掲載日:2024年7月24日

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知事定例記者会見

知事記者会見について

  1. 知事記者会見は基本的に毎週月曜日に開催されます。知事の日程が確保できない場合については、開催されないことがあります。
  2. 知事記者会見は動画でもご覧いただけます。下に掲載しているYouTubeをご覧ください。
  3. 会見動画や会見録の公開日は次のとおりです。掲載が遅れる場合もありますので、ご了承ください。
    ・会見動画(手話なし):開催した日の夕方
    ・会見動画(手話あり):開催した日の翌々日※知事発表項目がある場合のみ
    ・会見録:開催した翌日の夕方

次回の知事記者会見は、令和6年8月5日(月曜日)午前11時30分から行われる予定です。

本会見録及び動画は、記者会見の内容を編集の上、掲載しています。

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)

 

【知事発表項目】「第61回献血運動推進全国大会」の宮城県開催について

村井知事

第61回献血運動推進全国大会の開催についてお知らせいたします。

厚生労働省、日本赤十字社及び都道府県では、国内の血液事業を安定的・継続的に維持し、血液製剤の国内自給を確保するため、毎年7月に「愛の血液助け合い運動」月間を実施しており、その主たる行事として、来年、本県で全国大会を開催することとなりました。

参加予定者としては、献血功労者及び団体のほか、全国の自治体や日本赤十字社の関係者などを見込んでおります。

大会内容については、これまでの開催県を参考に、献血功労者や団体への表彰のほか、献血の体験発表等を予定しておりますが、詳細はこれからとなります。

現在、本大会に向けた関連事業として、県内の中学生以上の生徒・学生を対象として、献血に関する「標語」及び「ポスターデザイン」を募集しております。

入賞された作品は、県内外のさまざまな献血普及啓発活動で活用するものであり、受賞者には賞状と副賞を贈呈いたします。

募集期間は9月30日までとなっておりますので、生徒・学生の皆さんは、ぜひ夏休みを利用して作品作りに取り組んでいただき、多数の応募をお願いしたいと思います。

なお、「標語」及び「ポスターデザイン」募集に関する詳細につきましては、お配りしたチラシをご覧ください。

私からは以上でございます。

記者発表資料(PDF:201KB)

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女川原発の再稼働延期について

Q

東北電力が先週、女川原発2号機の再稼働を11月に延期すると発表した。地震で倒壊する恐れのある仮設倉庫の撤去に時間がかかるのが理由とのことだが、今回の延期理由と度重なる再稼働の延期について、知事の考えをお聞かせいただきたい。

村井知事

延期する理由ははっきりとしております。仮設の建築物を撤去してから訓練をしなさいと原子力規制庁から言われたと、指導を受けたということであります。従って、その指導を真摯に受け止めて対応していると私は前向きに捉えております。

安定的に電力を供給するというのは極めて重要でございますので、稼働するということであれば一日でも早くという思いはございますが、同時に、安全を最優先にしていただきたいと考えておりまして、いざというときの訓練をするわけですから、規制庁の指摘をしっかり受け止めて、速やかに仮設の構造物を撤去した上で訓練に臨んでいただきたいと、このように思っております。

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国民スポーツ大会の今後について

Q

17日水曜日に国民スポーツ大会の将来像を議論する有識者会議の委員会が発表されました。その34人の委員会が発表された経緯について、評価や受け止めについて伺いたい。

村井知事

メンバー34名、さっと目を通しましたけれども、非常にバランスの取れたメンバーではないかなと思います。これは私どもが決めることではなくて、JSPO(日本スポーツ協会)が決めることでありますので、このメンバーでしっかりと有識者で議論をしていただきたいと思っております。以上です。

Q

9月上旬に第1回会合があると思うが、それに向けて知事会として考えていること、具体的に考えている方向性やスケジュール感などあればお願いしたい。

村井知事

遠藤会長からは、まず知事会の考え方を示してほしい、それをベースに有識者会議で議論するというお話でございましたので、この9月の上旬までに知事会としての考え方を取りまとめなければならないと思っています。幸い、8月の1日、2日、全国知事会議が福井で行われます。その場で議題したいと思っています。

ただ、非常にスケジュールがタイトでして、その場で皆さんでわいわいがやがや議論すると、恐らくこの議題だけで1時間、2時間、3時間と時間がたってしまって次のことが何もできなくなってしまいますから、あらかじめたたき台を国民運動本部長の阿部長野県知事さんの下で作りまして、今それを知事さん方に修文をしていただいている状況でございます。

ですから、8月1日、2日で、われわれの考え方を取りまとめることができたならば、それをもって、この有識者会議のメンバーであります阿部知事に参加をしていただいて、われわれの意見を代弁していただく。できるだけわれわれの意向に沿った形で取りまとめしていただけるようにしたいと思っています。

ただ、当然、時間的な制約もありますし、あくまでも最終的に方向を固めるのはJSPOでありますから、枝葉末節に至るまでわれわれが細かく決めるというよりも、大きな枠組み、大きな考え方というものをお示しできればと思っております。

Q

長野県の阿部知事が知事会としての意見を取りまとめると、たたき台を作っているという話だったが、今、段階的には何%ぐらいまで来ている感じか。

村井知事

そうですね、今日は7月22日で、あと1週間ちょっとで全国知事会議が始まります。そういったことから、現時点においてかなりいい段階には来ているのではないかなと思っております。できれば今週中に、ある程度、内容を固めたいと思っております。

Q

今週中にまとめるということは、七、八割ぐらいか。

村井知事

そうですね、取りまとめているのは阿部さんなので、私からは詳細を調整している担当ではありませんので申し上げることはできませんが、阿部知事へは、できれば今週中に内容をまとめるように、その方向で調整してほしいとお願いはしています。

Q

いろいろ阿部知事とも情報共有されていると思うが、いろいろな知事さんのお話を受けてブラッシュアップしている段階だと思うが、知事会の意見として手応えのある内容になってきているのか。手応えはどうか。

村井知事

今までのやり方をそのまま踏襲という形にはならないまとめ方になるのではないかなと思います。

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宿泊税の導入について

Q

今週も宿泊税についてだが、先週の常任委員会でも制度設計の説明があり、免税点について5,000円まで引き上げるという考えを示されたが、免税点を引き上げることの理由や意味合いを含めて教えてほしい。

村井知事

まず、何事もそうですけれども、一定のたたき台を示さないと議論ができないということです。コロナが始まったばかりのときに提案いたしましたものをたたき台としてお示しをしたと。その後、業界関係者の皆さんや、圏域ごとの会議であったり全体会議であったり、また、市町村長さん方の意見なども取り入れまして、特に湯治客だとか、あと工事の下請、孫請、ひ孫請のような方が長期間にわたって宿泊をするような場合、比較的安い宿にお泊まりになるということなんですが、そういった方たちは仕事で泊まったとしても、会社のほうで経費を見てくださらない場合があるというようなことがありました。湯治客も、体を癒やすため、治療のために温泉を利用されるんですけれども、そういう方にかなり重い負荷をかけてしまうのではないかということでありました。私としては、そういった声に真摯に耳を傾けるべきだと考えたということであります。

ただ難しいのは、これは県だけの事業じゃなくて、仙台市さんも一緒にやっておられまして、前回もお話ししたように、総務省との協議に入った段階で、議案が通ったらですけれども、仙台市と全く同じ内容にしないと認めてもらえないということでありますので、今詳細について仙台市と細かいところを詰めているということです。

免税点についても、幾らにすればいいのかということについて、大幅に上げたいという思いは持っていますが、仙台市さんと協議が調うまでは、数字については公表できないということであります。

Q

現場の声に耳を傾けてというお話だったが、一方で、免税点を上げることで見込める税収、当初の約23億円というのも減ってしまって、できる施策もまた変わってしまったり、減ってしまうのではないかという声もあるが、そのあたりについてはいかがか。

村井知事

当然ですけれども、それはその分やれる事業は相当小さくなります。免税点を上げれば上げるほど、また市町村にも予算を回してほしいというような声もございまして、そうやって市町村にお金を渡せば渡すほど、県全体としてやれる観光施策というものが手足が縛られていくことになるだろうと思いますけれども、いずれにしても、皆さんがある程度納得した形でないと議会で議案を通していただけませんので、ぎりぎりのところで議案が通る、通していただけるような形に持っていければと思っています。

Q

先週の話で、賛否があったが県全体のために必要である事業であれば進めるというようなお話もあったが、この宿泊税については、先週、常任委員会にも示された設計で、これからまた事業者の方に説明していくと思うが、基本的にはこの設計で進めていくと考えてよろしいか。

村井知事

はい、そのつもりです。

Q

また、事業者さんの方への説明会、意見交換会があるが、これはいつからいつぐらいまでという予定はあるか。

村井知事

まだこれから詰めていきますけれども、まず、この間の常任委員会で説明したような内容で、もう一度回れれば回ってみたいなと、回らせてみたいと思っています。

その上で、数字がある程度固まったならば、それを持ってもう一度回ってもいいかなと思っていますが、これから、いつ、何月議会で提案するかということも含めて、今、仙台市と協議している最中ですので、現段階においてはなるべく丁寧に説明をしたいというところにとどめておきたいと思います。

Q

今、数字を固めてとあったのは、免税点を引き上げた後の金額ということか。

村井知事

免税点だけではなく、市町村に対するどういうふうなケアができるかといったようなことも含めてです。

Q

宿泊税に関連してだが、以前、検察との協議があると、それがちょっと時間がかかるので、少なくとも6月議会は提出しなかったということがあったと思うが、その検察との協議は終わっているか、どのような状況かというところを教えてほしい。

村井知事

きちんとした制度設計がなされないと、検察もこうだと言えないと思います。今のところ、罰則規定についてこういう罰則規定でやりたいということを協議しておりまして、これで仙台市と完全に固まったという段階までは、検察もオーケーということにはならないと思いますが、こういう内容で今協議をしているということで出来上がってから出すのではなくて、同時並行でいろいろ調整をさせていただいているということです。まだ、いつの議会で出すか、それから仙台市とどこまで煮詰まっているか、まだ詳細には検察には伝えていないということでありますので、現時点において検察協議が調ったということにはなっていないだろうと思います。

Q

そこのところを踏まえて、今のところ9月議会以降としていると思うが、9月の提出もまだ視野には入っているという考えか。

村井知事

はい。

Q

宿泊税の新しい枠組みというのができたと思うが、これをもってある程度、宿泊事業者の理解は進むというふうに見ているかどうかをお聞きしたい。

村井知事

反対している人の声が大きいので、非常に大きく捉えられていますけれども、この間もある旅館経営者の方に会ったら、これはもうやるべきだと思うよというようなことをおっしゃっていました。反対されている方は依然としておられるとは思いますけれども、理解しているという方も相当数おられるのではないかなとは感じております。

Q

この間も自民党のほうで勉強会というか、呼んでやっていたが、その中でやはりどうしても反対のほうが多いというふうに私などは受け止めるし、意見交換会などを見ても反対が多いなと思うが、それでも知事の今の認識としてはやはり賛成も多いというような認識は変わらないか。

村井知事

はい。

Q

宿泊事業者の中では、やはりコロナ禍の融資の返済というのもまだ厳しい状況にあって、宿泊税導入自体はまあ必要かという認識はあるが、時期としてはどうなのかという声もある。その辺について知事はどうか。

村井知事

これから本当にすごい勢いで人口が減ってくるわけですよね。本当にジェットコースターのように減ってまいります。本当にすごい勢いで減ってくるんですね。今は外国特需で円安の影響もあって外国の方もたくさんお越しでありますけれども、これも為替の影響でどうなるか分からないわけですよね。そしてまた、全国的に宿泊税の導入が今どんどん進んできているということを考えると、私はタイミングとしては決して早過ぎることはないだろうと思っています。もちろん大変なことは大変だと思うんですけれども、まずは仙台空港に降り立った、仙台駅に降り立った方に仙台市内だけで楽しんでいただいてお帰りになる、あるいは他県に行かれるというのではなくて、仙台市で楽しんだ後、あるいはそれぞれの地域に行った後にまた仙台市に来てもらって楽しんでいただくといったような、やはりそういった形を作っていかないといけない、その財源がどうしても必要だと。今のままだと、今やっていることの延長しかどうしてもできませんので、国の補助事業なども使いながら、できるだけ創意工夫をして、頂いた税をさらに膨らませるような形でいろいろな取組をしていければと思っていますので、決して協力をすることで損をすることではないんだということをしっかりとお伝えをしたいと思います。

この間、ある企業の記念式典に行ったときに、そこのオーナーがいいことをおっしゃっていたんですけれども、公益は私益につながるとおっしゃっていました。まさにそうで、一見は、自分のところだけを見ると何か損をしたような感じがするかもしれませんけれども、全体が底上げされてくると必ず自分のところにも利益が及んでくるということだと思います。今までずっとそう思って、批判があってもいろいろなことに取り組んでやってまいりまして、この宿泊税についても、一部事業者の方には大変ご不便をおかけするし、免税点を引き上げたとしても、その際にいるところは何でだという不満は出ると思うんですけれども、結果としてやってよかったと思ってもらえるように必ずいたしますので、そこは責任を持って取り組んでいきたいと思っています。

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国立公園へのリゾートホテル誘致の政府方針に対する知事の所感について

Q

国立公園の関係だが、先週19日に政府が、国立公園制度の開始から100周年を迎える2031年までに全国35か所の全ての国立公園に高級リゾートホテルの誘致を含めた公園の魅力向上に取り組む方針を表明した。県内には三陸復興国立公園もあるわけだが、この政府方針について知事のご見解をお願いする。

村井知事

これも賛否分かれると思います。今日も朝起きて、テレビをつけて食事しながらニュースを見ていたら、やっぱり賛否が分かれていましたね。国立公園の近くで営業なさっている旅館やホテルは、相当影響を受けてお客を奪われるんじゃないかなという声もあれば、そうやることによって地域の魅力が高まって、より外国人のお客さんが来てくれるようになるんではないかという声もあります。それぞれ、これも賛否両論分かれると思います。こういったようなことはしっかりと、それぞれ意見を聞きながら、今回の宿泊税と同じですけれども、施策として前に進めるのか、立ち止まって考えるのか、よく考えていただきたいと思います。

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県内の指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)の指定状況について

Q

クーリングシェルターのことだが、涼しいところに避難させるというところだが、環境省が先週発表した数値で、全国の4割しかシェルターを設置していないというところがあって、先日の報道でも県内だと12市町村にしかまだシェルターがないということがあったが、もし把握しているところで県内の数字というか、そういったところを教えていただきたい。

村井知事

後で投げ込みします。どれくらいの数なのかということですね。

県もできるだけ協力するようにという指示は出しているんです。ただ、土日ですよね、土日が非常に難しいですね。例えば、この間、今の環境生活部長、大崎地方振興事務所の所長をやっていましたから、大崎なんか率先して開放したらいいんじゃないかと言ったら、いや、知事、隣がイオンなんですって言われて、考えてみれば隣にイオンがあるのに土日開ける必要はさらさらないなと思いました。ですから必ずしも公共施設をというよりも、やっぱり近くにそういったお店とかコンビニとかね、そういったものがないようなところは、公共施設をうまく活用したらいいと思うんですけども、何が何でも公共施設を開放しなきゃいけないというのも職員の負担もかかりますし、ほとんど来ないのにずっと電気をつけているというのも電気代の無駄遣いになりますから、そこはやはり場所を見ながら、ちゃんと地図をプロットしてどういったお店があるのか、どういう場所があるのかを見ながら、検討していくべきだろうと思っています。一概に全市町村でやらなければならないということでもないのではないかと思います。

Q

以前もコンビニで知事が熱中症対策を呼びかけていることもあったが、今後、クーリングシェルターに限らず、何か熱中症で呼びかけるようなことは考えているか。

村井知事

そうですね、今年本当にもうこの時点でこれだけの暑さですから、酷暑ですから、そういったようなことも県民の皆さまへしっかりと伝える方法というのは考えていかなければいけないと思っています。前回もお話したように、私の義理の父が熱中症が根本原因で亡くなりましたので、恐ろしいというふうに自分自身思っていますから、私の義理の父のようなことにならないように、危険性、そして体を冷やすことの必要性というものをしっかり伝えていきたいと思っています。

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新型コロナウイルス感染者数増加に伴う県の対応について

Q

コロナが第11波に入ったんじゃないかというくらい増えているが、これから夏休みに入って人が増えるところもあるが、県として何らかの警戒を促すような、警鐘を鳴らすようなことはあるのかなと思うが、何か考えているか。

村井知事

実は、県全体で患者数が4週連続で増え続けております。一時、非常に少なくなったので安心していたんですけれども、ここに来て非常に増えているということでございます。8日から14日に報告された宮城県の新型コロナウイルス患者数は726人で、1定点医療機関当たり7.98人となっておりまして、4週連続の増加だということでございます。

昨年は6月最終週から患者数が増加傾向になって、8月の最終週は5類移行後最大の1定点医療機関当たり32.54人ですから、去年の32.54に比較するとまだ落ち着いた状況ではあるということなんです。ですけれども、全く油断はできないだろうと思っております。まずは混雑する場所でのマスクの着用、せきエチケットや小まめな手洗いといった具体的な感染対策、併せてエアコンを利用する場合には定期的に換気を行うということ。そして、同時に熱中症対策も重要ですから、外にいるときは無理してマスクをする必要もないだろうということをしっかりとお伝えしなければいけないと思っています。

Q

コロナの関係だが、特に法律も移動を規制するという段階ではもう今はない、5類に移行しているが、これからどうしても旅行の時期だったり帰省をしたりということになるが、あらためて特に移動の際の具合悪い人への注意、先ほどマスクとかあったが、特に往来について何か控えるというのはもちろんないということか。

村井知事

ありません。全くございません。

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