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不審船を追跡する巡視船の様子
平成29年12月5日 仙台塩釜港(石巻港区)保安総合訓練を実施しました。
この訓練は,SOLAS条約(「海上における人命の安全のための国際条約」)に基づく港湾における保安対策強化の一環として,テロ行為などに対処するため行われているもので,仙台塩釜港(石巻港区)での危機事案の発生に備え,関係機関相互の連携を図り,迅速かつ的確に対応できるよう,平成16年から実施しています。
今回は,船に乗船したテロリストが仙台塩釜港(石巻港区)に現れたという想定で,関係者及び作業員に避難情報の周知を行う情報伝達訓練と,埠頭ではテロリストを追跡,拘束し,負傷した海上保安官を救急搬送するまでの訓練を行いました。
訓練では,まず石巻海上保安署所管の巡視船「しまかぜ」と石巻警察署所管の警備艇「金華山」が,テロリストが乗船する不審船想定役(石巻港湾事務所所管の監督船「向洋」)を追跡し,第2管区海上保安本部仙台航空基地所属のヘリコプター「MH968」による風圧規制,停船命令を行いました。次に停船命令を無視したテロリストと海上で銃撃戦となり,海上保安官1名が負傷したものの,正当防衛による射撃によりテロリストが降参したため,速やかにテロリストを拘束し,不審船を埠頭へ誘導しました。その際,船内に潜伏していたテロリストが逃走を図りましたが,警察官が身柄を拘束しました。最後に石巻地区広域行政事務組合消防本部は救急車両で負傷した海上保安官を搬送しました。
海上保安庁によるヘリコプター〔MH968〕での風圧規制
停船命令を無視し,抵抗するテロリスト
海上保安庁によるテロリストの拘束
警察による上陸したテロリストの拘束連行
消防本部による負傷した海上保安官の搬送
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