掲載日:2020年4月7日

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宮城県知事記者会見(令和2年4月6日)

知事定例記者会見

村井知事

発表項目を発表する前に、一言御礼を申し上げたいと思います。
先週の金曜日に、私と郡仙台市長、そして県、仙台市それぞれの医師会会長にお越しいただき、不要不急の外出を控えていただくよう県民の皆さんにお願いしました。多くの方にお花見を控え、外出を控えていただきました。特に若い人たちにご協力をいただいたこと、心より感謝を申し上げます。
また、併せて営業の縮小や休業した店舗もたくさんありました。協力をいただいたお店に対しても、心より感謝を申し上げたいと思います。今後、営業補償等いろいろ問題が出てくるかと思いますが、国と力を合わせて、また市町村とも協力して、しっかりと事業が継続できるようにしたいと思いますので、引き続きの協力をよろしくお願い申し上げます。

【知事発表項目】バックボードの変更について

村井知事

本日は新年度最初の記者会見となります。東日本大震災から9年が経過し、いよいよ今年度末をもって宮城県震災復興計画が完了するという大きな節目を迎えます。県民の皆さんと約束した復興計画をしっかりと完結させ、次の10年間につなげていきたいという思いを込めて、復興計画完結へというフレーズを使用し、ご覧のバックボードにしました。
また、新型コロナウイルス感染症に関する健康電話相談窓口の電話番号もこちらに表示させていただいています。こちらの電話番号ですが、今まで4回線でしたが、それを7回線に増やしました。しかし、それでもつながりにくいという声が届きましたので、昨日の朝20回線に増やしました。4回線から7回線、そして20回線となりました。従って、相当つながりやすくなっていると思いますので、何かありましたらご相談のお電話をいただければと思います。

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【知事発表項目】県内における宮城県産牛の消費拡大について

村井知事

次に、県産肉用牛の消費拡大対策についてご報告します。
昨今の新型コロナウイルス感染症の影響で、観光や外食などにおける牛肉消費が落ち込んでおり、国内の枝肉相場が下落しているのはご承知のとおりです。宮城県は肉用牛の飼養頭数が全国で第6位の畜産地域であり、県内の肉用牛生産者を支援するためにも、消費者の皆さんに安全安心で高品質な宮城県産牛の積極的な消費をお願いします。このため県は、私が会長を務めています仙台牛銘柄推進協議会と連携して、家庭内でもっと仙台牛や仙台黒毛和牛を食べていただけるようキャンペーンを行うこととしました。
具体的な内容は、4月10日から5月10日までの1カ月間、期間中に協議会認定の県内小売店等で仙台牛、仙台黒毛和牛、宮城県産黒毛和牛をお買い上げの消費者を対象に、抽選で仙台牛等が当たるキャンペーンを行うことにしました。仙台牛などの県産和牛は、すき焼きやしゃぶしゃぶなど、食卓をにぎやかにするご馳走としてぴったりの食材です。このような状況下ですが、家庭内で宮城県産牛を食べていただくようご協力をよろしくお願い申し上げます。

Q

県内では仙台黒毛和牛の消費が一番影響が深刻ということだが、ほかの水産業などへの影響や対策はないのか。

村井知事

当然全てにおいて影響は出ているようですが、意外と豚肉、鶏肉は消費されているそうです。やはり仙台牛はやや値段が高いということで、今まではお店で使われる率が高いようです。それが家庭でなかなか食されていないということで、今回このキャンペーンを行って、ご協力をお願いすることにしました。
水産業についても影響は出ていますが、和牛ほど影響が大きくないということで、今回は和牛をメインに出したということです。

記者発表資料(PDF:61KB)

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新型コロナウイルス感染症対策について

Q

厚生労働省から症状が軽い方、無症状の方は病院以外の宿泊施設などで療養させるという指針が出たかと思う。これに対し県としての対応、準備があるのかを伺う。一方、重症者に関してはこのまま患者数が増加していけば、対策をした上でもベッド数が足りなくなる可能性もあると思われる。それに関して知事のお考えを伺う。

村井知事

患者が増え続けた場合、ホテルあるいはご自宅で療養していただくことは検討しています。厚生労働省の指針に基づき、現在準備を進めているところです。3月中頃から既に検討を始めており、かなり煮詰まってきています。まだ調整するところがありますので、調整をした後に、今週中に対策本部会議を開きます。報道各社にもその内容を公表したいと思い、今準備を進めています。
なお、現在29床の病床を確保しています。現在23名患者が出ていますので、間もなく満床になるのではないかと思われるかと思いますが、協力病院がありまして、その協力病院は、動線を患者としっかり分けて、他の患者にうつすことのないように、そして医療スタッフもしっかりとした装備を持っていて、そして知識を持っている、そういった病院にご協力をお願いしているわけですが、そういった協力病院の病床を合わせますと29床プラス35床ほど確保できています。29床というのは今まで既に皆さんも知っている病床数ですが、プラス35床あるということですので、今週その対策本部を開くまでにベッドが完全になくなってしまうということはありません。現在と同じように新型コロナウイルスのウイルスを持っている、陽性となった方は、まずはそういった医療機関に入っていただく措置は十分とれているということですので、ご安心をいただきたいと思います。
しかし、いずれ29プラス35も満床になることもあると思います。それを踏まえて今週中にどうすれば良いのか検討する会議を開きます。そこで民間のホテル、宿泊施設なども活用するということも議題として上げる予定としています。

Q

想定されるピーク時の重症者は県内で170人近く見積もっていると思うが、人工呼吸器の数について、最高のピーク時の患者数に見合うものがあるのか、現状を伺う。

村井知事

このピーク時の推計はあくまでも厚生労働省が出した計算式に当てはめたものです。それによると、ピーク時の外来の受診者数は7,605人、ピーク時の入院患者数は3,719人、重症患者は126人、ということになります。
現在、集計したところによると県内の人工呼吸器やECMO(体外式模型人工肺)を持っている主要20病院に対しまして、人工呼吸器およびECMOの保有状況について調査をしたところ、人工呼吸器については450台、ECMOについては30台があり、当然使用していますので、使用できる数は毎日のように変わりますが、それだけの数があることを把握しています。従って、重症患者に人工呼吸器などが足りなくなるということは、ないのではないかと思っています。ただし、無くなる可能性も十分にあると思います。その場合は、機械を入れれば治療ができるというものではなくて、当然そこにはスタッフも必要ですので、難しければそれは他県に応援をお願いするしか方法はないだろうと思っています。先週あたりから、厚生労働省から知事会の各ブロック県に対して、東北・北海道は青森県がブロック県の幹事県なのですが、ブロックの幹事県に対していろいろ連絡が来ているようですが、集まっていろいろ意見交換をさせていただくことになっているようです。
先ほど重症者数126人と言いましたが、136人です。数字を間違えていました。そして、外来に来る患者が7,605人と言いましたが、7,825人、入院患者は3,719人と言いましたが、4,018人です。大変失礼しました。県内で使える機械はできるだけ使います。ただし、そのほかの病気で人工呼吸器およびECMO(体外式模型人工肺)が必要な方もいますので、余裕があるということでは決してない。それほど余裕はないと考えています。その場合には広域での協力体制をいかに構築していくのかということが、これからの課題だと思います。

Q

コールセンターについて伺う。先ほど20回線に増やしたという話があった。県としては20回線で対応できるという判断なのか。もしくは、今後も回線を増やす考えはあるか。

村井知事

今のところ20回線にしてから、かなり落ち着いているようです。4回線からすると5倍、7回線からすると3倍に増やしていますので、相当落ち着いていると思います。ただ、コールセンターでは、どこの病院へ行ってくださいではなくて、この方はしっかりと調べる必要があると判断した場合に、保健所につないで、保健所から連絡をすることになっているのですが、この保健所がかなり余裕がなくなってきています。特に仙台市の方の場合、仙台市の保健所が非常に大変になってきていまして、連絡がなかなか来ないというクレームが入るようになってきているようです。どこかでボトルネックになっているということですね。
今朝、職員に指示したのは、仙台市の保健所であったとしても、県としてもできるだけ支援をしようということです。みんなでこの問題は共有して、仙台市の患者が少しでも早く少なくなるように協力しようというような指示をしたところです。

緊急事態宣言について

Q

緊急事態宣言が総理から明日、明後日にも出されると聞いている。対象地域を区切って出すということだが、宮城県が含まれる可能性についてどう考えるか。また、万が一出された場合、市民の生活がどのように変わっていくのかについて伺う。

村井知事

宮城県が対象地域に含まれるかどうかは分かりません。それは国が決めることですので分かりませんが、当然、東京、関西、中部、こういった患者がかなり増えているところが中心となるのではないかと思っています。しかし、いつ指定されるか分かりませんので、その準備を今進めているところです。
指定されても、市民生活にはそれほど大きな影響はないと思います。基本的には、今お願いしています自粛要請の継続となります。緊急事態宣言が出されたならば、県知事の責任として、自粛要請をさらにしっかりとお願いをして、あわせて医療のために必要な施設をしっかり確保しなければならないと考えています。もし要請をして協力をしてくれないようなところがあれば、所有者の同意なしに土地を使用し、あるいは建物を使うことができます。また、必要な食料品、必要な医薬品を同意なしに収容できる、われわれが使うことができるという権限が与えられます。
しかし、非常時ではありますが、大きな自然災害とはまた違い、時系列を追ってだんだん厳しくなってきている状況です。ここに至るまで既にいろいろなところで調整をしていますので、同意なしに土地や建物を同意なしに使用、あるいは同意なしに収容するということは基本的にはあり得ないと考えています。市民生活にはあまり大きな影響はないと思いますが、より危機意識を持っていただくことにはつながると思っています。政府が発出することになれば、より強く県民の皆さんへのメッセージとして打ち出すことになると思います。

Q

間もなく学校の再開が見込まれているが、この件について、知事のお考えを伺う。

村井知事

県教育委員会がこの土日にいろいろ協議をしました。仙台市教育委員会ともいろいろ打ち合わせをしているようです。その結果について先ほど報告を受けて、私もそれで良いのではないか回答しました。ただし、まだ学校に連絡をしていないこと、それから議員の皆さんに全く報告をしていないということで、その連絡をした上で、今日中にマスコミに記者会見しますので、この場での私の回答は控えさせていただきたいと思います。

土日の外出自粛要請について

Q

知事と仙台市長が強いメッセージを出したことで、土日は非常に出歩く人が少なくなったわけだが、このことについての受け止めと、この影響や効果について受け止めをお聞きしたい。

村井知事

受け止めですが、冒頭申し上げましたとおり、県民の皆さんが協力してくださったおかげで、かなり人出が少なかったと思っています。私も自分で見て回ったわけではないですが、報道、ニュースを見たり、あるいは車に乗って動いた方から報告を受け、相当人出は抑えられたような気がしいます。感謝します。
影響、効果については、これから検証しなければなりませんが、少なくともクラスターが発生するような状況はかなり抑えられたのではないかと思っています。

Q

これからまた7日目に土日が来るわけで、なかなか収束が見込めない状況下で、今後もこのようなことを続けていくことになるのか、国の動き等もあると思うが、今の見通しや判断、知事のお考えがあれば伺う。

村井知事

これは分かりません。影響は続く可能性のほうが強いと思います。ただし、一筋の明かりが見えたのは、金曜日に共同記者発表したときに言いましたが、アビガンという薬が、全ての人にではないかもしれませんが効果があると言われていますので、早く使ったほうが良いと私は考えていますが、それを200万人分政府として備蓄するという報道があり、また6月末には一定の結果が見えるということでしたので、そういった意味ではだんだん暗いトンネルから明かりが見えつつあるのではないかと感じています。ここで油断をしてしまって爆発的に患者が増えてしまうと取り返しのつかないことになってしまうので、ここはまずは薬の効果があるのかないのかがしっかり検証されて、薬が出るまではこの闘いは続くものだと思わざるを得ないと思います。従って、土日のたびに外出の自粛は要請をすることになると思います。

Q

近々、来週、再来週、それはもちろん薬の出方等によって対応が変わってくるだろうが、当分の間、土日の外出自粛要請は続く可能性が高いということか。

村井知事

そうなると思います。申し訳ありせんが、皆さんに協力をいただきたいと思います。気を緩めると大変なことになってしまいます。東京のようにだんだん広がってしまうと、もう止まらなくなってしまいますので、ぜひご協力をいただきたいと思います。

Q

難しいのは経済への影響かと思うが、特に中小の企業の方からは既に悲鳴にも似た声が聞こえているが、そういったところへの対応や手当て、今後の施策等考え方があれば教えてほしい。

村井知事

次第に政府の経済対策の中身が、おぼろげながらではありますが見えてきました。相当大きな手を打とうとしているようです。今は一番苦しいときですので、歯を食いしばって頑張っていただいた後に、政府の方針が出ましたら、間髪を入れず臨時議会を開き、県もそれに呼応した対策をしたいと思っています。もう少し頑張って辛抱していただきたいと思います。

県内の景況感について

Q

日銀短観や商工リサーチのアンケート、東経連のアンケート等々を見ても、先行きの景況感がなかなか見通せない大企業、中小、零細企業が多い中、知事として現時点で県内の景況感、今後の見通しについて現時点での評価を伺う。

村井知事

現在はどん底だと思います。全く先が見通せない状況なので、ただただ不安だけが先走っているという感じです。なかなか消費にも結びつかない。また、消費しようと思っても外に出るなとわれわれがお願いしているわけですから、消費できないと思います。特に、宮城県は第3次産業の比率が非常に高い県です。ここまでずっと第2次産業のウエートを高めるように努力をしてきましたが、やはりそうであったとしても8割弱が第3次産業によって経済が成り立っていますので、それが全くほぼ動かないような状況になっていますので、これはもう大変な影響だと考えています。
見通しですが、私は薬が出て、100%でないにしろ患者を減らすことができる、そういう薬が見通せた段階で、反転するのではないかと思っています。そういう意味でも早く中国やドイツで使われているアビガンといった既に認可されている薬を使うほうが、私は賢明ではないかと思っています。知事会を通じて今政府にお願いをしています。

PCR検査の実施について

Q

PCR検査の実施について伺う。行政検査として行われているPCR検査だが、実際に受けたくても受けられないという声を取材でも聞いている。特に仙台市ではキャパシティオーバーではないかという指摘があり、検査をすることによって感染者の確定、結果、感染拡大につながるという考え方もあると思うが、今のやり方等について知事の見解を伺う。

村井知事

PCR検査はかなり数が増えてきています。県の施設でも20検体と言っていましたが、現在、工夫して60検体くらいは検査できるようにしています。また、医師会も独自に検査していますし、仙台市も行っています。また、民間も使えるように今いろいろご協力をお願いしています。ただし、まだ民間まではうまく回っていない状況です。問題は仙台市です。仙台市の保健所、仙台市の機関での検査がだんだん間に合わなくなってきているということです。今朝それも指示しまして、仙台市に早く声がけをして、仙台市の検体を県に少しでも回してもらい、仙台市に余裕を持ってもらうようにするべきだと指示をしました。もうこれは仙台市だ、県だ、政令市だ、県だなんて言っている余裕はありませんので、全県で協力体制をとりたいと思っています。
また、医師会のほうから非常に検査をするまでに時間がかかるという声がありましたので、安養寺にある医師会の施設については、医師会の独自の判断で帰国者・接触者外来を通さず、医師会の持っている施設に検体を持っていくことができるように、今調整しています。その際には、保険が適用になるように、診療報酬も適用になるように今厚生労働省と調整をしています。対策はいろいろ打ってはいますが、患者の急増に仙台市の保健所がなかなか追いついていけていないということですから、これは人口が多いのでやむを得ないことでありますので、県としても全面的なサポートをしたいと考えているところです。

総理のマスク配布方針について

Q

安倍首相がマスク2枚を配布するという方針を出したが、知事はどのように評価したか。

村井知事

マスクがないということで、なかなか購入できないという声がありますから、国民の不安を解消したいという意向だと受け止めました。使い捨てのマスクではなく、洗うことによって使い回しができるということですので、それは政府の考え方として前向きに受け止めたいと思っています。

Q

あまり効果もどうなんだという意見もあるが、それでもないよりはあったほうがいいというお考えか。

村井知事

飛沫感染と言われていますが、つけることによって皮膚に接触する飛沫の量が少なくなるでしょうから、そういった意味では全く効果がゼロということではないのではないと思います。

軽症者用の隔離施設について

Q

確認だが、軽症者や無症状の方への対応について、民間のホテルの活用依頼ということだが、これは具体的に当該の施設と直接交渉されていたり、確保されているような段階なのか。それとも、これから当たるという段階なのか、その進捗を教えてほしい。

村井知事

既に接触はしています。ただし、施設を確保すれば、ホテルを確保すれば良いということではなく、患者をどうやって運んでいくのか、食事をどうするのか、医療スタッフをどう確保するのか、いろいろな課題があります。それを一つずつつぶしている段階です。動き出していることは間違いありません。

Q

当該の施設はもう絞っているという認識でよいか。

村井知事

はい。

Q

それは決まれば公表されるのか。

村井知事

施設名までは公表できません。ただし、仙台市に何カ所、何床や、県南に何床というぐらいだと思います。

Q

何百床くらい民間にお願いするのか。大まかな数字はあるか。

村井知事

県が借りるわけなので、たくさん借り過ぎて結局余ってしまうことも許されませんし、といって足りないことも許されないということですので、まずは様子を見ながら、協力いただけるところがどれくらいあり、当面必要な数はこれくらいだろうと見込みながら、だんだん数を増やしていくような形になると思います。

Q

現段階ではこれくらいは必要になるかもしれないと。

村井知事

それを今調整しているところです。ここでは発表できません。今週行われる対策本部会議で、そういったような数も発表できればと思っています。

Q

現段階で例えば3桁くらい、100床くらい必要だとか、そういう見通しは。

村井知事

今日はここの場では控えたいと思います。数字を言うとひとり歩きしてしまいますので。私は、少し多めに確保するように言ってあります。今日明日、また患者がどう増えるのか、そういった様子も見ながら考えていきたいと思います。4月は異動の時期ですから、関東や関西から人が引っ越しで移ってこられていると思いますので、それでどのくらいの影響が出るのかというのが分かりません。ずっと宮城県に住んでいる方だけでしたら、ビジネスや旅行で来られたお客さんだけを考えれば良いのですが、今回結構引っ越しで人が動いたので、その影響がどうなるか、それは計り知れませんので、もう少し様子を見ないと必要なベッド数、部屋数のがはっきりしたものが出ないと思っています。

新型コロナウイルス感染症による県政への影響について

Q

今日は本年度最初の会見で、今年度進めようとする政策や重要な課題もあると思うが、新型コロナウイルス感染症の関係で、なかなか会議や計画したイベントが思うようにできない状況だと思う。その点について現在どのように捉えているか。今後のスケジュール等に影響が出るかと思うが、そのあたりの受け止めを伺う。

村井知事

必ず出ると思います。ただし、今日は幹部を集め、新型コロナウイルス感染症は最優先でやらなければなりませんが、今年度中にやらなければいけない事業というのは山積みですので、それを見越して準備はしっかり行うように、また行えるところからやりましょうと言いました。公共事業などは今年度いっぱいと言われています。もちろんこの新型コロナウイルス感染症の影響がありますので、それは国も勘案してくれると思いますが、まだ国の方針が示されていませんので、今年度で復興事業は完了させるという当初の予定は現時点では崩せないので、準備体制はしっかりしてくれという指示はしました。

Q

このご時世、観光というのはなかなか難しいかもしれないが、県や圏域等で会議など予定されていたが、例えばそういったことも縮小なり、先に延ばしたりとかも考えられるのか。

村井知事

観光振興会議は4月中に立ち上げる用意をしていましたが、延期することにしました。

Q

当面、収束するまで見通しは立たないと。

村井知事

まず収束させなければ、いかにして元気にするかという話はできませんので、まずは収束させることを優先したいです。恐らく今事業者の皆さんに集まってもらっても、どうすれば良いのか全く分からない状況だと思いますので、案も出ないと思います。まずは収束させた後にこの会議を立ち上げて、そしてその後、圏域で立ち上げてどう挽回するのか、国が掲げます経済政策をいかにうまく活用するかということを話し合いたいと思っています。収束が見通せるような状況になりましたら、会議を開きたいと思います。

緊急経済対策について

Q

政府が今週中にも緊急経済対策をまとめるようだが、県としての緊急経済対策のスケジュール感を伺う。

村井知事

まだ出ておりませんし、どういう内容なのかが全く見えないです。今、情報を収集する東京事務所もあまり出歩けないような状況です。各省庁に行ってなかなか情報をとれない状況ですので、どのような内容なのかが見えません。ゴールデンウイーク中に大体こういう形でというのが見えてくると思いますから、それで連休明けのできるだけ早い時期に臨時議会を開くように、指示しています。まだ、そこまでしか話せないです。

Q

経済についてどん底という表現をされたが、東日本大震災のときやリーマンショックなどこれまで多数経済危機があったかと思うが、知事の受け止めとしてこれまでの危機と比較した場合、今の状況をどのように受け止めているか。

村井知事

私が知事になって15年間で一番大変な1カ月間は東日本大震災の直後でしたが、それに次ぐ影響だと思います。リーマンショックの比ではないです。もちろん東日本大震災が最も影響が大きかったです。

Q

土日の外出自粛を呼びかけていたが、仙台市の八木山動物公園は日曜日は臨時休園したが、土曜日は開園していたと聞いている。行政が外出自粛を呼びかけつつも、市の施設が開園しているという矛盾がある印象を受けたが、これについて知事はどうお考えか。外出自粛を呼びかけつつ、県の施設を開館するようなお考えはあるのか。

村井知事

仙台市の施設については仙台市の考えにのっとって行ったものですので、私としてはコメントのしようがありません。県の施設は土日どうだったのかは、調べて後で投げ込みをします。基本的には今後土日は人出が出るときには、施設はできるだけ開館しないような形になるのではないかと思います。

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