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森林病虫害対策について

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月22日更新

当仙台地方振興事務所管内では「松くい虫被害対策」と「ナラ枯れ被害対策」を重点とし,森林病害虫対策を実施しています。
それぞれの被害の特徴と対策についてご紹介します。

松くい虫被害対策について 

当事務所管内には,日本三景の一つである特別名勝「松島」地域を始め,守るべき重要な松林が数多く存在します。
しかし,いわゆる「松くい虫被害」の影響を受け松の資源量が減少傾向にあることから,被害対策の徹底に努めています。

「松くい虫被害」とは?

梅雨の頃まで元気で青々としていた松が,夏を過ぎると真っ赤になって枯れる現象を「松くい虫被害」,「松枯れ」と呼びます。
この現象は「マツノザイセンチュウ」という線虫が松の木の水の通りを阻害し,松を枯らしてしまいます。
「マツノザイセンチュウ」は自分で他の松の木に移動することは出来ませんが,「マツノマダラカミキリ」という虫を運搬者として別の松の木に移動し,被害を拡大させます。

県内の松くい虫被害量と松くい虫被害の発生メカニズム(森林整備課HPへ移動します)

松くい虫被害の状況(松島町)


松島町九ノ島の松くい虫被害状況です松島町九ノ島の松くい虫被害状況です。

県内民有林の松くい虫被害量の推移は下記のとおりとなっており,当管内の被害量は県全体の3割程度で推移しています。

県内松くい虫被害量の推移

松くい虫被害の防除対策

被害拡大防止を図るために,健全な松の木を対象とした「予防措置」と被害木から新しい被害拡大を防止するために処理する「伐倒駆除」を組み合わせて実施する必要があります。

予防措置

ヘリコプターや動力噴射機を使用し殺虫剤を空中や地上から松にかける「薬剤散布」と,松枯れ予防剤を松に注入する「樹幹注入」を行い,被害の拡大を予防します。

有人ヘリによる空中からの散布

有人ヘリコプターによる空中からの薬剤散布の写真です

ホースによる地上からの散布

ホースを用いた薬剤散布の写真です。
 

薬剤の樹幹注入

薬剤の樹幹注入写真です

伐倒駆除

マツノザイセンチュウの運搬者であるマツノマダラカミキリが越冬・介在している被害木を伐り倒して集積し,薬剤による「くん蒸」や,「破砕」「焼却」を行いカミキリの幼虫を退治します。

伐倒駆除作業

松くい被害木の伐倒駆除作業の写真です

被害木の集積・くん蒸作業

伐倒済み松くい被害木の集積作業の写真です集積済み松くい被害木の燻蒸作業中の写真です

当部では,特別名勝「松島」地域を松くい虫防除の重点推進地区として捉え,景観や環境保全にも配慮しながら被害拡大を防止するため,関係市町と堅密に連携し対策事業を展開しています。

ナラ枯れ被害対策

仙台市西部を中心に「ナラ枯れ被害」が拡大してきています。被害により枯れた木は景観を損ねるだけでなく大きな枝が落ちたり,幹が倒れる可能性があり,危険です。
ナラ枯れ被害は山の中だけでなく,公園や社寺などでも見られることから,都市部住民にも身近な問題です。

 

「ナラ枯れ被害」とは?

「ナラ枯れ」は夏の盛りにナラ類の葉が赤褐色になり,一斉に枯れてしまう現象をいいます。この現象は「ナラ菌」という菌が樹木の通水機能を失わせ,枯らせてしまう病気です。
「ナラ菌」は「カシノナガキクイムシ」によって運ばれ,被害を拡大していきます。「カシノナガキクイムシ」が樹木に穿孔する際に,大量のフラス(木くず等)を発生させます。
フラスが大量にある場合は,「ナラ枯れ」の恐れがあります。

仙台市西部のナラ枯れ被害

仙台市西部のナラ枯れ被害の写真です。仙台市西部のナラ枯れ被害の写真です。

フラスの発生

ナラ枯れ被害(フラス発生)の写真です。
県内のナラ枯れ被害量とナラ枯れ発生のメカニズム(森林整備課ホームページに移動します。)

ナラ枯れ被害を見かけたら

ナラ枯れは私たちの身近にある里山や公園などでも発生します。
葉が枯れてしまった樹木は後々には倒れる可能性や被害拡大の原因ともなりますので,
ナラ枯れ被害を見かけたらお近くの県地方振興事務所・地域事務所等へご連絡ください。

ナラ枯れ被害拡大防止パンフレット [PDFファイル/710KB]
 


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