ここから本文です。
一部の新聞等で、塗料メーカーによる水道管用塗料に関する不適切な行為と、それに伴う製品の出荷自粛による水道管工事への影響について報道されていますが、宮城県企業局の対応等については、以下のとおりです。
報道内容は、本県をはじめ全国的に広く利用している水道管に使用されている塗料について、塗料メーカーが、公益社団法人日本水道協会の規格(JWWA規格)の認証を不正に取得した疑いがあるというものであり、日本水道協会が公表している不適切行為の内容(日本水道協会ホームページ(外部サイトへリンク))については、次のとおりです。なお、現時点では、塗料として使用された原料並びに使用期間等の詳細は明らかになっていません。
【不適切行為の内容】
(1)水道用ダクタイル鋳鉄管合成樹脂塗料の規格取得時に、同規格で規定されている試験条件と異なる条件で得られた試験結果により認証を取得した。
(2)規格認証品の中に、同規格で指定された原料以外の原料が使用されているものがある。
現在、認証を行った日本水道協会において、塗料メーカーへの立入調査等を行い、塗料の安全性について確認が行われているところです。塗料について、安全性が確認できたものから、順次、該当製品の出荷自粛が解除されていくこととなっています。
(1)当該塗料が使用されている水道管を用いる工事については、当該水道管の安全性が確認されるまでの間、工事を一旦停止しています。なお、出荷自粛が解除された資材については、順次工事を再開していきます。また、漏水等の緊急を要する工事については、これまで通り実施します。
(2)企業局では、市町村の受水地点において毎月1回定期水質検査を実施しており、水道水の安全性を確認しています。引き続き水質状況を注視しつつ、送水を継続します。なお、当該塗料は、主に水道管の外面で使用されており、継ぎ手の内面の一部分で水道水に接触するものの、その面積は限られています(下図参照)。
(3)日本水道協会における不適切行為の調査結果や製品の安全性の確認状況等について、引き続き情報収集に努め、適切に対応を行ってまいります。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す