トピックス(H26)/震災復興に向けた農産物直売経営の経営効率評価および消費行動に依拠した今後の展開方向

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（農業・園芸総合研究所　情報経営部）

農産物直売所（以下,直売所）には,「顔の見える農産物の提供の場」「地域経済の活性効果」のほか,「生産者の生きがい」「地域のコミュニティの拠点」など多面的な効果が期待されています。
県内でも多くの直売所がありますが,最近は消費者の低価格志向や直売所同士の競合等もあり,中には年間販売額が減少するところも出てきました。
そこで,直売所の個々の特徴を生かしながらそれぞれの目標とする経営へと近づけるよう,現状を明らかにし改善点を見つけられるような簡易な診断方法について検討を続けています。そのため昨年は,県内の8農産物直売所を対象に,データの活用状況や消費者の満足度等について調査を行いました。
今年度は,前年度に引き続き直売所での調査を行いながら,運営等の管理について特徴を現せるような指標を検討し,それを用いた評価表の作成等を行っています。

農産物直売所の来客に対する聞き取り調査風景