トリアージについて
印刷用ページを表示する 掲載日:2012年11月6日更新
トリアージについて
トリアージ(triage)とは、重傷度や治療緊急度に応じた「傷病者の振り分け」を意味します。
災害時においては医療スタッフや医薬品などの医療資源が限られるため、より効果的に傷病者の治療を行うために、治療や搬送の優先順位を決定するものです。
一般的に、次の4区分に分類します。
順位 | 分類 | 識別色 | 傷病等の状態 |
---|---|---|---|
第1 順位 | 最優先治療群 (重症群) | 赤色 (1) | 生命を救うため,直 ちに処置を必要とする者。 |
第2 順位 | 非緊急治療群 (中等症群) | 黄色 (2) | 多少治療の時間が遅れても、生命に危険がない者。 |
第3 順位 | 軽処置群 (軽症群) | 緑色 (3) | 上記以外の軽易な傷病で、ほとんど専門医の治療を必要としない者。 |
第4 順位 | 不処置群 (死亡群) | 黒色 (0) | 既に死亡している者、又は直ちに処置を行っても明らかに救命が不可能な者。 |
トリアージ・タッグについて
トリアージタッグとは、トリアージの際に用いるタッグ(識別票)のことです。トリアージ実施者が判断した結果をトリアージ・タッグに記入し、併せて区分が分かるように一部を切り取り、傷病者の右手首に取り付けます。
※画像をクリックすると大きく表示されます。
トリアージタッグ(表)
トリアージタッグ(裏)