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ガン・カモ類生息調査を実施しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年11月26日更新

 令和2年11月5日(木曜日)に,宮城県ガンカモ類生息調査(1回目)が実施されました。

 宮城県では,国内に飛来するガン類の約8割が飛来する伊豆沼や蕪栗沼などの有数な渡り鳥の飛来地を有しており,渡り鳥の生態や生息状況を把握するため,毎年11月,1月,3月の計3回(11月と3月は宮城県独自調査)の調査を実施しています。

 当管内においても,河川・河口及び海岸など31地点(気仙沼市17箇所,南三陸町14箇所)を職員及び自然保護員の計8名で調査を実施しました。

令和2年11月調査のガンカモ類飛来状況
調査日区分ガン類ハクチョウ類カモ類
令和2年11月5日(確定値)全県230,332羽5,998羽36,554羽272,884羽
気仙沼管内10羽2羽706羽718羽
令和元年11月7日(確定値)全県223,256羽8,621羽37,285羽269,162羽
気仙沼管内5羽0羽565羽570羽

 11月調査は渡り鳥の飛来初期であり,シベリアなどの繁殖地における気候により飛来数が増減します。

 全県的には,概ね例年どおりの飛来状況となっており,飛来総数及びガン類の飛来数は11月調査として昭和47年度の調査開始以来最も多くなりました。

 当気仙沼管内では,ガンカモ類の棲息地である海岸,河川やため池などにおいて,東日本大震災からの復旧復興工事が最終盤を迎えているため,その影響もあるとおもわれますが,飛来総数で713羽と昨年度同時期調査よりも143羽増加しており,近年としては概ね平年並みの飛来状況となっています。特に南三陸町ではコクガン10羽,気仙沼市本吉町では昨年度同時期調査では確認されなかったオオハクチョウも2羽確認できました。

 なお,当気仙沼管内に飛来するガン類は,気仙沼湾や志津川湾などの海を棲息地としている「コクガン」であり,伊豆沼や蕪栗沼などの内陸部に飛来する「マガン」「オオヒシクイ」とは異なる種類です。コクガンの飛来はマガンなどよりも遅いことから,今後飛来数が増加することと思われます。

 これから,ハクチョウやカモなどの野鳥観察に行かれる機会もあるかと思いますので,北国からはるばる越冬地としてやってきた冬の使者たちをあたたかく見守ってください。

 なお,観察の際は以下のマナーを守って楽しく観察しましょう。

1 むやみに野鳥に近づいて,驚かせて飛び立たせたりしない。

2 漁業者,農業者をはじめとする地元で生活する方々への迷惑とならないよう,車の駐車場所や望遠鏡や双眼鏡などで人家方向を見ない。

3 今シーズンも北海道で死亡野鳥から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたほか,香川県では養鶏場において鶏が高病原性鳥インフルエンザによる死亡が確認されています。

 密接に接触をしない限り,鳥から人間に直接感染する危険性は極めて低いとされていますが,養鶏場への高病原性鳥インフルエンザの媒介とならないよう,観察した後は靴底やタイヤ周りの消毒(消石灰など)や手洗い,うがいの励行をお願いします。

 県内全体の調査の概要は宮城県環境生活部自然保護課のホームページをご覧ください。

 https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/sizenhogo/

【調査で確認された主な種類(当日撮影したものではありません)】

コクガンの写真コクガン

オオハクチョウの写真オオハクチョウ

カルガモの写真カルガモ

ヒドリガモ(オス)ヒドリガモ(オス)

スズガモの写真スズガモ

 

平成28年度からの5年間の調査データについては,下記のPDFファイルをご覧ください。

 

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