野鳥における高病原性鳥インフルエンザの確認について

記者発表資料
令和5年2月13日 宮城県環境生活部自然保護課 野生生物保護班 担当：後藤・仁木 電話：022-211-2673

野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルスの確認について

令和5年2月7日（火曜日）に,登米市内で回収されたマガンの死亡個体について,国立研究開発法人環境研究所（茨城県つくば市）で遺伝子検査を実施したところ,高病原性鳥インフルエンザウイルス（H5亜型,高病原性）が確認された旨の連絡がありましたので,お知らせします。

場所	種名	回収日	遺伝子検査	遺伝子（病原性）検査
登米市	マガン	令和5年2月7日 回収：1羽	令和5年2月9日 検査結果：陽性	令和5年2月13日 検査結果：H5亜型高病原性鳥インフルエンザ

1経緯

（1）令和5年2月7日（火曜日）午前11時頃,環境省東北地方環境事務所による巡視により,登米市内でマガン1羽の衰弱個体を確認し,その後死亡したため,その死亡個体を回収しました。

（2）同年2月8日（水曜日）,同所で簡易検査を実施したところ,「陰性」でした。その後,国立環境研究所に検体を送付しました。

（3）同年2月9日（木曜日）,国立環境研究所における遺伝子検査の結果,A型鳥インフルエンザウイルス「陽性」が確認されたため,環境省が同日付で回収地点から半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定。

（4）同年2月13日（月曜日）,自然保護課に環境省東北地方環境事務所から,国立環境事務所で遺伝子検査を実施したところ,高病原性鳥インフルエンザウイルス（H5亜型）が検出された旨の連絡がありました。

（5）本事例は,今シーズン県内では11例目の野鳥における高病原性鳥インフルエンザ確認事例となります。

 

2今後の対応

今回指定された野鳥監視重点区域を管轄する関係地方振興事務所において,野鳥監視のパトロールを継続して実施します。

3留意事項

（1）県民の皆様には,【環境省】野鳥との接し方（PDF：66KB）をご覧になり,十分留意されるようお願いします。

（2）死亡した野鳥を見つけた場合には,県環境生活部自然保護課または発見場所を管轄する地方振興事務所（地域事務所）林業振興部までご連絡ください。
【参考URL】https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/sizenhogo/toriinfurumadoguchi.html（野鳥に関する鳥インフルエンザ窓口）

 

【参考情報】
環境省はホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。
高病原性鳥インフルエンザに関する情報（外部サイトへリンク）