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掲載日:2022年7月26日

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情緒障害と心的外傷後ストレス障害(PTSD)

「情緒障害」ってなに?

周囲の人とのやり取りの中で生じた問題などによって,心理面や行動上の問題が生じている状態をいいます。情緒障害には,

  1. 緘黙(かんもく)や不登校,孤立などの非社会的行動
  2. 反抗や盗み,怠学などの反社会的行動
  3. チックや爪かみ,夜尿,偏食などの神経症的習癖

があります。これらの症状への対応の方法は,その背景にある問題を正しく把握し,問題の理解に基づいて環境調整などを行なっていくことが中心となります。

緘黙(かんもく)

話をする力は持っているものの,何らかの理由によって話すことのできない状態をいいます。緘黙は,どのような状況においても全く話をしない全緘黙と,家庭では話すが学校では話しをしないというような場面緘黙とに分けられます。その背景には他者に対する過度の不安感があることが多く,周囲の人に関わり方を工夫してもらったり,治療者との遊びを介した関わりを通して徐々に不安感を和らげていく方法などが試みられています。

チック

チックとは,本人の意思とは無関係に生じる突発的で反復性のある運動または発声のことをいいます。運動チックにはまばたきをしたり肩をすくめたりするものがあり,音声チックには唇や舌を鳴らしたり,咳払いをしたりするものがあります。一般に緊張や不安の強いられる場面で多く見られる傾向があります。多くは一過性のものであるため,無理にやめさせたりせずに温かく見守ってあげるのが望ましいと考えられています。

爪かみ

習慣化して半ば無意識的に,自分の体の一部やそれ以外のものをいじる行為の一つと考えられています。偶然に始まり,しばらく続いた後に自然としなくなるのが普通です。爪かみの他によく見られる行為としては,指しゃぶりや性器いじり,髪の毛いじりなどがあります。これらは直接注意せずに,他の遊びや手先を使う作業に誘うというような対応をすることが望ましいように思われます。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)ってなに?

死の恐怖や重大な外傷,災害,暴力など,身体や心の安全が強く脅かされる出来事を心的外傷トラウマ)といい,そうした心的外傷体験の後に不安と抑うつを中心とする特有の不安定状態が続くものをいいます。

主な症状としては,

  1. 心的外傷を受けたときと同じ行動を繰り返したり,不安などの感情が何度も湧き起こってくる「再体験」
  2. 心的外傷と関連するような事柄を無意識に避ける「回避」
  3. 常にオドオドした感じで周囲の様子に警戒心を持つ「覚醒水準の亢進」

の3つが挙げられます。

お問い合わせ先

子ども総合センター企画育成班

名取市美田園二丁目1-4(まなウェルみやぎ)

電話番号:022-784-3580 (代表)

ファックス番号:022-784-3596

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