東日本大震災宮城の震災対応記録

(職員インタビューによる震災の記憶・経験の伝承)

ここから本文です。

中小企業支援

 国と各被災県は、地域経済や雇用の早期の回復を図るために協議を重ね、被災した中小企業を個別に資金面で支援する様々な事業を制度化した。このうち「中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業」(以下グループ補助金)は、被災した企業グループや商店街等2者以上のグループが、震災発生前の施設や設備と同等にまで復旧するための費用を国と県で最大4分の3まで補助するというものである。
 また国と県は、グループ補助金を補完する施策、「被災中小企業施設・設備整備支援事業(高度化スキーム)」を創設した。グループ補助金で施設・設備を復旧する事業者の自己負担部分を無利子で貸し付けることにより、早期の復旧・復興を促進する狙いであった。
 グループ補助金は当初多くの事業者が利用したが、グループを組むことが困難、新規事業は対象外、等の課題も浮き彫りとなった。そこで国と県は、新規事業も補助の対象に加える等の見直しで、制度の活用を図った。

後輩たちへのメッセージ

関連項目

東日本大震災 復旧期(平成23年度~平成25年度)の取組記録誌

(宮城県震災復興・企画部震災復興推進課・平成27年3月)

東日本大震災 再生期前半(平成26・27年度)の取組記録誌

(宮城県震災復興・企画部震災復興推進課・平成29年3月)

宮城県グループ補助金ガイドブック(Q&A編)

ご意見・ご感想

記録誌やインタビューをご覧いただいて、ご意見やご感想をお寄せください。

いただいたご意見の一部は当ページで公開させていただく場合がございます。ご了承ください。

投稿フォームへ