でございますけれども、廃炉作業を進めているその工程をしっかりと拝見したいと思っております。女川原発も1号機は廃炉をするということが決定しております。先に進めております福島第一原発の廃炉作業、こういったようなものを視察して、課題などはどういうものがあるのか、どういうものが課題として浮かび上がっているのかというようなお話を担当者からお聞きできればと思っております。もう一つは、ALPS処理水の保管状況、こういったようなものも視察ができればと思っております。
再稼働に向けてということでございますけれども、福島第一原発は全て廃炉にするということが決まっておりますので、特に再稼働とのつながりというものはないだろうと思っております。
それから、今後に何をどう生かすのかということでございますけれども、これは、女川原発の1号機の廃炉作業に向けて、県としてどういう考え方で臨めばいいのかということの参考にするために非常に有意義な視察になるのではないかと考えております。
改めて、先週もお伺いしたが、福島第一原発への視察がこの時期になって、それに対するお考えと、あと、(ALPS)処理水の話も出た。県内でもやはり(ALPS)処理水に対する国の方針の考え、それにやはり注目されている方も多いと思う。県として改めて国にどのように求めていくか、そのあたりお伺いしたい。
まず、この時期になぜなったのかということでございますが、これは、議会で表明をいたしまして日程調整をいろいろした結果、先方の都合もあり、また私の公務の都合もあり、このような日程になったということでございます。特に大きな意味があるわけではございません。女川原発の2号機との関係を恐らく喚起されてそういう質問をされたのではないかと思いますけれども、これは、一連のプロセスを丁寧に行って、県議会の意思が出され、市町村長会議の意見が出され、そして3者会談の意思が示されたということでありますので、切り分けて対応させていただいたということでございます。
それから、ALPS処理水について国に対して何を求めていくのかということでございますけれども、まずはその安全性がいかなるものなのか。海洋放出にしても空中放出にしても、安全が保たれるのかどうかというようなことをしっかりと説明をすると。危険があるならば、どこに危険があるのか、危険がないならば、どうして危険がないのかということをしっかり説明をすべきだと思います。また併せて、どうしても風評被害というものが生じる可能性もございますので、それに対してどういった補償をするのかを説明した上で、どのように取り組むのかということを決めていただきたい。最初から方針ありきではなくて、しっかりと県民の、国民の理解を得られた上で行うように要望してまいりたいと思います。
今回の視察を踏まえて、今後福島県との連携とかそういったことはお考えか。
これは福島県のやる事業ではありませんので、国、そして東京電力が行う事業でございますので、何らかの形で福島(県)と連携をすることも可能性はないわけではないんですけれども、事業主体は福島県ではございませんので、私のほうから福島県に何らかのアクションを起こしたり、あるいは福島県から連絡が来ることはないのではないかと思っております。
あくまで、事業を実施する国、あと事業者の東京電力に対して何を訴えるか考えをまとめていく、その証左にしたいということか。
そういうことですね、はい。
今のALPS処理水の話だが、海洋放出については、県議会のほうも非常に厳しい意見を出していると思う。そして、これまでにも宮城県としては懸念を示されていると思うが、その辺については、今回東京電力の幹部の方とお会いするかと思うが、どのようなお話をされるおつもりかというのが1点と、もう1点は、具体的に視察においてはどなたからどういう形で説明を受けるのかということについて、事務的な部分にはなるかもしれないが、確認させていただきたい。
東京電力に何を話すのかということですけれども、まだ時間がございますからよく考えたいと思います。ただ、県民の皆さん、県議会の皆さんの声をですね、懸念があるということはしっかり伝えなければならないと思っております。その中でも、特に水産関係者から非常に厳しい懸念の声が示されていることは事実でありますので、それは私の口からしっかりとお伝えをしたいと思います。また、県議会が2回にわたって全会一致で反対の意見書を取りまとめているというのも、これは重い事実でございますので、これもお伝えをしようと思っております。
それから、私に対して誰がどのように説明するのかということについては、担当から。
東京電力での対応者は調整中ということでした。
まだ決まっていないということです。
本日4点目、仙台牛みんなで食べちゃおうキャンペーンの開催についてご報告いたします。
2021年の丑(うし)年を記念して、私が会長を務めております仙台牛銘柄推進協議会が主催となり、県と連携して、年末年始に仙台牛・仙台黒毛和牛をより多くの方に召し上がっていただけるようキャンペーンを行うことにいたしました。
期間中に、協議会認定の飲食店や小売店で、仙台牛・仙台黒毛和牛をご購入またはお食事をされた方々を対象に、抽せんで仙台牛1頭分のロースを計100名さまで山分けをするプレゼントキャンペーンとなっております。
仙台牛や仙台黒毛和牛は、食卓を華やかにするごちそうとしてぴったりの食材です。来年の丑(うし)年を晴れやかに迎えるため、また新年のお祝いとして、この機会にぜひ仙台牛のおいしさを堪能していただきたいと思います。
私からの報告は以上でございます。牛政宗君もよろしくお願い申し上げます。
記者発表資料(仙台牛みんなで食べちゃおうキャンペーンについて)(PDF:58KB)
新型コロナに関してまとめて1点だけ。先週金曜日、1日当たりとして過去最多の陽性患者数46人ということで更新した。足元の感染拡大状況の受け止めと、それに伴う飲食店の営業時間の短縮であったりとか県境をまたぐ移動の自粛要請、あるいはGo Toトラベル事業の対象除外地域の考え方について知事のお考えを伺う。
金曜日に最多数になったということについては、非常に重く受け止めなければならないと思っております。これにつきましては仙台市も同様な思いを持っておりますので、今週12月16日に、私と仙台市長、そして県、仙台市の両医師会長、4人で会見を開く予定としております。何度も開催しても意味がありませんので、年内これが最後ということにしたいと思っていまして、しっかりとわれわれの考え方を伝えたいと思っております。
また、来週になりますけれども、年内に対策本部会議を開催したいと思います。具体的な今までとまた違った対策をいろいろ考えてございますので、それを来週まとめて、マスコミの皆さんフルオープンの場で協議をして、方針を決定したいと思っております。
今後、営業時間の短縮であったり県境をまたぐ移動の自粛であったり、Go Toトラベルに対する自粛、中止についてですけれども、現時点においてはそこまでまだ考えておりません。この46人(宮城県の1日当たりとして過去最多の陽性患者数)から今後どうなるかというような推移をもう少し見極めたいと思います。私が何よりも注視しておりますのは重症の患者数でございますが、現時点では4名、3名というところでずっと収まっておりました。今日の時点ではまだ3名ということでございまして、重症者用のベッドがまだ余裕があるという状況でございますので、もう少し様子を見させていただきたいと思っております。ただ、決して油断はならないということです。
16日、あさってに4者で会見、メッセージを出されるということだが、もちろんその内容については当日とは思うが、だいたいどのような方向で、例えば注意を促すとか、そういった趣旨になるのか。
そうですね。今までよりも危機意識を持った表現にはしたいと思ってございますが、今、最初の質問にあったように、何らかの行動の自粛を求めるような形には今のところしない予定にしております。ただ、ここ二、三日で急に患者が増えるというようなことになれば、変わる可能性は十分あるということです。
感染対策など、そういったものについてあらためて強い口調で呼びかけるということか。
そうですね。特に年末年始に向けて皆さんがいろいろ活動される時期でありますので、そういったことに対しての注意喚起が中心になるだろうと思っています。それとはまた別に、来週、対策本部会議を開いて、具体的なこととして、患者が今後増えてくることもありますので、それを見据えてどういう対応をするのかということを協議したいと思っています。まずは、医療機関に過度な負担がかからないように、どのようにすればいいのかということを軸に検討したいと、そう考え今日の幹部会で指示をしたところであります。
知事の現状認識をお伺いしたいのだが、県内最多の感染者が確認され、その中で、仙台市もそうだが、仙台市以外でクラスターが発生していった。それに対する認識と、あと、政府もGoToの一時停止を感染拡大地域などでさらに広げようとお考えになっている。それに対する全国的な流れの認識を、この2点をお伺いしたい。
まず、仙台市以外のところで患者が増えているということについては事実であります。今まで発生していなかったようなところでクラスターが散見されております。私はこれがやはり意識が薄れてきている一つの証左だと思っておりまして、危機感を持たなければなりません。私が今回非常に驚いておりますのは、コロナの患者が増えると同時にインフルエンザの患者が増えるのではないかと思っていたんですけれども、インフルエンザの患者がほとんど出ていないんですね。ということは、やはりマスクをして手洗いをすることによって、今までのインフルエンザをしっかり抑え込めている。それなのにコロナの患者がどんどん増えてきているということは、これはやはりコロナを侮ってはいけない。非常に感染力が強くて、今までの対策では十分に防ぎ切れないということが明らかになってきているということだと思います。
今後、ますます空気が乾燥して冷えてくると、ウイルスが活性化してまいりますので、これ以上患者が増えてまいりますと病院が立ち行かなくなってしまう。命の選別をしなければいけない時期が遠くない将来に訪れる可能性もある。そういう危機感を私は持つべきだろうなと思っています。特に仙台市以外のところでも患者が増えてきているということについては、非常に大きく問題意識を持たなければならないだろうと思っています。
それから、Go Toトラベルなどの見直しが進んでいるが、それに対してどうかということですけれども、確かに、現在出ております札幌(市)、大阪市ですね、それから名古屋(市)、また東京(都)と、かなり患者が急激に増えておりまして、人の移動がこの年末増えてまいりますと、より全国に拡散する可能性がございますから、一定の地域を限定して抑え込みを図るということは正しいのではないかと思います。ただ、宮城県はまだそこまでは行っていないと思います。
そうすると、現段階で、宮城県から政府に対してGo Toトラベル見直しの対象地域に含めてくれとか、そういった考えを伝えるということはあるか。
今のところ考えておりません。
ちなみに、対策本部会議は来週いつとか決まっているのか。
まだ決めていません。
その中では、もう少し踏み込んだ、何というか、対策というものを話し合うのか。
今までとはまた違う次元で考えたいと思います。65歳以上の方を機械的に病院にというような仕組みから、神奈川方式なども取り入れて柔軟に対応できるようにして、なるべく病院の負担を軽くしていくということを考えたいと思っていますし、福祉支援、高齢者の方々が入所されている福祉施設へのサポート、こういったようなことも含めてちょっと幅広に議論したいと思っています。分かりやすく言うと、正月明け、患者が急激に増えることもあると思っておりますので、それに向けて事前にしっかりと話し合いをして対策を固めておきたいということであります。
その中で、例えば県民の行動を少し規制するようなこととか、そういうのは今のところ入っていないということか。
はい。
今のお話の確認だが、要するに、高齢者の方が原則医療機関に入院するのではなくて、例えば症状の軽い方とかは、ケアのあるようなホテル療養とか、あるいは福祉施設の中で空間を区切っての療養とかそういうことを、対策本部会議で話し合うのか、それとももう既に県としてプランを立てて対策本部会議に当てるのか。
正直なことを申し上げますと、既に柔軟な対応は始まっております。ただし、マスコミの皆さんやあるいは県庁の幹部に、そういったようなことをまだ徹底はしていないということでありますので、それをしっかりと、このようにするということを明確に意思決定するということです。今でも、無症状で65歳以上でも健康な方については、ホテル療養していただいている場合もあります。ありますけれども、それを明確に外に向けて発表しておりませんので、こういったようなことを県民の皆さんに分かっていただけるように発表する場にもしたいと考えているということであります。
とにかく、医療機関の負担がこれ以上重くなってくると、医療スタッフがもう体力的にももたなくなってきておりますので、そこはやはり最優先に考えなければならないことであろうと思っております。
関連だが、旭川(市)とかあるいは大阪(府)で看護師の数が足りないということで、自衛隊の看護師の方に派遣を要請しているということで、これに関して、元自衛隊だった議員さんなんかは、自衛隊は便利屋じゃないんだみたいな苦言が出ているが、知事のお考えを伺う。
これは本当に宮城県内で医療スタッフがもう不足していて、他県からの応援もなかなかままならないというぎりぎりの状況までなれば、これは当然そういったことも選択肢の中に入れなければならないと思いますが、まだそこまで、その状況までは至っていないということです。ですから、そういうふうな状況に、最後のとりでである、そういったところまで行き着かないように、まずは医療機関の負担をできるだけ軽く抑えていくということを真剣に考えていきたいと思っています。
そういう自衛隊に応援を要請するということは、これはもうやむを得ないというような考えか。
北海道、大阪(府)のような状況になれば、これはもうある程度はやむを得ないのではないかと思います。
それに対して苦言を言うようなことはあるべきではないということか。
それは誰が言っているか分からないんですけれども、何を言うのも自由ですから、遠慮なく言っていただければいいと思います。私は、できるだけそのようなことにならないように、まずは自分たちで何とか、宮城県の医療機関で何とかできるように、ぎりぎりまで頑張りたいと考えているということであります。
病院の連携・統合の関連でお話を伺いたいが、一般質問等々でもご発言なされているが、年内は難しいということだが、あらためて、これまでどれぐらい、中身ではなく協議の状況だが、どれぐらい協議をして、今どうなっているからなかなか難しいのか、そこら辺をもう一度お願いする。
まだ幅広にいろいろな選択肢を出しながら、組み合わせを考えているということです。3者連携、2者だけ連携、あるいは2者で統合、3者で統合、もうばらばらに独立してやっていく。いろいろな選択肢がありまして、それがどういうふうな効果があるのかというようなことを幅広にいろいろ議論しています。また、当然、それぞれの病院は経営が別々ですので、長い目で見て病院経営がどうすれば一番いいのかということも、それぞれの立場で考えていくということでございます。それを持ち寄って議論しているんですけれども、なかなか顔を合わせて議論ができない状況ですので、オンラインなんかを使いながらやっておりますけれども、どうしても時間がかかってしまうということであります。
議会からも、丁寧にやりなさいという意見が多数ありまして、拙速と言われることのないようにしてくれということでありましたので、私は職員には、時期を切って結論ありきでやったのではないかと言われることのないように、多少時間がかかってもいいので、じっくり3者で納得できるまで話し合いをしたほうがいいんじゃないかと話はしているということです。従って、現時点でまだ何も決まっておりません。何か決まって、それに重ねていく状況ではなくて、まだ土台が何も固まっていないような状況ということです。
時間をかけて丁寧にということだが、年内は無理だということで、いつ頃までにというだいたいのめどというのは立っているのか。
もう立てないようにしています。言うと、またあと何日ですね、あと何日ですねとなるので立てておりません。
あくまで丁寧に議論を進めるということを優先して議論を進めるということか。
はい。要は3者が納得してですね、どこかが何か無理をして決めるというのではなくて、3者が納得し、そして、それが結果的に県民の皆さまにとって今よりもよくなるという見込みが立つ、立ったということで、それが、その時期までしっかり協議しようとなったということです。
時期は決めないということだが、それによってこれからの計画に影響することはないのか。
特にないです。当然、病院も機器を更新したり、あるいは人を採用したり、あるいは建物のメンテナンスをしたりということがありますので、当然5年10年先というわけにはいかないわけですけれども、今月が駄目ならば来月とか今年度中とか、あまりはっきり明確に切ってしまうと、また時間的に制約を受けてしまうのと、あとコロナが収まるかどうかが分からないので、コロナが収まって、ある程度顔を合わせて意見交換ができるような状況にならないと、簡単にやっぱり……、ネットだけでですね、オンラインだけではなかなか意思疎通がうまくできないというのもご理解をいただきたいと思います。そういった理由からです。
本件については、もともと、団塊の世代が75歳以上を迎える時期を前に、がんとそれ以外の疾病を一緒に診るような病院を構築することで考えていらっしゃるというまず話があったと思うが、その本来スケジュールをですね、先にして、特に年限を設けないという話だったが、その大前提の部分をそのかねあいでいったときに、進ちょくというのは大丈夫か。
先ほども言ったように、別に5年も10年もかけてということではなくて、あまり時間を切って、それに合わせて無理な結論をということではないということでありますので、大前提は、おっしゃったように、これから団塊の世代と言われる方が後期高齢者になり、だんだんお年を召されて、いろいろ合併症を持ちながらがんになられる方も出てくるという方を、総合的に治療できるような病院をということで考えてございますので、その前提は崩さないようにして、それぞれの病院、いいところありますので、そのいいところをどう吸収しながらやっていけるのかということを考えるということです。そこに当然病院のそれぞれの経営というのがありますので、決してボランティアでやるわけじゃなくて病院経営もありますので、病院は病院なりにそれぞれの病院の考え方がありますから、そこを持ち寄っていい形を目指していきたいと考えているということであります。
率直に、この議論で一番ネックになっているというか、難しいなという問題点というか課題というのはどこにあるのかというところを、知事の中でお考えがあれば教えてほしい。話がなかなか前に進むのが、スピーディーに進められるものではないのかもしれないが、何か課題というか。
最大の課題は、これから急激に人口が減るんです。宮城県全体で見ると、何度も言いますけれども、25年間で50万人ぐらい人口が減るという予測が国立社会保障・人口問題研究所から出されているわけです。それを前提に考えますと、どのような形になっても病院経営は決して楽ではなくなってくるわけです。その中で、理想を追求しつつ、どうやって病院経営を成り立たせるのか。そこがそれぞれの病院で考え方がありますので、そういったことをどうやって落としどころとして見いだしていくのかということは非常に大きな課題になるだろうなと思っています。
経営とのかねあいで、皆見いだせないでいるという状況だということか。
そういうわけではないんですけれどもね。それがやはり一番最終的には大きな問題になるんじゃないかと思ってますけれども。先ほど言ったように幅広にいろいろ議論をしていますけれども、最後はやっぱりそこに行き着くんじゃないかと私は思っています。どこもやはりこれから経営は大変になっていきますので。これは今回の3病院だけじゃなくて、県内全ての病院です。自治体病院を含めて、どのような病院でもみんな同じ問題を抱えているということです。
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