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宮城県知事記者会見(令和2年3月17日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年3月17日更新

知事定例記者会見

新型コロナウイルス感染症について

◆Q
 新型コロナウイルス対策で補正予算案を提出されると思うが、どのようなお考えで編成したか、また、この関係で議会の会期延長も、知事は、念頭に入れて検討されていたと思うが、議会では会期の延長はされない方向らしいが、このあたりについての見解を伺う。

■村井知事
 まず考え方ですが、さきに政府が発表した新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策、これに呼応する形で編成しました。予算規模は約9億円です。具体的には、感染拡大防止策と医療提供体制の整備および学校の臨時休業に伴って生じる課題への対応などが主な柱となっています。詳しくは、今日の午後4時から記者発表しますので、ここで詳しく聞いてください。また、中小企業の資金繰り対策については既決予算で対応しますが、これについても午後4時からの記者発表で経済商工観光部から説明する予定となっています。
 会期延長については、これは議会が決めることです。恐らく議会側としては、速やかに予算を通して対策に当たらせるべきだと考えたのだと思います。

◆Q
 新型コロナの対応の関係だったが、学校で休校が相次いだが、今後休校のあり方について、各県で対応が分かれていることがあるかと思う。県教育委員会でもあったかと思うが、改めてこの休校に関して県としての考え方、あり方のお考えがあったら伺う。

■村井知事
 まずは、春休みまでは予定どおり休業を進めるものと考えています。その後については、春休みに入るので、春休みの期間中に様子を見ながら教育委員会で判断をしていただきたいと考えています。まずは拡大防止を優先すべきだということについては、学校に限らず全ての面において最優先で今取り組んでいるところです。

◆Q
 具体的な検討というか、どういった時期にというのは、今、これも県教委なのだろうが、これからだということにはなるのか。

■村井知事
 まずはこれ以上患者が出るのか出ないのか、それが拡大する方向にあるのかないのか、幼い子どもたちにも罹患(りかん)するのかしないのか、このような全体の状況を見ながら、国全体の患者数なども見ながら、県内の発生状況などを見ながら検討していくことになります。今の段階ではまだ白紙ということしか言えません。

◆Q
 同じくコロナ関係だが、20日に復興の火が来るが、東松島市、石巻市で行われた後、仙台市でもたくさん人が集まりやすいところで開設される形になる。あと1週間ある中、いろいろ変化もあろうかと思うが、その判断等、今後のそちらについての考え方もあれば聞かせてほしい。

■村井知事
 今日、それに関して担当職員と打ち合わせをすることにしています。今のところ規模を縮小して行いたいと思っていますが、これも患者の発生状況などを見ながら慎重に検討することになるだろうと思います。

◆Q
 人が集まりやすい仙台駅の周辺であるとか、そういうところについての対応というのは、やはり警備であったりとか人を離して並べるだとか、そういった考え方の部分とかまとまった部分はあるのか。

■村井知事
 現時点においては、先ほど申し上げたとおり規模を縮小して行うことにしています。状況が変わればまた対応も変わってくるということです。

◆Q
 今回、聖火の到着と復興の火の展示は復興五輪の大きなシンボルの一つでもあり、その大事なスタートだと思うが、やむを得ない状況であると思うが、改めてその辺の、所感を伺いたい。

■村井知事
 やはり将来ある子どもたちに参加させてあげたかったなという思いを持っていますが、今の段階では規模を縮小して、子どもたちの参加は見送らなければならないと思っています。その意味では非常に残念に思いますが、今、世界中で新型コロナウイルス感染症が拡大していて、死者もかなり出ている状況です。体力のない、免疫力のない子どもたちに罹患(りかん)させるわけにいかないというのは筋の通った話ですので、やむを得ないものと思っています。新聞紙面やあるいはテレビの映像で流すことはできますので、そのようなものを通して子どもたちに見ていただければと思っています。

◆Q
 五輪の延期の可能性については今のところどのように見ているか。

■村井知事
 全く私どもには情報が入っていません。最終的にはIOCが組織委員会と話し合って、東京都と話し合って決めるものだと思っています。できれば予定どおり開催してもらいたいという思いは持っていますが、いろいろ難しい問題もあるでしょうから、延期、中止も含め、慎重に考えていただきたいと思っています。

◆Q
 いろいろな自粛が始まってから時間がたってきて、県民も生活に非常にいろいろ我慢を強いられているような状況である。加えて、経済も非常に回っていないというか、お金の流通がなされていないというような雰囲気になってきているが、あらためて今回の新型コロナが県内経済に与える影響についての所感を伺う。

■村井知事
 非常に大きいです。金曜日、土曜日、状況を確認する意味もありまして県内の旅館に1泊してみたのですが、従業員の方にお伺いするとお客さんの数が例年の半分以下とのことでした。また、タクシーに乗りましても、お客さんが非常に少ない、またいろいろな飲食店に入ってお聞きしても、例年の半分以下だというような声でありました。人によってはリーマンショックのときよりもひどいというお話であり、私も、肌感覚ですが、リーマンショックのときよりも影響は深刻ではないかと思っています。まず現状は、このまま封じ込めあるいは感染拡大をできるだけ遅らせる、そういう施策を最優先するのは当然のことだと思いますが、その後においてはかなり思い切った経済対策を打たなければ、大変な不況になるのではないかと思います。

◆Q
 経済的ないろんな対策についてだが、新年度に関しては、国からもいろんな予算はあると思うが、県独自でこれから、もう既に腹案としてあるとか、何か考えがあったら教えてほしい。

■村井知事
 今回のコロナウイルス対策の経済対策は現時点においてはありません。今提案しています新年度予算、これはコロナウイルスで経済が疲弊することを前提にしない施策です。この後、政府は恐らく相当思い切った経済対策を打ってくると思いますので、そのときには臨時議会を開催して、できるだけ早く予算を通して対策を打てるようにしていきたいと思っています。今、東京事務所を通じてできるだけ早く情報をとるようにと、早め早めにわれわれも準備できるようにと指示を出しているところです。

◆Q
 今のに関連して、臨時議会を開いてでもというお話があったが、それは、国、政府の緊急対策が出たらすぐ対応して議会に要請するという趣旨でいいのか。

■村井知事
 そうです。

◆Q
 それだけすぐ手を打たなければいけないという認識か。

■村井知事
 新型コロナウイルス対策も含め、経済対策については、何らかの対応を政府がとるということであれば、遅れることなくすぐに事業の計画を立てて議会にお諮りする準備をしたいと思っています。6月議会前であっても、直前であっても、速やかに手を打っていきたいと思います。

◆Q
 先ほどリーマンショックよりもひどいというご発言があったが、今回消費税が増税される前提条件として、リーマン級の経済の破綻がなければということがあったが、仮に、国に期待する経済対策として、その中には例えば消費税の引き下げだったりあるいは一時的な撤廃だったりとかそういったものも含むのか。

■村井知事
 これは私が決めることではなくて政府が決めることですが、そういった声も実際出ているようです。ただ、消費税を下げるということになると、また全てのシステムを変えなければいけない、レジを交換しなければいけないという大変な手間がかかってしまうということもありますので、そこは当然政府としては慎重にお考えなのではないかと考えています。

◆Q
 続けてだが、先ほど、現状ではまだ感染がそれほど広がっていない、そういった認識があったが、それは一つ検査を受けた分母として少ないから感染者数が少ないのではないかという話も出ている。知事が評価されるのは、日本国内での感染に伴う死者が少ないということでの評価なのか、それとも感染者数が少ないという部分での評価なのか。

■村井知事
 死者が出ないということは一番の大前提だと思います。そういった意味では、日本は、いろいろ批判もありますが、死者数は少ない、これは事実だと思いますので、そういった意味では、国民が一致協力してこの問題に対処しているといって評価して良いのではないかと思います。検査体制については、逐次充実はしてきています。
 朝に、幹部会で今はもう国民がみんな自粛して行動を起こさないようにしていて感染が広がっていない。しかし、まだ患者がなくなる方向には進んでいないので、いずれどこかでやはり経済ということを考えながら行動をある程度緩めていく必要がある。すると患者が増えていく可能性がある。つまり、封じ込めるというよりも、急激な感染拡大を遅らせるような施策を行うことが必要ではないかと思う。従って、これから急に感染の拡大する山が必ず来るという前提でいろいろな対策を打っていく必要があるのではないかと、それについてよく考えてほしいという指示は出しました。私も先頭に立っていろいろな機関とも調整していきたいと思います。

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公立刈田綜合病院の公設民営検討について

◆Q
 公立刈田綜合病院が公設民営化をするということで白石市のほうで検討したいということがあったが、これの受け止めと、厳しい経営状況に関して。

■村井知事
 公設民営、指定管理というのも一つの方策だと思いますが、今、県が間に入り、県南中核病院と刈田綜合病院を連携し、公立病院のまま維持して連携させることで、より効率的な病院経営ができるようにと今懸命に模索している最中です。これに対しては東北大学も協力してくれていますので、私としましては、指定管理、公設民営というよりも、現状のままお互いが協力し合って効率的な経営努力をした方が効果が大きいのではないかと考えています。非常に白石市としてはこの病院が財政圧迫の要因になっているというのは、私も、職員からも、また市長からも報告を受けていまして、問題意識は持っていますが、まずは県南中核病院と連携をとることを優先した方が良いのではないかと私は考えています。

◆Q
 白石以外の関係自治体のショックというか、いろいろなところで疑問視も含めて出ているが、今回こういった形で白石市のほうで表明というか、報道が出たということに関しては、山田市長の思いもあるだろうが、その辺の受け止めを伺う。

■村井知事
 それだけ財政が厳しいという受け止めです。もう背に腹はかえられないところまで追い込まれているということだと思います。白石市だけの問題ではなくて、これと同じような問題がこれからどんどん出てくると思います。いつも言うように、人口が減少するということは患者が減少するということにもなってきますので、病院経営は今後ますます苦しくなってくると、公立病院の経営はますます苦しくなってくるだろうと思います。ですから、常に先進的にいろいろな取り組みをしていく必要があるだろうと思います。
 一番重要なのは、病院間で連携をとらせるような方策を構築していく。足りないところをお互い補って、一つの圏域で、自治体ではなくて一つの圏域で医療体制をどう維持していくのかということを考えていく。その中で病院の統廃合というものも考えていくべきではないかと私は思います。もちろん民間の力を借りることは非常に重要だと思いますが、まずはそこから模索していく必要があるのではないか、刈田綜合病院と県南中核病院の関係を考えたら、今回の場合はそこを優先すべきではないかと考えています。

◆Q
 そういった形でアドバイスもしてきたのか。

■村井知事
 はい。市長にはそのような連絡をさせていただいています。

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JR常磐線の全線開通について

◆Q
 先日、JR常磐線が9年ぶりに全線開通した。それに対する受け止めと、期待するところをお聞きする。

■村井知事
 福島県の皆さんにとって、JR常磐線が開通するということは非常に大きな明るいニュースとして伝わったのではないかと思います。もちろんJR常磐線を使う宮城県民もたくさんいます。、久しぶりに大きな明るいニュース、この暗いニュースが多い中で良かったなと思っています。このコロナウイルスが落ち着いたならば、多くの方の行き来が実現して地域が活性化していけば良いなと思っています。

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名取市閖上津波訴訟の和解について

◆Q
 東日本大震災の津波で被災した閖上で、住民訴訟、津波訴訟が和解の手続が成立したが、これでだいたい県内で行われていた津波訴訟が全て一つ区切りを迎えたということで、閖上も今回、和解したということと、全てある程度区切りを迎えたことに関して所感を伺う。

■村井知事
 まず、和解ということはお互いが納得したということですので、一番良い解決方法ではなかったかと思います。和解に至って良かったと思っています。
 今回、丸9年を迎えまして津波訴訟が一段落をしたということです。そうであったとしても、裁判で片がついたから、全てが、傷が癒えるということでは決してないと思います。被災者の皆さんの心の復興を最後まで目指して、引き続き市町村と力を合わせて、国と力を合わせて努力をしていきたいと思っています。

◆Q
 全ての訴訟がある程度区切りを迎えたことについては、お考えがあったが、そういったことで今一区切りついたということについてはいかがか。

■村井知事
 これはやはり9年という時間が解決してくれたものだと思います。9年という月日は非常に長いものですが、この間、裁判を起こしたということは、誰かが不満を持っている、お互い意見が合わなかったということなので、9年かかってやっとここまで至ったということを非常に感慨深く思います。

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