ここから本文です。
昭和45年に完成した釜房ダムは、湛水面積3.9k平方メートル、有効貯水量3,900万立方メートルの利水、洪水調節、渇水調整の役割を果たしている多目的ダムです。
県は、昭和47年に生活環境の保全に関する環境基準をAA類型として指定し、流域内の下水道の整備、湖辺の事業場排水の流域外への放流等の水質保全対策を講じてきましたが、昭和55年から60年には水道に異臭味障害が継続して発生したため、昭和61年2月に全燐に係る環境基準をII類型として指定しました。
また、昭和62年に指定湖沼の指定を受け、第1期「釜房ダム貯水池に係る湖沼水質保全計画」(以下「計画」という。)を策定して以来、平成29年度までに第6期計画を策定し、水質保全に資する事業、面源負荷対策、各種汚染源に対する規制等の水質保全対策事業を総合的かつ計画的に実施してきており一定の効果を示しています。
なお,第6期計画では,自然汚濁負荷対策及び養魚場負荷対策を重点的に取り組む対策として,引き続き水質保全対策を継続実施することとしております。
第6期釜房ダム貯水池湖沼水質保全計画(PDF:2,220KB)
第6期計画は平成24年度に中長期的な視点から計画期間を10年間(平成33年度まで)として策定しておりますが,湖沼水質保全基本方針(平成18年1月26日公布,環境省告示29号)に基づき,中間年となる平成29年度に計画の進捗状況の評価及び効果の検証を行いました。
評価・検証の結果から,水質変動の現象把握や森林負荷対策及び養魚場負荷対策について,今後も検討が必要であることから,計画の見直しは行わず,第6期計画後半の5年間で水質の長期的変動の把握や第7期計画策定に向けて以下の「注目すべき5つの視点」を設け,調査研究等をより推進していくこととしました。
第6期釜房ダム貯水池湖沼水質保全計画 中間評価(PDF:1,162KB)
平成24年度から平成33年度までの10年間
|
現状 (平成23年度) |
中間評価 (平成28年度) |
目標値 (平成33年度) |
|
---|---|---|---|---|
化学的酸素要求量 (COD) |
75%値(mg/L) |
2.50 |
2.80 |
2.46 |
(参考)平均(mg/L) |
2.41 |
2.34 |
2.37 |
|
全リン |
年平均値(mg/L) |
0.0153 |
0.0171 |
0.0150 |
全窒素 |
年平均値(mg/L) |
0.52 |
0.40 |
0.48 |
N/P比 |
年平均値 |
34 |
23 |
32 |
※重点的に推進する事業
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています