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平成29年度宮城県芸術選奨及び同新人賞の受賞者決定について

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年11月14日更新

 宮城県芸術選奨は,芸術活動の奨励と振興のため,美術,文芸,音楽,演劇,舞踊,メディア芸術の各分野において,活発な創作活動を行い,優れた作品等を発表された個人,団体に贈られるものです。

(受賞者の功績等はこちら [PDFファイル/569KB]からも御覧いただけます。) 

 平成30年10月29日(月曜日)に宮城県行政庁舎第二会議室にて,平成29年度宮城県芸術選奨授賞式を執り行いました。

【主催者挨拶】

宮城県知事 村井 嘉浩 宮城県知事 村井 嘉浩

【来賓挨拶】

(公社)宮城県芸術協会執行理事 佐藤 皖山 様 公益社団法人宮城県芸術協会執行理事 佐藤 皖山 様

【賞状授与】

受賞者お一人ずつに賞状と目録が手渡されました。

賞状授与

【受賞者代表挨拶】

宮城県芸術選奨受賞者(文芸部門) 竹内 英典 様

竹内 英典 様

【記念写真】

受賞者記念写真

 なお,受賞者の方々の作品を集めた「芸術選奨受賞者作品展」を下記により開催します。皆様お誘い合わせの上,お越しください。

 期日 平成30年11月19日(月曜日)から25日(日曜日) 午前10時から午後6時まで(最終日は午後5時まで)

 会場 東京エレクトロンホール宮城 5階展示室

 料金 入場無料

 展示内容 パンフレット(1) [PDFファイル/1.18MB]

      パンフレット(2) [PDFファイル/539KB] 

平成29年度宮城県芸術選奨及び同新人賞受賞者

 平成29年度は芸術選奨5人,芸術選奨新人賞5人が選ばれました。  

【芸術選奨】

受賞者

部 門

受賞理由主な作品

菊地 義彦
(きくち よしひこ・87歳)
美術(洋画)部門

菊地義彦様

 昭和6年生まれ
 長年に渡り,出身地である栗原市の風景や人物を題材とした作品に力を注ぎ,河北美術展で入選・入賞を重ねたほか,個展開催や私設美術館の開設など精力的な制作活動を続けてきた洋画家である。また,公益社団法人宮城県芸術協会や独立美術協会での団体活動にも積極的に参加したほか,地域の絵画教室や絵画グループへの指導により,多くのプロ・アマ画家を育てるなど絵画文化の普及に努めている。
 平成29年度は,河北美術展参与としての出品のほか,昭和初期の米作りを題材にした油彩の連作「栗駒山麓 米づくりの一年」の全51点を栗原市に寄贈し,地元農家の営みを後世に伝える一助としたことが大きな話題となった。
 今後も豊かな地域の文化を支え,広く文化芸術の普及に貢献する芸術家として,なお活躍が期待される。

「別れの日」

第47回河北美術展
河北賞「別れの日」

種澤 有希子
(たねざわ ゆきこ・51歳)
美術(工芸)部門

種澤有希子様

 昭和42年生まれ
 日本伝統工芸展において8回の入選のほか,数々の工芸展で入賞,入選を重ね,高い評価を得ている七宝作家である。比較的新しい技法の省胎七宝に精力的に取り組んでおり,光を通して美しく軽やかな作品を発表し,独自の作風を確立した。また,伝統工芸継承事業の講師や,東北地方在住作家の作品展の実行委員としての活動など,工芸界への貢献も高く評価されている。
 平成29年度は,東日本工芸展に入選,伝統工芸諸工芸部会展で日本工芸会賞,日本伝統工芸展に入選及び河北工芸展で入選(優秀作)と高い実力を発揮して活躍した。
 平成22年度の芸術選奨新人賞に続く芸術選奨の受賞であり,省胎七宝へのさらなる意欲的な取組のほか,次世代につながる若手作家の育成など,本県工芸界のけん引役としての活躍が期待される。

省胎七宝器「黄葉」

第56回東日本伝統工芸展
東京都知事賞 省胎七宝器「黄葉」

竹内 英典
(たけうち えいすけ・80歳)
文芸部門

竹内英典様

 昭和13年生まれ
 詩誌「ひびき」の編集同人のほか,文芸誌等で詩作,評論及びエッセイなど,長きに渡って活動を続けてきた詩人である。その詩作姿勢は,一貫して虐げられた人々へと注がれており,多くの読者の共感を得ている。また,宮城県詩人会の会長として詩を通じた文芸の普及活動に誠実に取り組んでいる。
 平成29年8月に刊行した第3詩集「歩くひとの声」は,「この詩人は擦過する日々という現在時に対して,歩き続けるものの位置を取りつつ,厳しい批評の言語を注ぐ。」,「戦後時間70年を視座に大惨禍後の東北の経験をも得て発せられた貴重な思想詩」(倉橋健一)と評され,出会い,別れ,震災などの体験を通して,精神的波動を見事に表現し,氏の新たな代表作品となった。
 今後も一貫した姿勢でさらにテーマを深め,新たな詩作の展開が期待される。

歩くひとの声

詩集「歩くひとの声」(澪標刊)

田原 さえ
(たはら さえ・59歳)
音楽部門

田原さえ様

 昭和34年生まれ
これまでに東京と仙台でリサイタルを15回開催したほか,室内楽・伴奏などの演奏活動や,国外の演奏家や楽団とも共演するなど,国際的にも活躍しているピアニストである。また,仙台バッハゼミナールを主宰し,ミュージックプロデュースMHKSを立ち上げて若い世代の音楽家が出演するコンサートを開催するなど,後進の育成にも力を注いでいる。
 平成29年度は,リサイタル「田原さえの世界vol.2」~語り始める音に2~において,繊細なアーキュレーションを駆使し,ピアノで“語る”というユニークなテーマに挑戦。美しい音色や豊かな表現力で見事な演奏を披露し,評判を呼んだ。
 平成14年度の芸術選奨新人賞に続く芸術選奨の受賞であり,今後も特色あるコンサートの企画・開催や質の高い演奏活動により,本県音楽文化の一層の発展に寄与することが期待される。

「田原さえの世界 vol.2」

「田原さえの世界 vol.2」
~語り始める音に2~

小畑 次郎
(おばた じろう・62歳)
演劇部門

小畑次郎様

 昭和31年生まれ
 長きに渡って演劇活動を続け,仙台を代表する俳優として,様々な舞台に出演。演出家としても,故石川裕人や北村想の作品等を演出し,質の高い演技やエンターテインメントを提供している。
 平成29年度は,演劇「ファミリーツリー」(作・演出:相澤一成),演劇企画集団LondonPANDA「生きてるくせに」(作・演出:大河原準介),A Ladybird Theater Company「君,死にたまふことなかれ~幕末刃風伝・雪の章~」(作・演出:箱崎貴司),杜の都の演劇祭2017「演劇入門」(作・平田オリザ,演出・横山真)など,俳優として様々な世代の演出家の作品に出演し,その好演ぶりが高く評価された。
 平成13年度の芸術選奨新人賞に続く芸術選奨の受賞であり,引き続き俳優及び演出家としての活躍のほか,県内各地で取り組んでいる「街頭紙芝居」の普及など,本県演劇界の裾野を広げる活躍が期待される。

「生きてるくせに」

演劇企画集団LondonPANDA
「生きてるくせに」
(作・演出:大河原準介)

【芸術選奨新人賞】

受賞者

部 門

受賞理由主な作品

松浦 繁
(まつうら しげる・47歳)
美術(彫刻)部門

松浦繁様

 

 昭和46年生まれ
 氏は,脳内出血のため右半身に障害を受けたが,施設でのリハビリとして木彫りに出会い,以来,左手のみでの木彫制作を始めた。常識的な制作方法が不可能に近い中で,木材や道具の制約を乗り越えて創り出した作品は,生命力と極めて独創的な表現力に満ちており,美術関係者からも「美術の固定概念を裏切る新しい創作の可能性の提示」としてその芸術性を高く評価され,公募展での入選・入賞や,グループ展,個展への出品など充実した活動を続けている。
 平成29年度は,「木々の生命展」(栃木県那珂川町・もうひとつの美術館)で,これまでの代表作12点を一気に展開し,見る者を圧倒する独創あふれる作品が,従来の彫刻から読み取ることのできない表現として注目を集めた。
 今後も好奇心や感性あふれる独自の造形の世界を構築し,美術の枠を超えた新たな作品の展開が期待される。

 

「坊」

「坊」

 

阿部 明子
(あべ あきこ・34歳)
美術(写真)部門

阿部明子様

  昭和59年生まれ
 大学卒業後から,東京と仙台において作品をコンスタントに発表。とりわけ過去5年間においては実験的な作品制作に取り組み,観る者に鮮烈な印象を残している写真家である。その作品は,個に内在する空間とその認識をレイヤーによる多層構造の制作手法によって表出させたものであり,一人一人異なる視覚的体験の蓄積を写真を通して可視化している。さらに特筆すべきは,その可視化が個を超え,徐々に他者との共有,あるいは共鳴に向かっている点である。
 個展においても空間を効果的に活用した斬新な構成を展開しており,平成29年度の個展「レウムノビレ」(MUSEE F)及び「温室の庭」(SARP)においては,鑑賞者に自由な視覚をもたらす新鮮な表現等が高く評価された。
 今後も熱意と創意をもって写真活動に取り組み,宮城の地をベースとして,さらに高みを目指す逸材としての活躍が期待される。

温室の庭

個展 レウムノビレ/温室の庭 より

熊谷 由海
(くまがい ゆみ・43歳)
演劇部門

熊谷由海様

 昭和49年生まれ
 数多くの演劇公演に出演し,多数の劇団から客演依頼を受けるなど実力を評価されている俳優である。近年では,劇団三カ年計画のなかじょうのぶ作品において不条理なキャラクターを見事に演じるなど,その水準の高い演技が話題となった。また,地域のカフェ等でのリーディングを積極的に企画し,自ら上演するなど活動の幅を広げている。
 平成29年度は,劇団三ヵ年計画Vol.5「踊駄黙考」(作・演出:なかじょうのぶ),藤原貢「読み芝居エンディング・ノート」リーディング公演,杜の都の演劇祭2017フリンジプログラム「寄り道ケンジ」(作:宮沢賢治,佐藤義夫,演出:なかじょうのぶ)など,いずれも話題の公演に出演し,旺盛な活躍を見せている。
 今後も宮城の演劇界を担う人材の一人として,若い役者の励みとなるような活躍が期待される。

 

踊駄黙考

劇団三カ年計画vol.5
「踊駄黙考」
(作・演出:なかじょうのぶ)

長谷川 静香
(はせがわ しずか・33歳)
舞踊部門

長谷川静香様

 昭和60年生まれ
 幼少からクラシックバレエに取り組み,多くのコンペティションにおいて受賞を重ね,東京・仙台などを中心に数多くの舞台において主要な役を務めている。近年は,クラシックバレエの技法を基にバレエダンサーとして音楽など他の部門との共演等に進んで参加し,多くの舞台において観客を魅了している。
 平成29年度は,「おなじアホなら踊らにゃそんそん!」,第48回洋舞公演連合企画「Angler」,ハイパーウィンド仙台「くるみ割り人形」など舞台への精力的な出演や,文化庁芸術家派遣事業での指導,日本とモンゴルの文化交流コンサートでの宮城県PRダンサーを務めるなど,様々な文化芸術事業における活躍が高く評価された。
 今後もクラシックバレエの楽しさや親しみやすさを県民に伝えるため,多くの舞台への挑戦と洋舞普及への貢献が期待される。

「白い花」

第3回国連防災会議直前イベント
「白い花」 振付・出演

佐藤 ジュンコ
(さとう じゅんこ・40歳)
メディア芸術部門

佐藤ジュンコ様

 昭和53年生まれ
 平成26年にイラストレーターとして活動を開始してから,その作品の優しさとユーモアにあふれる独特な世界観が全国的に評価され,作者が題材とする身近な人々や風景を通して県内の情報を全国に発信するなど,マルチな活動が注目されているクリエイターである。
 平成29年度は,イラストエッセイ「仕事場のちょっと奥までよろしいですか?」(ポプラ社)の発表やテレビ番組でのイラストとナレーションの担当するなど,多彩な活躍を見せたほか,せんだい3.11メモリアル交流館において,来館者が付箋に書いた津波と復興で変わりゆく仙台沿岸部の思い出を氏がイラスト化してマップに追加するという制作過程を三日間にわたり公開したことも話題を呼んだ。
 今後も新たなカルチャーシーンのけん引役として,様々な活動により,本県の魅力を全国に発信することが期待される。

佐藤ジュンコ様発表作

右から「佐藤ジュンコのおなか福福日記」,「仕事場のちょっと奥までよろしいですか」,「佐藤ジュンコのひとり飯な日々」,「月刊佐藤純子」

 → 過去の受賞者

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