掲載日:2019年3月31日

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平成29年度病床機能報告の結果について

ここでは,医療法(昭和23年法律第205号)第30条の13第4項の規定に基づき,宮城県内の病床機能報告対象病院等の報告結果を公表しています。

地域医療構想について

今後高齢化が進展し,医療・介護サービスの需要が増大していく中で,患者それぞれの状態にふさわしい良質かつ適切な医療を効果的かつ効率的に提供する体制を構築することが求められています。

そのためには,医療機能の分化・連携を進め,各医療機能に応じて必要な医療資源を適切に投入し,入院医療全体の強化を図ると同時に,退院患者の生活を支える在宅医療及び介護サービス提供体制を充実させていくことが必要です。

こうしたことから,都道府県は,2025年における医療機能ごとの需要と必要量を含めその地域にふさわしいバランスのとれた医療機能の分化と連携を適切に推進するための地域医療構想を策定します。

病床機能報告制度について

地域医療構想の策定にあたり,地域の医療機関が担っている医療機能の現状把握,分析を行う必要があります。

そのために必要なデータを収集するため,医療機関がその有する病床(一般病床及び療養病床)において担っている医療機能を自ら選択し,病棟単位を基本として都道府県に報告する仕組みが導入されました。

また,医療機能の報告に加えて,その病棟にどんな設備があるのか,どんな医療スタッフが配置されているのか,どんな医療行為が行われているのか,についても報告することとしています。

報告された情報の公表

報告された情報を公表し,地域医療構想とともに示すことにより,地域の医療機関や住民等が,地域の医療提供体制の現状と将来の姿について共通認識を持つことができます。また,医療機関の自主的な取組及び医療機関相互の協議によって,医療機能の分化・連携が進められるようになります。

医療機能について

医療機関が報告し,都道府県が2025年の必要量を定めることとなる医療機能は,次の4つの区分です。

医療機能の名称 医療機能の内容
高度急性期機能
  • 急性期の患者に対し,状態の早期安定化に向けて,診療密度が特に高い医療を提供する機能。
急性期機能
  • 急性期の患者に対し,状態の早期安定化に向けて,医療を提供する機能。
回復期機能
  • 急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能。
  • 特に,急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対し,ADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)。
慢性期機能
  • 長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能。
  • 長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む),筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能。
医療機能区分の表

平成29年度における報告期間について

報告期間:平成29年10月1日から平成29年10月31日まで

宮城県における医療機能ごとの病床の状況

報告率(平成29年度調査結果)

報告率
 

報告対象医療機関

報告様式1
報告数(報告率)

報告様式2
報告数(報告率)
全医療機関 238 232(97.5%) 231(97.1%)
うち病院 112 112(100.0%) 112(100.0%)
うち有床診療所 126 120(95.2%) 119(94.4%)

現状

平成29年7月1日時点の機能として,各医療機関が自主的に選択した機能の状況です。

※国から差し替えデータの送付がありましたので,訂正しました。(H30年8月29日)
現状の仙台医療圏の回復期を1,250床から1,254床,全体を13,389床から13,393床,県全体計の回復期を1,965床から1,969床,全体を20,583床から20,587床に訂正しております。
6年後の予定の仙台医療圏の回復期を1,311床から1,315床,全体を13,389床から13,393床,県全体計の回復期を2,448床から2,452床,全体を20,583床から20,587床に訂正しております。
また,病床数,医療機能に関する報告項目に不備がなかった医療機関数を219施設から220施設(有床診療所107から108)に訂正しております。
なお,本差替による個票の変更はありません。

※国から差し替えデータの送付がありましたので,訂正しました。(H30年9月11日)
詳細はこちら(※国から差し替えデータの送付があったことに伴う訂正)(PDF:121KB)

二次医療圏別医療機能ごとの病床の状況の表
二次医療圏 全体 高度急性期 急性期 回復期 慢性期

休棟・無回答等

介護保険施設等

仙南医療圏 1,408床 26床 799床

243床

340床

0床 0床

仙台医療圏

13,393床 2,326床

7,514床

1,254床 2,252床 47床 0床
大崎・栗原医療圏

2,820床

51床 1,583床 133床 815床 238床 0床
石巻・登米・気仙沼医療圏 2,966床

40床

1,695床 339床 762床 130床 0床
県全体計 20,587床 2,443床

11,591床

1,969床 4,169床 415床 0床

6年後の予定

平成29年7月1日時点から6年経過した時点の機能の予定として,各医療機関が自主的に選択した機能の状況です。

6年後の予定の表
二次医療圏 全体 高度急性期 急性期 回復期 慢性期

休棟・無回答等

介護保険施設等
仙南医療圏 1,408床 26床 727床

337床

318床

0床 0床
仙台医療圏 13,393床

1,997床

7,827床 1,315床 2,129床 61床 64床
大崎・栗原医療圏

2,820床

51床 1,299床 380床 962床 128床 0床
石巻・登米・気仙沼医療圏 2,966床

40床

1,576床 420床 800床 130床 0床
県全体計 20,587床 2,114床

11,429床

2,452床 4,209床 319床 64床

※二次医療圏名をクリックすると,圏域内の医療機関ごとの病床の状況をご覧いただけます。なお,「現状」の各医療圏ページに各医療機関の個票を掲載しております。

※本集計は,国において平成30年6月15日までに医療機関から提出がなされたデータをとりまとめ,8月上旬に提供されているデータです。病床数,医療機能に関する報告項目に不備がなかった医療機関220施設(病院112,有床診療所108)を集計した結果です。

※報告がない医療機関,回答内容が無効となっている医療機関については含まれておりません。そのため,実際の病床数と一致しませんのでご注意ください。

お問い合わせ先

医療政策課企画推進班

宮城県仙台市青葉区本町3-8-1

電話番号:022-211-2618

ファックス番号:022-211-2694

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