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上伊場野里芋は大崎市三本木の上伊場野地区で作られてきた里芋です。数十年前までは地区内の20戸程で生産されていましたが,現在では生産する農家は5~6戸まで減り,ほとんどが自家消費となっています。鳴瀬川沿いの肥沃な土壌のもとで作られることで,カマンベールチーズのようなねっとりとした食感が特徴となり,クセがなく多様な具材,調理法と相性がよいことが魅力です。
数少ない販売農家の福田さんは「自分の代で上伊場野里芋を絶やしたくない」という思いでUターン就農しました。
現在は,約25アールのほ場で上伊場野里芋を育てていますが,生産農家が少ないため,生育状況などに関する情報共有ができず,作り初めの数年間は満足する大きさに育てるのが難しく,毎年,畝幅や土壌改良に試行錯誤し,ようやく大きく育てられるようになってきたそうです。
機械を使うと傷が付きやすいため,作業のほとんどを手作業で行っているそうです。
福田さんの今後の目標は「量より質」を重視し,まずは,地元三本木を中心により多くの人に上伊場野里芋を知ってもらい,加えて上伊場野里芋を介して,他の地域の方に三本木を訪れてもらえるようにしたいと言っていました。
令和3年は10月上旬から11月上旬にかけて収穫が行われ,地元の道の駅と農協を中心に販売されました。
他にも,芋煮(上伊場野地区ではしょうゆベースの鶏だしで作ることが多い)や皮付きで素揚げにしたり,挽き肉と和えて煮っころがしにするのもおすすめです。
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