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新着情報
次回の知事記者会見は、令和7年11月18日(火曜日)11時30分から行われる予定です。
本会見録及び動画は、記者会見の内容を編集の上、掲載しています。
【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)
それでは、まず1点目でございます。宮城県ツキノワグマ総合緊急対策についてお話をいたします。
本年度は、県内のツキノワグマ目撃件数が10月31日金曜日時点で2,015件と過去最多の状況となっており、10月1か月間では1,029件を数え、過去最多であった令和5年11月の344件を大幅に超えております。また、人身被害も死亡事故を含めて4件発生し、過去最多の令和元年の6件に迫る状況となっております。
このため県では、10月23日木曜日から11月30日日曜日までをツキノワグマ人身被害防止強化期間として、県民の皆さまに注意と警戒を呼びかけているところであります。
また、大崎市、大衡村、色麻町、加美町では、クマ出没非常事態宣言を発令し、クマ鈴の携行や戸締りの徹底、柿や栗の早期収穫等の注意喚起、登下校時のパトロール強化などに取り組んでおります。
こうした状況を受けて、県では、クマ対策に取り組む市町村を支援するとともに、県民や農林水産業従事者等の安全を確保するため、緊急総合対策を実施いたします。
クマの冬眠までのおおむね11月中に対策が必要な緊急性の高い対応については、予備費を活用し実施することとし、そのほかの対策につきましても、11月補正予算に計上し、実施したいと考えております。
内容でございますが、1点目は、クマから県民を守る緊急対策として、①箱わな等クマ駆除の資機材の配備、②警備会社への委託などにより、クマの目撃箇所や小中学校周辺の見回りに取り組む市町村の体制を支援、③栗や柿など誘因木の伐採、河川のやぶの重機による踏み倒し・刈り払い、自然公園等への看板設置などのクマ出没危険箇所対策を、2点目の農林水産事業者の安全確保対策として、被害防止資機材や侵入防止柵への支援を想定しております。
3点目の野生鳥獣の捕獲体制の強化としては、県では、警察・自衛官OBを活用し、大河原地方振興事務所に配置をしております鳥獣被害対策指導員(会計年度任用職員)について、他の事務所にも配置できるよう、増員に向けた環境整備を進めてまいります。
これらにつきましては、本日11月5日水曜日14時から市町村担当課長会議を開催し、市町村の要望を聞き取り、可能なものから速やかに実施してまいります。
県民の皆さまにもう一度注意喚起をしたいと思います。
山のドングリなどが大凶作になったおととしの目撃件数は11月が最多となりました。冬眠前でクマは餌を求めており、今月もさらに注意が必要であります。目撃情報を入手し、危険なところには近づかないでください。河川敷のやぶ等、クマの行動ルートになる場所には近づかないでください。入山される際は遭遇のリスクを認識してください。生ごみを放置しない。栗や柿などは早めに収穫してください。朝夕の行動を避ける、クマ鈴を鳴らすなど、基本的な防止対策を取ってください。
以上でございます。
今年は本当にドングリが全くなっていないそうです。本当にないそうです。ですから、クマも餌がないのでやむなく下に下りてきているということでありますので、遭遇するリスクが非常に高いと認識をしていただきたいと思います。
今回、事業に予備費を活用しつつ、11月補正予算に計上するという話で、だいたい予算規模としてはどのぐらいを見ているのか。
まだ議会にお諮りする前ですし、再度最終的な査定をしているところですので、詳しい数字は申し上げられませんが、数億円を考えているということです。
この件は市町村でもいろいろと対策に取り組んでおられていると思うが、県のほうに寄せられている要望として、どういったことをやってほしいという声が多いか。
やはり箱わなが少ない、そしてその箱わなを設置するための人手が足りない、あと、いろいろ巡回をされているんですが、巡回をする人手が足りない、そういう声が今寄せられていると聞いております。そこで、そういったことに対応できるようにこのような準備をいたしました。これを基に、今日は市町村の担当課長会議を開催いたしまして、さらにいろいろ要望を聞いて肉づけをしていきたいと考えているところであります。
こういった総合緊急対策というのはこれまで行ったことが今まであったのか。
選挙中にも同じようなことを発表いたしました。大河原の地方振興事務所で実際に指導員になっておられる会計年度職員の方に集まっていただきまして、記者会見をいたしました。さらにそれに予算をつけて具体化、具現化したものと認識をしていただきたいと思います。例年はここまでやっていないですね。ここまでひどくありませんでしたので。
今年度が初めてみたいな形か。
そうですね。やはりここまで踏み込んでやっていくのは今年度が初めてということになります。本来は議会が始まって議会に説明して予算がついてからなんですけれども、そうしていますともう間に合いませんので、来月ぐらいから冬眠に入りますから、今月がピークですので、予備費を活用して先に前倒しして行う。そして、国からいろいろな交付金などが来れば、それにさらに膨らますことも可能だと考えています。
先週も伺ったが、自衛隊の派遣については今のところ考えずに、県でやれることをやるという方針だったと思うが。
皆さん勘違いされているんですけれども、自衛官は鉄砲を撃っているんですけれども、狩猟免許を持っていないんです。ですから、箱わなも設置できないんです。箱わなも設置できないですし、当然ですけれども、獣に対して鉄炮を撃つこともできないわけです。だから、やれることというのは、今回われわれがお願いしている事業者の皆さんと同じように、下刈りをする、あるいは草を倒していく、あるいは猟友会のメンバーと一緒になって箱わなを運ぶ、そういうことですので、民間事業者でもやれるところはやっていくということで対応できるのではないかと考えたということです。
クマの目撃、県内全域で相次いでいて、今、学校の周辺とかでも見られているかと思うが、想定する事業概要の中に学校の対策とかというのは盛り込む予定はあるか。
これは当然、市町村のお話を聞きながら、この辺の見回りを強化してほしいということであれば、そういったところに見回りをしていただく方をたくさん配置するということは十分あり得ると思いますし、そこにクマが出没するということであれば、優先的に箱わなを設置するということがあってもいいと思っています。今、箱わなも全国からの需要が増加しておりまして、なかなか供給が間に合わない状況ですが、なるべくたくさん確保できるように、箱わなを制作できるような県内の業者さんに箱わなを作っていただけるように今お願いもしているところであります。
クマスプレーも足りないというふうなのを聞いていたが、そのあたりは。
クマスプレー、クマ鈴、こういったようなものも、今、一生懸命確保しているところでありまして、県が一括で確保して、それを必要な市町村に配っていくといったようなことを考えています。そういった予算も入っております。
もう1点だが、11月15日から蔵王・遠刈田温泉コースの宮城オルレが開通されるかと思うが、その辺の影響とかはどうか。
今いろいろ検討しているところであります。まず、再来週ですか、アジア・トレイルズ・カンファレンスがありまして、世界中から多くの方に来ていただきます。そこでオルレコースをスタートさせることになっていますので、それをどうするのかというようなことも考えております。たくさんの人が歩きますので恐らくいろいろな音が出ますから、クマも近づいてはこないと思うんですが、安全性を考えながら、どうすればいいのかということをよく考えてまいりたいと思っています。
今回の対策を見ると、クマに対して例えば銃で撃つとか吹き矢を使うとか、いろんな対策というか対応が言われているが、県としては、箱わなというのが一義的にというか、箱わなというのが基本的な対応というような認識なのか。
猟友会の皆さんに聞いていただくと分かるんですが、その辺を歩いているクマを狙い撃ちして撃つということはまずほとんどないんですね。本当に民家の近くに出てくればそれは別ですけれども、山の中にいるのに探して撃つということはなくて、箱わなで捕まったものを処分するという形です。ですから、クマのいるところにのこのこと行くと非常に猟友会の皆さんも危険が伴いますので、まずは捕まえるということを優先しているということです。これが現実的な対応だと思います。
警視庁のほうでライフル銃の使用を検討していると思うが、宮城で実施されるような可能性というのはいかがか。
これはちょっと警察サイドのことですので、私は分からないです。今日の朝の段階では、県の職員にはその情報は伝わっていないということでありました。申し訳ないですけれども、県警のほうに聞いていただくといいと思います。
最後に、そもそもクマとの共生という言葉ではちょっと言えないような状況になってきていると思うが、長期的にどういった対策、対応が必要だとお考えか。
やはりしっかりと頭数の管理というのはしていかなければいけないと思いますね。一定数目標を決めて、イノシシと同じように確保していくということが重要だと思います。そのためにも、今までどちらかというと被害が大きかった県南に人材のシフトをしておりましたけれども、県内くまなく猟友会のメンバーが増えるような形で人を配置できるようにしていくということが重要だと思っています。
人材の確保がなかなか、各自治体ともハンターとか駆除する人の確保が難しくなっているかと思うが、自治体からハンターに支払われる報酬の例えば引上げとかがあった場合に、それに対する補助だったりとか、何か金銭面での補助みたいなことというのは検討したりとかできることはあるのか。
猟友会の人件費って市町村が払っているんじゃなかったかな。そうだよね。ですから、これは市町村の問題でもあり、やはり国全体の問題でありますので、宮城県がどこまでやればいいのかということはちょっと考えてみたいと思います。もちろん県が市町村にお金を出せばいいんでしょうけれども、当然、そうすると県の負担がどんどん重くなってしまいますから、これは国全体の問題ですから、それもよく考えたいと思います。
今回、市町村の行うことへの支援というような理解でよろしいのか。
はい、そうですね。基本的には市町村に対する支援ということになりますね。
これ最大の予算規模はどれぐらいを考えているか。
まだ分かりません。数億円規模ということにしておきます。
先ほど少し人材の話も出たが、ガバメントハンターというか、市町村なんかではそういった狩猟免許を職員さんに取らせてというのがあるみたいだが、県のほうではそういったものは検討されていないのか。
もう既に県警のOB、それから自衛官のOBを会計年度任用職員として採用しております。今まで9名採用しています。
まさにその会計年度職員の方がいわゆるガバメントハンターなのか。
そうです。昨日、私はびっくりしたんですけれども、国会の代表質問で立民の野田さんが宮城県を例に出して、宮城県ではこのような形で自衛官や警察官のOBをガバメントハンターとして採用している、それに対して総理はどう考えているかという質問をされて、総理もぜひ考えたいとお話をなさったということなので、全国的には珍しい取組を宮城県はしているのかなと思いました。
すみません、失礼しました。
先ほど県北でもということで、人数をこれぐらい増やしていくというイメージは。
非常に需要が高いということがよく分かりましたので、積極的に採用していきたいと思います。
次、2点目です。「子育て支援パスポート」のミニアプリについてご紹介いたします。
これまでウェブで運用しておりました「みやぎ子育て支援パスポート」が、ポケットサインのミニアプリとして利用できるようになりました。
現在のウェブ版にある、協賛店舗でのパスポートを提示して特典・割引などが受けられる機能や、業種、特典、地域から店舗を絞り込む機能、現在地周辺の協賛店舗等を地図上で落とし込んで表示する機能などがポケットサイン上でも利用できるようになります。さらに、ポケットサインアプリであれば、協賛店舗の新店情報や便利な子育てサービス等をプッシュ通知でお届けできるようにもなりました。
また、本ミニアプリに、ここが重要なんですけれども、今年の4月1日以降に生まれたお子さんを登録していただきますと、漏れなく1万ポイントのみやぎポイントをプレゼントするキャンペーンも実施いたします。既にウェブ版に登録してある方がミニアプリに乗り換える場合でも対象になります。ポイントの有効期限は令和9年3月31日までといたしました。今からなら1年半ぐらい使えるということですね。
みやポ加盟店には子育て用品を扱っている店もありますので、ご活用いただき、少しでも子育ての負担軽減が図られればと思います。
なお、現在実施中の新規登録者への3,000ポイント付与キャンペーンへの同時参加も可能であります。パパ・ママ応援ポイントを獲得した方が、新たに「みやぎ防災」と「みやぎポイント」のミニアプリを両方登録いただいた場合は、先着40万名さまを限度として3,000ポイントが追加で獲得できるようになっております。例えば、親がパパ・ママ応援ポイントで1万ポイント、防災アプリに登録して3,000ポイント、また、生まれた子どもの分として防災アプリに登録するとさらに3,000ポイント、合計で1万6,000ポイント獲得することができるということになります。
これを機会に「みやぎ防災」にもお早めにご登録をいただき、「みやぎ防災」にもお子さんの情報を登録して避難所でのスムーズな受付にご協力ください。
なお、パパ・ママ応援ポイント以外のみやぎポイントの有効期限につきましても、今回を機に見直しを行いました。既に発行済みのポイントを含め、最長で発行年度の翌年度の3月31日に設定するとさせていただきたいと思いますが、議会での関連予算が成立した段階で確定ということになります。
私からは以上でございます。
最後に、フランスの旅行ガイドライン「プチ・フテ」TOHOKU版の発行についてご説明いたします。
先月29日に東北を紹介した旅行ガイドブックがフランス国内でも販売されました。
記者発表資料をご覧ください。タイトルの和訳は「プチ・フテ TOHOKU 日本の東北地方」となっております。手のひらサイズで、約200ページになります。私も中を開いてびっくりしたんですが、写真の掲載がなくて、説明文がびっしりと記載されているんです。フランスの方は歴史や文化などのストーリーについてしっかりとした解説を好まれるということで、旅行ガイドブックもこのような構成がフランスのガイドブックらしいんです。日本だと写真をたくさん使えと言われるんですけれども、フランスの方はこういうほうが好まれるそうなんですね。
製作に当たりましては、在日フランス人の記者1名を招請いたしまして、5月下旬頃に宮城県内の取材をしていただきました。
今年度からは東北で連携して、欧州旅行会社の招請やフランスでの現地商談会を開催するほか、先月からパリに県職員を常駐させているところであり、現地旅行会社等へのセールス活動を行う際にプチ・フテはよいPR材料になると期待をしております。
また、フランスでは約3割の人が旅行雑誌・ガイドブックから情報収集を行っているそうでありますので、今回の現地における東北の旅行ガイド発売により、個人旅行者に対する東北の認知度向上にもつながるものと考えております。
引き続き、東北観光推進機構や新潟を含む東北各県、仙台市と連携をしながら、欧州からの東北への誘客を強力に推進してまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。
細かいところからだが、今回の発行の事業自体は、これは東北観光推進機構さんの事業ということでいいのか。
はい、そうです。
現地の価格を日本円換算で出すことはできるか。
東北観光推進機構に確認して後で投げ込みします。
(現地では、13.95ユーロ、日本円換算で、現在レートで2千5百円弱)
ちょっとざっと中を拝見した限りだが三つ星がついているものは松島と出羽三山と平泉だったが、この三つを考えると主に精神文化への関心が高いのかなということが分かるが、この三つ星がついている状況から見ると、何か今後の海外のインバウンドの誘客に関してヒントになるようなところはあるか。
そうですね。やはりフランスの、こちらはヨーロッパの方たちを対象にしたもので、これはフランス語版なんですけれども、今お話しになったように、非常に精神文化、こういったようなものに対する造詣の深い方たちが日本に対する思い入れの強い方たちのようであります。従って、そういったところにターゲットを絞ったものを作ったということだと思っております。確かにヨーロッパのほうからお越しになっているお客さま、よく東京や大阪で見かけますけれども、非常に、何というんでしょうかね。日本のそういったものに関心のあるような方たちが多かったので、そういった意味では非常にいいものができたのではないかなと思っています。
こちらの「プチ・フテ」だが、フランス語でこういったものが出される観光上の意義というか、インバウンドを促進していく上での意義について伺う。
やはりヨーロッパの中心であるフランス、イギリス、スペイン、こういったところにまずターゲットを絞ったということ。県職員が今回フランスに駐在することになったということです。フランスを中心に、まずは旅行エージェントをぐるっと回って、そしていろいろな方たちと調整して東北全体を回ってもらおうと考えておりますので、まずはフランス語版を作ったということであります。
イギリス版、スペイン、いずれは。
ドイツもね。
スペイン語だったりドイツ語だったり。
ということも考えると思います、今後はですね。まずは初年度ですし始まったばかりですので、まずフランスを中心に回ってみたいなと思っています。
そこはやはり課題として、欧州からの、観光目線で言うと単価の高い個人観光客がなかなか、まだまだ非常に少ないというところが問題意識としてはあるのか。
ほぼゼロに近いですからね。日本に来られている欧米の方たちから比べるとほぼゼロに近いということであります。しかも特にヨーロッパの欧州の方たちは期間が長く泊まっていただけますし、落としていただく金額も大きいということ、そういうことがあって伸びしろが大きいと考えたということです。
今、知事、仙台市とも連携してというお話で、仙台市のほうもフランスへ注力してというところだが、今後、フランスをターゲットとしたところで具体的にどういったところで仙台市と連携したいのか、あとは、今回作られたところでどういった連携があったのかというところもちょっと具体的に教えてほしい。
仙台市というよりも、新潟も含めて東北7県プラス仙台市で、みんなでお金を出し合って、東北観光推進機構にお金を渡して今いろいろなプロジェクトをやっていただいているということです。特に仙台市とだけ何か連携をしてということではないんです。みんなで協力をして。私が県職員に言っておりますのは、東北に来たお客さんはだいたい仙台、宮城には来ていただきますので、とにかく東北のよさをPRしようと。東北全体のよさをPRしようと。だから、仙台と組んで、仙台に来ればいい、宮城に来ればいいではなくて、やっぱり東北にお客さんが来ていただけるようにみんなでやっていこうと。そして、東北に来ていただいたお客さんの中の何%かでも宮城に来てもらえるようにする、そういう作戦、そういう戦略でいこうと考えています。
当選が確実となった後の記者会見で、知事が舌を出された切り抜き動画というのがSNS上に拡散されて物議を醸した。私も動画を拝見させていただいて、確かに知事はノーサイドという趣旨の発言をなされた後に舌をぺろっと出されたようなシーンがあったと見えるが、あれの真意は一体何だったのか、まずそれをお聞きしたいということと、これに関連して、先週、選挙デマに対する対策としてファクトチェックを県として行うと、取り組むという方針を明言されたが、このファクトチェックに関して、行政側が第三者機関を仮に設置するという形になるにしても、行政権の濫用に当たるのではないかというような指摘もあるが、これについては知事はどのようなお考えをお持ちかというのをまずお聞きしたい。
あれは確か質問が、参政党神谷代表に対してどう思いますかというような質問だったので、もう選挙が終わったらノーサイドだと思いますとお話をしました。その直後に舌を出しました。意図的に出しました。理由は、神谷さんに私の気持ちを分かってくれるかなという思いを伝えたかったんです。参議院議員選挙のときに仙台に来られて、明らかに間違った、水道の民営化ということを話されました。明らかに間違っていますし、街頭で影響力のある方がそのようにお話しになったわけですから、訂正をして謝罪をしてくださいというお話をいたしました。そうしたら謝罪をしないとおっしゃったので、誤りを認めてくださいと文書で抗議をいたしました。明らかに間違えているんですけれども誤りを認めようとされないので、東京事務所を通じて、マスコミには一切言いませんので、個人的に会ってほしいと伝えました。その場で、こういうことが間違っていますと、今後は発言に注意していただければ結構ですと言おうと思ったんです。そうしたら、会うも会わないも返事もなかった、無視されたわけです。ご存じないのかなと思っていたら、宮城県知事選挙の最中に来られていて、宮城県知事からは連絡があったけれども会わなかったんだというお話もされた。つまり、私が会いたいという意思表示をしているのをご存じであったにもかかわらず、無視をされていたわけです。そして、引き続き、選挙中に来られて、間違えたことをずっと拡散されていた。水道事業はコンセッションであって、民営化ではないんですが、間違えたことをずっとお話しになっていた。私が会いたいという気持ちが分かっていて、無視をするという形をずっと取ってこられたので、私がノーサイドなんですということをお伝えしたとしても、その気持ちが果たして神谷さんにちゃんと伝わるかなと思って舌を出したんです。ですから、決して神谷さんに対して何か侮辱するとかそんな意味ではなくて、本当に心から、もうノーサイドなんですよと。できれば会って、間違えたことをちゃんと説明をさせてほしいという思いを持っているんです。でも、それに対して神谷さんがどういう行動を取られるのか分からないので、私は、そういう気持ちを何か体現したいと思って舌を出しました。そうしたら、みんなが案の定、それに食いついてくれたということです。
ですから、神谷さんがそれに対して理解をしてくだされば私は別に何とも思わないので、ただ、間違えていることは間違えています。コンセッションと民営化というのは全然意味が違いますので、間違いをちゃんと間違いと認めてほしいと思っています。でも、選挙中には、間違えたことを言ったことに対して、私がそれにかみついたというようなこともおっしゃっていましたので、間違いも分かっておられるのかなと。間違えているにもかかわらず、間違いをあえて堂々とあのようにお話しになるのは、やはり私はおかしいと思っていますので、そこはちゃんと伝えなくてはいけないと思っています。そこが神谷さんにちゃんと伝わってほしいというメッセージを込めて舌を出したということであります。
それから、ファクトチェックについて、行政権の濫用ではないかという声があるということです。そういうのも含めて、今いろいろ検討しています。私の思いだけで突っ走るわけにいきませんので、よく検討してほしいということを指示しまして、今、担当課を決めて、法律の専門家や県庁内の関係部署、いろいろなところと交渉、調整をしているところであります。そういう声があることも含めてよく検討してみたいと思います。
また、近いうちに、国にも、当選したのでご挨拶に参ろうと思っていますので、その際にも、国としてもこういうものをしっかり作るべきではないでしょうかということはお話ししようかと思っています。
舌出しの件だが、これに対して県庁のほうにどれくらいのご意見というか批判というか、あったのか。
電話が126件、メールが115件、私への提案が60件来ています。勘違いされた人が多いみたいです。ノーサイドであると言っているので、神谷さんに対して批判的なことを伝えることはあり得ないですけれども、誤解された人もいるみたいです。完全な誤解です。
具体的な内容としては、だいたい批判的なものがほぼほぼか。
内容を見ていないですけれども、勘違いされた人が多いみたいです。週刊誌に載ったみたいなので抗議しようかと思ったんですけれども、目くじらを立てなくてもいいかなと思って、そのままにしていました。今日記者会見で聞いてくださるだろうと思っていたら聞いてくださいました。
そうすると、そういう批判的な声も少なからずあった中で、一応、真意はどうであれ、舌を出すというあまり好ましくない行為をされたということ……
アインシュタインだって舌を出していますが、どうかなというのをちょっと伝えたいと思って、どういう仕草がいいのかいろいろ考えて、ちょっとちゃめっ気を持ってやったつもりだったんです。決して神谷さんに対して批判とか侮蔑とかそんな気持ちはさらさらありませんので、神谷さんに私の気持ちが伝わったらいいなという、本当にそういう純粋な気持ちです。ご存じのとおり、私はいろいろ言われたほうの側ですから。いろいろ調べたら2,500万回ぐらい、ネットでいろいろ流れたみたいですが、そのうち大半が私に対する間違った誹謗中傷、デマでしたので、そういう意味では、私も随分いろいろ思いはあったんですけれども、でも選挙が終わったらノーサイド、しかも神谷さんは大きな政党の党首をされているわけですから、その方に対して私が侮蔑をするなんていうことは、参政党を支持する県民の方もおられる中で非常に失礼なことでありまして、決してそんなことはありませんで、やっぱり党首として立派な仕事をしていただきたいという思いは強く持っています。期待しています。頑張ってもらいたいと思います。エールを送ります。
ファクトチェックに関しての質問だが、先ほどの質問で、そういう声もあるので検討というお話だったかと思うが、前回の先週の段階ではそもそもできるのかどうなのかというところで検討してみたい。それで、今の知事のお考えも自分一人の気持ちで突っ走るわけにはいかないと、ちょっと抑制的に捉えられているかと思うのだが、ちょっともう一歩引いたところでのご意見を伺いたいのだが、私も先週、1個ちょっと調べて、国のほうのデジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会という検討会があり、そこではファクトチェック組織の独立性の確保というのが明記されていた。そもそも県内選挙を対象にというイメージで前回話されていたと思うが、県内の選挙、どの選挙であっても県政運営とは地続きであって無関係ではないという、そういうお立場にどうしてもなってしまうかなと思う。そこで完全な独立性というのはなかなか難しいのではないか、危うさをはらんでいるのではないかというのを純粋な印象として持った。恐らく知事もこの1週間でそういった意見を耳にされたかと思う。知事の気持ちとは別に、そういった形で独立性が担保できるのかどうなのかというのはどういうふうに認識されているか、村井知事としてというよりは、一県政に関わる者としての所感を伺う。
非常に重要な指摘だと思います。どこかの党に偏った判断、どこかの個人の候補者に偏った判断をしてはいけませんから、あくまでも公平中立にやらなければならないですし、独立性をしっかり担保して、どこかからも圧力がかからないようにしなければいけない。これは非常に重要なことだと思います。変に間違えると権力に左右されてしまう可能性もありますから、本当に慎重に考えなければならない問題だと思います。ですから、私は離れて、職員が今、弁護士や県警とかいろいろなところと相談をしながら話し合っております。結果として、県でやるのは難しいという判断になるかもしれません。その場合は、国にお願いに行って、こう考えたけれども、こういうプロセスでここまでが限界でしたので、やはりこれは国が中心となって考えるべき問題ではないでしょうかということもあるかもしれません。いずれにしても、最初から国に丸投げではなくて、県としてどう考えているのかということを考えるのは重要ですし、もしかしたら、県として第三者機関にチェックをお願いするということにしますということになるかもしれません。そこはまだ分からないです。ちょっと時間を下さい。
時を同じくして自民党県連が自民党本部のほうにというのがあったが今回、宮城県知事選がそういう強い事例になったが、実感としてそういうことが本気で取りかからないといけない時期でもあるのかなとお見受けしたのだが、そのあたり、自民党の動きも含めていかがか。
おっしゃるとおりだと思います。このタイミングでよく検討しておくべきだろうと思います。間もなくまた衆議院や参議院、首長選挙、いろいろありますので、ここはいいタイミングであると思っております。
ファクトチェックに関して、先週の記者会見で知事は、兵庫県知事選のような状況を放置したからこういうふうになったというような趣旨の発言をされたと思うが、その兵庫県の斎藤知事が、昨日の記者会見で県としてのファクトチェックについて質問があった際に、表現の自由から慎重になるべきだという発言をされた。県庁にもいらっしゃった方だが、受け止めを伺う。
こういう記者会見があったと聞いて、斎藤さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。確かに表現の自由という問題もあるので、何度も言いますけれども、これは独立性の担保の問題もありますし、表現の自由の問題もありますし、ですから慎重に考えなければいけない問題であります。ただ、同時に、これによって、選挙だけではなくて、デマや誹謗中傷によって自ら命を絶ってしまっている方も世の中にはおられるわけですから、表現の自由だから何を言ってもいいと、デマでも何でもいいんだというのは、私はやっぱり間違っていると思いますし、神谷代表が選挙中に来られて、新聞にも載っておりましたけれども、選挙中の誹謗中傷というのは怪文書の類いなんだというようなことをお話しになっていましたけれども、これもやっぱり私はおかしい、間違っていると思います。やはり正しいことを伝えていく、それがメディアのすごい仕事であるんですけれども、メディアから離れれば、SNSだったら何をやってもいいんだというのは、やはりどこかで規制をしないと、民主主義の根幹を揺るがすことになりかねないと思います。誹謗中傷、デマが大変な大惨事を及ぼしたこともいっぱいあるわけです。関東大震災の直後に朝鮮人の方に大変迷惑をかけてしまった、こういったことをやっぱり忘れてはいけないと私は思います。ですから、しっかりとチェックをするということを考える、私はいいきっかけになったと捉えていいのではないかと思っています。
やはり兵庫県知事選とかの流れと宮城の今回の状況というのも地続きになっているというふうに感じるか。
同じようにいろいろあることないことが本人の知らないところでどんどん広がっていってしまっていて、私も、全国でこの宮城県知事選挙に関して2,500万回もユーチューブだとかSNSで拡散していたなんて最近知りまして、本当に驚いたんです。
数日前に東京で仕事があって知り合いと食事をしていたときに、名字を見たら、宮城県の方の名字だったので、若い学生の方だったんですけれども、宮城県の人ですかと尋ねたら、そうですという話になって、私が宮城県知事選挙に出たこともよく知っていて、帰り際に、一つお願いがあるんですけど、移民はやめてほしいと言われました。技能実習生は受け入れますと言ったけど移民なんか一言も言ってないんです。それなのに、その関東の大学に通っている学生さんに言われて、こういう風に感化されて影響を受けているんだと思ってさすがにショックでした。ですから、宮城県にいる若い人たちが完全にそういうふうに洗脳されてしまっているのかと思うと本当に恐ろしくなりました。それは新聞やテレビを見てではなくて、確実にネットだと思います。こういうふうになってしまうと、私の力では止められないですから。本当に恐ろしいと思いました。それをどこかで仕掛けた人がいるということだと私は思います。許せないです。
ご自身への誹謗中傷や明らかなデマについては法的措置の考えも示されていたが、進展などはあるか。
弁護士の方といろいろ相談しています。
2,500万回の根拠というのは。
今回の選挙の分析をGeminiでやったら2,500万回と出てきました。根拠は、私自身が調べたわけではないです。Geminiがそうやって書いていました。
2,500万回ぐらい流れたということで、結果的な話だが、選挙直後にそういう侮蔑の気持ちはないということだったが、やはり恨み節が舌ペロに出たのではないか。
いやいや、選挙が終わってしまえばノーサイドと言ったらノーサイドです。あのときも言いましたけれども、私に投票してくださった方も大切な県民ですし、和田さんに投票した方も、遊佐さんに投票した方も、伊藤さんや金山さんに投票した方も、あるいは白票を投じた方も大切な県民ですので、その方たちが支持している政党の党首に対しては、当然ですが、尊敬の念を持って対応するということは、これは県民の代表として当たり前のことだと思っています。これは今までの選挙も全てそうです。毎回、応援してくれる政党もあれば、応援してくださらない政党もありますけれども、その政党の党首に対して侮蔑の気持ちを持っていくことはございません。
もしくはドリフターズ的な、なんてな的なことか。
分かってほしいというのを体現したかったんです。
弊社の動画もウェブに切り取られていたが、今まで聞いたところだと、やはり神谷さんのことを聞かれて舌を出したというのは、ノーサイドがうそだよということではなく、本当にノーサイドになろうという思いでの中での体現という認識でいいか。
そうです。今まで何回もアプローチしているんですけれども、ずっと無視されてきましたので、無視しないでほしいという気持ちです。あとは、正しいことをちゃんと伝えてほしいということで、民営化ではなく、コンセッションであり売り渡したわけではなく、所有権は県にあるんです。今回は分かってほしいということを全てこの舌に集約をしたということです。
誹謗中傷の告訴、告発の件だが、弁護士と相談しているとおっしゃっているのは村井事務所として相談しているのか。県が関わるのは難しいと思うが、現状どういうふうになっているか。
村井嘉浩個人として検討しています。
AIむらいについてだが、寄せられた質問の結果を分析して今後に生かしたいというお話だったが、1週間ぐらいたって、そういったものは進めているか。
今はまだやっていません。
先ほどのファクトチェックの話にも関わると思うが、やはり普通に考えると選挙管理委員会が関与するのは現実的ではないと思う、ファクトチェックは。啓発機関なので。なのだが、私も1回AIむらいを触ってみたが、どのくらい使われたかは分からないが出来はよかったかなと思う。何なら朝日新聞とか河北新報がファクトチェックを任されるのは負担が大きいので、ほかのメディアにもやっていただきたい思いはあるのだが、それとは別に、何かこういうAIみたいなものを使うのはいいのではないかと個人的に思うが、どうか。
そうですね。過去の私の議会での答弁、記者会見での議事録、それから私の書いた本、私の作った資料など、全部学習させて作りました。ですから、多分ファクトチェックには使えます。過去しゃべったことは全部記録として残っています。AIに学習させましたので感情抜きで判断しますので、こういう発言があったんですけれども、これは過去発言したことがありますでしょうかとか、村井さんの考え方でしょうかって入れたら、すぐにそうですとか違います、この部分はそうです、違います、全部出たでしょうね。そういうものに使えると思います。そういうものを第三者機関がどんどん作ってしまうというのが一つの方法かもしれないですね。ただ、お金はかかります。
先ほどの舌のお話のご発言の趣旨を一つ一つ正確に理解したいという趣旨で質問なのだが、これ分かってくれるかなというのは、知事としてはそのときどういった感じを受けたのか。軽んじられたような感じを受けたのか、悔しかったのかとか、どういった感じを受けて、それをどういったところを分かってほしいというふうに感じたのか伺いたい。
間違えたことを間違えたと理解されているような発言をされながら、引き続き間違えたことをずっと発言をされている。それに対して謝罪もない。お会いしてちゃんと説明したいと思っても、会わないで無視をすることに対して非常に残念だなという気持ちです。街頭に立って、また同じように悪口を言い続けたわけですから、何で分かってくださらないのかなこの方は、という思いがずっとあったのは事実です。ですから、ノーサイドだと言っても、私のノーサイドの気持ちがあの方には分かっていただけるかなと、そういう気持ちは当然ありました。それを分かってほしいという気持ちを込めて、あのような態度で立ったということです。
舌はユーモアのつもりで表現されたという理解でいいか。
そうですね。私の気持ちとユーモアの気持ちを混ぜて出したということです。
先ほど冒頭で意図的にとおっしゃったが、思わず出したのではなく考えて出したのか。
はい、そういうことです。聞かれたらこうしようと思っていました。
何を聞かれたらこうしようと思っていたのか。
神谷さんのことについてです。参政党のことと神谷さんのことです。
水道のことか。参政党のほかの主張やあるいはほかの件のことか。
いろいろあります。
知事の神谷さんに対する批判でないということは理解した。意図的にやったということも分かったが、それを見た人たちが皆さん勘違いしたということだというふうにおっしゃられたと思うが、実際の問題として、県庁にメールや電話が100件単位で来て、職員はそれに対応しなくてはいけなくなったことについてはどう思うか。
これは表現の自由で、私がそのときにやったことを相手がどう受け取ったかということなので、記者会見では何もしゃべらない、記者会見もやらないほうがいいということになってしまうと思うので、これを今日言ったことで、またいろいろ電話やファクスやメールが来ると思います。聞かれたら答えざるを得ない立場ですので。それがまた県庁にどういうハレーションが起こるか分からないですけれども、私としては、そのときの感情、考えを伝えるというのが仕事ですので、ここはお許しをいただきたいと思います。県庁職員にも迷惑はかけますけれども。
それは皆さんの勘違いであって、受け取る側の受け取り方なので仕方ないということ。
SNSでちゃんと説明しようかと思いましたが、記者会見ではっきり言ったほうがいいと思って、そうしました。
昨日、外国人政策の見直しに関する関係閣僚会議で、高市首相もこの中で発言されていたように、今回の会議の趣旨としては、排外主義とは一線を画し、外国人との秩序ある共生社会の実現を目指すという趣旨で、早ければ来年1月ぐらいには基本方針がまとまるということを表明されていたが、この件に関して知事の受け止めをお聞かせいただきたい。
非常に素晴らしいと思いました。排外主義とは違うと。秩序ある共生社会を目指すと。具体的には外国人による土地取得ルールの見直しであったり、不法滞在者を念頭に置いた出入国・在留管理の強化、あと税・社会保険料の不払いの防止。もう当然のことですよね。なぜ今までやってこなかったのかと思うぐらいで、もうこういうことは本当にしっかりやっていただきたい。われわれ自治体ではどうしようもないことですので、国としてしっかりやっていただきたいと思いますね。大賛成です。しっかり頑張っていただきたい。心からエールを送りたいと思います。
国会の話だが、衆議院の議員定数削減について、今後、論戦が交わされると思うが、これによって1割減るということで、あるいは東北というのはもともと議員の数が少ない中で減らされるという状況も踏まえて、この議員定数削減について知事のご見解をお願いしたい。
これはやはり、総論賛成・各論反対になるかもしれないですね。当然、身を切る改革である維新と一緒にいろいろやっていこうとするならば、こういったことにも踏み込まざるを得ないのは当然だと思いますが、同時に、人口の少ないところの声がさらに吸い上げられづらくなるのも事実ですから、非常に難しい問題だと思います。しっかりと与野党話合いをしていただきたい。政府としても、各党の考え方を聞きながらまとめていきたいとお話をされていますので、慎重に検討がなされればよろしいのではないかと思います。
知事としては現時点では賛成寄りなのか反対寄りなのか、どちらの立場なのか。
これは今言ったように賛否両論あろうかと思いますので、私は現時点においては中立の立場でしっかりと様子を見てまいりたいと思っています。
本来関わっているのは学校なので、県としてはあれなのだが、育英のサッカー部のいじめに関してお伺いしたい。県として管轄している部署もある以上、いじめ重大事態として報告は11月1日に受けたと把握しているが、まず、こういったことが起きたことに対して、今後、学校に対してどういうふうに求めていきたいか、調査について求めていきたいか、その点を伺いたい。
いじめ、いじりでしたか、そういう表現でしたね。どういう状況であれ、軽い気持ちであろうが重い気持ちであろうが、相手に対して傷を負わせるようなことを発するというのはよくないことであるのは間違いないと思います。今回の問題がどういうことをやったのかということは、詳細承知しておりませんけれども、学校としてしっかりと事情を把握した上で、適正な対応というものを求めていくということが重要だと思います。県は、知事部局が所管ということになろうかと思います。私立の学校ですので。まずはしっかり事実を確認した上で、学校として厳正な対処をしていただけるように指導してもらいたいと思っております。
高校野球の際も、いじめがあって全国大会に出場した際にSNSなどで個人が特定されるような投稿が相次いでいたと思うが、育英は優勝して全国のサッカー大会に出ると思うが、個人が特定されるような危険が今後ある可能性があると思うが、そのあたりに対する注意ということについて伺いたい。
非常に多感な時期ですので、本当にそういうことがないようにしてあげたいですよね。私のような立場でも、やはりあれだけ誹謗中傷、デマが流れると、かなりつらかったですよね。若い人たちだともっとダメージを受けると思いますので、そういうことのないようにしていただきたいと思います。いたずら心でやるんでしょうけれども。されているほうの気持ちというのは大変なものだと思います。そういったことをも含めて、しっかりと学校のほうを指導していきたいと思います。
ガソリンの暫定税率、本日、正式に年内廃止ということで合意されたが、知事としての受け止めと県の収入への影響を教えていただきたい。
政府与野党とも暫定税率の廃止については地方には迷惑かけないと言っておりますので、どのようにするのか。ただ、税の上振れ分を充てるということだと、税が今度下振れしたときにどうするんだという話になりますので、恒久財源としてしっかり確保していただかないと、われわれとしては不安です。ですから、そこは宮城県というよりも知事会として政府に物を申していかなければいけないと思っています。昨日も阿部会長といろいろそういう話はさせていただきました。
特段、減る分の試算などはしていないということか。
いや、しています。具体的にしていますけれども、ちょっと今手元に資料がないんですけれども。恐らく何らかの手当はしてくれると思うんですが、税の上振れ分というのは非常に不確定ですので心配です。やはり、恒久財源として、この分を充てるんだとはっきりしてもらわないと、非常に心配です。
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