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一般国道108号は,宮城県石巻市から奥羽山脈を横断し,秋田県由利本荘市に至る延長約189kmの主要幹線道路であり,太平洋側と日本海側を結ぶ地域に根ざした産業・経済の発展に寄与する路線となっています。
しかしながら,鳴子ダム東側を通る現道は幅員が狭くカーブも多いため交通のネックとなっています。また,現道は,平成19年2月17日の地すべりにより,通行止めが発生し,鬼首地区において,47日間通行止めとなりました。平成25年2月2日には,鳴子ダム管理事務所付近で発生した雪崩により,約5時間通行止めが発生するなど,地質的に地すべりの危険性が高く現道拡幅は困難な状況です。
このため,鳴子ダム西側に新たなバイパスを計画し,冬季交通の安全確保とともに栗駒リゾート地域の中心地域を通る道路として,昭和63年度から事業を進めています。事業地は栗駒国定公園に位置することから自然と共生した道路づくり「エコロード」として整備しています。
本事業は,複雑な地形や地質構造を有する厳しい条件の中で,長大トンネルや橋梁等の大規模構造物が連続する極めて高度な技術的知見が求められる工事であったため,平成21年度より「国直轄権限代行事業」として国土交通省が整備を進めたものです。現在,平成27年度中の供用開始を目指しております。
工事の進捗状況は,橋梁9橋・トンネル4箇所を含む約5.2kmが概成しており,今後は「トンネル内の設備設置工事」や「供用に向けた舗装工事」を実施予定です。
県としては,引き続き地元の皆様や,国土交通省をはじめとする関係機関と連携を図りながら,県際道路を含む東西連携軸の強化等に取り組んで参ります。
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