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地域連携担当者研修会【北部】

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年6月28日更新

 管内の宮城県社会教育推進指導員及び小・中学校の地域連携担当教員,市町等教育委員会生涯学習担当職員が,「みやぎの協働教育」の方針や「地域連携担当」の役割等について理解を深め,「地域学校協働活動」の円滑な推進を図ります。

日時

2019年6月7日(金曜日) 午後1時30分から午後4時30分まで

会場

宮城県大崎合同庁舎 5階会議室

事業説明: 『地域とともにある学校』への転換
 ~なぜ,学校は,「地域学校協働活動」に取り組むことを求められているのか~

 本教育事務所生涯学習担当が,
  1. 地域学校協働活動が必要とされる社会的背景
  2. 地域学校協働活動の内容の具体化
  3. 連携・協働の具体例
の3つの観点から,学校が地域学校協働活動に取り組む在り方を提言しました。

長澤裕司班長 挨拶小杉主任主査 説明小杉主任主査 説明

研修:
 [講師]  コーチング研修会社ドリームフィールド   代表  阿部 侑生  氏
          <
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ>

講義 『地域の可能性を引き出し,ともに行動するスキル』

 阿部氏は,オランダの高等機関で教育システムについて学び,以後,何度もオランダを訪問し,社会情勢や生活文化との相関についても見識を深めたことが裏付けとなっている講話をなさいました。
 講話の中核として,オランダの「イエナプラン教育」を事例に,「連携・協働のスキルを身に付けること」や,「ミッションやビジョンを共有することにより,教師間のコンセンサスを形成すること」が重要であるということが示されました。
 オランダの小学校で,年間を通じて実践的に研究する「ワールドオリエンテーション活動」については,“地域人材とつながりながら”,探求やディスカッション等を行い,研究結果をプレゼンテーションするということが説明されました。子供自身の発見や観察を尊重し,仲間と協働して何かを作り出すことを重視するオランダの教育システムの内容に,参加者は感慨深く聞き入っていました。

 ワールドオリエンテーションの手法を体験してもらおうと,阿部氏は参加者に,“「(本物の)リンゴ」を教材にして,どんなことができるか”を挙げさせ,その後,「造形物のリンゴ」,「絵のリンゴ」,「文字のリンゴ」と課題を移していきました。次第に,できることが少なくなっていくことを気付かせた上で,氏は「実物だからこそ,学びの可能性が広がっている」ということを教示しました。次に行った「『ティーバッグ』について知りたいこと」を挙げる活動からは,「問いを立てること」で,自ら学ぶ意欲が高まるということを伝えました。

グループ協議 『地域学校協働活動を進める取組の具体』

 冒頭,阿部氏は「ヒーローインタビューのワーク」を通じて,参加者に“傾聴”の大切さを実感させたました。
 この後,個々の参加者は,それぞれの所属校における「これまでの取組」,「リーダーとして意識していること」,「目標」,「地域と一緒に活動できること」等をワークシートにまとめながら考察しました。
 これを踏まえ,3~4人のグループを編制し,今後の「事業の概要」等について,活発に意見交換していました。

研修の様子研修の様子研修の様子
研修の様子研修の様子研修の様子
研修の様子研修の様子研修の様子

参加者の事後アンケート

<一部抜粋>

  • 学校はもとより,地域の積極性が発揮し,両輪となることで力強く動き出すのが協働教育へのベクトルになると実感しました。
  • 今日の研修のように,ともに行動するスキルを高める学びができたことをうれしく思います。「何のために地域とともに活動するか」をしっかりと学校全体で共有しながら,地域とともにある学校にしていきたい。
  • 教育課程の再編成,次年度の実践につなげるには行う必要があると感じました。
  • 地域連携を行政の立場から支えてくださっている方々と話をする機会を設け,ネットワークづくりができればと思います。今後も研修会を通じて,地域連携を進める力を付けていきたいです。
  • 地域連携コーディネーターの役割,必要性を強く感じました。できるところから発信,協働の取組を展開していきたいと思います。
  • 「地元に戻ってくる子どもを育てる」という思いが強まりました。さらに地域の良さを伝えられるように「もの」「人」「こと」を発掘していきたいと思います。
  • 「地域とともにある学校」「地域を誇りに思える子どもたち」を目指して,明日からの仕事に取り組みたいと思います。
  • 西古川小学校では,隣にある公民館長さんが地域のことをよく知っているので,何か行事等があるときは相談しています。県から出されている協働教育の具体例を参考にしながら取り組んでいきたいと思います。
  • 少しでも自分のできることを増やして貢献できればと思っています。
  • 鹿島台地区においても年々地域学校協働活動が進んできている。今日アドバイスをいただいたことをもとに今後取り組んでいきたい。
  • 学校も,開かれた学校にしていくために地域に働きかけていかなければならないと思うのですが,それを行うための時間と,連携を広げるための人との関わりを広げていけるよう努力したいと思います。
  • 私自身,転勤して間もない学校で初めての役職で,なかなかイメージがつかめない状況でのスタートとなりましたが,今日の講話を通して漠然とではありますが,イメージできました。
  • スキルを学べたこと,とても有意義だった。学校に戻ったらぜひ伝えたい。できれば学校に来ていただいて,ご講話いただきたいと思いました。
  • 学校を取り巻く環境や地域の実態によって,地域のニーズは様々だと思います。よって,学校が地域に対しどんな貢献ができるのか,どんなことを出せるのか,それぞれだと思います。学校の発信力を向上させるには,具体的にどのように進めていけば良いのか,もう少しご教示願えれば,うれしいです。よろしくお願いします。
  • 行政としては,学校との連携のとり方,考え方に温度差があると感じている。共通の認識を持つことが必要と改めて思いました。
  • 小学校の方が学区が小さい分,連携は楽なのかなと思っています。中学校は地域コミュニティーの方のなり手がない,学年ごとの取組から全体に広がらないなど,課題が多いように感じました。コミュニティスクールとしての活動が進んでいる市町村もあるかと思います。北部地区でも進んでいくのかと思います。
  • 自校で,この地域ならではのことを実践していきたいと思いました。
  • グループ協議で話をする中で,自分がまだ取り組んでいないことや新しいアイディアを手に入れることができた。今日のような研修会をまた企画していただければ幸いです。
  • 地域,学校のつながりがとても大事で,地域の力を子どもたちにと,実感したお時間でした。
  • 地域の方々に支援を受けるだけではなく,担当(リーダー)として,生徒の現状を踏まえながら指導を求めていくように動いていきたいと再確認する研修会でした。
  • 地域の行政とどう連携していくのかが今後の課題。学校の意識改革も必要だが,町としてどういう方向で地域連携を進めていきたいかが大切だと思う。そのためにも連携のあり方,連絡を密にしていきたいと思う。地域に生まれ,地域に育ち,地域を支える子どもの育成を目指して。
  • 今日は担当の先生方と情報交換ができてとても勉強になりました。小学校の取組から今後の活動にとても役立ち,実践していきたいことが見つかりました。本校で工夫していろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。
  • 地域との連携を進めるにあたり,我々は転任ということがあり,引き継ぐという活動が必要になってくる。大崎地域,北部管内の人材のデータバンクを作成していければ,これから活動を始めようとする際も大変助かるのではないかと思います。また,情報を共有することができた本研修会は,大変有意義なものになりました。
  • 今日の講義の内容等,大崎教研などの全体の場でできれば地域連携についての理解が深まるのではないかと感じた。
  • 地域ということですので,中学校区の括りでの協議,情報交換の場があるとありがたいです。(町内の教務主任,研究主任同士で集まる機会はありますが,地域連携担当についてはそれが用意されていないので)
  • 2回目,3回目があるのであれば,例えば地域(地区?)の公民館長さん等と話し合える,情報交換できる機会があるとうれしいです。(生の声を聞きたい)
  • 実物(リンゴ)から問いを立てるワークショップは楽しくできました。様々な考えが引き出されて,子どもたちだともっとユニークな考えが引き出されるのではないかと思い、実践したいと思います。各学校の取組を知ることができ,とても有意義な研修となりました。
  • 前向きになれるようなすばらしい研修内容でした。
  • 阿部先生の進め方がすごく上手で,改めて本校の協働教育について見つめ直すことができました。
  • 意欲的に研修会に参加することができました。すばらしい講師でした。
  • 学校の担当者だけではできることは限られてしまうし,担当者が転任してしまったら継続性も途切れてしまうので,持続可能な方策が何かないか考えてしまう。地域を巻き込むといってもなかなか学校に足が向かない保護者も多いので。部活動の指導者などから始められると教員の負担も減るのでは?(指導者としてやりたい方もたくさんいるようですが)人材バンクの整備も必要だと思います。
  • いろいろとご配慮等を頂きありがとうございます。まず,何よりも”予算”が必要であり,単に現場の教職員の努力・工夫を求めるばかりではなく,人員の確保や時間の確保をしっかりとしていただければと存じます。よろしくお願い致します。

 


2018 平成30年度(2018年度)研修会の様子


2017 平成29年度(2017年度)研修会の様子


 


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