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【集落情報発信支援員コラム#8】雄勝町での“おがつたび”体験レポート(石巻市)

1泊2日ですっかり雄勝の虜!思い出いっぱい“おがつたび”

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石巻市に属する雄勝半島で、令和7年11月に1泊2日の体験ツアーに行ってきました。「雄勝町渚泊推進協議会」のコーディネートのもと、おすすめの体験をぎゅっと詰め込んでもらった濃厚な2日間の“おがつたび”。雄勝町ならではのものづくりや美しい景色、地元の旬、素敵な出会いなどに恵まれ、すっかり魅了されてしまいました。
今回は、そんな雄勝町の魅力をご紹介しつつ、1泊2日の体験レポートを盛沢山にお送りします!

道の駅「硯上の里おがつ」でチェックイン

 

石巻市の雄勝町エリアは、三陸復興国立公園にも指定されている半島で、リアス式海岸線にコバルトブルーの大海原、8割以上を占める山林と、美しい絶景が広がるまちです。漁業はもちろんのこと、雄勝町の名産には「雄勝石」と呼ばれる石があり、硯の産地としても有名です。地域の拠点となっている道の駅「硯上の里おがつ」では、その雄勝石に触れることができる体験や地域の旬を味わえる飲食店、海産物の直売所なども入っています。

 

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硯石を使った作品がたくさん展示・販売されているコーナーも

 

今回コーディネートをお願いした雄勝町渚泊推進協議会は、東日本大震災をきっかけに、ボランティアたちの滞在拠点のための空き家活用プロジェクトをしていた延長で、フェーズが変わる中、今度は純粋に雄勝町で過ごす時間を満喫して欲しいという想いから、農泊に発展し立ち上がりました。「渚泊ステーション」としてカフェスペースと物販コーナーを持ち、雄勝町での体験ツアー“おがつたび”を提供しています。私も早速到着次第渚泊ステーションにて、担当していただいた阿部久良さんにお世話になりながらチェックイン!

 

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「渚泊ステーション」の入り口

 

まずは硯の原料となる「雄勝石」を使ったキーホルダーづくりを体験しました。今回私が体験した内容はとっても簡単で、あらかじめカットされた雄勝石のプレートに、乾かしながらポスカで好きな絵を描き、最後に乾かしてコーティングするだけです。シンプルですが、素材の良さのおかげで仕上がりはポスカとは思えない上質さ、そして小さなお子様でも体験しやすく、短時間でできる手軽さもおすすめポイント。最初に見たお手本たちと共に、私の描いたタコさんバージョンも並べて撮ってみました。ワンランク上の体験がしたい方は、要相談ですがコースターづくりなどもできるとのこと。ぜひ旅の思い出にいかがでしょうか。

 

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「雄勝石」を使ったキーホルダーづくり体験

 

 

「民泊さくら」のご夫婦と堤防釣り体験

 

ものづくりを楽しんだ後は、今回お世話になる「民泊さくら」さんへ。高台に建つ可愛らしいお家に到着すると、玄関には「ごゆっくりおくつろぎください」とほっこり嬉しいウェルカムボードが用意されており、素敵なご夫婦と可愛い猫ちゃんに歓迎されました。福島県から移住し、2023年にオープンしたというご主人と女将さんですが、移住前から雄勝町に通い、趣味の釣りなどを通じて交流を深めてきたそうです。リビングのすぐ目の前には広がる雄勝湾と湾を囲む雄大な山々。窓から眺められる贅沢な景色にも癒されました。

 

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「民泊さくら」のご主人と女将さん

 

日の明るいうちに、阿部さんが事前に民泊さくらさんに頼んでくれていた堤防釣り体験へと連れていってもらいました。お仕事終わりの阿部さんも合流し、皆さんとおしゃべりをしながらの釣り交流タイム。この日は風も少なく穏やかな夕凪で、海を覗き込むと魚が動いているのも目視できることもしばしばありました。初めての堤防釣りに、ドキドキしていた私ですが、手厚く教えていただけたので初心者でもすぐに釣ることができました!

 

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雄勝湾での堤防釣り体験

 

この日は主に、メジナ、ベラ、アナゴなどが釣れて、釣りの参加者はみんな満足。宿に戻ると、早速女将さんがとれたての鮮魚たちをお刺身や唐揚げに調理してくれました。その他にも豚しゃぶやタコ入りのおでん、マリネ、イカ焼きなど、バリエーション豊富なお料理が食卓を彩りました。ボリューム満点で「うちの来るお客さん、なかなか白米までいけないんだ」と笑うご主人でしたが、どれも美味し過ぎて、白米までしっかりいただき、デザートまで完食しました。美味しい食事と楽しい会話に、幸せいっぱいの時間で、民泊さくらさんにリピーター続出の理由が良く分かりました。

 

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釣れたての「ベラ」を唐揚げにしていただきました!

 

 

翌朝は早朝から雄勝湾へ出航!

 

さて、翌朝は秋サケの定置網漁の見学をさせていただく段取りになっていたので、早めに就寝して朝5時には宿を出発。指定の漁港から5時半に出航して、定置網のポイントへ向かいました。秋サケのほかにも、前日にも釣れたメジナやベラ、そのほかにもカレイや小アジなどさまざまな魚がかかっていました。

 

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定置網を引き上げ始めた時の様子

 

とはいえ、漁師さんの話では、東日本大震災だけでなく地球温暖化による海水温の上昇やさまざまな環境変化も影響し、メインの秋サケの漁獲量がぐっと減ってしまったとのこと。しかし、状況によっては数が少し回復する年もあるようで、またこの海に秋サケが帰ってくる可能性を諦めずに続けているということでした。豊かな海の体験を提供するには、楽しむだけではなく環境のことを一緒に考えていくことも大切ですね。

 

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朝焼けと漁師さんたち

 

民泊さくらさんへ戻ると、朝食まであと30分程というタイミング。まるで実家に帰ったようなのんびりできるお部屋でゴロゴロと休ませてもらった後に、定置網漁の感想をお話しながら美味しい朝食をいただき、チェックアウトまでご主人と女将さんとの会話を楽しみました。短い時間でしたが、長年雄勝ファンとして通って来たお二人だからこそ提供できる体験や時間だと思いました。必ずまた来ますと約束し、宿を後にしました。

 

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自分の部屋のようにくつろげる空間

 

 

道の駅でランチ、牡蠣剥き体験、灯台散策

 

2日目のランチは、道の駅内の「伝八寿司」さんで、コーディネーター阿部さんおすすめの煮アナゴと、ホタテの乗った2色丼をいただきました。煮アナゴはふっくらほろほろで、口の中でとろけるよう、ホタテも甘みがあり美味しかったです。伝八寿司さんはお寿司も丼もメニュー豊富なので、ぜひお立ち寄りの際は旬の海産物を味わってくださいね。ちなみに、ランチまで少し時間があったので、道の駅内の直売所や展示品の見物も楽しみました。

 

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「伝八寿司」さんのホタテ&煮アナゴ丼

 

さあ、ランチを終えたところで今回最後の漁業体験である「牡蠣剥き体験」に行ってきました。初めての人でも、牡蠣漁師さんが丁寧に教えてくれるのでちゃんと剥けます。ぷりっぷりの牡蠣、剥けるたびに「うまそ~!」と見ている人たちの声。体験用に剥いた牡蠣は、その場で良く洗って持ち帰れるようにしてくれました。雄勝町は春から冬まで、ホタテ、カキ、ホヤ、ギンザケ、ウニ、ワカメとさまざまに海の幸があるので、通年で何かしらの体験ができるということです。

 

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牡蠣剥き体験の様子

 

2日間とは思えない濃厚な出会いと体験を味わって、阿部さんに用意していただいた全てのプログラムが終了しました。道の駅で解散になりましたが「雄勝半島の先端までも周遊して欲しい」という阿部さんのお話を聞いていたので、おすすめされた「大須埼灯台」にも帰りに立ち寄ってみました。なんと、天気が良いと綺麗に金華山を眺めることができます!この日も天気が良かったので、景色を満喫することができました。“おがつたび”の際は、この大須埼灯台にもぜひお立ち寄りください。雄勝町でお世話になった皆さん、ありがとうございました!

 

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大須埼灯台

 

 

執筆者:宮城県農山漁村集落情報発信支援員-大場黎亜

 

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