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水稲新品種「金のいぶき」は、玄米での食味が良いことや機能性成分の含有量が多いなどの特徴から需要の拡大が見込まれ、平成28年2月に玄米食用品種として初めて宮城県奨励品種に指定され、注目を集めております。しかし、栽培上の課題もあり安定生産に向けた取り組みが必要とされていることから、平成28年7月7日に古川農業試験場と全農宮城県本部の共催による水稲品種「金のいぶき」栽培研修会が開催されました。
研修会ではまず「金のいぶき」生産拡大事業により今年度から古川農業試験場が松島町と加美町に設置している「現地実証栽培試験ほ場」のうち加美町平柳の現地ほ場を見学しました。今年の生育は順調で、今後穂いもち予防の粒剤散布を計画しているということでした。
古川農業試験場での室内研修会では、永野場長から「金のいぶき」の持ち味や今後の推進方向などについて報告しました。水田利用部の北川技師からは品種特性を踏まえ、安定生産に向けた栽培試験の状況や栽培上の留意点について報告を行いました。栽培特性や販売戦略など熱心な意見交換がなされました。
また、同日午後から開催された「稲作講座」の中でも、「金のいぶき」及びこれと同時に奨励品種になった話題の「東北210号」について場内での栽培試験ほ場見学を行いました。
現地ほ場での説明(加美町平柳)
「金のいぶき」の持ち味は!!
熱心な意見交換
場内ほ場での説明(古川農業試験場)
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