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平成19年3月5日更新
平成17年10月1日現在の人口を男女別にみると,男性が114万9172人,女性が121万1046人で,女性が男性を6万1874人上回った。平成12年と比べると,男性は9450人(0.8%)減少したのに対し,女性は4348人(0.4%)増加した。
人口の年齢構造の変化を人口ピラミッドでみると,昭和25年では年齢が高いほど人口が少なくなる「富士山型」のような形状だったが,昭和50年では崩れ始め,いわゆる「つりがね型」に近い形状となった。
その後,老年(65歳以上)人口が増加する一方,出生率低下などの影響から年少(0~14歳)人口が減少し,平成7年では45~49歳(第一次ベビーブーム世代)と20~24歳(第二次ベビーブーム世代)が大きく膨らむ「ひょうたん型」のような形状となった。
今回は年少人口がさらに減少し,「ひょうたん型」の足元がさらにえぐれた。
図4 宮城県の人口ピラミッドの推移(昭和25年~平成17年)
人口性比(※1)の推移をみると,大正9年から昭和15年までは101.9から100.7と,男性が女性をわずかに上回っていた。しかし,昭和22年の臨時調査で97.4と女性が男性を初めて上回って以降は,女性が男性を上回り続けており,今回は94.9で平成12年の96.0から1.1ポイント低下した。
人口性比を5歳毎の年齢階級別にみると,0~39歳までの若い世代では男性の方が多いが,55~59歳の年齢階級を除いた40歳以上の各年齢階級においては100を下回り,女性が男性を上回った。
※1)人口性比:女性100人に対する男性の数
図5 5歳階級別 人口性比(平成17年)
平成17年の人口を年齢3区分別にみると,0~14歳の年少人口が32万5829人,15~64歳の生産年齢人口が155万8087人,65歳以上の老年人口が47万512人で,県人口に占める割合はそれぞれ13.8%,66.0%,19.9%となった。
年齢3区分別の人口を平成12年と比べると,年少人口が14.9%から1.1ポイント低下,生産年齢人口が67.7%から1.7ポイント低下した一方,老年人口は17.3%から2.6ポイント上昇した。
年齢3区分別人口のうち,老年人口の割合を市町村別にみると,七ヶ宿町が42.3%で最も高く,以下,鳴子町が33.7%,丸森町が31.9%の順となった。
一方,富谷町が11.4%で最も低く,以下,利府町が13.8%,多賀城市が15.3%,仙台市が15.8%の順となった。
年齢3区分別に人口割合の推移をみると,年少人口割合は,大正9年から昭和15年までは40%前後で推移していた。しかし以後一貫して低下を続け,平成7年は16.9%で,最も高かった昭和10年の41.1%から著しく減少した。その後も少子化傾向に歯止めがかからず,今回は13.8%とさらに低下した。
生産年齢人口割合は,昭和10年の54.9%を底に上昇していたが,昭和50年の68.7%をピークに減少傾向となり,今回は66.0%となった。
老年人口割合は,昭和30年までは4%台の低位で推移していたが,その後は一貫して上昇を続け,平成12年(17.3%)が前回と比べ2.8ポイント上昇,今回(19.9%)は前回と比べ2.6ポイント上昇し,およそ5人に1人が65歳以上の高齢者となった。
図6 年齢3区分別 人口割合の推移(大正9年~平成17年)
外国人人口は1万1851人で,平成12年と比べ1450人,13.9%増加した。
国籍別に外国人の割合をみると,中国籍が37.0%(4382人)で最も多く,以下,韓国・朝鮮籍が29.8%(3528人),フィリピン籍が6.7%(793人),ブラジル籍が6.1%(721人)の順となった。
図7 主な国籍別 外国人人口及び割合(平成17年)
中国籍及び韓国・朝鮮籍の外国人人口の推移をみると,中国籍の外国人は昭和60年までは500人前後で推移していたが,平成に入り増え続け,今回は平成12年と比べ793人,22.1%の増加となった。
また,韓国・朝鮮籍の外国人は昭和35年から今回まで3000人前後で推移しており,今回は平成12年と比べ126人,3.4%の減少となり,国勢調査においては初めて中国籍の外国人と順位が入れ替わった。
図8 中国籍及び韓国・朝鮮籍外国人人口の推移(昭和25年~平成17年)
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