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| 記者発表資料 |
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| 令和8年8月26日 教育庁文化財課保存活用班 担当:高橋 電話:022-211-3683 |
令和8年8月26日(水曜日)、宮城県文化財保護審議会(会長:菅野智則)は、宮城県教育委員会に下記の文化財を県指定文化財に指定するよう答申したので、お知らせします。
柴田郡大河原町字町200
主屋(おもや):木造、建築面積554.11平方メートル、一部二階建、入母屋造、桟瓦葺一部銅板葺
附 表門(つけたり おもてもん):木造、一間薬医門(やくいもん)、間口3.2メートル、桟瓦葺、切妻造、袖扉(そでと)付
延命蔵(えんめいぐら):土蔵造、桁行13.3メートル、梁間5.6メートル、二階建、切妻造、桟瓦葺及び銅板葺
佐藤家住宅は、旧奥州街道・大河原宿で代々醸造業等を営んできた佐藤家の住宅兼店舗です。平成29年(2017年)に、敷地内の10件が国の登録有形文化財に登録されました。このたび、これらの建造物のうち、「主屋(おもや)」及び「延命蔵(えんめいぐら)」が宮城県指定文化財として答申されました。
主屋は、昭和11年(1936年)に上棟し、昭和14年(1939年)頃には完成したとみられます。木造一部二階建、中庭を囲む4つの棟からなる、建築面積が554.11平方メートルの広大な建物です。30を超える部屋で構成されるつくりは、伝統的な技術と意匠による和室を中心とした空間でありながら、接客の場である娯楽室や寝室に洋室を組み込んでいます。また、出窓や天窓など洋風の技術や意匠を随所に見ることができます。
延命蔵は、主屋と同時期に建設されたとみられます。木造二階建、伝統的な土蔵造でありながら、洋小屋組(ようごやぐみ)による構造や、踊り場から二手に分かれる階段を取り入れることで、近世以前には見られない独自の開放的な室内空間をつくり出しています。
佐藤家住宅の「主屋」と「延命蔵」は、伝統的な木造建築の技法や和風の意匠を継承しつつ、近代的な建築技術や西洋の生活様式を取り入れた建物です。街道沿いの限られた敷地内に中庭と前庭を巧みに配置し、屋敷への入口となる「表門」と合わせて、ゆったりとした風格のある屋敷構えとなっています。佐藤家住宅は、宮城県内における明治時代から昭和初期における商家のうち、近代和風建築住宅の代表例として、当時の姿が良好に残される点で高く評価できます。
※本発表の内容についてはページ上のボックス内の担当課までお問い合わせください。
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