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記者発表資料 |
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令和5年7月3日 自然保護課野生生物保護班 担当:仁木・洞口 電話:022-211-2673 |
宮城県内においてツキノワグマによる複数の人身被害が発生したことから、県内全域にクマ出没警報を発しておりました。その後、県民の皆様がツキノワグマに対する十分な注意と対策を講じていただいたこともあり、新たな人身被害が発生することなく、一定期間を経過したことから、7月3日に警報を解除しました。しかし、クマ目撃等情報は、引き続き寄せられていることから、「クマ出没注意報」は継続します。
クマ目撃等情報は、4月25件、5月90件、6月125件(6月30日時点)と増加傾向にあり、引き続き県民への注意喚起を行う必要があることから、クマ出没注意報を7月3日から1か月間継続するものです。
県では、「クマ出没シーズン予報」において、「平年よりも出没が多い見込み」としていますが、特に夏の時期のクマは、餌が少なくなり、行動範囲を広げる傾向にあります。
これまでの人身被害では、ツキノワグマの行動が活発になる朝夕の時間帯や被害者がクマ鈴やラジオを携行しない単独行動中に遭遇し、発生しています。
また、ツキノワグマは藪に隠れながら移動します。藪が人の生活圏の近くにある場合は、刈り払いを行って、人とクマとの緩衝帯を設けることも被害の防止対策の一つとなります。
ツキノワグマの生態や出没情報については,県のホームページをご覧ください。
【参考】
年度 | H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 |
目撃等 件数 |
904件 | 504件 | 1,642件 | 880件 | 1,035件 | 883件 | 1,280件 | 680件 | 549件 | 240件 |
人身被害 |
4件 |
1件 |
6件 |
3件 |
1件 |
6件 |
1件 |
2件 |
5件 |
2件 (2人) |
(令和5年度の出没件数は,令和5年6月30日時点)
※本発表の内容についてはページ上のボックス内の担当課までお問い合わせください。
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