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宮城県知事記者会見(令和2年3月9日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年3月10日更新

知事定例記者会見

震災から9年を迎えて

◆Q
 間もなく東日本大震災から9年を迎えるに当たっての知事の所感を伺う。併せて、政府主催の追悼式や県内自治体での追悼式が中止されていることについての受け止めを伺う。

■村井知事
 月日のたつのは早いもので、間もなく丸9年になります。この間、創造的復興を掲げて、前例にとらわれない、他県にない取り組みを行いながら、国の支援を頂き、そして市町村と協力し合いながら復興に取り組んできました。一定の形は整いつつあると思っています。9年目から10年目に移行するこの期間というのは、復興・創生期間後をいかにしていくのかという移行期間だと思っています。非常に重要な1年間だと思っていますので、これからの1年間、今予算を議会で審議中ですが、予算を通していただいてしっかりと成果を出していきたいと思っています。特に、ハード事業については、あと1年ということで国に期限を決められていますので、東日本台風の復旧と合わせて、しっかりと取り組んでいかなければならないと思っています。
 それから、追悼式典についてですが、まず国の追悼式典が中止になったことはやむを得ないことだと思っています。今一番、コロナウイルス対策に大切な時期ですので、残念な気持ちはありますが、これはやむを得ないと思います。県内については、東松島市のみ簡略化した追悼式を行います。ほかは献花方式が大部分です。県も献花だけを行うことにしました。これはそれぞれの自治体の考え方によるものですが、皆さんコロナウイルス対策というものを最大限意識した対応ということです。これによって、縮小、あるいは中止することにより、被災地に対する思いが小さくなる、あるいはなくなるということでは決してありませんので、被災者の皆さんもご理解をいただいているものと思います。

◆Q
 3月11日当日は、知事はどうされるのか。

■村井知事
 私は亘理町に伺いまして、2時46分の時点は亘理町におります。その後、献花をする予定ですが、それが終わりましたら、亘理町の役場に行き職員を督励したいと考えています。

◆Q
 震災10年後を見据えて心の復興がすごく大事だと言っていたが、その意を改めて教えてほしい。また、震災9年を迎えるに当たって被災者に呼びかけたい、語りかけたいことがあればお願いする。

■村井知事
 心の復興の意義ですが、目に見える復興というのはこの10年でおおむね形ができ上がったと思います。25年たった阪神・淡路大震災の関係者のお話を聞くと、25年たってもまだいろいろなトラウマで悩んでいる、あるいは家族を失って立ち直れないという方がおられます。真の復興というのは目で見える復興ではなくて、まさに心の復興だと思います。そのために時間はかかっても、しっかりと対応していかなければならないと思います。まさに心の復興イコール真の復興だと、私は考えています。
 被災者に呼びかけたいことですが、行政として行えることは限界はありますが、県も市町村も誰一人まさに取り残さない、あの東日本大震災を引きずって失望のうちに人生を終えてしまうようなことのないように、最後までしっかりと手を差し伸べることがわれわれの最大の使命だと思っています。政府もそのような方針で臨んでいますので、ぜひ安心して、何かあれば遠慮なく相談をしていただきたいと思います。

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宮城県上工下水一体官民連携運営事業「みやぎ型管理運営方式」について

◆Q
 みやぎ型管理運営方式の検討委員会が、事業者の募集要項や要求水準、選定水準などについて明日10日に答申する予定になっているが、これについて今後の事業の進め方についての考え方を伺う。

■村井知事
 明日、答申を頂くことになっていますので、今日の時点では細かいことはお話しできません。今後の進め方について、話をします。まず、13日に事業者の公募を開始します。その後、5月に第1次審査、6月から12月まで競争的対話を実施しまして、令和3年1月からの第2次審査を経て、3月には優先交渉権者を選定します。その後、来年の6月議会または9月議会において運営権設定議案の提案を行う予定です。その後、厚生労働大臣の許可を経て、2年後の令和4年4月からみやぎ型管理運営方式の導入を開始したいと考えています。6月議会になるか9月議会になるかはまだ分かっていません。
 なお、事業者を募集する具体的内容については、13日に公表する予定としていますので、現時点において詳しいことはまだお話しできません。

◆Q
 みやぎ型管理運営方式は11月の定例会で条例改正案が可決されたが、今回13日に事業者の公募が始まる。ただ、2月定例会を見ていると、みやぎ型管理運営方式に関する質疑が少ないのではないかという印象を受ける。その点、知事はどう考えるか。

■村井知事
 11月議会で議案を通していただきましたので、今議会は来年度の新年度予算を中心に、ご議論いただいたものと思っています。決して議員の皆さんの関心が薄れているというわけではないと思います。

◆Q
 11月定例会で議決された後に、この間のPFI検討委員会で外国資本の取り扱いや、各種ペナルティーなどかなり大事な部分の審議が今までされてきていて、一部報道等で少しずつは伝わっているが、事業者に求める部分に関して審議することについて、知事はどういうふうに大切さを考えているか。
 1月2月のPFI検討委員会でどういう事業者に任せたいかという非常に重要な部分を議論してきたと思うが、これに対してほとんど質疑がないということがあり、知事は事業者を選ぶ上の選定基準についてどのように重要視されているか。

■村井知事
 これはもう極めて重要なことです。議会の中でもそういった外国資本が入ることについての懸念が今議会でもありました。そういった問題点をクリアするため慎重にご議論いただいたものと考えています。

◆Q
 いまだに根強い心配の声があるが、これに対し知事としてどう考えるか。

■村井知事
 今回、いろいろな事例を時間をかけて研究しましたので、不安を払拭していただけるような内容になっていると思います。13日に事業者の公募を開始しますが、その内容を見ていただくと、いかによく検討されているかということがご理解いただけるのではないかと思います。いつも言いますが、25年間で50万人の人口が減少する、40年間で80万人以上の人口が減少するということが分かっています。これだけ人口が減少するということは、水を使う人、消費する人たちが少なくなるということですので、どの自治体も極めて経営が厳しくなることは間違いないわけです。それを今までと同じようなやり方を行っていけば、必ずそこから経営破綻ということが見えてくるわけですので、これはやはり先進的に民間の力を借りることも含めて、効率的な経営をしていけるような仕組みを作っていくことは非常に重要だと思います。
 全国的に極めて関心の高い事業ですので、必ず成功させて、全国のモデルにしたいという強い意気込みで臨みたいと思っています。

◆Q
 そうすることが、一つの県民の理解を得ること、成功モデルを作ることができると考えるか。

■村井知事
 結果が全てですので、安かろう悪かろうでは駄目ですし、非常に値段が高くなってしまっても駄目だと思っています。そういう意味では非常に厳しい基準を設けて、今までと同じような水質を維持しつつ、コスト削減をしてもらえるような提案をしていただけるような内容になっていると思っています。

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新型コロナウイルス感染症について

◆Q
 休校の状態が続いており、全国的に見ても自主的な登校をさせるところや、給食を出すなど市町村ごとにいろいろな対応がとられている。県立学校を所管する県として、こういった独自の対応をどう考えているか。

■村井知事
 これは市町村の教育委員会の管轄なので、県として統一した基準というものを設けることはしませんでした。ただし、県教育委員会の一定の考え方というのをお示ししないと、市町村教育委員会の対応が難しいと思い、一定の考え方というものをお示ししながら、あとは自主性に任せました。それぞれの市町村、保護者の負担などを考えながら、お子さん方の安全を考えながら、しっかり対応されていると思います。

◆Q
 春休み直前まで休校となり、保護者はいつまで学校が休みになるのか、春休み明けもきちんと学校に通えるのかという不安があると思うが。

■村井知事
 非常にそこは皆さん関心の高いところだと思いますが、現時点においてはまだ何とも申し上げられません。これは国が決めたものですので、それにわれわれは協力をしているということです。コロナウイルスの終息度合いがどのようになっているかによって影響が出てくると思いますが、まずは一日も早い終息を目指して協力をしていくことが重要だろうと思っています。

◆Q
 秋田市の60代男性が国の指針では2回陰性となれば安全と判断される中、陽性に転じたということもあり、現場では診断の基準であったり、分からない部分の影響も大きいと思うが、クルーズ船下船者の方について今後の対応策と県としての考え方を教えていただきたい。

■村井知事
 クルーズ船の残り7人については改めて検査をしまして7人とも陰性でした。発熱等があれば、改めて調べることになります。 
 その他の方については、今のところ決められた基準どおり対応したいと思っています。

◆Q
 フォローアップ体制は、これまでと同じような形でしていくということか。

■村井知事
 はい、今のところはです。

◆Q
 2回陰性になった方が陽性に転じてしまった状況については、どのように受け止めているか。

■村井知事
 これはコロナ検査時のウイルスがまだ体にそれほど増えてなかったといったような理由があったのではないかと推測せざるを得ないんですが、今回のウイルスは風邪のウイルスと非常に似通っている部分もありますので、体の中でウイルスが増殖するまでに一定の時間を要するということです。従って大丈夫だと思っていても油断せずに手洗いやうがい、マスク着用、咳エチケットをしっかりと守りながら、協力していただくことによって封じ込めることが可能になるのではないかと私は考えています。

◆Q
 国の対応というか判断については、どのように受け止めるか。

■村井知事
 やむを得ないのではないかと私は思います。厳しくすればそれだけ安全ではありますが、今度全く身動きがとれなくなってしまうということになりますので、これは一定程度やむを得ないと思います。

◆Q
 今朝の朝日新聞の報道によると、厚生労働省が各都道府県に対してコロナウイルス拡大後の医療体制の充実、体制見直しについて要請したとある。それを都道府県として受けたかどうか。もしお答えできれば伺いたい。
 また、今後の拡大に備えた県内の医療体制の拡充に向けてどのように取り組まれるか。

■村井知事
 当然医療体制を充実させていくということは重要なことです。ただ、幸いなことに今宮城県では患者が1人だけということで、それほど広がりを見せていません。また、各保健所を通じて各地方の衛生研究所に検体が送られるわけですが、ほかの県では保健所で検査を断った例があるということを聞いています。宮城県の場合は全て今のところ帰国者・接触者外来が検査が必要と判断したものについては、100%検査に回していますので、現時点において宮城県の場合はそれほど慌てて手当てをしなければいけないという状況にはなっていません。
 今後、市中感染が出る、また広がる予兆が見えるということになりましたら、速やかに体制がとれるように今いろいろな医療機関と調整をしている最中です。
 意気込みですが、私は先ほど言ったような、しっかりとした風邪予防の対応を個々人がする、また大きなイベントを今自粛していますので、そういったところにはできるだけしばらくの間は我慢して行かないというようなことを協力し、封じ込めることは宮城県内においては可能ではないかと思っていますので、ぜひとも県民の皆さんにはもうしばらくご辛抱いただきたいと思っています。

◆Q
 6日からコロナウイルスのPCR検査が保険適用になり、今まで行政費用だったのが医療保険の費用から出されるということで、接触者外来の医師から直接、保健所を介さずに検査を発注できるようになった。そのことが、一般市民には、希望すれば誰でも検査が受けられるような誤解を生んでいるところもある。ここは改めて知事からアナウンスをいただきたい。

■村井知事
 希望すれば全員が検査を受けられるわけでは決してありません。今までは一般の医療機関から、まずは保健所にある帰国者・接触者相談センターに相談が行きます。そちらに相談が行きましたら、県内17カ所ある帰国者・接触者外来に連絡が行って、そちらで受診していただくことになります。そして、そちらのほうで検査が必要だということになれば、民間の医療機関に検体を回していくということになります。従って、私、風邪を引いて咳が出るので調べてくださいということを一般の病院に言ったとしても、これはすぐには調べてもらうことはできません。まずは保健所にある帰国者・接触者相談センターのほうに連絡が来て、そこから17カ所ある帰国者・接触者外来、この17カ所の病院については公表しておりませんが、受診をしていただいて、そして必要だということになれば保健所を介さずに検査をしてもらえるということです。
 もしそのような形で保険適用で検査を受けた場合ですが、自己負担分は県費で賄うということになっています。従って、検査費用については窓口でお金を出すことはありませんので、もし調子が悪いということであれば、早め早めに受診してもらって結構だと思います。お金の問題は心配要らないということです。

◆Q
 現状、今回医師会の検査センターだと県内3カ所でPCR検査を行ったが、ほかに民間の検査機関も県内にはある。そういったところへの要請というか、先ほどの医療体制の拡充という意味で、今後予定というのはあるか。

■村井知事
 今、県の施設で1日20検体、仙台市の検査所で20検体、計40検体、今週中には県医師会の健康センターで20検体、合わせて60検体検査できるようになります。それにプラス民間の検査機関で検査をしてもらえるように現在調整中でして、かなりの数は協力してくださるような形になってきています。従って、検査ができなくなるというようなことは当面考えられないと思います。今後、市中感染が爆発的に広がるということになれば別ですが、今までの推移から見ると、そういったことがすぐ起こることは考えられませんので、それほど心配しなくても検査ができないために後手に回ってしまうということはないだろうと考えていいと思います。
 ただ、ぜひマスコミの皆さんに、先ほど言った検査について、いつでもどこでも検査ができると思わないように、そこだけしっかりとPRしていただきたいと思います。詳しくは疾病・感染症対策室に聞いていただきますと、資料をお渡しして説明できますのでよろしくお願いします。

◆Q
 窓口で自己負担がないというお話だったが、結局は医療保険から取り崩して社会保障費を減らすことになってしまう。これはもちろんいたし方ないとは思うが、いかがか。

■村井知事
 ただし、数的には大したことはなく、全体に占める割合も本当にごくごくわずかだと思いますので、それはそれほど気にしなくても現状は大丈夫だと思います。

◆Q
 株価が2万円台を切り、地域経済の下振れリスクもあるかと思うが、所感があれば伺う。

■村井知事
 まさにこのコロナウイルスの影響で、いろいろな事業に影響が出ていまして、それが株価にそのまま反映されたものと思います。恐らくこのような形になるだろうというのは私も感じていました。予想以上に株価が下がっていまして、非常に心配しています。ただ、コロナウイルスの問題が終息してくれば、間違いなく景気はもとに回復してくると思いますので、今は辛抱する時期だと思って耐えていただきたいと思います。

◆Q
 地域経済には多少なりと影響が出るとお考えか。

■村井知事
 相当出ていると思います。明日、政府が第2弾の緊急対策を示すとのことです。それを受けて、議会を延長しても県として行えることがあれば、議案として提案できればと思っています。もしかしたら、議会が延びるかもしれません。ただ、議会に相談していないので、勝手に決められませんが、議会がそれでいいということであれば、そういうことも今考えています。

◆Q
 予算規模は補正額の範囲内となるか。

■村井知事
 まだどうなるか、明日の結果を見ないと何も分かりません。

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聖火リレーについて

◆Q
 聖火リレー関係のイベントや復興五輪の関係のイベントに対する対応、またこれに対する懸念などあれば教えてほしい。

■村井知事
 3月20日の復興の火の到着イベントについては、今月だということもあり、縮小してやらざるを得ないと思います。特に子どもさん方が参加をすることを計画していまして、非常に皆さん楽しみにしていて、私も子どもの喜ぶ顔が見られるということで本当に楽しみにしていたのですが、残念ながらこういう状況なので、子どもさん方の参加は見合せなければならないということです。ただし、マスコミを通じてこのイベントを、全国、全世界に発信できるということは非常に意味があることだと思っていますので、できるだけ多くの皆さんに見て、感じていただけるように、マスコミの皆さんもご協力をよろしくお願いしたいと思います。

◆Q
 機運の醸成というところで言うと、イベントが縮小したことによって復興がトーンダウンしてしまうところもあるかと思うが、そこについて何かお考えはあるか。

■村井知事
 これはどうしても規模を縮小して行いますので、今までの当初計画していたやり方よりも盛り上がりに欠けるのはやむを得ないことだと思います。ただ、一番大切なのは、オリンピックを成功に導くということです。その前のイベントであるので、本番であるオリンピックを大成功に導くようにみんなで力を合わせていきたい、そういった思いでみんなの気持ちを一つにする、そういうイベントにできればと思っています。

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色麻町における住宅火災について

◆Q
 色麻町で住宅が全焼して男子中学生が逮捕されたが、受け止めを伺う。

■村井知事
 私も報道でしか知り得ませんが、大変大きなショックを受けました。詳しくは今捜査中で、私はマスコミ報道以上のことを知りませんので、コメントは差し控えたいと思います。子どもさんのことであれば、県警または教育委員会のほうに問い合わせていただければと思います。

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