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宮城県知事記者会見(令和2年2月10日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年2月12日更新

知事定例記者会見

新たな県育成酒造好適米の誕生と名称決定について

■村井知事
 新たな県育成酒造好適米の誕生と名称決定についてお知らせします。
 「蔵の華」以来、約20年ぶりとなる本県育成の酒造好適米が誕生しました。新たな酒米の名称は「吟のいろは」です。このお米を用いて醸造した新酒が再来週2月22日から販売されます。
 名称の由来は、吟味、吟醸の「吟」と「いろは」です。「いろは」には基本という意味に加えて、伊達政宗公の長女・五郎八(いろは)姫をイメージする柔らかな印象があります。これはこのお米から生まれる日本酒が味わいにふくらみのある柔らかな酒質となることから、お姫さまに重ねたものです。
 これまで宮城県の日本酒は県育成の酒造好適米「蔵の華」などが用いられてきましたが、製造現場からは、多様な香味の日本酒を造るため、宮城県の風土に適した新たな品種が要望されてきました。このため、古川農業試験場では、平成26年から産業技術総合センター、宮城県酒造組合などと共に、新たな酒造好適米の育成と醸造に取り組んできました。「東北酒218号」こと「吟のいろは」は、本県の多収性品種「東北189号(げんきまる)」を母に、山形県の酒造好適米「出羽の里」を父として交配し、選抜、固定した品種です。
 「吟のいろは」は、「蔵の華」と比べて栽培しやすいことに加えて、日本酒の麹造りに望ましい形質と言われている心白が大きく出るのが特長です。また、酒質については、「蔵の華」が淡麗ですっきりとした味わいになるのに対し、「吟のいろは」は味わいにふくらみがあり柔らかくなるのが特長であす。
 2月19日には、県内20の酒蔵が「吟のいろは」で醸造した新酒を県庁内でお披露目します。また、2月22日、23日に仙台市内で開催される宮城県の純米新酒初蔵出しにおいて、「吟のいろは」の新酒の販売が一斉に開始されます。 なお、本日午後3時30分より県庁4階庁議室において、「吟のいろは」の生産者代表と命名者に対し、古川農業試験場と宮城県酒造組合から感謝状等の贈呈式を行います。
 県としましては、「吟のいろは」が本県産日本酒の銘柄の充実や国内外への高い品質のアピールに貢献していくことを目指します。

◆Q
 やはり東北各県、日本酒に大変力を入れていると思うが、そういうよきライバルが東北にもたくさんいるという状況で、改めて「吟のいろは」に対する知事の思い、期待というものを一言いただきたい。

■村井知事
 最近、皆さんの舌が非常に肥えていまして、お酒に関しても、いろいろな嗜好(しこう)が出てきているようです。今までの宮城県の「蔵の華」、淡麗ですっきりしたお酒が好きだという方もあれば、今回の「吟のいろは」のように味わいにふくらみがあって柔らかいお酒が好きだという方もおられるようでして、そういった嗜好(しこう)に合わせてお酒を造っていく時代になっているのだと思います。
 宮城県のお酒がおいしいというのは定評ですので、ぜひ東北の6県、新潟県も含めて7県のお酒、まさに日本一のお酒が集まっているわけですから、切磋琢磨(せっさたくま)しながらお互いの技量を上げて、日本一の酒蔵を目指していただきたいと思います。

記者発表資料 [PDFファイル/500KB]

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宿泊税について

◆Q
 先ほど、宿泊税を巡って、県議会の最大会派の自民会派から知事に要望書が提出されたが、まず、そのことについての受け止めを伺う。

■村井知事
 自民党・県民会議は過半数の議席を持っている最大会派です。つまり議案の可否に非常に大きな影響があります。その会派から非常に厳しいご意見、要望が出たということは、重く受け止めなければならないと思います。
 今まで自民党・県民会議には副知事以下が説明しており、まだ直接私の言葉でこの税の必要性、私の思い、こういったようなものを説明していません。従いまして、できるだけ早く、できれば議会が始まるまでに会派の皆さんに私の口から説明する機会を設けることはできないか検討するよう指示しました。その際に、頂いた要望に対する答えも、現時点において細かく全てというわけにはいきませんが、今の私の考えをお話しできればと思っています。

◆Q
 今、議会前に説明したいということだったが、今のところの具体的なスケジュールや考えがあれば伺う。

■村井知事
 今日いただいたばかりで内容も初めて拝見しましたので、先ほどそういう指示を出したばかりですから、いついつまでにということを申し上げられませんが、できるだけ早く私の口で直接会派の皆さん全員に対してお話しできる機会を設けていただきたいと要望しました。

◆Q
 その要望の中では、修学旅行生の免除とか、丁寧な説明とか、小規模事業者に対する宿泊税の配慮といった3点があったが、それについての受け止めと、どういった形で使いたいかということを聞かせてほしい。

■村井知事
 前回、町村会から賛意を示した要望書を頂きました。その中でも、修学旅行生等に対してしっかり配慮すべきだということは書かれていました。また、一番影響を受けるのは小規模事業者だということはよく分かっていますので、そういった点に十分配慮しなければいけないというのは私も考えているところです。こういった具体的な施策までは時間がないので説明できませんが、それに対する私の思いをしっかりお伝えしなければならないと思っています。
 今回のこの件にかかわらず、基本的に国の施策もそうですが県の施策もまずは財源がこれぐらい入るということはしっかり見通せないと、具体的な施策を打ち出すことができません。大きなところしか示せないということでして、細かい制度設計は私としては1年間かけて行いたいと思っています。その際に何を重点的に行うのかということをまずは私の口から意思表示をしたいと思っています。一例という形でお話はできるかと思っています。

◆Q
 具体的な制度設計については、何かしらの形で施策を打っていきたいということを説明すると共に、前向きというか、そういったことをお伝えするということでよろしいか。

■村井知事
 この間の宿泊事業者の会合のときにお話ししましたが、あれと同じような内容で、なぜこのタイミングでやらなければならないのか、なぜ必要なのかというようなことを直接お話しできればと思っています。

◆Q
 観光振興に対する財源が必要だという認識は一致していると理解したが、その辺について大丈夫か。

■村井知事
 やはり今後急激に定住人口が減り、高齢化、少子化が進むと予測されています。そういう中において、第3次産業中心の県経済を維持させていくためには交流人口に頼るしかないというのは、誰もが理解していることだと思います。ただ、そのための財源がなぜ宿泊税になったのかということをしっかりと説明をする機会を設けていなかった点については反省しなければならないと思っており、そこをまず自民党・県民会議の皆さんにはお話させていただきたいと思っています。
 また、併せて、宿泊事業者の皆さんに対して説明が足りていないということについても、そのとおりだと思いますので、県の幹部が足繁く説明に回るように努力するように、今、副知事に指示したところです。

◆Q
 小規模事業者が一番影響を受けると知事は言ったが、今のところ、知事の考えでこういった施策をという何か一案というか一例というのは持っているところはあるか。

■村井知事
 もちろん私自身の個人的な考え方はありますが、これはまた言葉を発しますとひとり歩きしてしまいますから、やはり県の幹部の中で短い時間ですがよく意見交換をして、意見を取りまとめた上で県民会議のほうに説明に伺いたいと思っています。

◆Q
 今回、自民党・県民会議の要望もそうだが、答申が出てから2月定例会にというこのスケジュールがどうなのかという意見が多いと思う。観光財源が必要ということは皆さんも承知していると思うが、この提出を2月議会にどうしてもかけるというそのあたりの知事の意図をお願いしたい。

■村井知事
 これは、一番の理由はシステム改修にしっかりと時間をとらなければならないということです。6月議会でもやれないことはないかもしれませんが、宮城県は広く、大きな旅館、ホテルだけではなくて、細かい、例えば民泊事業者の方、こういったところまできっちり説明をして、そしてシステムを導入していかなければなりません。そして、県全体のシステムを改修していかなければなりません。市町村にも説明しなければなりません。こういったようなことを考えますと、やはり1年の時間はどうしても必要だという結論でした。そこからどうしても逆算しなければなりませんでしたので、今回の2月議会に議案提出となったというのが最大の理由です。

◆Q
 他県の事例を見ると、必ずしも4月1日に始めなければいけないということではないと思うが、年度の途中であったりとか、ゴールデンウイークとか夏休みとか繁忙期もあるので、そういう時期にずらすことも可能かと思うが、それでも4月1日に始めるということか。

■村井知事
 そうですね。4月1日、年度始めに、来年デスティネーションキャンペーンもありますので、それに合わせてどういう施策を打っていけばいいかを考える意味で、私は4月1日から行ったほうがいいと思いました。また、何度もお話ししていますが、国からの東北観光復興対策交付金が来年の3月末で切れてしまうので、スムーズに移行するということを考えても、4月から行うほうが効果の発現が一番見込めるのではないかと考えました。

◆Q
 仙台市のほうで独自の宿泊税導入を検討していると思うが、この1月に検討会を立ち上げて、先週、宿泊税がいいのではないかというだいぶ踏み込んだところまで来ていると思う。この仙台市のスケジュール感について知事はどのように考えるか。

■村井知事
 これは仙台市が考えることですので、それが仙台市が一番よろしいということであれば、私はそれに対しては何も特に意見を申し上げる立場にはないと思っています。

◆Q
 県としては1年半積み重ねて議論してきていて、かつ、答申が出てから2月議会で提案する予定である。このスケジュールについても拙速だという異論や指摘があると思うが、それに比べたときのスケジュールが果たしてどうなのかというところがあるのだが、そのあたり、もう一言いかがか。

■村井知事
 前回の知事選挙で県民に対するマニフェストの中に、新たな観光財源について検討しますということを選挙でうたい、それで選挙で当選しましたので、マニフェストに書いているとおり検討を始めました。そして、東北観光復興対策交付金が切れる時期を見て、新たな税を導入するということを意思決定しました。これは私の考え方、県の考え方によるものです。
 仙台市は、市議会が11月議会で宿泊税を導入しようという意見を取りまとめて、出したということで、それを受けて、市長の考え方、独自のオリジナリティーの考え方というよりも、市議会の意向を受けて検討を始めたということです。これは少しスタート時点の考え方が違っていますので、それはそれで一つのやり方として私はあってよいのではないかと思います。どうしても仙台市の批判をしたほうが面白いと思いますが、私はそうはしません。それはそれで一つの考え方だと思います。

◆Q
 先ほど交流人口に頼らなければいけないという話があったと思うが、平成30年の宿泊旅行統計調査を見ると、宿泊者数の中で県内客の割合が全国で宮城県が9番目になって、一方で、外国人の泊まっている率を見ると全国で37位だった。県内の方に課税するような形になりかねないという税制度だと思うが、その点についてはどう考えるか。

■村井知事
 今のそのデータのとおり考えますと、県民の皆さんにもご負担をおかけすることになると思います。私自身もよく県内の旅館やホテルに泊まりますので、そういう意味では、皆さん、県内の旅館によくお泊まりいただいている県民の皆さんにはご負担、ご迷惑をおかけすると思っています。
 ただ、同時に宮城県全体が衰退してしまう、それを下支えするための施策ですので、巡り巡って、宮城県にお住まいの方たちにも必ず間接的なメリットがあると私は思っていますので、これは犠牲になるお金というよりは、いずれ巡り巡って自分にも返ってくる税だと思ってご協力いただきたいとお願いしていこうと思っています。

◆Q
 今、説明を事業者の方に対して幹部の方を中心にこれから回られるということだったが、できるだけ多くの宿泊事業者の方に説明に伺うという形か。

■村井知事
 もう議会が始まりますので、この議会中に幹部が回れるという状況ではなくて、みんな完全に缶詰状態になりますので、すぐに細かく回るというのは不可能だと思います。議会が終わりましたら改めて、議会が通ったからもう大丈夫だろうではなくて、改めてしっかり説明に伺って、拙速だというご批判に対するおわびと、そして改めてご協力のお願いをさせていただく形になるだろうと思います。部下の職員任せではなくて、幹部自らが歩くいうことをお話させていただきました。私も時間があれば伺いたいと思っています。

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多賀城市幹部の官製談合疑いについて

◆Q
 多賀城市の水道事業の官製談合疑惑があったが、この件について知事の所感をお願いしたい。

■村井知事
 事実であるならば大変遺憾なことだと思っています。現在捜査中でして、この件に関する情報は全く私のところに届いていません。従って、これ以上のことは何も申し上げることはできません。
 今、東日本大震災、また台風第19号からの復興事業が行われている中で、公共工事に対する信頼性が損なわれるということはあってはならないことだと思っています。改めて、県行政においても、こういう問題が起こらないように、疑念を持たれることのないように注意しようと今日、幹部会で指示しました。

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新型コロナウイルスへの対応について

◆Q
 新型肺炎に関連しての質問だが、県内、管内で宿泊の観点で影響が出ているかどうか。今後、そういう懸念がある場合にどういった対策を考えているか。

■村井知事
 今分かっているのは中国だけです。私が今、宮城県内で分かっているのは、中国が1月27日に海外への団体旅行を停止したことに伴うキャンセルの状況についてです。県インバウンド事業への影響としましては、今年2月から3月までに来県が見込まれていました中国からの団体客370人がキャンセルになったという報告を受けています。内訳は、スキーの団体客が300人、訪日教育旅行が40人、サッカーチームが30人です。地区別では、スキーの団体客のうち上海が184人、蘇州が86人、大連が30人。教育旅行は上海からのお客さまが40人、サッカーは大連のお客さまが30人です。
 また、2月に蘇州の旅行会社社員1名とインフルエンサー(世間に大きな影響力を持つ人の意味)1名の計2名を招請する予定でしたが、これも中止となりました。
 中国、台湾、タイなどの海外観光客のキャンセル発生状況や3月の予約の見通しについては、現時点においては不明です。

◆Q
 この数字をまずどのように受け止めるか、つかめていないと思うが。

■村井知事
 一番心配なのは、この370人がどこまで広がっているのか、どこまで影響が及ぶのかということが全く見通せないことです。まさにトンネルの中に入ってしまって、明かりが全く見えないような状況であるということです。非常に不安です。まずはこの新型コロナウイルスの終息が最優先であろうと思っています。

◆Q
 現時点では県として何か宿泊キャンセルに特化した対策というものはまだ、大丈夫だということか。

■村井知事
 まだ手が打てない状況です。

◆Q
 大連にある県の事務所の職員だが、2月7日まで自宅待機ということになっていたと思うが、今日2月10日時点では、現地にいる職員の方はどうなっているか。

■村井知事
 大連にいる県職員は帰国しました。そして、現地で採用した中国人スタッフについては自宅待機という形にしています。

◆Q
 その帰国した職員の方は体調に問題はないか。

■村井知事
 14日間は県庁に来ないで自宅で様子を見ることとしています。特に熱があるわけではないですが、一応安全のために自身で体調管理をしながら自宅で待機しているという状況です。それで問題がなければ出勤します。

◆Q
 その後、こちらの県庁のほうに出勤するということか。

■村井知事
 本庁になるかどこになるか分からないですが、2週間たつと仕事には復帰できる、日本の国内の仕事に復帰できる状況になります。

◆Q
 県内だけではないかもしれないが、マスクがかなり各店舗で不足しているようだが、このことに関して何か県で検討しているか。

■村井知事
 今、県が備蓄しているマスク、それから市町村が備蓄しているマスク、この在庫状況を確認しています。そして今後、必要に応じて県医師会などと調整しながら、どのように配布するのか考えていきたいと思っています。もう既に医師会などとの調整は始めていると報告を受けています。

◆Q
 医療機関が優先的になるのかと思うが。

■村井知事
 そうですね。

◆Q
 順番としては医療機関に。

■村井知事
 そうなると思います。

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株式会社ヤマニシの会社更生法申請について

◆Q
 先日、石巻市の造船会社のヤマニシが経営破綻した。グループ補助金とか公的資金も交付された会社だが、知事としての受け止めを聞かせてほしい。

■村井知事
 株式会社ヤマニシは復興のシンボル的な造船会社でしたので、大変大きなショックを受けました。会社更生法を申請したということですので、会社がなくなってしまうわけではありません。従って、一日も早く再建できるようにお手伝いをしていくということが重要だろうと思っています。地元の金融機関と一緒になって新たな引き受け手をしっかり見つけると同時に、仕事がなくなってしまうと引き受け手もなくなってしまいますので、仕事が継続して発注されるように、そういったお手伝いもしていかなければならないと思います。

◆Q
 県内だと復興事業の収束等で倒産件数も増えていると思うが、今後の県としての対応というのは何かあるか。

■村井知事
 お借りしていたお金をそろそろ返さなければいけない時期になってきています。これは企業だけではなくて個人の被災者の皆さんも同じですが、それでかなり資金繰りが難しくなっているところもありますので、そういったところに対する金融支援をどうすればいいのか考えています。ただ、お金をどんどん貸し続けるというわけにもいきませんので、一定のルールを守りながら、事業者の皆さんが音を上げないようにお手伝いできればと思っています。

◆Q
 具体的な何かそういうスキーム、形というのはあるか。

■(担当課)
 ヤマニシ関係ですと、県制度融資の連鎖倒産防止資金で今対応しています。

■村井知事
 現時点においては現状にある県の制度融資を活用するということです。

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オリンピック・パラリンピックの開幕まで半年を切ったことについて

◆Q
 東京五輪の関連で質問させてほしい。ちょっと遅くなってしまったが、開会まで半年を切った。先週の推進会議の中で都市ボランティアの研修状況の説明もあったと思うが、宮城県として来県する人たちをどのようにもてなしていきたいか伺う。

■村井知事
 サッカー競技を実施する宮城県に多くの方がお越しになると思います。まずはこうした方たちが一番最初に接するのは都市ボランティアの皆さんだと思っています。現在、空港、駅、周辺会場でお迎えする都市ボランティアの皆さんのためにさまざまな研修をしているところです。そうした都市ボランティアの皆さんに、まずは観光案内を行ってもらいたいと考えています。併せて、当然、宮城県民も全ておもてなしの心を持ってお客さまをお迎えするということが大切だと思っています。

◆Q
 今、東京五輪、復興五輪という形で銘打たれていると思うが、どのように、東京五輪が宮城県や被災地の復興に寄与していくか、知事の考えを伺う。

■村井知事
 やはり一番はこの世界的なイベント、オリンピック・パラリンピックが復興という名のもとに行われるということで、被災者の皆さんに、われわれは皆さんのことを忘れていませんよという強いメッセージとして伝えることができる、これが一番大きいと思います。何かイベントを行うというよりも、復興五輪という名のもとにオリンピックを行っていただけるということで、本当に感謝をしています。その一つの証しとして、3月20日に「復興の火」、聖火の種火がギリシャから宮城県に届きます。東松島市に届きます。そして、政府の要人が大勢この地に訪れてイベントを行っていただけて、その「復興の火」を宮城県で2日間展示することが許されます。これだけでも大きなメッセージとして被災者の皆さんの心に届くのではないかと私は思っています。そのほか、お土産の品であったり、あるいはメダリストにつけるお花であったり、こういったようなものに被災地のものを使っていただけるということもあります。細かいところに配慮していただいているなということは感じているところです。

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県有施設の再編について

◆Q
 2月頭に会見がなかったので今伺いたいのだが、1月末で県有施設の再編を巡るパブリックコメントが締め切られたと思うが、パブリックコメント二百数件と、あまり数も多くなかったと思うが、まずは意見に対する受け止めと、どのような意見があってどのようにお考えなのか伺う。

■村井知事
 パブリックコメントのさまざまな要望、ご意見をお寄せいただいていますが、その多くはおおむね三つに分かれます。一つは、再編案の発表が拙速、唐突だという手続き、プロセスに関すること。二つ目は、現在の美術館の経緯、立地環境、文化的価値を尊重すべきだということ。三つ目は、再編案の具体的内容や財政面などのメリットが見えにくいという、そういう三つのお話でした。件数は221件ありまして、個人が209件、4団体、その他無記名が8件でした。
 まず、一つ目の再編案の発表が拙速、唐突だということについてですが、これはあくまでもたたき台としてお示ししたものです。何事もたたき台がないと議論ができませんので、県の考え方はこうですよということをまずお示しし、今、それの最終案の取りまとめを行っているということです。
 それから、二つ目の現在の美術館の経緯、立地環境、文化的価値を尊重すべきだというのは、これも当然一つのご意見だと受け止めています。今後は最終的な案に基づいて現在の美術館をどのようにしようとお考えなのかということも、どのようにすればいいのかというようなことも含めて、県民の皆さんによくお話をお伺いしたいと思っています。
 それから、三つ目として再編案の具体的内容、財政面などのメリットが見えにくいということですが、これは最終案が取りまとまった段階でメディア、その他いろいろな場を通じて県民の皆さんに説明をさせていただきたいと思います。

◆Q
 今、県民の方に説明をしたいということだったが、具体的な時期や規模感については、どういったものを検討しているか。

■村井知事
 これは、最終案が取りまとまった段階で考えたいと思います。また、今回、恐らく2月議会でもいろいろ議員の皆さんから多角的なご質問が出ると思いますので、そういった質問を受けてどういうふうに対応するのか考えたいと思います。

◆Q
 例えば、今、宿泊税等でやっている関係自治体向けの説明、県民向けの説明のほかに、関係者や関係団体に向けての説明みたいなものも検討するのか。

■村井知事
 そうですね、美術関係者の方、非常に強い関心を持っておられますので、そういった方たちに個別にやることも必要だろうと思います。

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宮城県議会野党5会派による女川原発再稼働の住民投票条例案提出について

◆Q
 県議会に関連して、野党会派が原発の住民投票条例案を提出するということがあって、その選択肢を賛成、反対だけではなくてかなり具体的な形を考えているということだったが、県議会に提出の際は賛否は示さないなどという意見もある。今回の条例案に関しての考えを伺う。

■村井知事
 これは議員の皆さんが自ら発意して考えを提出する条例ですので、県の執行部として意見を申し上げることは失礼に当たると思います。

◆Q
 前回と変わった形でまた提出するということだが、このことに関してはいかがか。

■村井知事
 それは、それぞれ工夫をなされるということは重要なことだと思います。

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登米総合産業高等学校の外部コーチによる体罰について

◆Q
 先日、登米市の高校で体罰があるということで、県教委のほうで第三者委員会が開かれて、来年の予算等で部活動指導員の予算を拡充するというようなこともある中での今回の事案だったが、知事としてこの事案に対する受け止めを教えてほしい。

■村井知事
 今日、教育長からその件について話がありました。教育長としても、この問題はしっかりと県教委として県教委全体の問題として受け止めて、第三者委員会を立ち上げ、公平な形で両者の考え方、意見を聞いた上で判断をしていきたいというお話でした。
 部活動指導員も来年度からしっかり充実をさせて、学校の先生の負担を軽くしながら、そしてよりよい部活動ができるようにしていこうということで、その教育長の考え方に賛同して予算化をしたということです。
 体罰あるいは暴力、いじめ、こういったようなことが学校現場で起こらないようにするということは非常に重要なことですので、教育委員会任せではなくて、知事部局としてもお手伝いできることはいろいろさせていただきたいと改めて感じた次第です。

◆Q
 基本的には教育委員会の要請を受け予算措置を行っていくのか。

■村井知事
 まずは、先ほど言った部活動指導員といったようなものであったり、学校現場における人の手当て、こういったようなものを要請があれば、財源に限りはありますが、お手伝いをしていくというのは非常に重要だろうと思います。また、総合教育会議の場で私の意見を申し上げる場というのも法的に認められたわけですので、そういった場を通じて教育委員会のほうにしっかりと私の考え方も伝えていきたいと思います。
 ただ、どうしても教育現場にあまり踏み込んで私が口を挟むということも、一面、政治の介入という誤解を与える可能性もありますので、そこは慎重に考えながら対応しているところです。

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女川原発2号機再稼働について

◆Q
 先週、女川原発2号機の安全性を検討する有識者による検討会があり、それで議論がほぼ終了したということで、それに対する受け止めと、この検討会を知事は判断する際に重要な根拠と考えていると思うが、その点について改めて考えを伺う。

■村井知事
 時間をかけて何回も回数を重ねて議論をいただいているということに心から感謝を申し上げたいと思います。一定の議論が出尽くしたような報告を受けています。まずは、まだ最終的に報告書を受け取っていませんので、最終的な報告書が提出されるまで、状況をまだ見守っているところです。
 今後についてですが、まだ次回以降の開催は未定と報告を受けております。いずれにしても、現在、原子力規制委員会における原子炉設置変更許可がどのようにされるのかという結果を待っているような状況ですので、その結果を待った上で、もし許可が出るということになれば、国から直接審査結果の説明を受けることになるのではないかと思っています。その後に私に対して何らかの結論が示されるものと思っています。

◆Q
 この検討会で例えば緊急時の住民避難に関わることとか、そのあたりの議論が見受けられなかったということもあり、もう少し議論を深めてほしいと考えている方もいるが、この検討会についての評価や知事の受け止めはいかがか。

■村井知事
 私どもがこの検討会にお願いしましたのは、避難が安全にできるかどうかということではなくて、新しくこの制度が変わったことによって安全性が担保されるようになったか、また、それによって施設を改修することで安全性が高まったのか、それは安全なのかどうか、そういったようなことを検討いただきたいという形でお願いしていますので、私ども、そもそもお願いする段階で、避難計画について議論してくれというようなことはお願いしていませんから、それはまた別途改めて、いつもお話ししているように政府が、それに対しての是か非かということを判断するということはもうルール化されていますので、県としては高い知見を持った人たちに私どもでは分からない角度から専門的な知見で検討していただきたいというお話をして、それが上がってくるということですので、それは何も問題はなく、そごは来していないと思います。

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