宮城県消費生活知識のマニュアル 【改訂版】知っておこう!これだけは
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29 製造物責任法(以下PL法)は、欠陥製品による被害者を保護する法律です。 品質の悪い製品を消費者が購入し、それによって消費者が被害を受けた場合、被害者は、その製造者に過失(不注意)がなくても、損害賠償を請求することができます。 欠陥製品とは、普通は備えているはずの安全性がない製品のことをいいます。PL法では、主に次の3種類の欠陥がある製品のことを、欠陥製品としています。設計段階でミスがあった商品製造過程において、製造や検査にミスがあった商品製造物自体に欠陥がなくても、使用上の注意に不備やミスがあった商品「消費者庁リコールサイト」http://www.recall.go.jp/リコール製品を調べられるよ!リコール 上記のように設計や製造、指示・警告上の欠陥があることが判明した際、製造者などが製品を無料で回収、修理することを「リコール」と言います。 リコール製品をそのまま使用していると、火災など重大な事故を引き起こす恐れがあり大変危険です!普段から、リコールに関するニュースをよくチェックし、また、自宅などにリコール製品が無いか確認するようにしましょう。もし、持っている場合はすぐに使用を中止し、製造会社に連絡しましょう。この法律の対象にならない製品は?「製造物」とは製造又は加工されたものをいいます。①米、野菜、果物、魚介類、肉などの加工していない状態の商品②加工していない輸血用の血液など③建物などの不動産④廃棄物以上のようなものは、PL法の対象にはなりません。「捨てられている自転車に乗ってケガをした」、「買ってきた魚を刺身にして食べたら食中毒になった」などは、対象ではありません。設計上の欠陥製造上の欠陥指示・警告上の欠陥!04 まとめ消費者を守る法律「製造物責任法(PL法)」「製造物責任法(PL法)」「製造物責任法(PL法)」「製造物責任法(PL法)」

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