ここから本文です。
JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)が所有する世界最高の掘削能力を持つ地球深部探査船「ちきゅう」(総トン数56,752t,全長210m,船底からの高さ130m)が石巻港(雲雀野中央埠頭)に入港しました。8月20日(土曜日)に入港歓迎式典を8月21日(日曜日)は第15回港湾感謝祭が開催されました。
晴天に恵まれた港湾感謝祭にはたくさんの方々にご来場いただきました。中でも,地球深部探査船「ちきゅう」の船内見学は大盛況で長蛇の列ができていました。
石巻港湾事務所のブースでは,石巻や港湾に関するクイズを出題しました。当日,亀山石巻市長が石巻港湾事務所ブースに立ち寄られ,クイズに挑戦いただきました。(本ページの下部に今回使用したクイズを添付しています。)
なつやすみの子ども達に楽しい思い出と大きな夢を与えた地球深部探査船「ちきゅう」は,次なる探査に向け石巻港を出港しました。
乗員の交替や物資の補給などに利用
船の上に乗っている掘削用のやぐら 船底からの高さ130m
海底から掘削されて間もないコアが運搬されるレール
ドリルビット…先端に人工ダイヤモンドが設置されている。地層の種類に応じて数種類が用意されている。
地層からくり抜いたコアをなるべく早く計測・分析するために設置されている。コアは船上にあがると周囲の圧力や温度が変化し,酸素にさらされるので,変質が始まる。
地震を起こしたプレート付近は,摩擦熱で周囲よりも温度が高くなる。摩擦熱は時とともに消えてしまうため2年以内に温度を計測しなければならない。
直径7~8cm。1.5mごとに切断され,船内ラボにて非破壊検査が行われる。そのあと縦に2分割され,片方は研究や分析に使用される。もう片方は高知コアセンター(JAMSTECと高知大学が共同運営する施設)で冷蔵保管される。上記の写真コアの白いスポンジ箇所は,研究や分析の使用跡。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す