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宮城県知事記者会見(令和2年10月5日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年10月6日更新

知事定例記者会見

【知事発表項目】マスク等医療用物資の備蓄および備蓄倉庫の公開について

■村井知事
 それでは、私から3点報告させていただきます。
 1点目、まず初めに、マスク等医療用物資の備蓄及び備蓄倉庫の公開について発表したいと思います。
 今後、新型コロナウイルス感染症の感染がさらに大きく拡大する局面を見据え、県ではこれまでマスク等の医療用物資を計画的に備蓄してまいりました。本日、県の備蓄状況が別紙のとおりとなりましたので、お知らせしたいと思います。
 備蓄物資は、県内医療機関や社会福祉施設においてこれらの物資が不足している状況が見られた際、県の緊急支援として配布することを決定しております。別紙1をご覧ください。配布の実施時期でありますが、今後新型コロナウイルス感染症の患者数がさらに増加するなど、半数以上の感染症医療機関等における医療用物資の備蓄見込みが1週間未満となったタイミング、または宮城県医師会からの要請があったタイミングで、県備蓄物資の緊急配布を実施いたします。
 緊急配布の配布量、配布先につきましては、別紙2となります。サージカルマスクについては、500万枚を医療機関のほか高齢者施設、障害者施設、児童福祉施設に一斉配布いたします。配布のタイミングは、物資の種類ごとに判断し、一斉配布も物資ごとに行う予定です。備蓄物資は、この緊急配布を2回実施することができる量を確保したものであります。一斉配布のほかにも、施設内で感染者が発生した場合など、緊急時には別途必要数を配布いたします。
 県ではこうした物資支援の取り組みにより、県民の安全・安心の前提となる医療、社会福祉サービスの安定供給の支援に引き続き努めてまいります。なお、令和2年10月8日午前10時から、医療用物資の備蓄倉庫の一部を公開させていただきたいと思います。報道機関の皆さまには非常に多くの医療用物資が備蓄されている状況をぜひ取材していただきたく、ご案内いたします。場所につきましては担当からご案内いたしますので、それまでお待ちください。この件については以上です。
 最後に、(倉庫の)場所を言いますと何かあったときにここに誰か人が来て取りに来るとか、あるいは盗難とかいう問題があるかもしれませんので、具体的な場所名は公表しないようにして、皆さま方にお越しいただくということを考えておりますので、具体的な場所については公表しないようにお願い申し上げたいと思います。

◆Q
 今回の医療用物資の備蓄等々公開(することの)、その狙いはどういったところにあるのか。

■村井知事
 まず県民の皆さまに安心していただく。医療機関、福祉施設等の皆さまに安心感を与えたいというのが、最大の狙いであります。ここに来るまでかなり時間がかかりましたけれども、しっかりと素晴らしい安全なものを備蓄しているということを、県民の皆さまに少しは知っていただきたいと思います。すごい量ですよ。見たらびっくりすると思います。

◆Q
 この量というのは何人分とか、どういう目安か。

■村井知事
 分かりやすく言いますと2回分ですね、緊急配布を2回実施する量が確保できたということでございます。

◆Q
 そうすると今後、冬にかけてインフルエンザと新型コロナ(の流行)が懸念されるが、そういうところにも十分対応できるという備蓄状況ということか。

■村井知事
 そうですね。もちろん医療機関も独自に調達するようなことを考えておられますので、今年の春先のようにパニックになることはないと思います。それにさらにその上に、われわれとして2回の緊急配布ができる分を確保したということでございますので、恐らくよほどのことがない限り、春先のようなことにはならないだろうと思います。安心していただきたいと思います。

◆Q
 緊急配布を決めるに当たっては、医療機関からの申し出とか申請を基にその都度、緊急配布を進めるのか。また、備蓄用は常にこの状態でためておくのか。それとも、その都度減ったら見合いで積んでいくのか。その辺の見通しがあれば教えてほしい。

■村井知事
 配布のタイミングですけれども、半数以上の感染症医療機関等における医療用物資の備蓄見込みが1週間未満となったと。あと1週間すると底をついてしまうということが分かった段階。または、宮城県医師会から要請があったタイミングで緊急配布を実施するということにしております。
 また、常に置いておくのかということですが、当然配布をいたしますと足りなくなりますから、それはまた新たに落ち着いた段階で購入していくということになります。

◆Q
 つまり常に維持していくという意味か。

■村井知事
 そういうことです。

記者発表資料 [PDFファイル/1.03MB]

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【知事発表項目】「“おうちで食べよう”仙台牛キャンペーン」の開催について

■村井知事
 次に、2点目でございます。「“おうちで食べよう”仙台牛キャンペーン」の開催についてであります。
 10月9日は仙台牛の日です。平成28年に定められて以降、県では仙台牛の消費拡大のための取り組みを積極的に行っております。今年は、家庭での消費拡大を促進するため、「“おうちで食べよう”仙台牛キャンペーン」と題して、小売店やインターネットで仙台牛を購入した方に、仙台牛1万円分等が当たるキャンペーンを実施いたします。同時に、特設サイト「仙台牛お取り寄せモール」を開設いたしますので、ぜひアクセスしてみてください。
 仙台牛は、食卓を華やかにするごちそうとしてぴったりの食材であります。ぜひこの機会にご家庭で仙台牛を食べていただき、仙台牛の日を盛り上げていただきたいと思います。

◆Q
 非常にいい取り組みだと思うが、賞品が全部合わせても31万円くらいの経費か。商品券が1万円分が20人、QUOカード、それから1,000円の金券がある。キャンペーンとしてはしょぼいなというか。後ろに貼られているポスターとかの制作費のほうが逆にかさんでいるのではないかと思うが、バランス的に県のキャンペーンの取り組みとして適切な予算規模なのか。

■村井知事
 まあ、予算の範囲内で、できる限りのことをということでございます。これだけで仙台牛のことを喚起できるわけではなくて、いろいろな組み合わせが必要だということでございますので、ぜひこのことをマスコミの皆さんがPRしていただくことによって、仙台牛の消費拡大につながるというのが最大の狙いでございますので、あまり細かい数字は気になさらないで、ひとつ思い切ってニュースで取り扱っていただくと大変ありがたいので、よろしくお願いします。

◆Q
 コロナウイルスの影響で、外食産業での仙台牛の消費が非常に落ち込んでいると以前伺ったが、今年の落ち込み具合は具体的に把握されているか。

■村井知事
 おっしゃったとおりでして、外食産業の落ち込みがそのまま仙台牛の落ち込みにつながっております。仙台牛はどちらかというと、かなり高級でございますので、家庭で召し上がるよりもお店で召し上がる機会が多かったと思いますので、影響は出ております。どれくらいの落ち込みか、担当分かりますか。すみません、ちょっと今分かりませんので、直近の数字を後で投げ込みさせていただきます。後で投げ込みしてください。

◆Q
 今回特に、“おうちで食べよう”ということを銘打っているのは、一つには外食で伸び悩んでいるところを家庭で消費してほしいということか。

■村井知事
 そういうことです。

◆Q
 ぜひお願いしたいのだが、外食が下がっているので、ぜひ家庭で食べてほしいという知事のメッセージとして、カメラに向かっていただけるか。

■村井知事
 コロナウイルスの影響で、外食産業が非常に落ち込んでおります。その分、仙台牛を召し上がる方が少なくなりまして、消費が落ち込んでおりました。生産者の皆さまは大変苦労なされておられます。そういったこともありまして、県といたしましてはこういったキャンペーンをやりました。多くの方にお店で仙台牛を買って、召し上がっていただきたいと考えております。どうか生産者の皆さんを助ける意味でも、こぞって仙台牛を召し上がっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  

記者発表資料 [PDFファイル/63KB]   

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【知事発表項目】令和2年国勢調査の実施について

■村井知事
 では、3つ目、発表します。令和2年国勢調査の実施についてであります。
 9月14日の会見におきましてもお知らせしておりましたが、回答期限である10月7日が迫ってまいりました。あと2日後が回答期限であります。現在、10月1日を期日とした日本に住んでいる全ての方が対象となる国勢調査でございます。全国一斉に実施されております。
 今回の調査では、手軽で簡単なインターネット回答を推進し、調査を進めております。また、新型コロナウイルス感染防止のためにも、インターネット回答を奨励しており、パソコンやスマホから短時間で回答が可能です。私もやりましたけれども、インターネットで簡単にできました。10分もかからなかったですね、5分くらいで終わったと思います。県ではインターネット回答の最低限目標を40%とし、さらにチャレンジ目標として50%を掲げています。10月3日までに県内約27万世帯の方にインターネット回答をいただいており、回答率は10月3日現在で28.8%と目標の40%にまだ達していないような状況です。全国平均が28.9%ということでございますので、宮城県は28.8%ということで0.1%、やや低い数字となっております。これから回答される県民の皆さまにも、ぜひインターネットでの回答をお願いしたいと思います。
 冒頭でも申し上げましたが、この調査は日本に住む全ての方、日本人、外国人に関わらず全ての方が対象となります。10月7日まで、本日を含めまだ3日ございますので、皆さま忘れずに回答をお願いしたいと思います。
 以上でございます。

記者発表資料 [PDFファイル/156KB]

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Go toトラベル東京追加後、初の週末を迎えたことについて

◆Q
 Go To キャンペーンが東京も追加されて、どのように評価しているかという受け止めと、一方で感染者が増えるのではないかという懸念もあると思うが、知事としての受け止めを伺う。

■村井知事
 Go To キャンペーンに東京が追加されまして初めての週末を迎えました。私も車で移動しながら眺めておりましたけれども、かなり人通りも車の量も増えているという手応えを感じました。場所によっては、前の年と同じか、あるいはそれ以上の観光客の受入れができているというところもあると聞いております。そういった意味では、このGo To トラベルの一連のキャンペーンの効果がはっきり出ているのではないかなと思います。東京からの私の知り合いもこのGo To トラベルを使って遊びに来られた友達もいました。そういった意味では、経済とコロナ対策を両立させていくんだという方針がうまくかみ合っているというような手応えを感じているところでございます。
 一方、当然人が動くと感染者が増えるというリスクもあるわけでございますが、私が見た限りでは、皆さんマスクをちゃんとされておられますし、どの施設に入る際も、必ず消毒であったり検温をしておりましたので、しっかりと新しい生活様式というものができていると思います。現時点においては、患者の発生が非常に低く抑えられておりますので、この週末の影響が10日程度(経過)すると出てきますので、そういったようなものを見ながら次の対策というものを考えていきたいと思います。今のところは大丈夫だろうと思っております。

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女川原子力発電所2号機再稼働について

◆Q
 県議会が開会して、女川原発再稼働について自民党の県民会議が再稼働容認を明確にした。その受け止めを伺う。

■村井知事
 これは自由民主党・県民会議の皆さまの代表質問ですので、総意として発言なさったものと受け止めております。今回、請願も賛成、反対両方出ているようでありますので、こういった請願に対して議会がどういう判断をされるのか、注意深く見守っております。恐らく自由民主党・県民会議は再稼働賛成のほうに回られるのではないかと、また(みやぎ)県民の声、また共産党(宮城県会議員団)は代表質問を聞く限りは反対のほうに回られるのではないかと受け止めておりますが、これは議会がお決めになることでございますので、私は自分の意思を表さないようにしながら結果をしっかりと見守っていきたいと思っております。

◆Q
 自民党(・県民会議)が再稼働賛成を明確にした意味は、どのように受け止めているか。

■村井知事
 過半数以上を持っている会派でございますので、請願の採択には大きな影響は出ると思います。

◆Q
 自民党・県民会議が県議会の過半数以上を占めているということで、請願採択に大きな影響が出てくるだろうとおっしゃったが、今後どうなるか分からないが、代表質問、一般質問初日では、エネルギー政策、安全対策がどうなのか、避難計画の実効性を問う声があった。その2日間の議論を踏まえて、知事としてどのようにその議論を注視しているか。そのスタンスと方向を伺う。

■村井知事
 私は一人一人の個人の議員の発言というより、やはり議会全体としてどういう意思表示をするのか、一つ分かりやすいのが請願、再稼働賛成の請願も反対の請願もあるわけですから、それに対して議会としてどういう判断を総意としてなされるのか、そこに一番注目をしているということでございます。従って、代表質問は会派を代表してですので、その会派の考え方はこうなんだろうな、その他一般質問においては、それぞれ個人の議員の皆さんの考え方でございますので、会派の考え方とご自身の考え方がどこまでフィットしているのか、フィットしていないのかといったようなことに注目をしながら、注視しながら、質問をお聞きして、あるいは議会における発言を注視しているということでございます。

◆Q
 先週、石巻市議会の議長をはじめ市議の方々が、直接知事に意見書をお渡しになった。地元の議会の意思として、しかも県庁まで来て実際に直接手渡すという行動というのはかなり重いのかなと思うが、その辺り改めてお考えをお伺いしたい。

■村井知事
 繰り返しになりますけれども、これは私個人の考え方で物事を決めるのではなくて、あくまでも宮城県知事として判断をしなければならないということでございますので、県民の総意がどこにあるのかということを判断をしなければならないと思っています。そうした中で、石巻市議会、原発立地自治体である石巻市議会がそのような判断をし、そして私のところにお持ちになったと。これは一つの民意の現れだと思います。そして、それを県議会がどう受け止められるのか。私の判断ではなくて、県議会がどう受け止めるのかということを注目している、注視しているということであります。

◆Q
 その中で、避難道路、どうしても半島部は道路が入り組んでいて、なかなか浸水とかそういう被害も多いということで、対策を求める声があった。その点についてあらためて受け止めをお伺いしたい。

■村井知事
 道路の整備というのは、これは当然必要なことだと思ってございますので、しっかりといただいた要望を受け止めながら、検討してまいりたいと思います。

◆Q
 やはり立地自治体の議会として賛成、再稼働を容認する姿勢を示した。それに合わせて、避難路の整備が重要だということでこのようになったと。やはりそこの課題が解決されなければ、県民の民意というのが反映されないのかなという考えがあると思うが、その点についてどのようにお考えか。

■村井知事
 避難路が整備されない……完全に止まっていれば(通行ができない状況であればだが)、車が1台も通過できない、人が通過できないという状態であるわけではなくて、車はしっかり今は通過ができている、そして人も移動できるような状況になっているということでございます。ただ、何かあったときには大変混雑するだろうということでございますので、そういった意味をしっかり理解しながら、どこに問題点があるのか、どの箇所に問題があるのかということをしっかりと把握した上で、整備を進めていく必要があるだろうとは思います。ただ、非常時に全ての車がスムーズに通るまで稼働はやるべきでないというのは、これはまた別の問題であるんじゃないかなと私は思いますね。避難計画を防災会議でしっかりチェックする中で、そういった議論もなされたものと私は思いますので、その点については私はクリアされていると捉えております。

◆Q
 前に知事は記者会見の中で、原発が動いていてもいなくても、そこに原発があれば避難計画は必要だということをおっしゃっていた。議会の中では明言されていたが、その避難路についての整備の今後のスケジュールや、具体的にどのようなところまで検討されているのか、いま一度お聞かせいただきたい。

■村井知事
 道路の計画については、あの箇所だけではなくて、当然宮城県全体の道路整備というものの中に、あそこの場所を位置づけているということでございまして、しっかりと道路計画を県として作っております。その中で、当然時間がたつにつれて優先順位が変わってまいりますので、常に見直しをしていくということでございます。今回、石巻あるいは女川からいろいろな要望をいただいておりますので、その中で優先順位をまた改めて見直しながら、整備計画を作っていくということになります。

◆Q
 そうなると、今回の申し入れというのが優先順位を上げるために、そういう判断をするための材料になったということか。

■村井知事
 そういうことですね。われわれも国にいつも要望に何回も同じ道路の整備で要望に行きますけれども、これは当然ですけれども優先順位を少しでも上げてもらおうということで、同じことですよね。

◆Q
 避難道路に関して、復興創生期間も今年度で終わる。来年度からは、ハードからソフトへということになると思うが、復興道路、避難道路はハード面だと思うが、知事も国に要望をされているとおっしゃったように、なかなか今県の財政もコロナ対策で厳しい中で、かなり予算措置という面では今後うまく避難道路を整備するというのも難しいと思うが、具体的に使える補助事業とか、そういうもので検討されているものとか、今後財政措置として避難道路、これは再稼働にも関わるとおっしゃられるように、長期的に整備していかないといけないと思うが、その辺りどのようなイメージをお持ちか。

■村井知事
 復興予算を使って新たにハード、道路整備をするというのは難しいと思います。従って、復興事業によらない整備、県の財源を使い、また国の支援をどこまでいただけるのかということをよく調整しながら、できる限り県の財政は厳しいですから、国の財政支援をいただけるような調整をしながら、整備を進めていくことになると思います。ただ、復興財源は使えないという覚悟を持って臨まなければならないと思います。

◆Q
 これまでの質問と重なる部分があるが、最大会派の自民党・県民会議としては賛成の意向が強く、恐らく過半数を請願にものすごく影響が出ると思うが、例えば賛成の中にも積極的賛成、消極的賛成、条件つき賛成、いろいろなまだら模様というかトーンがいろいろあるかと思うが、知事が最終的に決断をするに当たって、どのラインとか条件を最も厳しいものに据えるのか、それともその間をとるのか、それはいろいろな判断あるかと思うが、今のご所感で結構なのでどういった判断の要素が働くのかということを、もし今あればお聞かせいただきたい。

■村井知事
 これは先ほど言ったように議会の総意ですので、はっきりと賛成、反対、起立、起立しない、そこで分かるところで判断をすると。明確にしたいと思います。例えば一例ですけれども、請願、再稼働賛成の請願、再稼働反対の請願。あるいは出るかどうか分かりませんけれども意見書、決議、いろいろあると思いますから、そういった少なくとも誰が見ても議会の過半数以上は賛成だったのか反対だったのかと分かる、そこで私は判断をしたいと思います。県議会の考え方というのはこういうものであるということを、そこで判断したいと思います。質問の中で、質問のやり取りをする中で、積極的な賛成、消極的な賛成いろいろあるかと思います。あるいは積極的な反対、消極的な反対、いろいろあるかと思いますけれども、それは表現の仕方等もあると思いますので、やはり誰が見ても県民の誰が見ても、議会はこうだったんだと分かるようなところで判断するべきではないかなと思います。

◆Q
 より明確で分かりやすい形で議会としての意思を出してもらったほうが、知事としては良いのか。

■村井知事
 そうですね、できればそうしていただきたいと思っています。

◆Q
 知事は基本的にそれに沿うという形か。

■村井知事
 はい。少なくとも県議会においては、そうしたいと思います。

◆Q
 さっき女川の話は県議会絡みだったので、今度は県議会の関係なしで女川の話だが、8月に知事が視察された後で、安全対策が震災直後に比べてしっかり進んでいたので非常に驚いたという感想を漏らされていたが、ちなみに知事は福島第一原発は視察されていたのか。

■村井知事
 してません。

◆Q
 それはどういった理由から。

■村井知事
 特に行く機会がなかったというだけで、別に行きたくないわけではないんですけれども、ただ佐野副知事が視察に行って、佐野副知事から報告は受けております。

◆Q
 いわゆる交通事故の再発とかでも現場検証というのは非常に重要で、まして今回は原発そのものも含めて、福島の県民の皆さんがどういう負担を、強いられている苦労というのは大変な甚大なものだから、震災から10年というところでそういったお考えはないか。

■村井知事
 いやいや、決して行きたくないわけではありませんで、そういう機会がなかっただけです。いずれ機会を見つけて視察したいと思います。

◆Q
 ちなみに、それは議会の検討の前に動かれるということはないか。

■村井知事
 分からないですけれども、ちょっと時間的に難しいんじゃないでしょうかね。かなり予定が詰まってますので、原発の再稼働に関わらず、再稼働の返事、理解可否の返事いかんにかかわらず、どこかのタイミングで福島第一原発の視察もしたいと思います。

◆Q
 それは福島に行ってしまうと、見てしまうと、何か回答しづらくなるということは。

■村井知事
 いやいや、そんなことないです。そんなことはないです。もういろいろ報告を受けておりますし、ニュースなんかでもよく取扱いされてますので、新聞にもいっぱい書いてありますから、いろいろなものから情報は入ってございますので、それをもって判断が変わるということはないです。

◆Q
 福島の住民の集団訴訟の判決が出て、一審では認められなかった丸森町民についても賠償を認める判決が出た。判決の中身は国の責任を認めたものだが、まずその受け止めについて伺う。

■村井知事
 やはりこれだけ大きな事故になりますと、事業者のみならず国の責任も相当重いものであるという判断が下されたという受け止めをいたしました。

◆Q
 判決は国の不作為というか、国の規制権限があったにもかかわらず、その権限を行使しなかったということが認めて、国の責任があったとしているが、そうすると今後、女川原発の再稼働をしていく上において、国が認めた避難計画が本当に正しいか、(原子力)規制庁が正しいかということを地元としては、国が誤る、誤って法律を運用していく可能性を検討する必要があるのかと思うが、その辺についてはどうか。

■村井知事
 これは今回の事故を受けて、政府が全てを見直した上で新たな規制庁を作って、組織も作って厳しく二重三重に新たなルールを作って判断した結果でございますので、今回の裁判結果というのは事故前の判断に対して誤りであったと、大きな責任があると認めたわけでございますので、この判決をもって今おっしゃったように、もう一度避難計画なりをしっかりとチェックをするということは、私は必要ないのではないかと思います。

◆Q
 あの当時の段階では違法だったけれども、その後、見直しをされていて、それに基づいた判断なので、今の段階では安全上問題はないということか。

■村井知事
 まだ判決確定してませんし、違法となっているわけではないんじゃと思うんですけれども、ちゃんと適合にやっていたんですけれども、責任があったと認めたんじゃないかなと私理解していますけれども、もしかしたら間違っているかもしれませんが。いずれにしても、まず最終的に確定したわけでは、まだないということですね。

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北海道における高レベル放射性廃棄物の最終処分場誘致について

◆Q
 女川の再稼働に間接的に関係するが、北海道内の2町村、神恵内村と寿都町が原発から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる核のごみの処分場の誘致につながる文献調査に応募の方針を固めた。それに関して、原発を抱える県の首長としての受け止めをまず伺う。

■村井知事
 いずれ国内で最終処分をしなければならないということは、誰もが理解していることでございます。そうした中で、そういった手を挙げた自治体があったということについては、一つの考え方だと受け止めております。ただ、それに対してコメントをすることは、これは宮城県のことではございませんで北海道のことでございますので、控えたいと思います。

◆Q
 県内では、女川の2号機に加えて1号機の廃炉が今進んでいて、核のごみがこれから大量に出ることが想定される。そのような中、こうした核のごみの最終処分場がどこに決まるかということは、原発を抱える自治体にかかわらず、全国の関心事だと思う。これに関して今後どういう議論を期待するというか、どう問題を解決していければいいというお考えか。

■村井知事
 これはやはり大きな国全体の問題、まさに国策でございますので、国が積極的に関与して国が地元住民の皆さんとしっかりと調整をしながら進めていかなければ、自治体任せではなかなか物事は進まないのではないかなと思います。今回、手を挙げた自治体が北海道にあったわけでございますけれども、これについてもよく国が前に出て調整をしていただければと思っております。

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県内3病院の連携・統合について

◆Q
 先月末、名取市長や県南の首長が知事に要望に来たと思うが、非公開ではあったが、知事はどのような回答をされたのか伺う。

■村井知事
 これは黒川郡のときと同じ回答です。まだ具体的に何も決まっておりません。これから宮城県と県の病院機構と日赤と労災病院を抱える機構と、そして東北大学と5者で具体的な統合なのか、連携なのかということを話し合います。その際に、頂きました要望書については、こういう要望が出ていますということをしっかりとお示しをした上で議論を進めます。現時点においては、それ以上のことは何も申し上げることはできません。そういう回答でございました。

◆Q
 具体的な枠組みが決まっていない中で、いろいろな自治体で多角的な誘致、要望があることに対してはどうお考えか。

■村井知事
 これは非常にいいことだと思います。そういう狙いもあって、われわれ打合せが始まった段階で早めに皆さんに公表して、そして各自治体も関心のあるところは積極的に関与していただきたいという思いで公表しておりますので、狙いどおりだと受け止めております。

◆Q
 そうすると、今要望されているような富谷とか名取以外にも、要望があれば意見は聞くということが基本か。

■村井知事
 当然、はい。そして、5者会議には必ず、頂いた資料はそのままお出しして、お聞きした内容をそのままお伝えをして、そして皆さんの意見を聞いて、あとは取りまとめていくということになります。

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県美術館の移転構想について

◆Q
 県立美術館の移転構想の関係で、先週賛成の要望が地元の町内会から恐らく初めてだと思うが寄せられた。一方で、反対する団体からも一度検討してほしいという要望があったかと思う。県議会でも、知事の答弁であったが、第3案としてリニューアル構想に当たらない現地での規模を縮小した形での再編ということも出されたが、この辺についての受け止めと、これからどういった形で話を進めていきたいか、あらためて聞かせてほしい。

■村井知事
 今、おっしゃったように、コンサルにお願いして比較検討をしていただいております。まだ結果が出ておりませんので、結果をよく見た上で、また関係者間でよく調整をした上で方針を決定したいと思っております。現時点においては、それぞれいろいろな意見があってしかりだと思います。県民の皆さまの関心が非常に大きな問題でございますので、当然こういろいろなところからご意見が出るものだと思っておりましたので、ご意見をよく聞いた上で、一番いい選択をできればと思っております。

◆Q
 まず、そのコンサルの結果が出てからの、議論の再スタートということになるのか。

■村井知事
 そうですね。まず比較、全くできませんので、リニューアルプランの考え方をできるだけ具現化できる内容にしながら、フルセットではなくて、現実的な財政状況を見据えたリニューアルというのがどの程度でできるのかということも今検討しておりますので、その結果をまず見たいと思っています。

◆Q
 そうすると、時期について、どういう時期までに決めたいとか、そういう現在の見通しをお伺いしたい。

■村井知事
 この後、基本構想を作って、設計に入っていってとなりますと、かなり時間が、完成するまで6年、7年かかるんですね。そういうことを考えると、いつまでも時間をかけて、その間にも県民会館は古くなり、美術館も古くなってくるわけですので、その辺をどうするのかということはもうそろそろ決定しなければいけない時期だと思いますので、できるだけ早く結果が出ましたら、方針を決定したいと思います。

◆Q
 その時期は年内、年度内……。

■村井知事
 できるだけ早くとしか、今の段階では申し上げられません。

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