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業務評価/「畜産試験場」機関評価表

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年9月10日更新

平成20年度第2回宮城県試験研究機関評価委員会
「畜産試験場」機関評価表

評価機関名 農林水産部 畜産試験場

評価実施日 平成20年8月29日

評価者名 宮城県試験研究機関評価委員会,農業関係試験研究機関評価部会

「畜産試験場」機関評価表

目 


評価項目 評価
(1)研究機関の運営方針・重点分野
(1)研究機関の運営方針・重点分野の表
〈評 価集計〉
1:1名
2:11名
3:1名
4:0名
評価基準 1:優れている 2:概ね適切である 3:見直すべき点がある 4:全面的に見直すべきである
評価基準の表
 大滝
委員長
西山
副委員長
猪瀬
委員
大泉
委員
加藤
委員
川田
委員
徳永
委員
國分
委員
22221--3
二瓶
委員
清和
委員
早坂
委員

委員
鈴木(満)
委員
伊藤
部会委員
鈴木(啓)
部会委員
足立
部会委員
2-222222
大滝委員長:
 3つの重点分野(牛・豚・草地飼料)に注力し,またスケールメリットの追求による低コスト化というよりも,高付加価値化を志向する方針のもとで研究を進めており,戦略は明快である。ただし,畜産をとりまく環境は目まぐるしく変化しており,その変化への対応にも絶えず努力を怠らないようにしてほしい。
西山副委員長:
 種の保存・改良にウェートがかかりすぎている気もするが,限られた人員の中では止むをえないと思われる。特に,仙台牛をブランド化するためにはこうした事業は必要である。一方,豚については,県開発品種を活用しない大規模農家のニーズをよく把握し,現状の県独自品種のさらなる改良を行われることを望む。
大泉委員:
 主要目標,主要課題の実現のために,個別研究テーマをどのように設定するかが重要になります。畜産をめぐる外部環境,生産者・消費者ニーズに的確にマッチしたものであるのかの検証は常に必要と思います。
加藤委員:
 運営方針・重点分野が時宜にあったものだと思います。
國分委員:
 宮城県の畜産のあり方について,中長期的な戦略・基本方針を明確にし,宮城の独自性を意識した具体的な研究計画を追求する必要がある。
二瓶委員:
 農畜産物のブランド化や,環境保全型農業支援技術の確立など,本県農業の目的とする事が重点として取り上げられている。
早坂委員:
 研究テーマが多すぎるのではないか(動物を扱っているので大変ではないか)。
南委員:
 県内の産業・社会的ニーズを良く把握しており,地域が要望する研究的貢献を推進するための効果的な運営方針が策定されている。主要目標,主要課題,重点分野の設定も適切である。昨今の世界的課題である「循環型バイオマスエネルギーの活用」が主要課題としてかかげられており,時宜を得た課題設定として評価でき,成果を期待したい。
伊藤部会委員:
 宮城県の特性を踏まえ,本県畜産試験研究が目指すべき課題が概ね適切に設定されていると思われる。それらは特に重点的研究課題に位置づけられているおり,評価できる点であろう。ただし,不確実性が高いとは言え,これからの日本社会の変化を見通して,酪農や肉用牛研究において「放牧」に着目した課題に取り組む必要もあるように思われる。
鈴木(啓)部会委員:
主要課題等は,現在の農業情勢等を踏まえた課題を取り組んでいる。
(2)研究開発・技術支援等体制
(2)研究開発・技術支援等体制の表
〈評 価集計〉
1:1名
2:10名
3:2名
4:0名
評価基準 1:優れている 2:概ね適切である 3:改善すべき点がある 4:全面的に見直すべきである
評価基準の表
大滝
 委員長
西山
副委員長
猪瀬
委員
大泉
委員
加藤
委員
川田
委員
徳永
委員
國分
委員
22221--2
二瓶
委員
清和
委員
早坂
委員

委員
鈴木(満)
委員
伊藤
部会委員
鈴木(啓)
部会委員
足立
部会委員
2-232232
大滝委員長:
 21名の研究者という限られた人員の中で,研究・技術支援の体制をよく確保している。研究者の平均年齢が高く(40歳超)なりつつあることがやや気になるところである。また,他の委員からの指摘もあったように,もう少し早い時点から外部の意見を取り込むような進捗管理の方法も検討してほしい。
西山副委員長:
 短期的な目標への管理という面では優れている。しかし,種の開発を主に担う当試験場では,消費者や生産者のニーズを把握し,長期ビジョン(特に豚)を策定され,体制や進捗管理を構築して欲しい。
大泉委員:
 他の機関に比べて「研究員」の数が少ない印象を受けました。この員数で相当数の研究課題テーマに対応するのは,かなり厳しいのではないでしょうか。
加藤委員:
 組織体制が整っており,研究者も一つのテーマに専念できるので良いと思います。研究の進捗管理はシステムとして整っていると思います。
二瓶委員:
 品目ごとに,研究体制が整備されている。進捗管理状況も適切に行われている。予算の中で,歳出に占める飼料代が高騰していて,研究費に対し多くの割合を占めていますが,受託研究費の増加など,歳入増に努力していることがうかがえます。
早坂委員:
 研究員の勤務年数などバランスよく構成されている。
南委員:
 研究部門の3部体制は適切であるが,それに所属する各研究チームの員数は2~3人で,これは少なすぎる。十分な試験研究の遂行とレベルアップには員数の増加が必要。
伊藤部会委員:
 少ない人員の中で効率的な研究の推進を目指す体制を編成していると思われる。また通算研究歴が10年を超える研究員が各チームに配置されている点も評価できる。ただし,研究員の高齢化が進行していると思われる。このため技術や技能の円滑な伝承が果たせるよう,適切な世代交代の実現を期待したい。
鈴木(啓)部会委員:
 研究の進捗管理について,現状のままでは一歩先を行く研究の遂行をすすめることができるかどうか不明。
(3)研究者の確保・育成
(3)研究者の確保・育成の表
〈評価集計〉
1: 1名
2:9名
3:3名
4:0名
評価基準 1:優れている 2:概ね適切である 3:改善すべき点がある 4:全面的に見直すべきである
評価基準の表
大滝
委員長
西山
副 委員長
猪瀬
委員
大泉
委員
加藤
委員
川田
委員
徳永
委員
國分
委員
21322--2
二瓶
委員
清和
委員
早坂
委員

委員
鈴木(満)
委員
伊藤
部会委員
鈴木(啓)
部会委員
足立
部会委員
2-232223
大滝委員長:
 研究者の確保・育成の方策にも努力しており,それが研究成果にも結実しているように判断される。ただし,現在の県の財政状況を考えると,外部資金の獲得や,大学をはじめとする外部の研究機関との連携をさらに強化していく必要がある。
西山副委員長:
 行えるだけのことは行われていると感じる。
猪瀬委員:
 若手の登用等をもっと図ってもよいのではないかと思われる。
大泉委員:
 部・チームを越えた研究者同士の職場内研修,情報交換等の機会を意識的に増やしていくことが必要に思います。
加藤委員:
 研究実績に対する表彰等は適切と思いますが,研究職員の研修は単発ではなく継続的に行われることが望ましいと考えます。
二瓶委員:
 研究者の在籍年数が平均で6.5年というのは短いと思います。研修や表彰は適切に行われていると思います。
早坂委員:
 外部研修やきめ細かい業績評価により,研究者の意欲向上に努めていることは評価できる。
南委員:
 広範囲の業務に対して,研究者の絶対数が不足していると判断される。年齢組成は適切か,高齢化はないか?若い研究者の育成には,積極的に大学や他の試験研究機関との連携をはかることで効果が期待できる。
伊藤部会委員:
 研修や表彰など研究意欲向上に向けた諸々の取り組みがなされていることは評価できる。ただし,より優れた研究者を確保・育成していくためには,一年間程度の長期研修を創設するとか,研修及び大学に派遣する人数を増大させる必要があると思われる。また,私費で大学院などに入学する場合には,学位取得後にその投下コストに見合う昇級ができるよう制度改正に取り組むことを期待したい。
鈴木(啓)部会委員:
 外部評価に耐えられる全国的な学会などでの表彰も視野に入れ,表彰を受けた研究員は確実に特別昇給などの措置を内規に盛りこむなど目に見えた形で研究者の意欲を喚起する措置があっても良いのではないか。
(4)研究施設・設備等,研究環境の整備
(4)研究施設・設備等,研究環境の整備の表
〈評価集計〉
1: 0名
2:2名
3:11名
4:0名
評価基準 1:優れている 2:概ね適切である 3:改善すべき点がある 4:全面的に見直すべきである
評価基準の表
大滝 
委員長
西山
副委員長
猪瀬
委員
大泉
委員
加藤
委員
川田
委員
徳永
委員
國分
委員
32333--3
二瓶
委員
清和
委員
早坂
委員

委員
鈴木(満)
委員
伊藤
部会委員
鈴木(啓)
部会委員
足立
部会委員
3-333332
大滝委員長:
 他の県の試験研究機関と同様に,施設・設備等の老朽化が著しく,こうした厳しい研究環境の中でよく一定の研究成果をあげていると判断される。畜産試験場に限らず,民間の資金や活力,あるいは社会貢献を引き出して施設・設備をリニューアルする方法が考えられないものだろうか。
西山副委員長:
 人数からみて概ね適切。しかし,長期ビジョンのもと年齢構成も含め人員数の考え方を示し,要求すべきところは要求して欲しい。
猪瀬委員:
 設備の老朽化がみられる。
大泉委員:
 他の公設試験機関同様に,施設の老朽化に加え,平成15 年度以降の高額備品購入がほとんどないなど,「工夫」だけではやっていけない窮状にあります。
加藤委員:
 研究に必要な備品の導入ができるような支援が望まれます。
國分委員:
 老朽化した設備・施設の改善努力が必要である。
二瓶委員:
 施設,機械等の導入は,県予算の減少で修繕などままならない状況は早急に改善すべきであろうと思われます。将来の宮城の畜産業を考えれば,基礎的な研究が出来る最善の施設整備はすべきであると思います。
早坂委員:
 十分な研究施設とはいえない。
南委員:
 全般的に施設の老朽化が進行している。高額備品の購入・修繕が十分でなく,リースで対応していることは,研究の効果的な進展にとって好ましいとはいえない。
鈴木(満)委員:
 具体的な改善策はわからない。研究論文発表数が少ないように感じたので,この項目で何か足りないことがあるのでは,と想像した。
伊藤部会委員:
 早急に改善を要するほどではないが,明らかに施設の老朽化が進行している。研究環境については,研究員のスキルアップを加速させる報奨制度等の改正・改善を期待したい。
鈴木(啓)部会委員:
 研究設備の更新などが近年全くないのは危機的状況と考えられる。研究環境に関して行政面での対応が必要。
(5)共同研究等産学官連携による研究内容の充実
(5)共同研究等産学官連携による研究内容の充実の表
〈評価集計〉
1:0名
2: 8名
3:5名
4:0名
評価基準 1:優れている 2:概ね適切である 3:交流は見られるが,さらに機会を増やすべきである 4:全面的に見直すべきである
評価基準の表
大滝
委員長
西山
副 委員長
猪瀬
委員
大泉
委員
加藤
委員
川田
委員
徳永
委員
國分
委員
23232--3
二瓶
委員
清和
委員
早坂
委員

委員
鈴木(満)
委員
伊藤
部会委員
鈴木(啓)
部会委員
足立
部会委員
2-223223
大滝委員長:
 現在の受託試験・協定試験等のレベルは一定の水準を確保しており概ね適切といえる。ただし,「(3)研究者の確保・育成」にも記したように,将来の動向を考えると連携の機会をさらに増やしていくことが必要である。
西山副委員長:
 人数が限られていることから,一層外部との連携を深めないと際立った成果につながらないと思われる。
大泉委員:
 普及,市場化を視野に入れて,企業との積極的な連携・交流も必要と思われます。
加藤委員:
 受託試験が増えたことは評価できる。更なる産学官との連携・交流が望まれます。
國分委員:
 大学,独法および他県との共同研究や連携をより図るべきである。
早坂委員:
 外部資金を得るのは難しい中で努力されていると思う。
南委員:
 受託研究の件数は増加しており,他試験研究機関との連携も積極的にはかられている。県内の農林水産関係の試験研究機関との共同研究,連携についても積極的に推進することが有効である。
伊藤部会委員:
 年々受託研究など外部資金の獲得が増加しており,この傾向をいま少し加速して行くことが必要であり,かつ大切であると思われる。
鈴木(啓)部会委員:
 現在取り組んでいる研究課題を発展させ,農水省の競争的資金などへの挑戦も期待したい。
(6)研究成果(成果普及関連業務を含む)の状況
a.産業・社会的ニーズに貢献しうる成果が十分にあがっているか
a.産業・社会的ニーズに貢献しうる成果が十分にあがっているかの表
〈評価集計〉
1: 6名
2:7名
3:0名
4:0名
評価基準 1:優れている 2:平均的な成果である 3:今後可能性がある 4:全く貢献していない
評価基準の表
大滝
委員長
西山
副 委員長
猪瀬
委員
大泉
委員
加藤
委員
川田
委員
徳永
委員
國分
委員
11221--1
二瓶
委員
清和
委員
早坂
委員

委員
鈴木(満)
委員
伊藤
部会委員
鈴木(啓)
部会委員
足立
部会委員
1-222122
大滝委員長:
 何をもって「平均的な成果」と規定するかは難しいが,3つの重点分野において全国的にみてもレベルの高い研究成果が生まれ,年5~6課題くらいの技術の普及がなされており,優秀な成果をおさめていると評価できる。
西山副委員長:
 これまでの成果は評価できる。しかし,今後長期に何をすべきかのビジョンが豚では必要ではないか。特に生産者・消費者のニーズをどのように分析し,どのような豚の品種を構築するのかが課題。牛は今後長期的にみても間違っていないと思う。
加藤委員:
 平成18年から平成19年にかけ,研究成果があがっていることは評価できる。全国に誇れる「茂洋」や「しもふりレッド」,病気に強い「新しいミヤギノ」等,高い成果をあげており,今後も期待されます。
國分委員:
 肉牛,豚の遺伝的改良面で顕著な成果を上げている点を高く評価したい。
二瓶委員:
 基幹種雄牛「茂洋号」の育成や「ミヤギノポーク」の開発など,その成果は本県畜産振興に大いに役立っていると思います。
南委員:
 成果は順調にあがっているが,産業的ニーズに十分答えているには至っていない。構成職員の努力は十分に評価できるが,マンパワー不足,研究予算の不足により,十分な対応に至っていないものと思われる。
伊藤部会委員:
 種雄牛「茂洋」や「しもふりレッド」の造成は特筆に値しよう。それ以外の成果も優れているとまでは言えないが,平均以上の成果と評価できる。知財管理も適切に行われていると思われる。
鈴木(啓)部会委員:
 取り組んでいる研究課題に対応した成果が必ずしも十分ではないが,家畜を使った試験は時間を要するので今後の成果を期待したい。

b.研究成果の普及体制が適切に構築されているか。また,普及実績は十分か
b.研究成果の普及体制が適切に構築されているか。また,普及実績は十分かの表
〈評価集計〉
1:1名
2 :10名
3:2名
4:0名
評価基準 1:優れている 2:概ね適切である 3:改善すべき点がある 4:全面的に見直すべきである
評価基準の表
大滝
委員長
西山
 副委員長
猪瀬
委員
大泉
委員
加藤
委員
川田
委員
徳永
委員
國分
委員
22221--2
二瓶
委員
清和
委員
早坂
委員

委員
鈴木(満)
委員
伊藤
部会委員
鈴木(啓)
部会委員
足立
部会委員
2-332222
大滝委員長:
 成果報告会や技術移転研修会等が毎年コンスタントに開催され,研究成果が着実に普及に移されていると判断できる。
西山副委員長:
 仙台牛への広がりなどを踏まえ概ね適切と思う。一方,豚は普及に向けた今後のニーズ分析を期待したい。
大泉委員:
 研究員数が少ないためと思われますが,他機関に比して,研究発表等の件数が少ないように思います。
加藤委員:
 研究成果の発表やホームページによる成果の公開も積極的に行われている。
二瓶委員:
 普及に移す技術などによって,広く畜産農家に技術が広められている。
早坂委員:
 牛や豚などに優良な品種(消費者にとって)があっても,消費者の所に情報が届いてこないのは残念である。(畜産試験場のせいではないが)
南委員:
 成果報告会の出席者が少ない。せっかくの報告会であるので,多数の参加者が得られるよう,広報,呼びかけに努力を必要とする。「普及に移す技術」は,増加傾向にあり,良好であるが,まだ件数は少ないと思われるので一層の努力を希望する。
伊藤部会委員:
 研究成果の情報発信は各種媒体を通じて概ね適切に行われていると思われる。ただし,発信された情報が受け手にどのように評価されているかについては不明である。今後は簡易かつ安価な手法で構わないので,情報を受け取る側の評価についても検討を期待したい。
鈴木(啓)部会委員:
 成果報告会への参加者が少ない。
(7)技術支援関係業務等の状況
a.当該技術支援業務が地域産業の高度化を直接的に助長する業務として組織全体の業務の中に明確に位置付けられているか。
a.当該技術支援業務が地域産業の高度化を直接的に助長する業務として組織全体の業務の中に明確に位置付けられているか。の表
〈評価集計〉
1:3名
2:8名
3: 2名
4:0名
評価基準 1:位置付けている 2:概ね適切である 3:改善すべき点がある 4:全面的に見直すべきである
評価基準の表
大滝
委員長
 西山
副委員長
猪瀬
委員
大泉
委員
加藤
委員
川田
委員
徳永
委員
國分
委員
11222--2
二瓶
委員
清和
委員
早坂
委員

委員
鈴木(満)
委員
伊藤
部会委員
鈴木(啓)
部会委員
足立
部会委員
2-232213
大滝委員長:
 視察見学,研修事業,農業大学校との連携等を通して技術支援業務が組織全体の事務の中にきちんと位置付けられていると判断できる。
西山副委員長:
 県独自ブランドの確立ということははっきり出せていると思う。
加藤委員:
 研修事業,実践大学校との連携等地道な努力がされていると思います。
二瓶委員:
 農業実践大学校との連携や,人工授精講習など,本県畜産農家の技術支援に大いに役立っていると思います。
南委員:
 県内産業のニーズや産業のウエイトが低いとはいえ,家きん分野の試験研究や技術支援業務が縮小されているのは将来を考えると危惧がある。
伊藤部会委員:
 研究成果の研修主催,関係機関への講師派遣など,組織として地域産業の高度化に向けた取り組みがなされていると思われる。ただし,畜産農家の中にはwcsの給与と肉質や乳量との関係に関する情報を知りたい等々の要望もあり,有益な情報を生産現場に迅速に伝える仕組み(従来の媒体とは別の経路)を再検討する余地があると思われる。
鈴木(啓)部会委員:
 視察研修,主催者研修,研修会などへの講師派遣など多くの取り組みがなされている。

b.当該技術支援業務が機関における明確な方針の下で地域産業の高度化に十分貢献し得るものとなっているか
b.当該技術支援業務が機関における明確な方針の下で地域産業の高度化に十分貢献し得るものとなっているかの表
〈評価集計〉
1:6名
2: 7名
3:0名
4:0名
評価基準 1:貢献している 2:概ね適切である 3:改善すべき点がある 4:全面的に見直すべきである
評価基準の表
大滝
委員長
西山
副委員長 
猪瀬
委員
大泉
委員
加藤
委員
川田
委員
徳永
委員
國分
委員
21111--2
二瓶
委員
清和
委員
早坂
委員

委員
鈴木(満)
委員
伊藤
部会委員
鈴木(啓)
部会委員
足立
部会委員
1-222122
大滝委員長:
 技術の普及とならんで種畜生産等の実績も毎年コンスタントにあげており,地域産業の高度化に貢献している。プレゼンテーションの際に,畜産業にどんな技術や成果が移転され,高度化に貢献しているのかを具体的な事例で説明いただけるとありがたい。
西山副委員長:
 地域ブランド確立に貢献。
大泉委員:
 優良肉質・品質の維持,向上のための種畜事業の貢献は大きく,経営的にも主要な資源になっているようです。
加藤委員:
 「種畜生産等の実績」「県に適した飼料の研究」等で十分な成果をあげ地域産業に貢献するものとなっていると思います。
二瓶委員:
 牛,豚の精液配布などの状況をみると十分に貢献していると思います。
早坂委員:
 地域密着型の研究施設として貢献していると思う。
南委員:
 地域産業のニーズには応えているが,地域産業の高度化を推進するためにはさらに強力な方針の策定が必要と思われる。
伊藤部会委員:
 牛凍結精液や豚精液の生産(供給)事業は本県畜産業の高度化に貢献し,高く評価できよう。
鈴木(啓)部会委員:
 研修などへの講師派遣数,参加人数などから判断して概ね適切であると判断される。
(8)研究マネジメント
(8)研究マネジメントの表
〈評価集計〉
1: 0名
2:11名
3:2名
4:0名
評価基準 1:優れている 2:概ね適切である 3:改善すべき点がある 4:全面的に見直すべきである
評価基準の表
大滝
委員長
 西山
副委員長
猪瀬
委員
大泉
委員
加藤
委員
川田
委員
徳永
委員
國分
委員
22222--2
二瓶
委員
清和
委員
早坂
委員

委員
鈴木(満)
委員
伊藤
部会委員
鈴木(啓)
部会委員
足立
部会委員
2-223232
大滝委員長:
 場長のリーダーシップのもとで畜産試験場としての方向性や重点分野が明確に示され,機関全体としてのベクトルを合わせて努力していると判断される。
西山副委員長:
 長期ビジョンを明確化できればさらに適切。
二瓶委員:
 場内会議などが適切に開催されていると思います。
早坂委員:
 場長はじめ,執行体制は評価できる。
南委員:
 研究マネジメントに関して,部長会議や各種部会の設置により,場長や管理職によるマネジメントが適切に行なわれている。
鈴木(満)委員:
 農業関係の県の試験研究機関との連携をもっと強化してはどうか。例えば,飼料作物の研究等で。
伊藤部会委員:
 今後は県域を超えた東北地域での試験研究のあり方についてなど,研究機関の将来構想を検討していくことを期待したい。
鈴木(啓)部会委員:
 従来及び現在取り組んできている試験研究の出口をどの程度意識して取り組んでいるのか疑問と思われる対応がみられた。
総合評価
総合評価 評価
評価集計の表
〈評価集計〉
1:1名
2: 12名
3:0名
4:0名
評価基準 1:優れている 2:概ね適切である 3:見直すべき点がある 4:全面的に見直すべきである
評価基準の表
大 滝
委員長
西山
副委員長
猪瀬
委員
大泉
委員
加藤
委員
川田
委員
徳永
委員
國分
委員
22221--2
二瓶
委員
清和
委員
早坂
委員

委員
鈴木(満)
委員
伊藤
部会委員
鈴木(啓)
部会委員
足立
部会委員
2-222222
大滝委員長:
 限られた人員や経営資源の制約にもかかわらず,高いレベルの研究成果をあげ,その使命をよく果たしているものと評価できる。
西山副委員長:
 ブランド確立という明確な目標に向けて十分使命を果たしてきた。
大泉委員:
 飼料高騰のあおりで,研究部門が影響を受けつつあることが気がかりです。また,もっと研究実績を対外的にアピールすることも必要ではないでしょうか。
加藤委員:
 主要目標である「生活者の求める安全で安心な食料の安定供給」と「競争力と個性のある農業の持続的な発展」に基づいて,畜産試験場も種々の取組みをしており,今後も一層の努力をしてほしいと思います。
二瓶委員:
 種雄牛「茂洋」や「しもふりレッド」「ミヤギノポーク」の育成など,地域貢献度は高いと思います。
早坂委員:
 地域になくてはならない研究機関としてこれからも努力して下さい。
南委員:
 宮城県の畜産業の特徴に対応した試験研究の目標をたて,産業振興に良く貢献できている。
伊藤部会委員:
 種雄牛の造成など優れている研究成果もあるが,上記の各項目の評価を総合的に勘案した結果,概ね適切であると考えられる。
鈴木(啓)部会委員:
 種畜配布業務については,かなり頑張っていると思われるが,試験研究の方への力点を置いた取り組みが今後一層要求されるのではないかと思われる。
その他意見等

の 



大滝委員長:
 比較的規模の小さな農家を対象にして,付加価値向上を志向した一連の研究を継続するという方針は,県の試験研究機関として正しい方向であると判断される。ただし一方で畜産農家は現在厳しい環境に直面しており,特に小規模な農家は存亡の危機に直面しているケースも少なくない。小規模な農家の全体のパイが少しずつ縮小していく中で,どのような農家を対象にして,どんな研究を目指していくべきかについては,不断の検討が求められているといえるのではないか。この判断は実に難しいが,その判断を誤ることなく,研究を進めてほしい。研究の性格上,10~20年を要する長期的視野が欠かせないことは十分理解できるが,他方で畜産業全体の大きな流れの中で,県が何をなすべきかというスタンスを常にわかりやすく県民に示してほしい。
西山副委員長:
 大型養豚農家(企業的経営を行っている養豚農家)のニーズを把握され,彼らが飼養したくなる県独自ブランドの開発を期待します。
大泉委員:
 肥料価格の高騰で家畜ふんのたい肥が見直されたり,また飼料価格の高騰により耕作放棄地を活用した飼料米の生産,稲藁の活用等の動きが出ているようです。コスト面で難しい問題もあると思いますが,みやぎ型循環型農業システムの実現に向けて,農業・園芸総合研究所等と連携した研究を進めていただければと思います。
國分委員:
 宮城県の自然・社会経済的条件を踏まえた中長期的な畜産のあり方を明らかにし,それに対応した県独自の試験研究の戦略・基本方針を明確にしていただきたい。畜産試験場の運営方針・重点分野として示されている現在の項目・内容は,どこの県にも該当する共通的なものであり,宮城県の独自色が感じられない。その際,家畜の遺伝的改良に加え,飼料の自給策や飼養方式についても取組むべきではないか。
早坂委員:
・県内すべての研究機関に共通しているが,研究資金が足りなすぎるのではないか。これからは,本当に県で研究すべきこと,宮城県で必要なことは何かを問われる次期に来ているかもしれません。
・「ご案内」のパンフレットですが,もう少しデザインを考えてはいかがでしょうか。わかりやすくていいのですが,あまりにもわかりやすすぎます。
南委員:
 広大な試験場施設を有することは,試験研究の遂行にとって有効であるが,一方で維持管理に多大な予算を必要とする。宮城県の農業産出額の3割を占める畜産の試験場としては,予算額が少なく,試験場の構成員人数も少ないと思うので,県として改善をはかるべきである。
 家きんについては,県内のニーズが牛豚にくらべて少ないということから,業務を縮小しているとのことであるが,将来についてもこの見通しでよいのか? 新たな産業の拡大が見込めないのか?
 研究業務は着実に遂行され,多くの効果や貢献の実績が蓄積されているが,試験研究成果として斬新性やインパクトがやや乏しいように感じられる。宮城県の新しいブランドを創出するために,県内外の他の試験研究機関との連携による,斬新な試験研究の展開も将来的にはチャレンジして欲しい。
鈴木(満)委員:
 試験場予算の歳入を上げることに気を取られ過ぎないような運営・管理を心がけてほしい。
伊藤部会委員:
 畜産試験場の最大の強みは種畜の造成にある。今後も極めて優れた種雄牛や高品質豚の造成が実現していくことを期待したい。
 しかしその一方で,それらの重点課題に研究資源が偏重している嫌いがあるようにも思われる。今日の健康志向や自然環境への配慮を重視するといった消費者の嗜好変化は,食肉および牛乳乳製品消費において量的には点的な特徴でしかないが,将来的にそれらの変化が広がりをみせることも想定されることから,粗放的土地利用型畜産(放牧)や耕畜連携といった研究も着手・継続して行く必要があると思われる。
鈴木(啓)部会委員:
 家畜の育種改良について,鶏は既に海外の育種企業との競争に敗れたが,肉牛は,県が主導する育種改良が今後も重要と思われますので,高品質で増体能力の高い目標を持った種雄牛造成を継続すべきと思われます。さらに,豚では,未だ大規模養豚でも海外から種畜の導入や,あるいは従来通りの経験に基づく育種改良による種畜を利用しているのが現状です。県立の試験研究機関でも一部,独法化が検討されているなかで,既に造成あるいは現在造成中の種畜を行政との連携により普及する方法を検討すべきだと思います。また,公的機関が生き残りを賭け,民間企業との共同により企業から資金を導入し,施設とこれまで培ってきた人的能力を提供し,種畜の普及を予め想定した育種改良が今後の課題と考えられます。民間企業と連携した育種改良など従来にない取り組みを期待します。