ここから本文です。
中山間地域等直接支払制度に取り組む白石市の「白石市白川犬卒都婆(いぬそとば)地区中山間地域等協議会」は,農業者58名,約34haの面積で取り組んでおり,将来にわたって持続的な農業生産活動等を可能にすることを目標に活動しています。
そして,今年度から,新たな挑戦として「白石三白野菜」の1つ,「ピュアホワイト」の作付けに取り組み始め,集落活性化に向けた活動を積極的に行っています。
※中山間地域等直接支払制度とは
農業の生産条件が不利な地域における農業生産活動を継続するため,国及び地方自治体に支援を行う制度として平成12年から実施されてきました。
詳細は農林水産省ホームページ(下記リンク)をご覧ください。
中山間地域等直接支払制度とは(外部サイトへリンク)(農林水産省ホームページ)
白石市では,昨年度からNPO法人小十郎まちづくりネットワーク(外部サイトへリンク)と連携し,白石三白 (温麺,和紙,寒くず)にかけて「白石三白野菜(白いトウモロコシ・白いカボチャ・里芋)」の生産に取り組みはじめ,白いトウモロコシとして「ピュアホワイト」が生産されることとなりました。
そして,昨年の夏に白石市内の直売所でピュアホワイトの販売を開始すると,なんと売り切れが続出。
“甘くて美味しい”と大変好評で,さらに生産を拡大させようと,今年度から白石市全体で積極的な生産活動を推進してきました。
そこで,当集落協定でも「新しいことに取り組むいい機会。何でもやってみないとわからない。」という代表の方の声がけのもとに取り組むことを決め,今年度は,20アールで試験的な栽培を開始しました。
真っ白な実はもちろん,最大の特徴は甘さです。
メロンよりも糖度が高いといわれ,生でも食べることができます。
また,トウモロコシの「白色」は劣性遺伝のため,300m以内で黄色いトウモロコシを栽培していると,黄色の粒が混ざってしまうため栽培がとても難しいといわれています。
これまで,ピュアホワイトの生産は北海道と関東がほとんどで,東北ではとてもめずらしい品種です。
販売は8月のお盆の時期ということで,収穫は8月頭から始まります。
出荷時期を少しずつずらすため,6000本の苗を2000本ずつ,時期をずらして植え付けを行うそうです。
ぜひ,興味のある方はお盆の時期を狙って,直売所「小十郎の郷」をのぞいてみてください!
なお,出荷状況は天候等により左右されますので,あらかじめご了承ください。
協定の方からも,「新しいことに取り組むと集落内に活気がでる」等,前向きな声をたくさん聞くことができました。
また,地域の女性の力も借りて栽培に取り組んでいるということで,活動中も活気のある声が飛び交っていました。
ピュアホワイトは作付けが難しく鳥獣被害に遭いやすい作物ですが,今後,当集落の直売所で販売することも目指し,取り組んでいきたいとのことです。
取材にご協力いただいた組織の皆様,関係者の方々,ありがとうございました。
8月には,収穫の状況もお知らせします!
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す