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宮城県景気動向指数 利用の手引き

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年6月3日更新

景気動向指数利用の手引き

コンポジット・インデックス(Composite Index)について

(1)概要

 コンポジット・インデックス(以下,CIと略す。)は,構成指標の動き(変化量)を合成した指数で,過去と比較した相対的な景気変動の大きさやスピード感を示す。景気の方向感を示すDIとあわせて利用することにより,宮城県の景気の現状把握に資することを目的とする。

(2)作成方法

 本県のCIは,内閣府のCI作成方法に準じている。CIは個別指標における対称変化率(または前月差)を過去の平均的な変動と比較することによって基準化して,それらの平均を合成し,平成27年平均を100として指数化している。詳しい計算方法については,内閣府ホームページ(http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/di3.html#link002)を参照。なお,本県公表のCIでは外れ値処理を行っていない。

(3)利用の仕方

 CIは景気の量感(景気変動の大きさやスピード感)を示し,いわゆる景気の山の高さや谷の深さを測ることができる。CIには不規則な動きも含まれていることから,ある程度の期間の動きをならしてみることが望ましく,統計表には足下の基調の変化をつかみやすい3か月後方移動平均と,足下の基調の変化が定着しつつあることを確認する7か月後方移動平均をあわせて掲載している。また,先行指数は,一般的に一致指数に数ヶ月程度先行することから景気の動きを予測し,遅行指数は,一致指数に半年から1年程度遅行することから景気の転換点や局面の確認に利用する。

(4)DIとの違い

 CIは,各採用系列が大幅に増加・減少していればCIも大幅に上昇・低下するため,景気動向の波及度(広がり)を把握することには適していない。一方で,CIはDIでは計測できない景気変動の大きさを計測することができる。

(5)その他

 平成25年1月分公表資料より,DI中心の公表形態からCI中心の公表形態に移行している。平成31年1月分公表資料より,CIの基準年を平成27年にしている。

ディフュージョン・インデックス(Diffusion Index)について

(1)概要

 ディフュージョン・インデックス(以下,DIと略す。)は,多くの経済指標の中から景気に敏感な指標を選定し,その変化方向を合成した総合的な景気指標で,景気局面の判断,予測と景気転換点(景気の山,谷)を見いだす手掛かりとして利用する。

(2)作成方法

 採用系列(選定された指標)の各月の値を原則として季節調整し,5か月前(宮城県のDIにおいては,不規則変動除去のため,採用系列のMCD(※)スパンの平均月数を算出し,5か月比較スパンを採用しているもの。(内閣府作成による全国DI:3か月比較スパン))の値と比較して,増加した時には「+」を,保合いの時には「0」を,減少した時には「-」をつける(変化方向表)。
その上で,先行,一致,遅行の各系列群ごとに,採用系列数に占める拡張系列数(+の数)の割合(%)をDIとする。
  DI = 拡張系列数 / 採用系列数×100 (%)
(保合い(0)の場合は,0.5本の拡張系列としてカウントする。)
また,累積指数は,昭和63年12月を0として,各月のDIの値を次の式により累積したものである。すなわち,当月分の(累積DI)tの算出方法は,前月までの(累積DI)t-1に,当月分のDIから50を差し引いた値(DIt-50)を足し上げたものである。
  (累積DI)t=(累積DI)t-1+(DIt-50)
※ MCD(month of cyclical dominance)スパン
  ⇒循環的変動が不規則変動を上回り,優勢になる月数のこと。

 なお,DIの構成指標はCIと共通のものを使用している。

(3)利用の仕方

 DIは景気の各部門への波及度合いを表すものであり,景気変動が多くの部門に波及した時が景気の転換点と考える。景気がいいか悪いかは一応50%ラインが目安だが,景気局面を判断するに当たっては,大半の部門に景気変動が波及していることを確認する必要がある。
 DIは変化率を合成したものではないので,DIの水準自体の変化は景気変動の大きさや振幅とは直接的には無関係である。

季節調整方法

 景気動向指数を作成する際に独自に季節調整を行っている系列には米センサス局法X-12-ARIMA を適用している。また,季節調整方法の各種設定については,季節調整替えと合わせて年に一度見直しを行っている。詳しくは、公表資料(「宮城県景気動向指数」」)の16ページを参照ください。