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治山事業で蘇る森林

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年10月4日更新

 山火事跡地の再生事業

 平成14年3月17日午後1時35分ころ,丸森町廻倉の次郎太郎山西側で発生した山火事は,乾燥注意報発令中に加え折りからの西風にあおられ,地元消防団,陸上自衛隊や県の防災ヘリコプター等による懸命な消火活動にも関わらず,燃え広がり約160ヘクタールの森林が焼失し,発生から3日目の19日午前7時13分に漸く鎮火しました。
 被害を受けた森林は,地表面が激しく燃え,アカマツやスギ等の針葉樹林は,幹の先端まで真っ黒く焼け焦げ林立している無惨な状況でした。
 この地域の森林は,麓の集落の簡易水道や井戸水等の,日常の生活用水の水源地となっていましたが,林野火災により地表の植物が焼失し,土砂の流出の恐れや,立木の枯死に伴い水源のかん養機能の低下が懸念されました。
 県では、この様な状況から、土砂の崩壊や流出を防止し、従前の公益的機能を発揮できる森林の早期復旧を図るため、平成15年度から19年度までの五箇年で,治山事業(土砂流出防止林造成)による整備に努めております。
 事業内容は,被害林のうち,保安林及び人家等に近接している重要な区域52ヘクタールを整備対象区域と位置づけ,治山ダムや丸太柵を設置し,土砂の移動を抑止するとともに,新たに苗木を植林したり,広葉樹の萌芽更新を促すため,被害木を伐採整理し森林の造成を実施し,早期に水源かん養や生活環境の保全等に資することのできる健全で豊かな森林の復旧を進めております。
 今後も県民の皆様の生命・財産を保全し,安全で安心できる災害に強い地域づくりに取り組んで参りますので,皆様の御理解と御協力をお願いします。


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※ この記事は平成17年12月20日発行の「みやぎの林業だより第177号)」に掲載された記事です。