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令和元年度宮城県芸術選奨及び同新人賞の受賞者決定について

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年11月18日更新

 宮城県芸術選奨は,芸術活動の奨励と振興のため,美術,文芸,音楽,演劇,舞踊,メディア芸術の各分野において,活発な創作活動を行い,優れた作品等を発表された個人,団体に贈られるものです。 

 令和元年度の受賞者が決定し,令和元年11月12日(火曜日)に宮城県庁にて,令和元年度宮城県芸術選奨授賞式を執り行いました。(受賞者の功績等はこちら [PDFファイル/719KB]からも御覧いただけます。)

 

【主催者挨拶】

主催者挨拶  宮城県知事 村井 嘉浩

【来賓挨拶】

来賓挨拶  公益社団法人宮城県芸術協会理事長 雫石 隆子 様

【受賞者代表挨拶】

代表挨拶   宮城県芸術選奨受賞者(美術・書) 田村 政晴 様

【記念写真撮影】

記念写真  

 (前列左から)志賀理江子 様,田村政晴 様,村井知事,土門邦勝 様,三浦長悦 様

 (後列左から)鯨井謙太郒 様,白鳥英一 様,須藤洋平 様

 

 なお,受賞者の方々の作品を集めた「芸術選奨受賞者作品展」を下記により開催します。皆様お誘い合わせの上,お越しください。

 期日 令和2年1月20日(月曜日)から26日(日曜日)まで

 会場 東京エレクトロンホール宮城 5階展示室

 料金 入場無料

 展示内容は後日掲載します。 

令和元年度宮城県芸術選奨及び同新人賞受賞者

 令和元年度は芸術選奨7人,芸術選奨新人賞3人が選ばれました。  

【芸術選奨】

受賞者

部 門

受賞理由主な作品

三浦 長悦
(みうら ちょうえつ・84歳)
美術(日本画)部門

三浦長悦プロフ

 昭和10年生まれ
 
基礎を大切に,地道な努力を重ね,優れた風景画を発表し続けている作家である。 氏の作品は,奇をてらわず,真正面から対象にアプローチし,風景の中に人間の生活,気配が感じられ,そのことが作品をより魅力的にしており,作者である氏の誠実さが反映されたものと言える。これまで,日本美術院院友,宮城県芸術協会絵画部運営委員,河北美術展招待作家として,作品の制作及び発表を続ける一方,後進の指導にも当たってきた。
平成30年度は,再興第103回院展入選や,第74回春の院展入選,河北美術展をはじめとする公募展への招待出品等の活動が高く評価された。
シャープで力強い氏の作品は,本県の日本画界に刺激を与え,付加するものが多く,本県の日本画界をけん引していくことが期待される。

三浦長悦冬立つ

第74回春の院展
入選「冬立つ」

土門 邦勝
(どもん くにかつ・74歳)
美術(彫刻)部門

土門邦勝

 昭和20年生まれ
氏は,土を素材に,現代美術と工芸の枠を越え,独創的な立体造形作品を長年にわたり発表してきた。昭和56年に第6回日本陶芸展外務大臣賞を受賞し,昭和56年度芸術選奨新人賞(美術(工芸)部門)を受賞して以後も,数多くの個展や全国規模のグループ展,その他野外展等での作品発表を通し,工芸界のみならず,現代美術界に新たな方向性を示してきた。また,美術教諭として50年近くにわたる美術教育と指導,作品の発表などを通して地域文化の向上に多大な貢献が認められる。
 平成30年度は,仙台アーティストランプレイスで開催した個展での,近年の立体造形作品と写真作品との同時発表・展示が高く評価された。
今後も,土による新たな表現の可能性に挑戦し,追求を深め,展開することで,美術界に大いなる刺激と感動をもたらし,地域文化の向上への更なる寄与が期待される。

土門邦勝風の記憶

「風の記憶」・層-2019-

 

田村 政晴
(たむら まさはる・74歳)
美術(書)部門

田村政晴

 昭和20年生まれ
  昭和50年の毎日書道展入選,河北書道展特選といった功績により,昭和53年度芸術選奨新人賞を受賞して以後,毎日書道展,産経国際書展,河北書道展等で作品の制作・発表を続けてきた。また,近年は産経国際書展常任顧問,宮城県芸術協会参事,河北書道展企画会議副議長・運営委員,書成会名誉会長,岩沼桃源会会長として,熱心に後進の指導にも取り組んできた。
平成31年2月にセントラルミュージアム銀座で開催した「書成会書展第30回記念田村政晴書展」は,自らの書にとっての集大成ともいえるもので,その作品群は,淡墨から濃墨まであらゆる墨の表現方法を駆使し,飽くなき表現者としての意欲を遺憾なく発揮するものだった。
今後,墨による書表現の可能性の深まりが期待されるとともに,書の伝統を多くの人に伝え広げていくことが望まれる。

田村政晴泥みち

「泥みち」宮沢賢治の詩より

志賀 理江子
(しが りえこ・39歳)
美術(写真)部門

志賀理江子

 昭和55年生まれ
 写真は,属性のひとつである「記録性」から,「時間と空間」という言葉を用いて説明されるが,氏の写真作品は,それらが重層的な構造を持っているため,演出された写真であっても,まるで既視感が反転したような,あるいは,未来を予見させるような独特で不思議なリアリティーを持っている。
 平成31年3月から開催された「ヒューマンスプリング」展も例外ではなく,氏の作品の特徴ともいえる神話性とリアリズムが描かれ,光と影,貴と賎,善と悪,美と醜,此岸と彼岸,それら相反する事物が,繰り返されるイメージの中で対立も無秩序に混交することなく,紛れもなく相補的に存在していた。
平成24年度芸術選奨新人賞受賞に続く芸術選奨の受賞であり,氏のミクロでありかつ,マクロであるような世界観を構築する稀有な能力は,写真に携わる者のみならず,映像全般,文学,芸能など,広く表現に携わる人々に間違いなく今後も影響を与え続けていくと期待される。

志賀理江子ヒューマン

東京都写真美術館
「ヒューマンスプリング」展
会場風景より

須藤 洋平
(すとう ようへい・41歳)
文芸部門

須藤洋平

 昭和52年生まれ
 「トゥレット症候群」という障害を持った心象の不安を率直に引き受けながら,自問し,内向し,外界へと必死に切り結ぼうとし続け,詩想を深めた優れた詩作を続けている。第一詩集「みちのく鉄砲店」で第12回中原中也賞を受賞して以来,第二詩集「あなたが最期の最期まで生きようと,むき出しで立ち向かったから」では,第27回詩歌文学館賞を受賞し,その功績から平成23年度芸術選奨新人賞を受賞している。
 平成30年9月に刊行した「赤い内壁」でも,独自の視点や精神から,現代詩の新しい領域を切り開いていく力を感じさせた。
 今後も,シュール的な手法,修辞の技巧などを駆使し,更に自在な作品の展開が望め,県内外での幅広い活躍が期待される。

須藤洋平赤い内壁

詩集「赤い内壁」
(海棠舎刊)

白鳥 英一
(しらとり えいいち・48歳)
演劇部門

白鳥英一

 昭和46年生まれ
仙台を代表する俳優として,様々な舞台に出演している。また,劇作家・演出家としても,芦口十三の名義で,長編,短編を含め,水準の高い舞台作品の創作・演出を数多く手がけてきた。氏は,その高い演技力と,包容力のある人柄から,多数の劇団の客演依頼を受ける一方,自らが主宰を務める「劇団鳥や」では,ワークショップやリーディングに積極的に取り組み,後進の育成に努めている。
平成30年度は,「鳥屋のこてん2『アン-Anne-』」での俳優と人形が一体となった演出が高い評価を得たほか,専門学校デジタルアーツ仙台声優科卒業公演「11人でいいの・・・?」の脚本・演出など,精力的な活動が目を引いた。
今後も,俳優,劇作家,演出家としてのより一層の活躍と,その優れた指導力を存分に発揮し,本県の演劇界の将来を担う人材を育成・輩出していくことが期待される。

白鳥英一鳥やのこてん

鳥屋のこてん2「アン-Anne-」
脚本・演出・出演

山寺 宏一
(やまでら こういち・58歳)
メディア芸術部門

山寺宏一

 昭和36年生まれ
日本が世界に誇るアニメーションの世界で「七色の声を持つ男」の異名をとる自在な声帯技術を活かして,声による芸術表現の可能性の幅を拡げてきた。氏の表現の場はアニメーションに留まらず,外国映画の吹き替えも数多く務めるほか,司会業で見せる巧みな話術や明るいキャラクターにより老若男女幅広い方々から好感度を得ている。また,出身地である本県への支援の姿勢は東日本大震災の以前から一貫しており,大小を問わず,県内の復興支援活動に数多く参加を続けてきた。
 平成30年度は,アニメーション作品への出演のほか,「GAMA ROCK FES 2018」や「石ノ森萬画館×感伝祭2018」といった県内イベントへの出演でも注目を集めた。
 メディアミックスが広がりを見せる現代の文化状況において,声優という存在は二次元と三次元をまたぐ立体的な表現手法として大きな可能性を持ち,国際的なアニメ・ブームの中でも注目を集めており,氏の幅広い活動は,本県出身者として県の活性化にも大きく連動していくことが期待できる。

山寺宏一アラジン

「アラジン」
ディズニーデラックスで配信中
©2019 Disney

【芸術選奨新人賞】

受賞者

部 門

受賞理由主な作品

田中 望
(たなか のぞみ・30歳)
美術(洋画)部門

田中望

 

 平成元年生まれ
地域のアートプロジェクトに多数参加し,積極的に地域調査,フィールドワークを行うようになり,それに基づいた表現を行ってきたかのように見えるが,氏の作品は,多くの地域アートやドキュメントに基づいた直接的表現とは一線を画している。氏の言葉によれば,「地域」というより,さまざまな時間や社会性が織りなしてできる「場所」,そして,「場所」のローカリズムだけではなく,グローバリズムに侵された「没場所性」を重層的に捉え,作品は制作されている。そこでは直喩的な表現は見られず,むしろ,ドキュメントから自律した,繊細な画面が作られている。また,伝統的な洋画では使わない,岩絵の具や墨などを使用し,密度高く大画面の作品を作り上げている。
 平成30年7月のグループ展「氏家昂大・田中望展 土のみち 土のさち」,平成31年2月の「アートみやぎ2019」出展など,氏の創作活動は高く評価されている。
 今後,自律した絵画の密度だけではなく,より複合的で多様な存在形式を持つ作品群の関係を作り出していくことが期待される。

田中望死者たちの杜へ

「死者たちの杜へ」

 

西本 幸弘
(にしもとゆきひろ・34歳)
音楽部門

西本幸弘

  昭和59 年生まれ
仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターとして定期演奏会への出演のほか,グループ「Rain Cats & Dogs」のライブコンサートや,ソロリサイタルツアーの開催,CDリリースなど,着実に演奏活動を続けている。ソロリサイタルツアーでは,各地の高校吹奏楽部などを対象としたワークショップも開催し,発見を伴った音楽を創る喜びを伝えているほか,メインパーソナリティとして出演するTBCラジオ「日立システムズエンジョイ!クラシック」でも,毎回,中高生が出演し,トークを行うなど,若い世代への音楽啓もう活動を行っている。また,Date fm「TOHKnet Sound Pizz.」にもレギュラー出演し,ジャズ,ロック,R&Bなど,幅広い音楽を取り上げている。
 平成30年度は,九州交響楽団のコンサートマスターへの就任に加え,ソロリサイタルツアー「VIOLINable discovery vol.5」の開催など,幅広い演奏活動を展開した。
 今後も仙台フィルハーモニー管弦楽団の更なる飛躍に貢献するとともに,若い世代のけん引役としての活躍が期待される。

 

西本幸弘演奏

演奏近影
仙台フィルとの協奏曲共演

鯨井 謙太郒
(くじらい けんたろう・38歳)
舞踊部門

鯨井謙太郎

  昭和55年生まれ
 笠井叡氏に師事し,オイリュトミー・シューレ天使館第三期修了後,天使館の国内外での公演に多数出演。定方まこと氏と結成したユニット「CORVUS」として,東京,仙台を中心に精力的に舞台活動を行い,意欲的,継続的に作品を発表している。
 平成30年度は,笠井瑞丈氏とのデュオ作品「笠井瑞丈×鯨井謙太郎『暁ニ告グ』」仙台公演や,奥山ばらば氏との新作デュオ作品「阿吽山水 A HUM SAN SUI」の上演などの活動が高い評価を集め,「阿吽山水 A HUM SAN SUI」での舞台表現は,第50回舞踊批評家協会新人賞を受賞した。
 今後は,海外公演への積極的な参加や,近年行ってきた様々な分野の表現者の協働など,表現の幅を広げ,多面的なアイデアを打ち出し,更なる飛躍を遂げることが期待される。

鯨井謙太郎阿吽山水

「阿吽山水AHUMSANSUI」
構成・演出・振付・出演
photo by bozzo

 

 → 過去の受賞者

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