掲載日:2020年6月30日

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宮城県知事記者会見(令和2年6月29日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】クラウドファンディングの支援者募集開始について

村井知事

まず、本日の1点目です。宮城の観光・宿泊施設、飲食店を対象とした「クラウドファンディング事業~愛する♡みやぎドットコム~」の支援者募集が、いよいよ明日6月30日から始まります。「見て、食べて、そして泊まって、愛する宮城を応援しよう」を合い言葉に、7月30日までの1カ月間、支援者を募集します。先日、事業者の募集は終わりました。そして、明日からいよいよ支援者の募集、応援をしてくださる方を募集します。今回は県内の宿泊施設160事業者、飲食店、観光施設421事業者、合計581事業者がプロジェクトに参加します。前回6月15日の記者発表時には180件の申込みでしたので、10日間で400件増えたことになります。
それでは、まず支援の流れについて説明します。支援する皆さんは、初めにQRコードから「愛する♡みやぎドットコム」の特設サイトにアクセスをしてください。次に、参加している観光・宿泊施設、飲食店の中から自分の応援をしたい施設、店舗と支援コースを指定し、支援金をお支払いいただきます。プロジェクト終了後、支援金は8月下旬に参加した観光・宿泊施設、飲食店の皆さんに振り込まれます。そして、支援を受けた観光・宿泊施設、飲食店から、10月以降に支援者の皆さんへ返礼品として2割増し利用券が届きます。割増利用券の利用期間は12月1日から来年5月31日までですので、この期間内に各施設、店舗を利用し、割増利用券で代金をお支払いいただきます。利用券は1,200円単位での利用となり、現金でのお釣りは出ませんのでご注意ください。県民の皆さんはもちろん、全国の皆さんから温かいご支援を届けていただけるよう、マスコミの皆さんにおかれましては本事業のプロモーションに引き続きご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
先ほど言った581事業者の皆さん、中には黙っていたら自分の店にどんどんお金が振り込まれると勘違いされている方もいるかと思います。もちろんわれわれもPRしますが、お店からも自分のお店をぜひ使ってくださいと、協力してくださいというお声掛けをよろしくお願いします。マスコミの皆さんにはQRコードを載せていただくと大変助かりますので、ご協力をよろしくお願いします。

Q

当初180件だったものがかなり増加したが、増加したことに対する知事の所感と、どういった点が増加につながったとお考えか。

村井知事

われわれとしては肝いりの事業の一つでありましたので、事業者数が伸び悩むのではないかと心配していました。おかげさまで最後、400件増えまして580件、約600事業者程度になったということで、胸をなで下ろしているところです。非常に良かったと思っています。手を挙げていただいた事業者の皆さんには、手を挙げてよかったと思ってもらえるような結果が残せるよう努力をしたいと思います。急に増えた理由ですが、どのようなものもそうですが、最後に駆け込みがあります。県としてもいろいろなところにお声掛けをして協力をお願いし、メリットをPRしたことがよかったと思いますし、何よりマスコミの皆さんが二度、三度、PRに協力してくださったことが大きかったのではないかと考えています。

Q

県の関わりを教えていただきたい。例えば公費負担がどれくらいあるのか。あるいはこの設備設計だけに関わっているのか。

村井知事

ここに書いてあるように、2割分を県が持つのと、いろいろな手数料がかかりますので、その手数料が全部県持ちということですので、支援者は10割分出せば2割分プラスになって使えるようになっています。お店側はお金をそのままストレートに2割がプラスになって、1万円なら1万2,000円が入ってくるということになります。制度設計も全部県がやりまして、その分2割分は県が負担し、手数料も県が負担するという制度にしたということです。

Q

そうすると、たくさんクラウドファンディングが集まるお店もあれば、見過ごされてしまうお店、濃淡が出てしまうと思う。すると県の公費の支援が手厚く行くところと、手薄になってしまうところがどうしても差が出てしまうと思うが、これに対してはどのようにお考えか。

村井知事

クラウドファンディングは店ごとの上限額も決めさせていただきましたので、1つにだけ多く偏るということはないようになっていますので、そこは大丈夫だと思いますが、せっかく手を挙げても誰もファンドに協力してくださらなかったという場合も考えられると思います。従って、ぜひ事業者の皆さんも人任せではなくて、自分のお客様にこういうことで2割増しの、要は2割増しの商品券みたいなものですから、ぜひ協力をしてくださいということをお店としてもこの1カ月間の間にお声掛けをしていただきたいと思います。自らお客さんを開拓するという努力も求めたいと思いまして、今日記者会見で発表したということです。

Q

知事ご自身はどうされるか。あるいは県の職員も利用できるのかどうか教えてほしい。

村井知事

もちろん県の職員も大いに利用してもらいたいと思います。私も知り合いのお店、協力できるところは協力したいと思います。

Q

事業者に振り込まれるのは8月下旬ということだが、その時期にある意味資金調達ができる、このクラウドファンディングの意義を改めて伺う。

村井知事

今はまだこういったご時世ですので、すぐにお店にみんなでこぞって行けるような雰囲気はなかなかないと思います。従って、先に運転資金が足りないときにお金をまずは振り込む、そして事業を回していただいて、年末からお客さんがどんどん集まるような形にしたいということを考えました。恐らくかなり効果が出るのではないかと思います。

Q

581件というのは、当初想定したような効果なのか。

村井知事

大体これぐらいだろうなとは思っていました。今、市町村がいろいろな事業をやっていますので、それに上乗せをするような形になっていますから、なかなかそういう点では市町村もかなり面白い、ユニークなものを商品券のようなものを出していますから、全て宮城県のクラウドファンディング事業に事業者が関心を持ってくださることもないだろうとは思っていました。大体思っていたとおりです。当初の予定どおりだと思います。

Q

夜の街及び飲食店の対策、例えば密集にならないようにしたりとか、席を離したり、パーテーションをつけたりといろいろやっているかと思うが、全て把握されているわけではないと思うが、各町での取り組みを今どのように評価されているか。

村井知事

私も解禁になりましてからいろいろなお店に顔を出すようにしていますが、それぞれのお店で工夫はされていると思います。ただし、濃淡はかなりあります。そういったこともあり、今回、先週の記者会見で発表しましたが、中小企業等再起支援事業というものを設けまして、金額としては上限50万円ですが、コロナ対策、感染予防、こういったものを実施されている事業者に対して県としても補助金を出すという仕組みを作りました。かなり好評でして問い合わせもたくさん来ていますが、ぜひそちらのほうも使ってコロナ対策をしっかりしていただきたいと思っています。

記者発表資料(クラウドファンディングの支援者募集開始について)(PDF:308KB)

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【知事発表項目】県内2基目の商用水素ステーションについて

村井知事

次に2点目、水素で走る燃料電池自動車いわゆるFCVに水素を供給する、商用水素ステーションの県内2基目が設置されることになりましたので、お知らせします。水素ステーションの整備を行う事業者は岩谷産業株式会社、日本水素ステーションネットワーク合同会社の共同事業となります。
次に、設置場所は、岩沼市内の仙台空港南西側に位置する仙台空港フロンティアパークという工業団地内です。仙台空港の左側に防災ヘリコプターを置いていますが、その道路の右側の向かい側です。仙台空港へのアクセス道路に隣接しているため、県内外の方々へ幅広くPRできるほか、既に仙台市宮城野区幸町にあります1基目の水素ステーションから比較的近いということもあり、FCVの普及に向けた相乗効果が期待されます。
施設の名称は、(仮称)イワタニ水素ステーション仙台空港です。開所予定時期は、令和3年8月以降と伺っています。今回、県内2基目となる水素ステーションの整備により、県内におけるFCVの普及に弾みがつくものと考えています。

Q

水素ステーション2基目ということで、まだまだFCVの普及がそこまで進んでいないという印象もあるが、2基目を造ることによってどういった効果を期待しているか。

村井知事

これは鶏か卵かの議論になりますが、FCVが普及していない理由の大きな一つに、やはり燃料が非常に入れづらい、仙台市周辺でないとできない、仙台市周辺でも、特に仙台市の中心部でないとなかなか入れづらいという声があったのは事実です。そういった意味では南のほうにもう1カ所できたと。しかも仙台空港ですから、非常に分かりやすい場所です。そこにできたということは非常に良かったと思っています。現在、まだ環境税等を活用してFCVの購入費の補助などもあり、国の補助金もまだ残っているようですので、700万円ぐらいする車だと言われていますが、実際は400万円台で買えます。かなり高級車にはなりますが、そういった車を買っている方からすると燃料を入れる場所がもう1カ所増えるということは大きなインセンティブになるのではないかなと思っています。行政としても全てというわけにはいきませんが、環境問題を考える意味で、FCVの購入というものをよく考えたいと思っています。

Q

今回は岩沼市だが、そうすると、地域的に見るともう少し北のほうもということになるかと思うが、現段階での見通しを聞かせてほしい。

村井知事

私としては、できるだけ県内くまなく水素ステーションを造ってほしいと思っていますが、他の国と違って日本の場合は基準が非常に厳しいのです。従って、設置コストがかかりますので、簡単にはいかないだろうと思っていますが、できるだけ数を増やせるように努力をしたいと思います。また、岩谷産業株式会社に2カ所造ってもらうことになりますが、岩谷さん以外にも造ってもらえるようにお願いをしていきたいと思っています。

Q

現状で県内の登録台数はどのくらいあるのか。

村井知事

車48台、そして今年度末にバスが1台入ります。バスが入ると、宮城交通の路線バスですから、燃料をかなり毎日のように入れて使うようになるだろうと思います。従って、幸町のほうのスタンドは大体採算が見えてきているような状況です。まだ赤字だと思いますが、だんだん見えてきているということです。そういうこともあって、第2基目を岩谷さんに検討していただいたということです。

Q

ちなみに48台のうち公用車は何台か。

担当課

公用車は5台です。

Q

たしか創造的復興の重点施策の一つだったと思うが、導入は2017年の3月に水素ステーション1基目が設置されたが、その中で48台という数字は知事はどのように評価するのか。

村井知事

まだ少ないと思います。もっともっと増やさないと。これは環境面を考えて、私はなるべくFCVをできるだけ増やすべきだと考えます。どうしてもコストがかかってしまうということがありますので、県としても補助金は継続して残していますので、その辺の告知もしていただくと大変助かります。

Q

国としてもたしか25年とかに20万台とか大分数字の目標値を掲げているが、県としてもそれに応じて今後のFCV事業に関しては尽力をしていくというか、力を入れていくというところは変わらないのか。

村井知事

はい。環境政策の柱にしたいと考えています。

Q

知事の中でも創造的復興の重点施策の一つということで間違いないか。

村井知事

創造的復興の中の一つと位置づけはしていませんが、非常に大きな重要な施策の一つと位置づけているということです。これは震災があってもなくてもやるべき事業でしたので、創造的復興というものの中の位置づけではないです。これは東日本大震災がなくても、私は多分取り組んでいたと思います。
訂正していい?時を戻していいかな。では、時を戻そう。水素ステーションの整備は創造的復興の重点施策です。大変失礼しました。

記者発表資料(県内2基目の商用水素ステーションについて)(PDF:176KB)

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新型コロナウイルス感染症の患者発生について

Q

県内で新型コロナウイルスの感染者が2人確認されて、同じ飲食店で合計4人ということだが、現時点で知事の受け止め、今後の対応などがあれば伺う。

村井知事

ここ数日、続けて患者が出ていますが、6月に入って6人の新しい患者が確認されました。何度も言っているように、今後もいつどこで患者が発生するか分からないという思いを持っているということが重要だと思っています。幸いなことにこの6名の患者さんについては、どういう経路で罹患したのかということが分かっています。そして、濃厚接触者もはっきりしていて、その濃厚接触者をずっと追っていくことによって患者が発見されているということですので、第1波のときのように混乱しているような状況では決してない。非常に落ち着いた中で対応ができていると思います。今後も気を緩めることなく、しっかりとした検査をしながら患者を早期に発見して、そして早期に入院をしていただく、あるいは療養していただくという対策を取ることによって、蔓延を防止していきたいと思っています。
また、県民の皆さんにおかれましては、今日もちょっと外を歩いてみましたが、皆さん暑い中マスクをしてくださっていました。熱中症にくれぐれも注意をしていただきながら、マスクを着用、また手や指の消毒、せきエチケット、こういったことをしっかりと守っていただきたいと思います。

Q

現時点で第2波は近いと見ているのか。それとももう少しかかるとお考えか。

村井知事

この暑い中でもコロナウイルスはなくなることはないと思います。ただ、一般論としてかなり湿度が高まってきて暑くなると、ウイルスというのは元気がなくなると聞いていますので、、ですから今の時期は第2波が宮城県において急激に広がるということはないと思いますが、私は秋口には第2波が来ると、そう覚悟しています。そのときに向けて準備を指示して進めています。秋口から冬にかけて第2波が来るだろうと、私はそう覚悟しています。

Q

今回、名取市や仙台市で患者が出ている関係で、これはクラスターという認識では現時点ではないという判断なのか。

村井知事

この点については、仙台市といろいろ意見交換して調整しているのですが、今現時点においてはクラスターという認識ではないということです。

Q

その理由を伺いたい。

担当課

同じ場で1人の患者から5人以上に感染した場合にクラスターとなりますので、今はこれを超えていないためです。

村井知事

同一の場で1人の患者から5人以上患者が広がった場合にクラスターと定義されているわけです。そういうふうになっていないので、クラスターではないということです。ただ、1つの施設から患者が出てきているということについては、強い関心を持って継続してチェックをしていく必要があるだろうと思っています。ただ、これは仙台市内の飲食店ですので、詳しくは仙台市のほうに確認していただけると助かります。

Q

そうすると、数字的に言うと、あと1人その施設の中で出ればいわゆるクラスターと認定される可能性があるのか。

村井知事

1人の患者からうつった方が5人以上ですから、1人の方が1人にうつして、その方がまた1人にうつしてとなると、クラスターの定義に当てはまらない。これはどうしても定義の問題ですので。今は1人の患者から3人にうつしているわけでは決してないということです。玉突きのような状況です。それをちゃんと追えているということです。

Q

さっきのクラスターの話だが、1つの施設から4人、クラスターに近いような状態で、なるかならないかという状況だが、施設の公表に関してはどんなお考えをお持ちか。

村井知事

施設名の公表については仙台市内の施設ですので、仙台市の考え方というものを最大限尊重すべきだということです。仙台市からは、クラスターが発生していないということもあり、飲食店という表現でよろしいのではないかということです。詳しくはぜひ仙台市のほうに確認をしていただけると助かります。

Q

その関連に関わっている方の中には濃厚接触者が17人とか、かなり広がる可能性もあるような状況の中で、そこはなかなか見えてこない部分に対する不安というものが当然出てくるかと思うが、そういった施設に関わる情報に関しての透明性の確保が難しいと思うのだが、どうあるべきと知事はお考えか。

村井知事

私は基本的には、できるだけ県民にこういった情報は広く伝えたほうが良いと思っています。ただ、先ほど言ったように、クラスターの定義に当てはまらないということもあり、いたずらに不安をあおるのもよくないだろうという判断が働いたと報告を受けています。ここはぜひ仙台市のご意向もありますので、仙台市のほうに確認をしていただけると助かります。

Q

もしクラスターになった場合は、また状況が変わってくるというお考えか。

村井知事

だと思います。仙台市内の飲食店ですので、まずは仙台市の意向を確認して、それですり合わせをして、意見が合わないときは仙台市の意向を尊重しながら発表するということです。従って、仙台市のほうに確認していただくとよろしいかと思います。

Q

このように6月に入ってから同じ飲食店で、その要因としてどういうことが考えられるか。例えば移動制限が解除になったとか、休業要請が解除されてしばらくたったからとか、知事はどのような認識されているか。

村井知事

患者が散見されているということは、感染対策が十分であったとは言えないと思います。こういったものをやはり深く重く受け止めて、お店ごとしっかりと対策を取っていただきたいと、お願いベースになりますが、そこは重要だろうと思っています。

Q

それは例えばどういった状態の店かはこちらもまだ把握していないが、夜の店と言われるところでは東京や大阪でも感染者が多発している。そういったところはやはりしっかりとした対策がされていなかったと指摘されているし、同じようなことがやはり、お客さん同士の、お客さんが使ったものの消毒がされてなかったとか、従業員とお客さんの距離が近かったとか、何かしらそういった対策の不備はあるということか。

村井知事

当然ほかの店ではそういう事象が起きていなくて、ある程度決まったお店で出ているということは、それなりの理由があると、そう考えるべきだと思います。

Q

人の移動が多くなったということについては。

村井知事

それもあると思います。かなり人出が戻ってきているのは事実ですし、県外からの人の流入、流出、これも自由になりましたので、当然関東や北海道で患者が結構出ていますから、そういった人たちの濃厚接触者が宮城のほうに遊びにだけではなくてビジネス目的でもお越しになっているだろうと思います。そういう方は、当然われわれも県外に行くと、いろいろなところに飲みに行ったり食べに行ったりしますから、感染リスクは広がっていると、そう捉えたいと思います。

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新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の廃止について

Q

政府の専門家会議が伝わってくるところでは廃止だということだが、とはいえ今まで専門家会議が発信していた情報をわれわれも尊重して報道していたという立場がある。県の指針などもそれに沿っていたかと思う。この受け止めを伺う。

村井知事

どういう事情であのような報道になったのか、私には推し量ることはできませんが、いずれにしても専門家会議というものがあるなしにかかわらず、政府が出した方針に基づいて県としてはしっかり対応していくということです。宮城県においては専門家の先生方の意見をしっかりと尊重しながら、最終的には対策本部会議で意思決定をするということをこれからも継続してやっていきたいと思っています。

Q

そうすると、県の枠組みはこのまま継続させるということか。

村井知事

そういうことです。

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新型コロナウイルス感染症の宿泊療養について

Q

宿泊療養施設の1期目の契約が、今月末でホテルグリーングリーンは終了となる。まずは、対応に当たってこられた施設に対しての知事からの言葉を頂きたい。

村井知事

ホテルグリーングリーンには、3カ月にわたってご協力をいただきました。大変重い決断をしていただいたことに心から感謝をしています。おかげさまで200室全て埋まることなく、療養を終えることができました。あのホテルがなければ病院にそれだけ負担をおかけすることになっていましたので、そういう点では非常に私は感謝をしています。6月末までですが、先週末からもう患者さんの受入れはしていませんので、現在は消毒などをしていただき、ホテルに関しましては全く安心安全で使うことができるようになっているということです。
いつからオープンされるか私は詳しく承知していませんが、ぜひ多くの方にご利用いただきたいと思います。7月は何かあまり営業されないようですが、私も8月になったら利用したいと思っています。

Q

幸いにも200室埋まるような状況にはならなかったが、逆に言うと稼働率、これは実際どれくらいだったか、数字を把握されているか。

村井知事

一番多いときで10人ちょっとです。うれしい誤算です。

Q

最悪の事態に備えてということなのであの規模だったとは思うが、費用対効果ということをここで問う必要があるのかどうか、私は質問しながら疑問だが、それなりの経費もかかっているかと思う。これについて所感を伺う。

村井知事

政府から示されたシナリオというのがあり、患者が増えた場合はここまでピーク時増えるというのがありましたので、こういった場合はある程度高め高めに設定せざるを得なかったということです。ただ、7月以降お借りするホテルについては、100室ということで半分の部屋数にさせていただきました。その上で、患者が増えてきたらさらに増やせるような今準備もしているということで、これは経験則からあまり過大な需要を見越して部屋を確保しておくと税金の無駄遣いだというご批判が出てくる可能性もありますので、それを抑えたということです。

Q

7月以降の施設に関してはもう公表されているのか。

村井知事

ホテル名は公表しないでほしいということですので。

Q

今後もしないのか。

村井知事

はい。ホテル名は公表しません。ただ、住民説明会は終わりました。皆さんからご理解はいただいたということです。

Q

それはいつか。

村井知事

先週です。従って、7月から予定どおり確保、受入れできるということになっています。

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保健所職員の過重労働と対策について

Q

新型コロナウイルス感染症に関連して、保健所の職員を中心に非常に過重労働をせざるを得ない状況だったかと思う。仙台市でも、先日いわゆる過労死ラインを超えるような残業時間が報告されていたりした。県のほうではそのような状況を把握されているのか。また、対策等も考えているか。

村井知事

ここで資料は持ち合わせていませんが、職員の残業時間というのは、しっかりと残業時間に見合った給料をお支払いするわけですから、掌握をしています。保健所の職員にかなり過重な負担をかけていることは承知をしています。そういうこともあり、保健師を10名増員したり、外部委託を積極的に活用したりして、保健所体制の確保、負担軽減をしっかり考えていかなければならないと思っています。

Q

外部の方を入れて積極的な活用という話をされていたが、それは現時点で検討しているのか。既にもうやっているのか。

担当課

保健福祉総務課です。現在、保健所の体制の強化については、部内の保健所以外の所属の保健師を保健所へ配置したり、あるいは県を退職した保健師を会計年度任用職員として採用するなど、そういった形で職員の体制の強化を行っています。現在、落ち着きが見られるということで若干体制を解きつつありますが、今後そうした状況がまた発生すれば、そうしたところも踏まえて対応したいと考えています。

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国土交通省の復興事業の検証開始と、県の今後の検証予定について

Q

国土交通省が復興事業の検証に着手するという、市街地復興事業を主に対象にということのようだが、知事として国土交通省の検証に期待されること、また県として10年という節目で改めて復興事業の検証を事業としてするということは予定されているのか。

村井知事

まず、国土交通省の事業についてですが、必ずまた大きな災害が起こることは間違いないと思います。従って、しっかりと東日本大震災の事業についても検証されるということについては次につながることだと思って、高く評価をしたいと思います。われわれ国土交通省には本当にお世話になりました。何から何まで無理なお願いをしたことも、ほとんどのことを駄目と言わずに前向きに考えてくださいましたし、できないものについてはそれなりの理由があり、納得できるものばかりでしたので、ただただ感謝をしています。ぜひしっかりとした検証をしていただいて、次の大きな災害に備えていただきたいと思います。県の検証ですが、これも常に継続して行っていまして、10年に向けて今そういった作業も進めているということです。継続中です。

Q

10年だからということでなくて、常に継続しているものがあるということか。それをさらに継続するのか。

村井知事

そうです。

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市長選挙(名取市、角田市)について

Q

近く角田市長、名取市長選挙があるが、特定候補を推薦するとか、ご意見はあるか。また、コロナ禍での選挙に対するいろいろな対策に関し、知事の所感があれば伺う。

村井知事

間もなく角田市と名取市の市長選挙があります。名取市については現職の山田市長を応援します。角田市については新人の黒須前市議を支援します。選挙の初日に、まずは角田市に入り、帰りに名取市にも寄って、マイクを持つ予定です。
また、角田市においては、選挙中にもう一度来てほしいということでしたので、黒須さんの応援に行きたいと思っています。ただ、コロナ禍の選挙、これは非常に難しいと思います。選挙事務所のほうには、3密に注意をしていただきたいということは要請したいと思っています。選挙ですから、何もやらないわけにはいかないので、感染予防をしっかりしながら選挙に臨んでいただきたいと思います。

Q

このお二方の候補を推す理由は何か。

村井知事

現職の山田市長については、この4年間の活動を非常に高く評価をしています。仙台空港の24時間化についてもいろいろ前向きにご検討いただいていますし、非常に若い方ですが、活動的で高く評価をしているということです。また、黒須前市議会議員については、以前から知り合いでした。県議会の八島利美議員からも支援をしてほしいと話がありましたので、応援することにしました。当選されたら立派な市長として仕事をされる方だと思っています。また、西村官房副長官からも強い要請がありました。この2人を応援してほしいという要請がありました。

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知事のマスクについて

Q

知事のマスクについて、これまではワンポイントでむすび丸が入っていたと思うが、全面的に入っているのは何か思いがあれば教えてほしい。

村井知事

もうワンポイントだと皆さん関心を持ってくださらなくなってきましたので、少し大き目にと思いまして。これは実は某県職員の奥様が作ってくれた手作りマスクです。これはむすび丸のタオルじゃなくて、水産の日の手拭いです。

Q

思いとしてやっぱり県を跨ぐ移動の自粛も解除されましたし、むすび丸をアピールしていきたいという思いがあると理解してよいか。

村井知事

そのとおりです。これだけやったらインパクトがあるでしょう。顔が2つあるような感じ。自分でも鏡見ておかしくなるんだ。ぜひ使ってアピールします。せっかく奥さんが一生懸命作ってくれたので。

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女川原子力発電所2号機再稼働について

Q

女川原発の再稼働に関連して住民説明会を8月に行うということで、これについてまず知事の住民説明会に対するお考えをお聞きしたい。あとは最低でも1カ所行きたいという話もされていたが、どこに行くか、現時点で決まったのかどうか伺う。

村井知事

当然住民説明会は数は多いほうがいいですが、今はこういった新型コロナ禍であるということもあり、必要最低限、やれるところをやりましょうということで数を決めたということです。大体満遍なく、どの地域からも人が集まれるようなところになったのではないかなと思っています。ぜひ多くの住民の方に参加をしていただいて、説明は国がすることになりまして、質問に対する答えも国がすることになりますが、われわれも準備をして臨みたいと思っています。
私が行く日にちについては、まだ正式に決まっていません。いろいろ予定が入っていますので、予定を見ながら検討したいと思っています。

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先日飛来した正体不明の飛行物体について

Q

今月の17日に気球というか、謎の物体が上空を通過したというニュースがあった。われわれの感覚だと、もしあれが他国のものであれば領空を侵犯しているんだから、当然自衛隊がそれなりの対処をするのかと思っていたのだが、あくまでも状況を見守るだけだったということで、ちょっとしたショックを覚えている。せめて哨戒機ぐらい飛ばすとかできないのか。

村井知事

確かに私も非常に気味が悪かったです。ああいった分からない、かなり大きいものでしょう、あれだけの距離があって視認できるということは、かなり大きなものですので、やはり危機管理という意識からは看過できない問題だと思っています。今後また同じようなことが起こるようなことがあれば、これはやはり国に対して強く要望したいと思いますが、今回の場合はどうやら映像を見る限り、何か危ないものがついているようなものではなさそうでしたので、少し推移を見守っています。しかし、何もしなくていいという問題ではないだろうと思っています。かなり上空に上がったようですので、恐らくヘリコプターあたりだと、ちょっと追尾するのは難しかったかもしれません。

Q

自衛隊に要請を出すまではいかないのか。

村井知事

結局、あれは宮城県の中だけで完結したものではなくて、ほかの県にも行っていますので、これについては宮城県警なり宮城県の中で全て、私の責任でできるものではありませんので、何かの対応をするとなるとやはり国と相談をする必要があるだろうと思いますが、今回の場合は被害も出ていないようですので、まずはもう少し様子を見たいと思っています。

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